移住者プロフィール
木 村さん
前住所:東京都、現住所:栃木県足利市、職業:花屋
目次
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移住したきっかけを教えてください。
木村さん(以下、木村):夫の実家が足利なのですが、実は私たちはリタイア後に足利市に戻って来ようと考えていました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で会社の方針が変わり、 東京で新しい住まいを探そうとしても、家賃が高すぎ、 東京にいる理由も薄れたので、私たちは早めに移住することを決めました。
実際に移住してみてどうでしたか?
木村:生活スタイルが一変しましたね。 東京とは違い、足利市では車生活になりました。
東京は人との摩擦が多い一方で、心の距離は遠く感じられましたが、 こちらでは時間の流れもゆっくりと感じられ、人々とのつながりも深まりました。 今では、たまに東京に行くと、人の多さや近さにドキドキします(笑)。
移住にあたり不安だったことはありますか?
木村:足利市は私の地元ではないので、地域の方々との関わりに不安を感じました。特に東京から来た私たちにとって、東京と足利では関わり方が異なることから、 最初は地域の目が近いことにも不安がありました。
しかし、地域の自治会や子育てサロン等に参加するようになってから、そんな不安も払拭されました。 ドラマなどで描かれるような田舎特有の習慣も特になく、皆さん温かく接してくれますよ!
地域の人たちの印象は?
木村:地域の方々は江戸弁寄りの強めの口調のお年寄りが多いですが、皆さんとても優しく温かい印象です。 集合時間15分前に到着している方が多いことにも驚かされます(笑) 。
また、夕方になるとフラメンコの練習をする人たちもいらっしゃって、カスタネットの音が聞こえてくると微笑ましい気持ちになります。
今のお仕事を始めたきっかけは?
木村:きっかけは主人の実家が花屋を営んでいたことです。 主人は東京での仕事と、家業の花屋を兼業しています。 私も非常勤で花屋をするようになりました。
足利の魅力を感じた点は?
木村:足利市で感じた魅力の一つは、安くて美味しいお店が多いことです。料金が手頃でありながら、味も素晴らしいです。それに、量も多いので、お腹いっぱい食べられて満足できます。
また、お店の人々は子供に対してとても優しく接してくれます。子供連れでの外食でも気兼ねなく訪れることができます。
子育て環境はどうですか?
木村:名草小学校の環境がとっても良いと感じています。生徒数が少なく、教育が手厚いです。生徒数が多くても10人に対して、先生1人というような環境です。
人数が少ないことから、東京の頃と比較しても勉強の進みもスムーズで、足利市の学力調査でも名草小学校が1位になったことがあると聞きました。塾に通わなくても普通の教育で十分な水準に到達するので、子供の学力が自然に向上するのはありがたいですね。
東京では1クラスの人数が多く、先生と生徒の両方がストレスを感じている様子もよく見られましたが、今はストレスフリーな印象です。
また、名草では子供が1人で通学していても地域の人々が見守ってくれます。公民館では子育てサロンや女性学級などもあるので、 安心して子育てができています。
これからやっていきたいことはありますか?
木村:最近では素敵なお店も増えてきていますが、街の存続にはもっと盛り上がりが必要だと感じています。中長期的に街の活性化を図るための取り組みを行いたいです。
現在、足利ミッドタウン商店会との繋がりを持っているので、それらを通じて活動していけたらいいですね。
また、名草地区では田畑がソーラーパネルに変わる場所が増えてきたので、商業と農業の両方が安心して継続できる環境を築いていければと考えています。
移住者へのアドバイスがあったらお願いします。
木村:子育て世代の方には名草地区がおすすめです!自治会の負担は、想像しているよりもずっと大きくありませんよ。
また、人との距離は東京よりも気持ち的には近く感じられますし、田舎なので物理的な距離も程よく保てているので、とても心地よいです。
それに、名草は田舎と言っても「ド田舎」ではないので、初心者にはぴったりの場所です。車でわずか10分の距離に市街地があり、必要なお店もたくさん揃っているので、規模的にもとても暮らしやすいです。
それに、どんなジャンルにもコミュニティーが存在しているので、安心して暮らせます!
出典: からりこターン 足利移住のススメ