移住者プロフィール
佐藤 諒さん
出身地:北海道室蘭市、現住所:北海道室蘭市、工場勤務
目次
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室蘭にUターン移住した経緯を教えてください
佐藤諒さん(以下、佐藤):室蘭は住みやすいですし、好きな海に囲まれているというのが1番の理由ですね。海に行くと癒されますし、海を眺めながら考え事をすると、気持ちが切り替わります。そして、何より室蘭が好きだからです。
室蘭のどんなところが好きですか?
佐藤:狭い中で、色々なものが交わり合っている感じが好きです。大自然もあり、工場群もあり、これらが融合しています。
「自然」と、工場から見える「人の営み」が交わり合っていて、写真を撮るのが楽しい場所です。四季によって、色んな表情、姿があり、工場の煙も一つ一つ出る場所が違って、撮りがいがあります。
写真を始めたきっかけを教えてください
佐藤:記録することが好きなので、もともと写真を撮ることが好きでした。大学に入って、自分でカメラを買えるようになり、本格的にはじめました。
室蘭を撮り続ける理由は?
佐藤:僕が室蘭で写真を撮っている1番の目的は、「室蘭の良さを人に伝えたい」からです。残念ながら、室蘭のことを良く言わない人もいるので、「その人に届け」という想いで、写真を撮っています。僕の写真を通して、室蘭の良さを少しでも伝えられたら嬉しいですね。
被写体としての室蘭の魅力を教えてください
佐藤:室蘭の工場夜景は、写真のバリエーションの一つだと思います。工場は、「歴史が多く詰まっている場所」なので、室蘭の自然とはまた違った魅力があります。個人的に、撮りたくなる対象です。
写真を通して、室蘭の新たな一面を知ってほしいです。室蘭には絶対におさめたい瞬間がありますよ!
今後の展望を教えてください
佐藤:自動化していく流れの中で、技術は絶対に残していくべきだと思うし、技術を残す手段を色々と考えていくべきだと思います。室蘭の「ものづくり産業」がずっと残り続けることで、室蘭全体が発展していけるような仕事をしていきたいと思っています。
また、写真を撮る人にとっては、撮りがいがある街だと思いますが、写真を撮らない人が、「単純に楽しむことだけを目的に来る場所にはまだなれていない」と思います。そのため、人が楽しめる場所や、自然を体験できる仕掛けを増やしていけたら、良いと思います。私自身も関わることで、広がっていくと良いなと思います。
室蘭を支える一つのパワーになりたいです。
母校の卒業生や、学生たちに伝えたいメッセージはありますか?
佐藤:「一緒に働きましょう!!」という気持ちはありますが、室蘭を出て行ってしまう人が多いことも事実です。僕が室蘭に戻ったのは、写真が理由の一つでしたが、大学の時に、室蘭にも「こんなにすごい人いるんだ」「こんなに素晴らしい人いるんだ」「この人達と一緒に何かしたい」と、思って、室蘭に戻ってきました。
室蘭の産業に触れて、室蘭の良さを感じ、室蘭に残ってくれる人が増えてくれることを、願っています。
佐藤諒さん撮影作品
©Ryo Satoh