移住者プロフィール
井口 大史さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
新潟県燕市の地域おこし協力隊、趣味・特技:筋トレ・背脂ラーメン巡り
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
私は面白い仕事を探していました。サラリーマンをしていましたが、その先のビジョンが見えてこのまま続けていても面白くないと思い、辞めて新たな職を探しました。
それからハローワークや知り合いに「面白い仕事、もしくは変な仕事ない?」と聞いて回りました。その間、アルバイトでやってみたかった引越し等の肉体労働系の仕事と、単発の面白そうな仕事をやっていました。
ある日、ハローワークで私の面倒をよく見てくれる担当の方に会い、最終的に地域おこし協力隊を勧められ、1週間程度で即決し、すぐに応募しました。
新潟県燕市を選んだ理由について教えて下さい。
- 以前からご縁があり知っている地域であった
- 金属加工や背脂ラーメンなど、強みのある地域である
- 地域おこし協力隊のミッションで面白い仕事ができそうだと感じた
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
燕市観光協会と燕市観光振興課に所属して仕事をしています。募集時点での活動内容は『SNSの情報発信』で、着任して初めの頃は燕市観光協会のInstagram、X、燕市産業史料館のXの更新業務をしていました。
それから徐々にSNSでの情報発信と並行して「燕背脂ラーメンMAP」の作成や、その取材対応を任せてもらうようになりました。
今では地域のラジオ局で毎週10分の番組を担当しています。まちの人にインタビューをしたり、自分で取材して学んだラーメンの話をしたりと楽しく自分なりに情報を発信しています。
また、最近では、ラジオで出会った人やラーメン店主など、人と人を繋ぐ役割もしています。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
- まちで起きている様々な情報(イベント、取材、仕事等)が入ってくること
- 人に頼られること
- 東京では味わえない経験ができること(雪関係、平野の景色、人との距離感、仕事の種類等)
- 通勤に時間がかからないこと、満員電車に乗らなくてすむこと
- 日々楽しく暮らせること
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
- 東京と新潟の情報の違い
- 気候について(燕市は新潟県の中でもあまり雪が降らないこと、秋から冬にかけて天気がいつも悪いこと)
- 燕市の地域おこし協力隊は市役所で職員と一緒に活動すること
- 訛りがあまりないこと
- 住んでいる地域にいろいろとあり便利で住みやすいこと
- 車社会なのであまりお酒を飲まないこと
- 移住者が思っていたよりも多いこと
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
楽しく健康になれる仕掛けをつくる、パーソナルジムを開きます。燕市民の慢性的な腰痛等を減らして健康寿命をUPさせたいです。
また、しっかりと稼げるようになったらいつか燕市に還元し、宮町商店街の復活など、まちの力になりたいです。
燕市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。
ラジオで燕市の春祭り『萬燈(まんどう)』の取材をした時に、ひょんなことから参加することになりました。萬燈とは、天保元年頃より続く燕市郷土伝統伝承文化で、五穀豊穣、疫病退散も兼ねた由緒ある燕市の春祭りです。揃いの浴衣をまとった若連中が高さ5.5mからなる山車を曳行し、お玉と呼ばれる少女たちが踊りを披露する、全国でも他に類を見ないお祭りです。祭りで着る衣装はまわりのみなさんが持ち寄ってくれてすぐに準備が整い、その日から練習に加わりました。
また、練習後にお酒を飲みながら行う打ち合わせにも参加し、毎日朝2時帰りになるほどまちの人たちと濃い時間を過ごしました。祭り当日は想像以上にハードで洗礼を浴びましたが、無事に終えることが出来ました。
それから繋がりは続き、現在まで月1回は祭りの会議に参加し、萬燈のこれからについての話し合いに参加しています。(2023年9月には、私が勤務している燕市産業史料館にて萬燈の特別披露会を設けることができました。)
燕市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
- 燕背脂ラーメン
- 金属加工 産業観光
- 田舎の良さと街の良さの両方がちょうど良い塩梅で共存しているところ
- 宮町商店街(古いお店と新しいお店が共存している)
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
燕市は『住みやすい場所』です。
最近、若者の移住者が増えて様々なジャンルで活躍しており、「商店街に新たなにぎわいをつくろう」という動きが活発化しています。その背景には移住制度が整っていることや、燕市民が移住者を温かく迎えて入れてくれる市民性であることなどがあると思います。
田舎すぎず、都会すぎずといった環境で、田舎らしさを楽しみながら、住みやすく便利な環境も整っていることも移住ではとても魅力的です。(例えば、自分の家から徒歩5分以内に24時間営業のコンビニ、ドラッグストア、ファミレスなどがあります。)
今の燕市は移住するには最高の土地なのではないでしょうか。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2