移住者プロフィール
大橋 勇太さん
前住所:岐阜県、現住所:熊本県五木村
目次
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移住を考えるようになったきっかけは?
大橋勇太さん(以下、大橋):以前から田舎暮らしに強い憧れがあったというわけではないのですが、大学時代に「地域経済」という科目を受講した際、地域で行っている取り組みについて学んだことがあったんです。
その授業がとても興味深かったという記憶が残っており、漠然とではありますが、「実際に田舎に行って暮らしてみたらどうだろう」という興味を抱いていました。
なぜ移住先に五木村を選ばれたのですか?
大橋:転職活動を行っていた時に、今の仕事の求人を見つけたことがきっかけです。前職のスキルを活かせる営業職の仕事を探す傍ら、仕事と住まいをセットで探すことができる求人サイトもチェックしており、“田舎もいいな”と思い、面接を受けてみたんです。
するとトントン拍子に仕事が決まりました。会社から空き家バンクの物件を紹介してもらい、住む場所も見つかったことで、移住が決まりました。
田舎暮らしに不安はありましたか?
大橋:正直、最初はかなり不安でした。自宅も集落から少し離れた場所ですし、不便なことを挙げたら、たくさん出てくると思います。でも、五木村で出会った方達は、面倒見がよくて優しい方達ばかりだったので、「なんとかなるか!」と思っていました。
移住前後で生活に変化はありましたか?
大橋:生活はものすごく変わりました。特に、生活リズムが大幅に変わりました。以前の仕事は、早朝から夜遅くまで残業があったのですが、今の仕事は残業がありません。自分の時間をしっかりと取ることができるようになったので、自炊に挑戦したりもしています。
自然と規則正しい生活を送るようになり、すごく健康的になりましたね。ストレスもかなり減ったように思います。
大橋さんが感じる、五木村の魅力とは?
大橋:五木村の魅力は、「人の穏やかさ」です。村内の複数の事業所で働いているのですが、どこに行っても、人間関係のストレスを感じることはありません。
休憩時間に皆で世間話をしたり、本当に楽しく仕事ができています。時間の流れがゆっくりで、みなさんいい感じに力が抜けていて、おおらかな方が多いという印象です。
五木村での暮らしに不便さは感じますか?
大橋:診療所しかないので、急な体調不良の時に困ることと、都会で暮らしていた時と違い、スーパーやドラッグストア、コンビニも近くにないことは不便ですね。
また、自宅のある場所が、他の民家から少し離れた場所にあるので、雪の日の出勤は、車の運転が怖いです。
路肩の石を踏んでしまって山道でパンクしたり、色々なハプニングが起こります。でも、悪いことばかりではありませんよ。ハプニングが起こる度に村の先輩にアドバイスをもらえますし、自力で「なんとかしよう!」と考えるので、サバイバル能力も確実に上がっていると感じます。
五木村の生活をどのように満喫していますか?
大橋:今は春で、新緑も綺麗だし気候もいいので、村内を自転車で走ることにハマっています。車とは違う視点で景色を楽しむことができるし、いい運動にもなっています。
また、川がとても綺麗なので、夏になったら川遊びやカヤックにも挑戦してみようと思っています。
自宅の周りで鹿や猿、テンなどの野生動物を間近で見ることができ、季節ごとに変化する自然の表情を愉しむことができるのは、五木村だからこそだと思っています。
移住を考えている方へ、メッセージをお願いします
大橋:生活の勝手も利便性も街中とは大きく違うので、いきなり生活を始めようとすると、ギャップを感じることが多いと思います。
だから、まずは実際に足を運んでみて、数日間でもお試し生活をしてみることをオススメします。自分に合っているかどうか確認してから移住を進めると、ある程度不安も解消できると思うし、間違いないのかな、と思います。
出典: https://www.vill.itsuki.lg.jp/teijuu/kiji0031421/index.html