移住者プロフィール
柴田 圭さん
出身地:愛知県名古屋市、現住所:山口県萩市、職業:48K代表

住む場所が変わると生き方も変わる。
環境が変わると自身も変化し、人生までもが変わっていくーー。
都会の喧騒を離れて、地方で“自分らしい生き方”に憧れを抱く人は少なくないだろう。
しかし、いざ真剣に移住を考えると、移住に大きな期待を持つ反面、不安も計り知れない。
現実的に自分の思い描く理想の暮らしが実現できるのかーーー。
“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けする。
第45回目の先輩移住者は、現在山口県萩市でテニス事業を行う柴田圭さん。
中学校からテニスを始め、実業団テニス大会で準優勝を果たす実力。広島県では、女子テニス連盟トップ選手のコーチを担当している。
現在は世界遺産の街。山口県萩市で、テニススクールとスポーツショップなどのスポーツ関連事業を運営しており、廃墟になっていた街のテニスコートを市民有志の方を巻き込み清掃し、再生化も果たした。萩市役所は県庁との協議を重ね、2022年4月1日テニスコートは正式に使用可能に。
萩市全体を巻き込んだプロジェクトの台風の目となった柴田さんは、自身の活動についてこう語る。
「私自身、『皆さん頑張って一緒にやっていきましょう』と言ったことは一度もないんです。私はただ、きっかけ作りをしただけなんです」
なぜ柴田さんは移住した地で、積極的な集客をせずとも周囲を巻き込むことができたのか。移住に至るまでの経緯や事業についてお話を伺った。