移住者プロフィール
景山 裕さん
出身地:広島市、現住所:島根県奥出雲町、職業:「i-R base products」経営者
奥出雲に戻り、仕事内容はどのように変化しましたか?
景山裕さん(以下、景山):奥出雲に戻ると、自分の考えで物事を動かさなくてはいけません。一見、大変にみえますが、周りに助けてくれる仲間がいるおかげで、楽しく仕事をすることができています。今はこうして仲間や地域の人に支えられながら暮らしていますが、昔は人とのつながりが面倒で、県外へ飛び出しました。
一度、奥出雲を出たからこそ分かることがあり、そして自分の意識や考え方が変わったのだと思います。
アウトドアブランドを立ち上げた目的について教えて下さい
景山:近年、住宅事情が変わり、海外の安い木材を輸入するため、日本の木材が使われなくなりつつあります。そこで新事業として日本の山を守り、国産の木材を身近に感じてもらうため、アウトドアブランドを立ち上げました。
アウトドアの「i-R base products」(アイアールベース プロダクト)では、焚き火で語らう空間をお手伝いし、「やっぱり木っていいよね」と感じてもらえるような演出を施しています。
私自身も、仕事後にそこら辺の木を集めて燃やし「焚き火」をしています。火を見ていると不思議とホッとするのです。これぞ「奥出雲ならでは」ですよね。ラックや木箱、テーブルやチェアなどは、あたたかい木のぬくもりが感じられる商品となっています。製造の一部は地元の業者に委託し、地域産業にも一役買っています。