移住者プロフィール
花田 潤也さん
移住時期
2018年6月
出身地:熊本県御船町、現住所:大分県別府市、職業:ゲストハウスオーナー
目次
INDEX
別府に移住を決めたきっかけを教えてください
花田潤也さん(以下、花田):もともと温泉に興味はなかったのですが、温泉好きの妻と温泉めぐりや路地裏ウォークに参加するうちに、3ヶ月に1度は別府に訪れるようになりました。
子供が生まれた後も、子連れで共同温泉に通うようになり、さまざまな体験を通して「別府で子供を育てたい!」と思うようになりました。
「別府で子供を育てたい!」と思うようになった共同温泉でのエピソードを教えて下さい
花田:別府では、温泉を水でぬるくすることは好まれないことが多いのですが、地元の人が、じゃんじゃん水を流し「水だしてあげるから、こっちおいで!」と、子供を優しく招いてくれたのです。
また、いたずらをしている他人の子供を、まるで我が子のように叱っている光景を目の当たりにし、共同温泉というのは教育の場にもなっていると思いました。「今どき、こんなまちがあるんだな」と思い、この環境で子供を育てられたら、自然と人にやさしく、思いやりのある人に成長するだろうと思いました。
訪れるたびに多くの知り合いもでき、別府移住実現への夢が、より一層膨らんでいきました。そんなとき熊本地震を経験し、「本当に自分がやりたいことをやっておかないと、自分の人生を後悔する日が来るかもしれない」と思うようになったのです。
自分がこよなく愛する別府の歴史や文化を、次世代に継承する活動をしたいと思い、移住を決断しました。
ゲストハウスを経営しようと思ったのは何故ですか?
花田:当初はやることを決めずに、別府に行くことだけを先に決断しました。ゲストハウスの経営は全くの未経験でしたが、「1人でも多くの人に別府のまちの魅力に触れてもらいたい。魅力を広めたい」という想いと、自分の性格を考えると、この仕事はまさに天職だと思い、ゲストハウスを経営することにしました。
2017年5月頃から移住に向けての準備を始め、半年ほどかけて今の物件と巡り合いました。宿泊された方には、別府のバラエティ豊かな泉質の温泉や地元の方との交流を楽しんでいただきたいという思いから、あえて宿はシャワーのみの設置、食事提供ナシの(自炊のみ可能)スタイルを考えています。
今後、別府での生活で実現していきたいことはありますか?
花田:有名観光スポットや宿での温泉、食事以外にも、別府の魅力はたくさんあります。別府を訪れた方には、私が魅了された、路地裏や温泉文化など、別府ならではの体験を持ち帰ってもらいたいと思っています。
私自身もまだまだ知らないスポットがあると思うので、もっと別府のことを知ってお客様に伝えていき、ゆくゆくは次世代に継承していきたいと思っています。