移住者を呼ぶゲストハウスの管理をしながら、家族と一緒に成長

愛媛県上島町

移住者を呼ぶゲストハウスの管理をしながら、家族と一緒に成長

移住者プロフィール

富田桂子

移住時期
2016年

出身地:愛媛県伊予市、現住所:愛媛県上島町、職業:古民家ゲストハウス汐見の家 管理人 

移住時期
2016年

出身地:愛媛県伊予市、現住所:愛媛県上島町、職業:古民家ゲストハウス汐見の家 管理人 

愛媛県伊予市出身の富田桂子さんは、縁あって2016年に愛媛県上島町の佐島へ移住しました。現在は海外のゲストハウスで働いた経験を活かし「古民家ゲストハウス汐見の家」の管理人として働いています。ありのままの日常を、ゲストと共有し楽しんでもらうスタイルで、富田さん自身も楽しみながら日々を送っています。そんな富田さんに移住や「汐見の家」についてお話を伺いました。

「古民家ゲストハウス汐見の家」で笑顔の富田桂子さん

ゲストハウスに興味を持ったきっかけはありましたか?

富田桂子さん(以下、富田)私は1981年生まれ、愛媛県伊予市の出身です。江(ごう)と心(こころ)の2人の子どもを育てるシングルマザーです。もともと旅が好きで20代の頃からヨーロッパや中米、東南アジアなどを訪れていました。

外国に行っても都会より田舎のほうが好きです。都会だと観光客向けの取り繕ったところが多いですが、観光客の行かないような郊外だと住んでいる人たちの生活がよく見える。それが楽しかったんです。

「古民家ゲストハウス汐見の家」の様子

実際にゲストハウスを運営することになった経緯を教えてください

富田ふとした縁がきっかけです。旅先ではよくゲストハウスを利用していました。イタリア・ローマでは1年間、オーストラリアのパースでも3ヶ月ゲストハウスで働いた経験があります。いつか日本でもゲストハウスをやってみたいという気持ちがありました。転機が訪れたのは2014年、シングルマザーになってすぐでした。

佐島をルーツにもつ東京在住の女性、西村暢子さんと共通の友人を通して出会います。西村さんは、佐島にある親戚の家が取り壊されそうになっているのを惜しんで、その活用の道を探っていました。

その家が、現在ゲストハウスになっている「汐見の家」です。家は改修を経て2016年4月にゲストハウスとしてオープン。私は佐島に移住し、汐見の家の管理人として働き始めました。のちに、もう1人の管理人である工藤美絵さんが合流し、現在は二人で汐見の家を運営しています。

「古民家ゲストハウス汐見の家」の外観と庭木

ゲストとのコミュニケーションも楽しそうですね

富田ゲストハウスは世界中からゲストが訪れます。各国の滞在経験もあり簡単な英語が話せるので楽しいです。この日は中国系ニュージーランド人のナンシーさんが、2週間程度の滞在中です。昼の落ち着いている時間、ナンシーさんと炬燵を挟んでおしゃべりを楽しんだりしています。

炬燵で話すゲストのナンシーさんと富田桂子さん

汐見の家の魅力を教えてください

富田汐見の家の魅力は、まさに「佐島の日常にお邪魔するような滞在ができる」ことだと思います。例えば、子どもたちの送り迎えにゲストと一緒に行ったり、買い物を一緒にしたりします。

こうしてゲストは、島の住人の目線で島の日常を体験できます。でもこれらのことは宿のサービスで行っているものではなく、自分たちの暮らしをあえて意識的に見せているというわけでもありません。

私の自分の暮らしの中に汐見の家があり、仕事とプライベートが隣り合っています。そんな自然体の暮らしを少し垣間見ること、それがゲストに心地よく映るのでしょう。そして、見ず知らずのゲスト同士も、いつしか仲良くなっています。

ゲストの中には、汐見の家に滞在したのがきっかけで佐島に移住した人が10人ほどいます。みな口を揃えて言うのが、佐島の人のあたたかさ。人口およそ500人の小さなコミュニティのなかで、お互いを思いやりながら暮らしている、そんな空気感があります。

友人たちと食事を楽しむ富田桂子さん

「古民家ゲストハウス汐見の家」の軒先に吊るされた玉ねぎ

子育て環境としてはどのように感じていますか?

富田現在、子どもたちは弓削小学校に通っています。こちらに移住してきたのは、江が3歳、心が2歳のときでした。こちらに来るまで江は、図鑑に描かれているカニの絵も触れないほどでした。

しかし今では、すっかり生きもの好きになりました。島では5月から6月ごろ、路上を小さなカニがたくさん歩いています。近所のおじさんにそのつかみ方を教えてもらい、いまでは簡単に捕まえられるようになりました。

佐島の若い農家・青木俊樹さんにエンドウ豆の収穫をさせてもらい、地域で捕らえられたイノシシの解体もしっかりと見学しました。私では教えられないようなことを、地域の方に教わっています。私の学びもとても多いんです。

ニワトリを抱く富田桂子さんの息子さんの江くん

地元の方たちとの交流についてはいかがですか?

富田江と心は、所属している弓削サッカーチームの練習に週1回通っています。練習時間は18時から19時半までの1時間半です。子どもたちが練習に行っている間、楽しんでいるのは石鹸づくりです。弓削島に住む壬生優子さんの自宅で行う石鹸づくりは本格的でさながら化学実験のようです。

優子さんも移住仲間で、このサークルはその名も「Bubble Club」。メンバーは、先ほどのナンシーさんも加えて4人です。石鹸にはその時々の感覚でエッセンスオイルや柑橘の皮を擦ったものを入れ、オリジナルの石鹸をつくっていきます。たまにこうした趣味のサークル活動でリフレッシュしています。

参加するサークルで石鹸作りをする富田桂子さんと友人

今後の展望について教えてください

富田島では楽しく、平和で健康な暮らしをしていきたいですね。都会のような便利さはないけれど、それが逆にいい。便利って自分勝手な感じがするんです。丁寧に、不便を楽しんで生きていきたい。それから、ずっと未来には、いま私がお世話になっている島の女性たちのようなしなやかで優しいおばあちゃんになりたいです。

「古民家ゲストハウス汐見の家」の玄関で靴を揃える富田桂子さん

古民家ゲストハウス汐見の家: http://shiomihouse.com/

出典: https://kamijima-life.jp/interview/1381/

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愛媛県の北東部、広島県境に位置し、瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ上島町は、平成16年10月1日弓削町・生名村・岩城村・魚島村の4町村が合併して誕生しました。25の離島で構成され、気候は瀬戸内海特有の温暖な多照寡雨、平均気温は15~16℃、年間降雨量1,000mm前後で、冬期にも積雪はほとんどありません。周囲は瀬戸内海国立公園区域に囲まれ、風光明媚な瀬戸内の景勝拠点地です。

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