移住者プロフィール
冨澤 奈美さん
移住時期
2007年3月
出身地:兵庫県、現住所:北海道紋別市、職業:水族館飼育員・トレーナー
現在のお仕事に就く経緯を教えてください
冨澤奈美さん(以下、冨澤):イルカのトレーナーを目指して高校卒業後にOCA大阪コミュニケーションアート専門学校に進学しました。2年間ドルフィントレーナーを専攻し、海洋哺乳類について学びました。動物と触れ合う仕事に就ければ、全国どこにでも行こうと決心し、専門学校卒業後は、アザラシの保護飼育施設・オホーツクとっかりセンターに就職しました。
アザラシの健康管理や給餌などに忙しい日々を送っています。今は仕事を覚えることに夢中ですが、心のゆとりが出来たら紋別の魅力をもっと知りたいです。06年には、現在の就職先となったオホーツクとっかりセンターで実習も行いました。
移住したきっかけを教えてください
冨澤:それが縁となり、同センターから誘いを受けたことから、一大決心をして07年3月に紋別へ移住しました。紋別行きを決めた時は、北海道出身の父親から反対もされましたが、今は応援してもらっています。流氷で有名な町ということは知ってましたが、まだ見たことがなく、早く間近で見てみたいですね。
移住後にやりたいことはありますか?
冨澤:今後は、中学高校と続けたバスケットボールのサークルにも入る予定です。色々な人と出会いたいです。職場と家を往復する日々なので、友達作りの最初のきっかけが大変です。
紋別市の魅力を教えてください
冨澤:動物好きなのでキツネやシカが紋別で日常的に見られるのが魅力です。関西では考えられない光景です。食べ物も美味しく、ゆったりとした時間の中で暮らすことができ、今まで知り合った人も「初対面なのにとても親切で懐の深い人ばかりです。
また、オホーツクとっかりセンターでは、「グーグ」「アタック」「ツバサ」「トモ」の4頭のアザラシを担当しています。自分に慣れてもらえるようにと、できるだけ時間の許す限り、側にいて触れ合うように心掛けています。
夢だったお仕事についてはいかがですか?
冨澤:観光客が訪れることも多い同センターでは、お客さんに楽しんでもらうことも大事な仕事です。同センターの「フィーディングタイム」は、えさやりをしながら、アザラシの生態を知ってもらったり、アザラシと触れ合ったりもできる、来館者に人気のメニューです。
今はまだ慣れないことも多くてキツイですけど、早く一人前になりたいと思っています。将来はアザラシだけでなくいろんな動物に接していきたいですね。動物と触れ合う仕事に就くという夢を、紋別で実現させたので今後もチャレンジを続けていきたいと思っています。