移住者プロフィール
多田 朋孔さん
移住時期
2010年
利用した支援制度
地域おこし協力隊
出身地:大阪府、前住所:東京都、現住所:新潟県十日町市
目次
INDEX
地域おこし協力隊の活動はいかがでしたか?
多田朋孔さん(以下、多田):3年間とはいえ一定の収入が確保されているこの制度は、今でも有り難いと思っています。池谷集落は中越地震のこともあり集落の存続に対する危機意識が強く、地域の皆様のそういった思いがNPO法人の設立に進んだと思います。
今は集落の田んぼの管理や、お米の販売、地域おこし協力隊の研修などを請け負っています。自分もその活動を、協力隊卒業後も継続することができました。
新潟県十日町市にIターンしてよかったことは?
多田:自分が協力隊として赴任した時は、給料をもらえるだけでありがたいという思いでした。自分がやりたい地域交流、農業そして安心できる社会を作る過程に今いることは、とても幸せですね。それがいちばん良かったことですね。農業をやって学ぶことも多いです。
ひとつあげると、草刈りや草取りなどをとっても少しずつこまめにやらなければなりません。一度にまとめてやろうとするとずっと手間がかかります。一夜漬けは通らないことを実感しています。
新潟県十日町市にIターンして苦労したことは?
多田:十日町市に移住したこととは関係ありませんが、時間や人が足りないことですかね。やりたいことややるべきことが多い中で、農繁期もありますので、やりたいことのすべてができているわけではありません。
田んぼの一部は無農薬にしているので、田んぼの中に生えた草をとるのに手間がかかります。
新潟県十日町市に移住を検討している人へのアドバイスはありますか?
多田:地域の人とうまく関わってほしいと思います。自分が地域で何かやりたいと思うなら、地域の助けは必要です。例えば農業をするにしても、初めから機械を買わずに借りることができれば助かるはずです。
また一人ではなく複数で作業をやったほうが良いものも多々あります。この前、地域の人を少し手伝うことがありましたが、以前は助けてもらうばかりでした。やっと自分も人助けができるようになったと思うと、多少は成長したのかなと思います。
新潟県十日町市で好きなこと、風景など
多田:朝靄(あさもや)が動いている風景はきれいですね。あと冬は基本灰色の空なのですが、たまに晴れて青空が見えるのですが、その時の空はとてもきれいに見えます。