移住者プロフィール
佐々木 わかばさん
熊本県西原村の地域おこし協力隊、趣味・特技:アウトドア・DYI
目次
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地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
私が活動している西原村は、私の出身地であり高校生まで過ごした地域です。田舎が嫌で都会に憧れて、大学進学を機に神戸へ出ました。 しかし、2016年大学2年生のときに発生した熊本地震をきっかけに、大学を休学し西原村に戻って復興のお手伝いの活動を行いました。
その際に、村の人たちの逞しさ、生きる力の強さ、村に息づく暮らしの文化など、これまで知らなかった魅力を目の当たりにしたと同時に、地域にあった課題が震災によってより深刻化していく様を実感しました。村でまだまだやれる、やりたいと思うことなど未練を残しつつ復学しましたが、いつかは西原村に戻って仕事がしたいと思っていました。
兵庫県で就職、結婚出産をしましたが、コロナ渦での都会の暮らしや子育てで、移住を検討し始め、その際にタイミングよく協力隊の募集を見つけたので、応募しました。
熊本県西原村を選んだ理由について教えて下さい。
私の出身地であり、Uターンをして地元を盛り上げる仕事がしたいと思っていたためです。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
1年目は観光協会の事務を手伝いながら、西原村の自然の体験できる観光イベントの企画を行いました。西原村の山林や村産材を活用について体験しながら学ぶ木育イベントや、西原村の自然を満喫する野外ヨガワークショップ、震災後に空き地が増えてしまった地域を舞台にした防災キャンプなどを開催しました。
2年目の今年度からは、移住定住促進や村内の空き地空き家活用へと業務内容がかわり、地域の方へ説明を行いながら空き地空き家バンクの充実化を進めるとともに、先輩移住者からのヒアリングを行い、移住促進に有効な支援、移住者が地域で活躍できる土壌づくりなどを進めています。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
「こうなったらいいのに」と思う地域の課題に対して、思ってるだけでなく行政や地域の人を巻き込みながら行動できるところです。 地域の人から「こんなことをしたいんだけど」「こんなことに困っているが、いい方法はないか」などと相談を受けるようになったことです。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
地域によって協力隊の活動の仕方や内容が全然違うことです。
前職でかかわりのあった地域の協力隊は、個人の事業を立ち上げることが任期中の主な活動だったようですが、西原村では所属する組織が求める業務もする必要があり、はじめは自分のやりたい活動とどう折り合いをつけていいか分かりませんでした。
地域に求められていることや人手が足りない分野などを学べるいい機会になっているます。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
西原村の中でも過疎が進む山村部の空き家を活用して、子育て家族が田舎暮らしの体験を楽しめるカフェや拠点をつくりたいと思います。ここでしか体験できない価値を創造し提供しながら、人手不足からくる地域課題の解決する事業を作っていきたいです。
西原村の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
地元の人はたくさんの知恵や技術を持っていて、地域の人が寄れば色々なことがすぐに形になることに、いつも驚きと心強さを感じています。 震災での被害が大きく、その後空き地が増えてしまった地域で行なった防災キャンプでは、地域のみなさんに「こんなことをしたいんです」と説明すると「やろうやろう!」とそれぞれができること、得意なことを持ち寄ってどんどん形になっていきました。
竹や木を切ったり細工をするのが得意なおじちゃん、炊き出しに慣れているお母さん達、自分の作った野菜や漬物を持って来てくれるおばあちゃん、震災の教訓を参加者に詳しく話してくれるおじちゃんなど、みなさんがそれぞれの役割を話しながら、地域がまわっているということを実感しました。
西原村の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
西原村は自然が多く田舎風景が広がっていますが、都市部にも近く、無理せず我慢せず気楽に田舎暮らしを楽しめるのが、西原村の魅力だと思います。都市に近い環境なので昔から移住者や観光客が多かったからか、もともとの地元の方々も外の人に対して抵抗感が低く、オープンに受け入れてくれると思います。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
地方への移住といっても、環境、空気感、魅力や課題は地域によって全然違い、それぞれに個性があると思います。そして田舎での暮らしは、自分だけの暮らしではなく、地域行事や役割など、地域の人と協力し合い営んでいくことが大切だし、そこに楽しさがあると思います。
もし、気になる移住先があれば、ぜひ一度足を運んで地域の人と会話をし、その地域が自分に合いそうか、自分のやりたいことができそうか、自分がその地域の中で活動しているイメージを体感しに行ってみるのがいいと思います。
※現在西原村では新たに2名の地域おこし協力隊を募集しています。(R5.6.30締切)
ご興味のある方は下記URLをご参照ください
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/49187
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓