移住者プロフィール
福井 貴也さん
出身地:北海道 札幌市 、前住所:東京都、現住所:宮城県登米市、職業:「木漏れ日農園」
- 移住のきっかけは?
福井貴也さん(以下、福井):大学2年生の時に、仙台市で開催された震災復興イベントで、鎌田大地さん(現・合同会社木漏れ日農園代表)と出会ったことです。岩手県の大学で森林科学を専攻していたので、宮城県の大学で農業を学ぶ鎌田さんと意気投合し、すぐに仲良くなりました。
大学を卒業し、東京に就職した後も長期の休みを利用して登米市で農業をしている鎌田さんのところを何度か訪れ、一緒に農業をしてきました。もともと『ゆくゆくは東京ではなく四季のバランスのよい東北地方の田舎で暮らしたい』と考えていたので、仕事で全国の田舎を巡りをしながら、将来暮らす場所を探していましたが、最終的には仲の良い鎌田さんいる登米市に移住することを決めました。
- 移住を決断したあと、どんなことをしましたか?
福井:登米市がどんなところかを知るために『登米市移住お試し住宅』を利用しました。4泊5日の滞在期間中に市内を巡り、実際に住むとどんな感じなのか、生活環境を体験することができました。また、移住後の住まいも『登米市空き家情報バンク』を利用して探したところ、タイミングよく空き家になる物件を見つけることができ、市の移住支援制度を活用しました。
- 登米市での暮らしの感想は?
福井: 私は令和3年1月に登米市に移り住み、4月から合同会社木漏れ日農園に就職しました。東京で暮らしていたときは、何かと日常的にストレスを感じることが多かったのですが、登米市に来てからは、そのマイナスが全て解消され、穏やかに暮らせてとても満足しています。
まだ耕作放棄地などがあるので、少しづつ畑として拡大して、今後も畑を増やしていく予定です。区長さんには多くの地域の方や地権者を紹介していただきました。地元の方が仲間でいると大変心強いです。皆さんにとても良くしていただいています。まだまだスタートしたばかりで、これからのことはわからないところもありますが、農園の仕事は身体を動かす仕事で、嫌いじゃないです。むしろ仕事としてのやりがいもあり、組織に対するストレスもありません。登米市に来て本当によかったです。
※合同会社木漏れ日農園について
登米市伝統野菜15種、 少量多品種野菜約50種、 ハー プ約20種、 平飼い有精自然卵、 日本ミツバチの蜂蜜などを生産しています。インターネットからでも木漏れ日農園さんの商品をお求めいただけます。