移住者プロフィール
渡部真子さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
栃木県真岡市の地域おこし協力隊
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
真岡市地域おこし協力隊になる前は、ペットショップ店員として働いていました。仕事をしている中で、地域の人から愛犬と触れ合える場所がもっとあればいいのに…といった相談を受けることが多く、そこから漠然と、もっと犬と人が仲良く暮らせるまちがあればいいなと思い始めて、まちづくりに興味を持つようになりました。
何かできないだろうか考えていた時に、真岡市のホームページで、地域おこし協力隊の募集を見つけました。そこでは、真岡まちづくりプロジェクト(通称「まちつく」)が紹介されていて、学生と地域の大人たちがまちを楽しくする取り組みを行っており、私もその一員になって、まちづくりに関わってみたいと思いました。
特に、1期生が作った五行川河川緑地と、二宮コミュニティセンターのドッグランの社会実験を見て、私のドッグトレーナーとしての経験を活かして、真岡市で犬と人が仲良く暮らせるまちづくりを実現できると思い、すぐに応募しました。
栃木県真岡市を選んだ理由について教えて下さい。
自分のやりたいことが実現できると思ったことが大きいです。
また、着任前に真岡市へ遊びに行った際に道に迷っていたところ、道を案内していただき、人が温かいと感じたこともきっかけになりました。
いちごが大好きなので、いちご生産量日本一を誇る真岡市でいちごをたくさん食べたいと思ったところもあります。実際にとちおとめ、とちあいか、ミルキーベリーなど様々ないちごの食べ比べを楽しんでいます!
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
まちづくりコーディネーターとして活動しています。高校生、大学生と地域の大人たちが、自分たちで住みたいまちをつくる、「まちつく」に参加しています。
また、五行川河川緑地にドッグランを作り、毎月犬の講座や、犬の相談会を実施しています。犬と人が仲良く暮らせるまちを目指して活動中です!
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
まちつくで実現したドッグランは、初めてドッグランを利用する方が多く、その方たちが、皆さん口を揃えて「うちの子が、こんなに楽しく遊んでいる姿を初めて見た」と喜んでくださり、嬉しかったです。
実際、様子を見ていると、最初は飼い主さんもワンちゃんも少し緊張されていて、飼い主さんの足元から離れないワンちゃんもいました。でも、少しずつ慣れてくると周りの匂いを嗅いで、飼い主さんのそばから離れて笑顔を浮かべて走る姿が感動的でした。
愛犬の新たな姿が見れるきっかけの場がつくれました。イベント開催後に「次はいつ開催予定ですか?」「次回も楽しみにしています!」などお声をいただくと、とてもやり甲斐を感じます。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
広報紙の表紙に載ったことです!「正しい犬の飼い方強調月間」に合わせて、正しい犬の飼い方についてお話した記事が10月号の広報紙の特集となり、表紙にも掲載されました。
皆さんに「広報紙の表紙になったドッグトレーナーさんですね!」と声をかけていただくことが多く、あんなに大きな写真で表紙になったことは想定外だった半面、たくさんの方々に知っていただけて嬉しかったです。
また、市内のコミュニティラジオ 『FMもおか』に出演していますが、まさかラジオに出演するとは想像もつきませんでした。今後も協力隊の活動を知っていただけるよう、真岡市地域おこし協力隊3人で元気をお届けしていきます!
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
引き続き犬と仲良く暮らせるまちを目指していきます。特に子犬を対象とした出張ドッグトレーニングをしていきます。
活動の中で犬の相談会を開催した際に「愛犬を迎えてすぐ、いたずらが増えてきた。その悩みをどこに相談すればよいか分からないまま過ごしていた。愛犬と一緒に学べる機会を増やしてほしい。」とご相談をいただきました。
子犬をお迎えし、愛犬が成長していく喜びや、楽しさがある半面、成長と共にいたずらが増え、その行動に悩む時期が特に子犬の頃です。例えば、お家の色んな所に排泄をしてしまう、手や足を噛んできて痛い、インターホンや車に吠えてしまう、お散歩中リードを引っ張ってしまうなどのお悩みがあります。
ペットショップ勤務の経験を活かし、悩みや疑問ができた際、飼育環境を実際に見ながら愛犬との暮らしがより楽しくなるようなサポート、犬を迎えようか考えている方に、理想の犬との生活が送れるようサポートをしていきます。
真岡市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。
真岡市の方は人が温かいと思いました。活動の中で自分が作りたかったドッグランを、カタチにしていったときのことです。
地域の建設会社の皆さんが企画から設計、そして現場の力仕事も手伝ってくださいました。設営作業には、地元の工業高校生や大学生、市民の皆さん計12名の方々がボランティアでご協力くださり、想いをカタチにできました。
とても自分一人ではできなかったと思います。地域の人の温かさを感じました。
ドッグラン出入口に設置してある東日本盲導犬協会への募金は、2022年11月から2023年10月までの11カ月間で150,398円のご協力をいただいております。市民の皆さんからの協力と、温かく支えられて協力隊の活動ができていることに感謝しながら今後の活動を頑張っていきたいです!
真岡市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
いちご王国栃木の中でも「いちご生産量 日本一」を誇る真岡市とちおとめ、とちあいか、スカイベリー、とちひめ、なつおとめ、ミルキーベリーなどのいちごが食べられます。種類によって甘酸っぱかったり、甘かったり・・・味の違いが楽しめるので、いちごの季節が待ち遠しいです!
真岡市役所の向かい側にある五行川河川緑地(RIVER+)の芝生広場は、放課後にサッカーをしている学生さんや、川沿いをお散歩している人、皆さんに協力いただき実現したドッグランで遊んでいる人など、市民と動物の憩い場となっています。そこから見る夕日がとても好きです。
春になると桜が咲き、秋になるとイチョウが綺麗で季節を感じられます。また、歩道が広いのでお散歩がとても気持ち良いです。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
まずは、まちに行ってみて地域の人と交流をしてみることだと思います。今は、インターネット・SNSなど、まちの魅力などの情報が掲載されているので、現地に足を運ばなくても情報は入ってくると思います。
しかし、現地に直接足を運んでみないと分からないことや、実際に行ってみて初めて感じることもあります。実際、私も移住する前に真岡市へ足を運び、まちの人と触れ合って人の温かさに触れ、魅力をたくさん感じました。
移住を検討しているのであれば、まちに足を運んでみることをお勧めします!ぜひ、「はじめの一歩」を踏み出してみてください!
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2