移住者プロフィール
捧 哲郎さん ・直美さん
出身地:新潟県三条市、前住所:東京都、現住所:新潟県三条市、職業:インテリアデザイン事務所「株式会社FFA」
目次
INDEX
自己紹介をお願いします
捧哲郎さん(以下、哲郎):もともと僕が三条市の出身で、Uターンしてきました。実家は東三条にあります。
捧直美さん(以下、直美):夫婦で内装設計、インテリアデザインの会社を経営しています。
哲郎:今は東京のお客さんからの依頼が多いですが、少しずつ三条のお客さんも増やしていきたいです。
移住を決めたきっかけを教えてください
哲郎:東京以外で自然と近い暮らしがしたいと夫婦で考えるようになり、住んでいた賃貸物件の更新時期を意識し始めた頃から、実際に移住先を探し始めました。
直美:夫婦でよく山に行っていたので、山に近いところに引っ越したいと考えていました。
哲郎:働く場所に縛られない仕事をしているので、移住先は自由に選べました。
直美:”富士山が見えるところ”と考えて、山梨県や長野県も検討しました。でも、実際に行ってみると、あまりしっくりこなくて。いい感じだけど、ずっとここに住みたいか、なぜここなのかと考えると、迷いが生じました。そこで、夫の実家がある三条市が候補に挙がりました。
山を近くに感じながら不便なく暮らせる下田地域は、私たちのイメージにピッタリな場所でした。そこから三条市の空き家バンクに問い合わせをして、希望の下田地域にいい物件を見つけることができました。
義父が田んぼをやっているのですが、お手伝いしやすい環境にもなりました。今の時代、食料を自作できる環境は貴重だと思います。
哲郎:今日もこの後、実家の稲刈りを手伝ってきます。
実際に三条市に住んでみた感想を教えてください
直美:東北の雪山にもよく行っているので、雪国は不慣れではないですけど、生活するとなると別の難しさがあると思います。私は雪道での運転経験がないので、今から少しドキドキしています。
あと、私はこちらに友達がいないので寂しいかなと思っていたのですが、ご近所さんが良くしてくれて寂しくありません。
大家さんも、2~3日おきに隣の畑を見に来て、野菜をくれるんですよ。近所には、同じくらいのお子さんがいる家が何件かあって、散歩している姿を見かけて声をかけたら、次にお会いした時に挨拶できるようになりました。マンションと違って、人の姿が見えるのはいいですね。
哲郎:近所の方はすごくいい人ばかり。世間話程度に近所の人に困りごとを話したりすると、手を貸していただけて本当に助かっています。
三条に来て困ったことはありますか
哲郎:すべてが車移動になることですね。
直美:私はほとんど運転をしていなかったので。もう慣れましたけどね。それと、現金が必要な場面が増えました。都内では2年前くらいから一気にクレジットカードや電子マネーが普及したのですが、こちらでは使えないところも多く感じます。
三条のおすすめポイントを教えてください
直美:いい湯らていとキャンプ場の間の小川は、浅くて溺れる心配がないので、子供を遊ばせるのに気に入っています。敷地内の公園と小川で遊んで、温泉に入って帰ってきます。
哲郎:いい湯らていのおにぎりが最高なんですよ。最初は子供用に頼んだんですけど、食べてみたらとても美味しくて。2回目に行ったときは家族3人でおにぎりを頼んじゃいました。
直美:家の周りで遊ばせられるのも良いです。東京では公園まで行く必要がありましたが、ここなら公園は無くても田んぼ道が遊び場になります。市街地のすぐ近くに山間部が広がっているのは、三条市の魅力だと思います。
お店もあるし生活に不便なく、自然と一緒に暮らせます。地元の人は市街地に行くまで車で10分、15分かかるのが不便というかもしれないけど、不便さはここも市街地も変わらないと感じます。
今後どのように暮らしていきたいですか
哲郎:こういう空き家バンクの家に住んでみて、やはりいいなと思うので、もっと広められるお手伝いができたら嬉しいです。実際に住んでみて、空き家はそのままで住むのは難しいと思います。すぐ住める状態で貸すお手伝いができたらと。
直美:空き家を借りたいという人は多いはず。もっと流動的に、空き家の賃貸が活発に進めばいいのにと思います。