移住者プロフィール
小滝 勝さん
現住所:熊本県五木村、職業:コンサルタント、動画クリエーター
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なぜ移住先に五木村を選ばれたんですか?
小滝勝さん(以下、小滝):実を言うと、五木村に移住を決める前に、他の場所への移住を9割方決めていたんです。
しかし、契約しようと思った3日前に五木村の物件を見せてもらえる事になって、その時点で空いている物件を全て見せてもらったんです。その時に、今の家のオーナーさんに会うことが出来ました。
お話をするとすごく良い方で、ピンときて即決しました。大家さんの人柄で決めたようなものでした。
五木村で不便に思う事はありますか?
小滝:基本的な生活では正直全然不便は感じていません。でも強いて言うなら停電ですね。仕事で大きなデータを送ったり、取り扱う事がよくありますが、ごくまれに一日に何度も短時間の停電が起きたりするんです。
そんな日は割り切って他の仕事をするか、どうしても急ぐ仕事の場合は、街まで下りる事が年に数回あります。停電はどこに居てもあるものだし、私は移動をそんなに苦に感じない方なので、あまり気になってはいないですけどね。
五木村のネット環境については、スピードはそんなに速くはないけど、使っている人が少ないので、人の多い街中よりは安定していると感じています。
それから、基本的に郵便物は街中と変わらない速度で届くんですが、佐川急便が週に二回しか来ないので、急ぎの場合は気を付けておかないといけないなと思っています。
五木村に移住して生活スタイルに変化はありましたか?
小滝:一番変わったと感じるのは自然と健康的になったことですね。福岡に居た時は徒歩圏内にコンビニや居酒屋があって、毎晩のように飲みに行っていたし、コンビニもしょっちゅう利用していたけど、五木村では夕方には商店も閉まるので、外食も減って食生活は自然と健康的になりました。
買い物等で移動にかかる距離は長いかもしれないけど、ここは信号もありません。例えば福岡市内で移動するにしても、街中では信号にも引っかかるし、渋滞も起きますから、結局かかる時間は変わらないんじゃないかと思っています。
また、仕事も関係しているんですが、眺めのいい場所を探すのが好きです。時間のある時には山の上の方を目指して車でいろいろな道を走り、絶景スポットを探したり探検したりしています。あまり人が見つけないような場所を探して遊ぶのが好きなんです。
小滝さんが田舎暮らしを選んだきっかけは何ですか?
小滝:都会での生活や騒々しさに疲れたからです。以前住んでいた場所は騒音が気になっていました。アイディアを考え出す仕事をしている自分にとっては、結構ストレスになっていたんです。
騒がしい場所だといいアイディアも浮かばないし、しょうがないから街中から離れて海辺に行ったり山に行ったりして、数日間キャンプをしながらアイディアを出す作業をしたりしていたんです。
移住後、ここは本当に環境がいいと感じています。朝起きて窓を眺めると雲海が出ていたり、ふらっと家の周りを散歩するだけでも気持ちがいいし、圧倒的に静かなんです。私は真夜中に海外のオンラインセミナーを受ける事が時々あります。
変な時間に騒がしくしてしまう事もあるんですが、やっぱり街中のマンションだと周りの迷惑にならないか心配です。しかし、ここではそんな心配はいらないし、ご近所ともいい関係で居られて快適です。出張が多くてなかなか参加出来ていませんが、近所の方たちとのコミュニケーションも可能な限り取っていきたいと考えています。
地区や村の情報は基本的には回覧板で回って来たり、大家さんが教えてくれたりします。地元ならではの風習なんかも知りたいから、地域の草刈りや集会もできる限り参加しています。
お酒を飲むような集まりやお祭りごとも好きな方ですが、今は新型コロナの影響で行われていないので、そういう行事の再開も心待ちにしています。
今後の展望や挑戦したい事があれば教えてください
小滝:仕事でコンサルや動画の撮影・編集をしていますが、五木村はロケーションがとてもいいです。時間と場所に束縛されない職業や、クリエイター業の方にとってはすごく合ってると思います。
クリエイターって自然が好きな方も多いので、疲れたら森林浴をしながら仕事をすることが五木村では叶うんですよ。“クリエイター村”みたいなものを作ったら面白いかもと、密かに思っています。
クリエイター目線で言うと、インターネット環境は私が五木村を移住先に選んだ大きな理由の1つでもあるんです。普通は、インターネットは回線を引く工事や手続きが必要で、長ければ数か月かかることもあります。
しかし、五木村は光回線が村内完備されているので、入居して役場に申請すれば、すぐに使える事は大きなポイントでした。
クリエイター系の職業の方で田舎暮らしを躊躇されている方がいるなら、インターネット環境がすぐ整うという事は、五木村のとても大きなおすすめポイントのひとつになるのかと思っています。
出典: https://www.vill.itsuki.lg.jp/teijuu/kiji0031426/index.html