移住者プロフィール
山口 雄大・朋子さん
移住時期
2014年12月
山口雄大さん、出身地:神奈川県、現住所:熊本県南阿蘇村、職業:「万福小屋どんぶらこ」店主、山口朋子さん、出身地:石川県、現住所:熊本県南阿蘇村、職業:「万福小屋どんぶらこ」店主
目次
INDEX
移住のきっかけを教えてください。
山口雄大さん(以下、雄大):移住先を探していた時、たまたま訪れた南阿蘇が気に入ったからです。2014年、2人ともオーストラリアでのワーホリから帰ってきて阿蘇市内牧のホテルで半年間働きました。
その後、四国で香川を中心に移住先を探しましたが、内牧にいた時に何度か遊びに来ていた南阿蘇村が良くて再び戻ってきました。
移住する前に不安だったことはありましたか?
雄大:全くありませんでした。むしろ楽しみや期待の方が大きかったです。
そこまで本気で阿蘇に移住しようと考えていたわけではなく、なんとなく移住先を探して、だめなら次を探そうと思っていました。そのような中でも南阿蘇村では親切な人との出会いに恵まれ、その人たちとの縁もあり不安を感じることはありませんでした。
住まいや仕事の探し方はどのようにしましたか?
雄大:現在の住まいはみなし仮設に入っています。仕事は地元の人から紹介して頂きました。
移住するにあたりのご家族の反応はいかがでしたか?
雄大:これまでワーキングホリデーや語学留学で海外にいる期間が長かったので日本国内にいるなら安心と言われました。
移住前と後で日々の暮らしに違いはありましたか?
雄大:早寝早起きになりました。食事も美味しく感じるようになりました。
水が美味しいからコーヒーの味も違います。以前はヘビースモーカーでしたが、南阿蘇村は空気のおいしい場所なのでタバコもやめました。
移住してよかったことを教えてください。
雄大:環境がいいことです。 密な関係だから大変なこともありますが、地元の人は人がよくて接しやすいです。
周りが応援してくれて、後押しもしてくれるので、今がすごく楽しいと思っています。地元の皆さんにはとても感謝しています。
移住して大変だったことはありましたか?
雄大:タコ焼き屋のオープンは大変でした。ですが雇われて仕事をしていた頃よりも充実感があります。
移住前と移住後にあった変化や気付きを教えてください。
雄大:物質的に不必要なものが多かったと思いました。移住後は生活が簡素化、シンプル化して、物欲も減りました。
これから、どういう風に暮らしていきたいと思いますか?
雄大:今は2人でこのお店をしっかり切り盛りしていくのが目標です。
今のお店には満足していますが、私たちは海外で出会っているので、ゆくゆくは外国人向けのゲストハウスを開きたいと思っています。1日1組くらいを受け入れて、日本の文化や阿蘇のことを分かってもらえるような宿にしたいです。
南阿蘇村の好きなところを教えてください。
雄大:田舎だけど景色が開けているところですね。水、空気が美味しいところ、生活するうえで必要最低限のものは揃っていて、シンプルな生活ができるところです。
海外のように「よかよか」というおおらかな人柄も好きですね。
南阿蘇村への移住を考えてる方へメッセージをお願いします。
雄大:地元の方に対して、南阿蘇村にお邪魔させてもらっているという謙虚な気持ちで生活していくことが大切だと思います。若い方にも来てもらって、いろいろな交流ができたらすごく楽しくなると思うので、ぜひ南阿蘇村に来てください。
1日のタイムスケジュール
1日の生活
07:30 起床
08:00 仕込み
09:30 店到着
10:00 店開店
13:00 昼食
19:00 店閉店
19:30 帰宅
20:00 夕食
20:30 温泉
22:30 就寝
生活に掛かる費用
1か月の生活費
2人で6~7万
インタビューしてみての感想
取材で初めてお会いしたときの2人の気さくな人柄が印象的でした。
観光客の方よりも地元のお客さんが多いのは意外でした。
常連のお客さんも多く、店内では談笑が絶えません。
南阿蘇村の人のあたたかさを垣間見た気がしました。