移住者プロフィール
Yereem(イエリム) Park(パク)さん
移住時期
2013年
前住所:アメリカ合衆国、現住所:福島県福島市、仕事:「YUMORI onsen hostel」スタッフ
目次
INDEX
パクさんご自身について教えてください
パク イエリムさん(以下、パク):アメリカで生まれ育ち、両親は韓国人です。大学時代は第二外国語として日本語を学びました。6か月間の日本への留学経験もありましたので、日本語でのコミュニケーションは問題ありません。福島市で5年間の小中学校のALTの先生を経験し、とある小学校の英語授業のサブ講師として8カ月間勤務しました。
ALTの経験を通じて気付いたことは、「読み書きより、何よりも大切なのは話せること!」です。話せることが中心の教育方針で授業を進めていけるよう提案しましたが、立場があくまでもアシスタントなので、なかなか思うようにはできませんでした。
子供たちが熱心に頑張っている姿には感動して、先生をすることは好きでした。別のアプローチから、もっと自由に、私に出来ることはないのか考えました。
パク:ALTに申し込む際、ルーレット感覚で、具体的な勤務地の希望は出しませんでした。縁あって福島市に住み始めましたが、今は福島市が大好きになりました。来日が2013年だったので、原発の影響から、当初は両親にも反対されました。
自分の中でも不安はあったけど、ALTとして危ない所に派遣はしないだろうと思って…。facebookやALTのグループのつながりでも相談しましたが、来る直前まですごく悩みましたね。
SNSを活用したことで、決心出来ました。現在は、アメリカ在住の両親をはじめ、友人知人も安全な場所として認識してくれています。福島市に遊びに来てくれたこともありました。
移住後はどうされたんですか?
パク:2020年はオリンピック開催の年ということもあり、特に海外からの旅行者に福島市の現状や良さを伝えたいと考え、知人を通じてYUMORIに就職しました。
福島市のために、何かやりたい!海外の人に福島市の現状や良さを伝えたい!と思っています。YUMORIのメンバーで一緒に活動できることはすごくラッキーです。みんなとても良くしてくれます。
外国人のお客さんが多いので、良い所をアピールするため、市街地や土湯温泉内を案内して回っています。福島市の良さや安全なことを説明することにやりがいを感じますね。
福島駅前に飲食店がたくさんあるし、新しい店も多くオープンしています。 しかも少し離れると田んぼが広がっていて田舎を感じることが出来るので、バランスがとても良いと思います。生活するのに本当にちょうど良いんです。
休日はどのように過ごしていますか?
パク:休日は旅行や三味線、尺八、読書、カフェでのんびりして過ごします。あとは食べることが好きなので、お店に食べに行きます。福島はおいしいものがいろいろあります。フルーツ、お酒、餃子!ラーメンも移住してから好きになりました。
伊達屋の塩ラーメンが衝撃のおいしさでした!あとは、ラトリエサラン(バー)、テバク(韓国料理)、屋台村のあねさの小法師(居酒屋)…好きなお店がたくさんあります!
来日してからは、納豆やお刺身も食べられるようになりました。辛味噌ラーメンなど、日本では辛いとされているものが辛く感じないことにもビックリしなした。裸で入る温泉にも衝撃を受けましたが、今では慣れて好きになりました。アメリカでは、通常は水着で入るんですよ。温泉効果か肌がきれいになったと言われます。
移住を考えている方へメッセージをお願いします
パク:オリンピックが延期になり、どのようにすれば福島のために貢献できるか考え中です。
I never thought that I would fall in love with Fukushima—but I did, and I fell hard. I ignored what everyone said and took a chance. It’s probably one of the best chances I’ve ever taken and I really hope that you take the chance, too.
【日本語訳】
福島をこんなに好きになると思っていませんでしたが、メロメロに惚れてしまいました。他人の言うことを気にせずに、福島に賭けてみました。それは今までの人生の中で一番の大当たりでした。皆さんもぜひ、この機会を逃さずに福島で暮らしてみませんか?きっと楽しめるはずです!
パクさんおすすめ!
福島でのお気に入りは...「 テバク 」YUMORI ONSEN HOSTEL by SANSUISO
出典: Fukushima