移住者プロフィール
梅西 正人さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
徳島県上勝町の地域おこし協力隊、趣味・特技:バイクツーリング・映画鑑賞
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
介護福祉士として働いていた時、たまたま新聞で上勝の「株式会社いろどり」が農業と福祉を組み合わせた事業に取り組んでいこうという内容の記事を読み、とても良い取り組みなので行ってみたいと思ったのが最初のきっかけでした。
ネットで調べ、上勝町の行政視察を請け負う合同会社パンゲアに電話をした際に「ちょうど上勝起業塾の一期生を募集しているので応募しませんか?」と声をかけていただいたので参加しました。町の事業所やいろどり農家さんと会ってお話したり、山の空気や自然に触れ、人と自然が素敵なところだと感じました。
その時はまだ移住までの気持ちはありませんでしたが、起業塾を終えたあとも月に一度上勝に通い、いろどり農家さんを訪ねたり農作業を手伝ったりしていました。その中でだんだんと移住への気持ちも高まり、今度は「地域おこし協力隊という制度があるので応募してみる?」と声をかけていただいたご縁で2021年4月から地域おこし協力隊となりました。
※上勝起業塾・・・地域資源を活用しながら上勝で新たな仕事を創るきっかけをサポートする宿泊体験型のイベント
徳島県上勝町を選んだ理由について教えて下さい。
前述したように、いろどりさんが農業と福祉を組み合させた事業に取り組んでいこう、という新聞記事をたまたま読み、すごく良い取り組みをしているから見てみたいと思ったのがきっかけでした。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
上勝で農業と福祉を組み合わせた事業(農福連携)が出来るように活動しています。農業のお手伝いをしながら、現場での問題(高齢化、後継者不足、人手不足等)を洗い出し解決案を考えています。
また、福祉事業所(就労継続支援事業所)を訪問し、農業の手伝いと繋げることができないかを相談させていただいたり、実際に農福連携している福祉事業所に訪問して、上勝の農家への派遣やお手伝いについて相談させていただいています。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
地域おこし協力隊という肩書があるので、スムーズに地域の方と知り合うことができたり、紹介をしてもらって繋がりが広がることです。
そこで縁があった農家さんや地域の草刈りなど、自分自身が参加したりお手伝いすることで、地域の人に「助かる」「ありがとう」と喜んでもらえること、感謝されることが一番のやりがいです。
また仲良くなると野菜などのおすそ分けをもらえたり、新しい農家さんなど紹介してもらい、人との繋がりが増えるとモチベーションもあがります。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
町内は道が細く、坂道も多いので農家さんの家へ訪問したり、農作業のお手伝い中にケガをすることが何度もあったことは想定外でした。気をつけてはいるつもりですが、慣れない土地での作業には一段と注意することが必要だと感じています。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
徳島県内の福祉事業所と上勝の農家さんや農業仕事を連携できるようにしたいと思っています。私が間に入って調整をしたり、時にはがっつり農業をお手伝いして農家さんの負担を減らし、いつまでも元気で働けるようお手伝いしたいです。
上勝町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
上勝阿波晩茶のお茶摘みに初めて参加したとき、住民の方が「どこからきたの?」「どこに住んでるの?」など積極的に話しかけてくれ、よそ者も関係なく接してくれる明るい方が多いと感じました。
また、一生懸命やっていると「来年は私の家の茶摘みにも来てね」と声をかけられることも増え、繋がりもぐんと広がりました。
上勝町の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
山奥なので自然豊かです。おすすめのスポットを紹介します。
- 山犬嶽(初めて行った時、上勝にこんな素敵な所があるんだと驚いた)
- ゼロ・ウェイストセンター(これぞ上勝、ゴミ45分別。立派な建物でホテル併設)
- RISE&WIN(上勝地ビール。ゆこうビールはマジでうまい)
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
「何が起きるか思い悩むより行動を起こして考えた方が良い結果が生まれることがある」という言葉があります。
少し移住に不安を感じているなら、私みたいに1年通いながらゆっくりその土地や人を知り、そのうえで移住するかしないかを判断しても遅くないと思います。頭で悩むよりは、とりあえず足を運び、自分自身で色々と体験してみることが一番大事だと思います。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2