移住者プロフィール
氏家 和寛さん
移住時期
2017年
利用した支援制度
地域おこし協力隊
出身地:宮城県栗原市、前住所:北海道札幌市、職業:一般社団法人「BANSOU」経営者
移住先を登米市にした理由は?
氏家和寛さん(以下、氏家):会社勤めをする中で、将来的には起業したいという目標を持っていたので、『地域おこし協力隊になって地域のことを学びながら起業準備ができたら』と考えていました。
その後、都内で開催された地域おこし協力隊を募るイベントに参加しました。地元・栗原の地域おこし協力隊の話を聞くためブースを訪れるも、既に席が埋まっており、その時、席が空いていたのが隣りに出展していた登米市のブースでした。
偶然の巡り合わせでしたが、そこからはとんとん拍子に話が進み、2017年(平成29年)4月に、登米市地域おこし協力隊として着任。隊員として過ごした3年の間に、いろんな方が人脈を作る手助けをしてくれたり、支えてくれました。
移住して良かったことは?
氏家:地域の皆さんの『人の優しさ』を感じられたことです。同じ移住者の方でも、応援してくれる人がいたり、コワーキングスペースの中では仕事を紹介してくれたり、大変よくしていただきました。これまでお世話になった方や登米市に恩返していきたいと思っています。
起業後は順調にいきましたか?
氏家:正直大変だったことも多かったです。営業・事務・注文対応・経営と、これまでに一通り経験してきたつもりでしたが、1人でやってみると結構大変で、今までたくさんの人に助けられていたと感じました。企業して2年目となり、経営も徐々に軌道に乗ってきて、当初よりは不安はなくなりました。
起業して良かったことは、仕事する場所を選ばないこと。つい先日も天気が良かったので、大嶽山交流広場の東屋にパソコン1つ持って仕事をしに行きました。親縁を眺めながら仕事ができるなんて、最高に気持ちがよかったです。子どもも自然豊かな環境でのびのびと生活出来て、子育て環境としても大変良いと思っています。
起業後は地域の活動は行っていますか?
氏家:現在は登米市から地域おこし協力隊の活動支援業務も受託しており、現役隊員のサポートも行っています。
任期終了後を見据えた人脈づくりのため、各隊員の業務に関わる人を紹介したり、経済的に自立できるように商品開発を提案したりと、少しでも隊員の皆さんの支えになればと思っています。