移住者プロフィール
中島 明日香さん
移住時期
2010年
出身地:埼玉県飯能市、現住所:福島県福島市、職業:フリーアナウンサー
目次
INDEX
どのようなきっかけで福島市へ移住をされたのですか?
中島 明日香さん(以下、中島):物心がついた頃からアナウンサーを志しており、学生時代からアナウンサーになるための準備を進めていました。親族が多く住んでいた東北地方を中心に精力的に就職活動を行った結果、福島市にある「テレビユー福島」で就職が決まりました。福島市の魅力に気付いたのは、実際に住んでからです。
父が宮城県出身のため、帰省の際は自家用車を利用していました。
福島県は宮城県までの通過点で地名を知っている程度でした。思い返すと、故郷の埼玉県飯能市と福島市は山や温泉が多いという共通点があり、親近感を覚えました。もともとフットワークは軽いので、福島市へ来たばかりの独身時代は、休みになると観光地を調べては県内各地に繰り出していました。
特に奥会津の舘岩村(現 南会津町)が好きで、民宿に泊まったり、温泉に入ったりして一人時間を満喫しました!民宿の方はもちろんですが、旅先で話しかけたことがきっかけで仲良くなった方も多くて、プライベートでも県内各地に知り合いがとても増えました。
この土日は誰に会いに行こうか、なんて計画を立てるのがとても楽しかったです。
ご結婚されてから生活に変化はありましたか?
中島:テレビユー福島を退社後は、フリーアナウンサーとして、長野県や地元にも移り住んだこともありました。ですが、福島市在住時代に出会った主人との結婚を機に、福島県に戻ってきました。
主人の転勤を経て、福島市に落ち着いたのは2010年頃です。福島市は県庁所在地なので、働く場所も人も程良く多くて、転勤族もたくさんいます。転勤族は自分で動かないと情報が入ってこないから必死なんです。
周りは自分も含めて積極的でアクティブなママが多かったですね。支援センターや遊び場も多いので、平日は独自の時間割を作って毎日違う支援センターに通っていました。そこでお友達が増えていったんです。その人脈がお仕事につながる、なんてこともありましたね。
子育ての環境はいかがでしたか?
中島:フリーアナウンサーとして働きながらの育児で、ファミリーサポートやこども緊急サポートネットワーク福島、そして24時間対応の託児所が心強い味方でした。親戚が遠方で頼れる場所がなかったので、子供が病気でも絶対に仕事が休めない時や、小学校から学童や習い事までの送迎、短時間のリフレッシュなど、本当に助けられました。
せっかくこのような事業があるのだから、みなさんどんどん利用するべきです。ママだけで抱え込まないで欲しいですね。
福島市は子育ての支援も充実しているのですね
中島:ファミリーサポートは、子供達にとっても、普段出来ないような体験が出来る貴重な時間でした。サポーターの方はおばあちゃんが多かったのですが、その方の田んぼに連れて行ってもらってカエルやザリガニをとってきたこともありましたね。
自分ではそういう遊びをさせてあげる機会がなかったので、ありがたかったです。子供達も初めての体験をしたり、泥んこになるまで遊んだり、楽しそうでした。小さい時から色々な人と触れ合っていたお陰で、二人とも人見知りもなく、好奇心旺盛に育っています。
もしもの際のサポート体制はどうでしたか?
中島:子供がアデノウイルスに罹った時も、こども緊急サポートネットワーク福島の方に幼稚園まで迎えに行っていただき、仕事が終わるまでその方のご自宅で預かっていただけました。病院にも連れて行ってもらい、食事も作っていただけるのです。
電話一本でその場でその日の内に契約出来るので、本当に助かっています。現役のパートの看護師さんも登録されているので、子供の熱がある日も安心して見て頂いています。情報さえあれば何でも出来ます。頼れる人がいないからという理由で働けないのは勿体ない!諦めないでほしいと思います。
周辺環境についてはどうでしたか?
中島:自宅が公園やプールに近いので、少し時間が出来ると家族で気軽に公園へ散歩に出掛けたり、プールに泳ぎに行ったりできます。一人一人が自分の時間と家族団らんの時間にメリハリをつけて楽しんでいます。
温泉や飲食店、あづま運動公園のサイクリングパークなど、家族でお気に入りの場所もたくさんできました。
福島市ならではの経験もできたそうですね
中島:塾や習い事の選択肢も程良く多いので、子供達が気になったものはどんどん挑戦させています。私がアナウンサー時代に民謡を習っていたのもあって、娘にも相馬民謡や会津民謡を習わせているんです。これは福島でないと経験出来ないことだなって。
子供達には日本の文化や伝統を大切にして欲しいなと思っています。日本の歌である民謡を世界でも披露できるようになってくれたら嬉しいですね。
今後の目標があれば教えてください
中島:やりたいことはたくさんあるのですが、引き続きフリーアナウンサーとして現在の仕事を続けていきたいです。あとは、転勤族の方々中心の交流の場の提供や、子供の目の輝きが変わってくるような視野が広がるきっかけづくりが出来れば良いなと思っています。
夫と協力してメンタルを含めた体の健康の拠り所を作ることで、福島市がより住みやい環境になれば良いなって。ママたちに元気を与えられる存在にもなりたいですね!
移住を考えている方へメッセージをお願いします
中島:福島市は、程よく田舎で程よく都会。温泉地も車で30分ですし、仙台も新幹線なら30分弱、東京までも新幹線で1時間半と便利な立地です。また、食べ物が本当においしくて、買い物も外食も高品質なのにリーズナブルなものが多いんです。
仕事については、特にフリーランスは、一度お仕事をいただくと、ずっと雇ってもらえたり、毎年依頼が来たりと、働く人を大切にしてくれる環境だと感じています。都会では所持率が比較的多い資格でも、地方では珍しがられたりして仕事につながることもあるので、気になる資格があれば、取得に向けて頑張ってみてください。