移住者プロフィール
中野 友登さん
移住時期
2012年
前住所:神奈川県、愛知県、広島県 、現住所:福島県福島市、職業:株式会社オーダーメイドジャパン代表取締役
目次
INDEX
大学進学がきっかけで福島市へ移住されたそうですね
中野 友登さん(以下、中野):福島市は青森の祖父の家に行く際の通過点のイメージだったのですが、大学進学がきっかけで移住をはじめました。もともと父が転勤族で、横浜、愛知、広島にも住んだことがあるんです。
だから新しい土地での不安は特にありませんでした。大学入学は震災の翌年だったこともあり、原発に対して不安が全くないわけではありませんでした。
でも報道されている情報ばかりではなく、「行ってみないとわからない」という気持ちが大きかったんですよね。奮い立たせる先がけは、高校時代の野球部での辛い経験があったからです。
ピッチャーをしていてケガが多く、いろんな施設で診てもらいましたがなかなか良くならなくて。その経験から、「健康系の複合施設」を作りたいと考えるようになりました。
複合施設を作るという目標のために挑戦したことは?
中野:そもそも当初は、起業することが目的ではありませんでした。健康系の複合施設を作るために、まずは何から始めれば良いのかを考えました。
学生だったこともあり、当時は元手もなかったので、家庭教師やダイエットのコンサルティングなど、コストが掛らなくてもはじめられるものからスタートしてみました。 目標のために色々と活動した結果、起業していたという感じです。
福島市の魅力を教えてください
中野:創業に至るまで、本当に色々な方にお世話になったので、福島市の方々に“感謝”と“愛着”を感じています。すぐ行ける距離に温泉やスキー場、滝や川などがあるなど、たくさんの自然に恵まれているのも、福島市の魅力です。
改めて気づいたこともあったそうですね
中野:学生時代に、大学の恩師や友人などをはじめとする周囲の人と話すことにより、見えてきたものがありました。結局のところ、職業というよりも、関わった人物そのものの影響が大きいということに気付かされたのです。
自分はケガを治したいと悩んでいたことがきっかけでしたが、これまで関わってきた仕事で、不登校の子が学校に行くようになったり、ダイエットのコンサルタントで、成果が出て自信を持てた姿を見届けたりするうちに、その方の“目の色が変わる瞬間”がありました。
人が変わる瞬間の手助けをすることにやりがいを感じることは共通している、自分がやりたかったのはそれだなって。現在は、それに携わる手段の一つとして、健康系の複合施設を作ることもやりたいことの一つですが、人がプラスに変わるきっかけを作れる場であれば、色々挑戦していきたいですね。
中野:その一つとして準備を進めているのが、シェアハウスです。一階はカフェ&バーで、コワーキング要素も取り入れる予定です。福島市では初の試みのシェアハウスだけに、既に半数の入居が決定しています。既に企画で仙台や東京から移住予定の方も決まっています。ホテル暮らしや仮住まいの方の力になれれば。
その他にも、ゲーム感覚で楽しめる地酒アプリの開発や、お店のメニューだけでなく働く人にも着目し、飲食店を紹介している「おうちでふくしま」というプロジェクトでも活動しています。
まずは、仕事がないと定住できないですよね。定住した人でも個人で働きやすい環境作りとして、人と人とがつながるために「Fukushima-BASE」、「土湯べーす」を立ち上げました。ここから、福島を盛り上げてくれる人材が増えているのがうれしいです!起業した方もいます。小さいながらも大きな1歩を踏み出した方もいます。それらを見届けることが楽しいんです!
休日の過ごし方を教えてください
中野:仕事が楽しくて、休日は特に決めていません。先日は福島市の魅力を発信する映像作りのため、早朝から「Fukushima-BASE」の仲間と土湯温泉に行ってきました。休日の使い方も結局は仕事に結びついてしまうんですよね。
移住を考えている方へメッセージをお願いします
中野:都会とは違う豊かな生活がここにはあります。自然だけでなく、人も本当に魅力的なところです。コロナウイルスの影響で、世界的にも大変な時代ではありますが、テレワークなど便利なことも増えてきています。
こういう時こそピンチをチャンスに変えていきたいですね。福島市にいながら仕事が出来る環境をつくり、たくさんの面白い人が福島市に来るきっかけをつくりたいです!
中野 友登さんおすすめ!
福島でのお気に入りは...
「 Fukushima-BASE 」公式サイトはこちら