<h2>移住前はどのような暮らしをしていましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤佳穂さん（以下、近藤）</span>：</b>東京の住まいから職場である横浜のホテルに通勤をする生活を5年半ほど送っていました。ホテルでは、カフェやフレンチレストラン、バーなどのレストラン部門で長く働き、経理部門でも1年ほど働いていました。</p>
<p>ホテルのレストランでの接客は、自分のスキルで売り上げを作ることが出来るのでやりがいを感じていましたし、単純に食べることも好きだったのでとても楽しく働くことが出来ていました。</p>
<h2>移住しようと思ったきっかけは何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤</span>：</b>大熊町へは、縁があって2019年頃から月1回ほど来ておりよく知っていました。当時お付き合いしていた方が大熊町で働いていたので、結婚を機に私も大熊町へ移住し一緒に住むことを考えていました。</p>
<p>しかし、大熊町の避難指示解除が進まず、またコロナ禍ということもあり結婚後1年ほどは別々に暮らしていました。そして2022年6月に一部避難指示が解除され、タイミングよく良い物件に巡り合えて移住することになりました。</p>
<h2>移住の決め手は何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤</span>：</b>私の場合は、避難指示が解除され住める家が見つかりしだい移住するつもりだったので、避難指示解除が決め手です。解除の時期が分からなかったので富岡町やいわき市などに住むことも考えていましたが、いろいろな物件を見比べた結果、現在の物件が一番良かったので大熊町に住むことを決めたという経緯もあります。</p>
<h2>どのように情報を集め、どのような支援や補助金を利用しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤</span>：</b><mark>大熊町移住定住支援センターや大熊町役場に直接来て情報を集めていました。2022年3月頃から情報収集を始め、まずは大熊町役場に行き話を聞き、4月以降は移住支援センターができるということで、そちらに伺うようになりました。</mark></p>
<p>物件の情報はweb上に出ていなかったので、直接大熊町の不動産屋さんに伺って内見などを行いました。</p>
<h2>どのようなプロセスで移住しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤</span>：</b>私の場合は以前より大熊町に来ていたので、町の状況についてはある程度分かっていました。仕事の面でも夫は大熊町で働いていましたし、あとは住居が決まればいつでも移住できる状態でしたので、現地の移住支援センターと不動産屋で話を聞くことですぐに移住することが出来ました。</p>
<h2>現在はどのような仕事、活動をされていますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤</span>：</b>ホテルでの経験を生かしてフリーバーテンダーとして大熊町や近隣市町村のイベントに参加しています。大熊町では、2022年8月に行われたKUMA・PREでのイベント「ふらっとクマプレ」で地域の果物などを使ったオリジナルのフルーツカクテルを作って販売しました。</p>
<p>今後も月1回くらいイベントに参加して活動できたらいいなと考えていますし、既存のお店と一緒に、何か新しいことができればと考えています。</p>
<h2>移住して良かったところと悪かったところを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤</span>：</b><mark>東京での生活と違い、騒音に悩まされることがないです。現在は近所に誰も住んでいないので、夜中でも生活音など細かなことを気にせずストレスなく生活することが出来ています。</mark></p>
<p>また、<mark>役場に行くのが楽しみになるくらい職員さんの対応がすごくいいです。まだ町民が少ないということもあり、一人ひとりに時間を使って親身になって対応してくれます。</mark></p>
<p>悪い点は特にないですが、道路の舗装が悪いところくらいです。夜は街灯も少ないので、気を付けて運転しています。</p>
<h2>大熊町の好きなところはどこですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤</span>：</b><mark>住民が少ないこともあり名前で呼んでくれることが多い点は嬉しいです。いろいろな施設でお客様というよりは知り合いという感じで接してくれることが、適度な距離感でとても心地よいです。</mark></p>
<p>物もサービスも、東京など大都市の便利な生活を当たり前だと思ってしまうと難しいですが、無いことが当たり前だと思うと特に不便だと思うこともありません。</p>
<h2>移住を考えている人に一言お願いします！</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">近藤</span>：</b>一回住んでみるのがいいと思います。大熊町は特殊な環境ではあるので、どんな状況なのかを分かったうえで引越しすることをお勧めします。</p>
<p><mark>移住のコストを負担しようと行政も補助金などを用意しているので、気軽に来てみるのが一番だと思います。</mark>私がおいしいコーヒーを淹れますのでぜひご連絡ください！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.town.okuma.fukushima.jp/site/iju/22521.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">【移住者インタビュー】近藤 佳穂さん</a></p>

ワープシティ公式

東京都出身の近藤佳穂さんはご結婚がきっかけで、東京都から福島県大熊町へ移住しました。婚約者が住んでいたため、結婚前から頻繁に来ており、少ない不安で移住できたと話します。移住後は、移住前のホテル勤務の経験を活かしてフリーバーテンダーとして活躍しています。そんな近藤さんに大熊町への移住についてお話を伺いました。

大熊町

福島県

出身地：東京都、前住所：東京都、現住所：福島県大熊町、職業：フリーバーテンダー



近藤 佳穂

東京の暮らしとは全く違う、福島県大熊町でストレスのない暮らし

<h2>移住前はどのような暮らしをしていましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川佐和さん（以下、谷田川）</span>：</b>以前は東京で「人生を1からデザインする楽しさで溢れる社会」の実現を目指す一般社団法人ことばの理事をしており、関東圏の学生が子どもを笑顔にする活動を行っていました。震災以降、岩手県で活動を行ってきましたが、近年はコロナ禍で現地での活動が出来ず、オンラインでの活動にシフトする、都内での活動を始めるなどの工夫をしていました。</p>
<h2>移住しようと思ったきっかけは何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川<span style="color: #061d60;">：</span></span></b>学生時代からの知り合いであった株式会社Oriaiの代表である松井に声をかけてもらい、2020年に行われた「おおくまハチドリプロジェクト」の運営を受託したことがきっかけで大熊町に関わるようになりました。<mark>一般社団法人ことばで活動していた頃から青少年のキャリア育成に興味があったため、大学生たちが町の未来に対して一生懸命にアクションを起こすサポートができたことは移住の大きなきっかけとなりました。</mark></p>
<h2>移住の決め手は何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川<span style="color: #061d60;">：</span></span></b><mark>初めて担当してくださった役場の方が丁寧かつスピード感のある対応をしてくださり、一緒になって前向きに取り組んでくれる姿勢にまず驚きました。これまでもいくつかの自治体で仕事をさせていただきましたが、魅力を感じつつも本格的に移住を検討した市町村は多くありませんでした。</mark></p>
<p>しかし、<mark>おおくまハチドリプロジェクトの期間中、担当してくださった皆さんからは私のような町に詳しくない立場の意見も積極的に取り入れ、町を良くしていこうとする強い気持ちを感じました。その想いに感化されて私自身も「この機会を最大限に活かしたい」と前のめりの姿勢を最後まで失わずに取り組むことができました。</mark></p>
<p>ちょうど次のキャリアとして、取り組んだことのない領域に挑戦したいと考えていたタイミングでもあったんです。大熊町のような環境に飛び込むことは自分の人生がより意義深いものになるのではと感じました。</p>
<p>東京の家に戻ると同時に、夫に伝えたところ「絶対に行ったほうがいいよ」と言ってくれたことが決め手となり、移住を決断しました。</p>
<h2>どのように情報を集め、どのような支援や補助金を利用しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川<span style="color: #061d60;">：</span></span></b>私の場合は移住を決めたのが先で、仕事や家は後から準備した、という変わった順番です。「身一つで来るわけにいかない！」ということで、まずは業務委託で契約していた株式会社Oriaiに正規雇用してもらうことになり、そこから住居や車の手配を会社にサポートしてもらいながら進めました。</p>
<p>また、<mark>OkumaLeadやHAMADOORI13といった団体の皆さんや町役場生活支援課の皆さんが、移住前に情報を提供してくださり、「12市町村移住支援金」を教えていただいたため現在準備中です</mark>が、その他の公的な補助などは活用していません。</p>
<h2>どのようなプロセスで移住しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川<span style="color: #061d60;">：</span></span></b>会社にサポートしてもらいながら、住居や車の手配を進めたことはお話ししましたが、特徴的な事情として、今回賃貸契約させていただいた家がある地域は2022年6月に避難解除された特定復興再生拠点であることが挙げられます。そのため家を借りただけでは住むことができませんでした。</p>
<p>解除前の5月から家に住むためには契約を進めるだけでなく、準備宿泊の申請やそれに伴う事業所登録、大熊インキュベーションセンターへの入居など、様々な手段を経て移住が叶いました。この点においては、町役場や不動産会社、大家さんなど多くの方に助けていただきました。</p>
<h2>現在はどのような仕事、活動をされていますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川<span style="color: #061d60;">：</span></span></b>私が所属する株式会社Oriaiは「地方×若者」がコンセプトの会社で、学生を中心とした全国の若者に大熊町に来てもらい、アイデアコンテストや農業インターンシップなどを通して町の関係人口を増やす取り組みを行っています。</p>
<p>また、現在は大熊インキュベーションセンターのコミュニティマネージャーとして、町民の皆さんと大熊町への進出企業を繋ぐ役割を担っています。</p>
<h2>移住して良かったところと悪かったところを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川<span style="color: #061d60;">：</span></span></b><mark>まだ移住して5ヶ月ほどですが移住して正解だったと思っています。仕事面ではやりたかった仕事が出来ているし、関わる人たちがとても魅力的です。</mark></p>
<p>また、<mark>町の発展に関われる機会はとても貴重な経験だと思います。生活面ではベランダで植物を育てたり、泊まりに来た学生たちと星を眺めたり、町で長く続いてきた生涯学習団体「ふるさと塾」に入れていただいて、人生の先輩方と一緒に文化財保護に携わらせていただいたりと、時にリフレッシュしながら楽しく過ごせています。</mark></p>
<p>ただ、仕事終わりや休日にのんびりと過ごす場所が町内には少ないため、もう少し町内に住んでいる多様な人々と交流をしたいなと思うことがあります。</p>
<h2>大熊町の好きなところはどこですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川<span style="color: #061d60;">：</span></span></b>まちづくりは一筋縄ではいかないことも多いと思いますが、大熊町には子どもの頃におもちゃで町を作った時のようなワクワク感を感じています。もちろん震災で失ったものもあると思いますが、同時に、今自分たちが思い描く「住みたい町の姿」を創れる無限の可能性を秘めていると信じて活動しています。</p>
<p>そして、<mark>大熊町は昔から移民が行き交う地域であったと聞きました。世代や違いを超えた「共生」を自然と身につけている人が多いことで、人間関係における快適な距離感を維持しているところも魅力だと思います。</mark></p>
<h2>移住を考えている人に一言お願いします！</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">谷田川<span style="color: #061d60;">：</span></span></b>移住を前にして、私も「こうあらねば」と気負ってしまう瞬間がありますが、その度に「考え方を変えればただの引越しだ」と思い出すようにしています（笑）。自分がより幸せになれる選択をすることが大事で、その一つに住む場所の選択がある。</p>
<p>大熊町で幸せを感じられそうなら住んでみればいいし、違ったらまた違う場所に引っ越せばいいと思うことで、大胆な選択肢も身軽にしやすくなるのではないでしょうか。</p>
<p>自分の「今だ！」という決断を真正面から受け止めて、「ありがとう」という言葉と共に多くの方が力を貸してくださったように、私も次に大熊町に来る方から学ぶ姿勢を忘れず、全力でサポートをしたいと思います！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.town.okuma.fukushima.jp/site/iju/22559.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">【移住者インタビュー】谷田川 佐和さん</a></p>

東京都出身の谷田川佐和さんは2022年5月に東京都から福島県大熊町へ移住しました。仕事を通じて大熊町とつながり、移住を決断した谷田川さん。現在は「株式会社Oriai」で学生を中心とした全国の若者に大熊町に来てもらい、アイデアコンテストや農業インターンシップなどを通して町の関係人口を増やす取り組みを行う日々を送っています。そんな谷田川さんに、移住の経緯や仕事についてお話を伺いました。

出身地:：東京都、前住所：東京都、現住所：福島県大熊町、職業：「株式会社Oriai」勤務



谷田川 佐和

若者を通じて大熊町の町に活気を！新たな魅力を伝えていきたい

<h2>移住前はどのような暮らしをしていましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関耕平さん（以下、井関）</span>：</b>移住前は岡山県の久米南町にある限界集落に住んでいました。農業を中心とした暮らしの発信により地域創生に取り組んでいるコミュニティで、ガスや水道を契約せず自然の中で生活していました。</p>
<p>岡山に住む前は、農業・建築・工芸などお金や組織、エネルギーに依存せずに愉しく豊かに生きる力を学ぶことを目的として、栃木県に1年間住み込みで修行していました。技術的にも精神的にもさらなるレベルアップを目指して岡山県に移り住みました。</p>
<h2>移住しようと思ったきっかけは何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関</span>：</b><mark>今勤めている会社の代表が、「新規農業事業の立ち上げを一緒に大熊町でやらないか」と誘ってくれてたことが一番のきっかけです。</mark>その代表とは栃木県にいたときにご縁があり、そこからたまに連絡をとっていて、岡山の次にどこで何をするかを考えていた時に声を掛けてもらいました。</p>
<p>話を聞いているうちに、大熊町での農業やそれまで学んできたことを生かして、暮らしの発信活動をしてみたら面白いんじゃないかと思って移住しました。</p>
<h2>移住の決め手は何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関</span>：</b>自分の20代のテーマの一つが「自分の行動の一つが誰かの希望に足りうるか」ということでした。大熊町だったらこれまで学んできたことを生かして、自分が生きたいように生きるだけで発信の説得力の重みも違うし、誰かの希望に足りうるかもしれないと思って移住を決心しました。</p>
<h2>どのように情報を集め、どのような支援や補助金を利用しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関</span>：</b><mark>大熊町についてのいろいろな情報は代表から聞いていましたが、それ以外は何も知らなかったです。放射能のことを中心に自分なりにいろいろと調べました。12市町村移住支援金についても調べて、これから申請する予定です。</mark></p>
<h2>どのようなプロセスで移住しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関</span>：</b>自分の場合は、今お世話になっている会社の代表から大熊町の状況については聞いていました。農業の事は岡山県や、岡山県の前に住んでいた栃木県で学んでいたので、大熊町で住居が決まれば移住できる状態でした。</p>
<p>その後、町の公営住宅がタイミング良く空いたのですぐに移住する事ができました。</p>
<h2>現在はどのような仕事、活動をされていますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関</span>：</b>農業法人の会社に勤めています。夏場は、朝は5時に起きて昼間は現場で動いて、お昼ご飯を食べて、ちょっと昼寝して、また現場に戻って日が暮れるぐらいまで働き、帰ってきてご飯を食べて寝るみたいな、そんな生活です。</p>
<p>具体的には、10ヘクタールの土地を借りていて今年は1ヘクタールの生姜を栽培しています。生姜は世話のいらない作物ですが、地面や生姜の葉っぱを見て大丈夫そうか、水やりや農地の管理、草刈りなどの管理作業が今の時期だと結構大変で、生姜を掘り起こす作業や準備に追われています。</p>
<h2>移住して良かったところと悪かったところを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関</span>：</b><mark>良い点は、いたるところから清水が湧き出てたり、植生が豊かなところですね。11年間、農薬や除草剤や肥料が使われていない農地がたくさんあり自然が豊かです。</mark></p>
<p>また、<mark>地元の方が、ご飯をごちそうしてくれたり、百姓仕事について教えてくれたりとても親切にしてくれます。</mark>悪いところは特にないですが強いて言うならば、近くに映画館とカラオケなどの施設がないところですかね。</p>
<h2>大熊町の好きなところはどこですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関</span>：</b><mark>地元の方々がとても親切でいつも助けてくれます。懐の広い方が多いと思います。</mark></p>
<h2>移住を考えている人に一言お願いします！</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">井関</span>：</b>一緒に大熊町で農業をしませんか？住んでみないと分からないこともあるし、大熊町で農業をやるには壁が高いですが、それが逆にやりがいにつながります。</p>
<p>若手の担い手が増えて、一緒に新しい農業を発展させて、大熊町に賑わいが生まれればいいなと思います！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.town.okuma.fukushima.jp/site/iju/23395.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">【移住者インタビュー】井関　耕平さん</a></p>

千葉県出身の井関耕平さんは、2022年8月に仕事に誘われたことがきっかけで、岡山県から福島県大熊町へ移住しました。移住前は、岡山県久米南町にある限界集落に住み、農業を中心にガスや水道を契約せず自然の中で生活していた井関さん。誘われた仕事が、それまでの経験が活かせる新規農業事業の立ち上げだったので移住を決意したそうです。そんな井関さんに大熊町への移住と現在のお仕事についてお話を伺いました。

出身地：千葉県、前住所：岡山県久米南町、現住所：福島県大熊町、職業：農業


井関 耕平

誘われた新規農業事業の立ち上げをきっかけに大熊町へ移住！

<h2>移住前はどのような暮らしをしていましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田未帆さん（以下、池田）</span>：</b>横浜市の老舗ホテルや仙台市のお店でパティシエの仕事をしていました。中学生の頃から食べることや物を作るのが好きだったので、食に関わる進路に進みたいと考えていました。</p>
<p>高校では調理や栄養について学び、専門学校では特に興味のあったお菓子について学んでいました。</p>
<h2>移住しようと思ったきっかけは何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>はじめは、横浜のホテルの元同僚で大熊町の先輩移住者である、近藤さんに会いに大熊町に来ました。その時に近藤さんに連れられて、JR大野駅西口にある交流施設【KUMA・PRE】のイベントに参加しました。</p>
<p>そこでの出会いがきっかけで、後にKUMA・PREで開催されたキッチンカーでの販売イベント「くまカラ」でフランを販売することにつながり、大熊町へ移住することになりました。</p>
<h2>移住の決め手は何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b><mark>大熊町に来て3日目に、近藤さんが町内のアテンドをしてくれて移住定住支援センターや町の交流施設である「linkる大熊」に行きました。移住して半年もたっていないのに町の方と仲良くなっているのを見て「私も地域になじめそう」と感じたことが決め手になりました。</mark></p>
<p>また、チャレンジショップでコーヒースタンドをオープンしていた深澤さんから「コーヒーと一緒に提供できるお菓子を作って欲しい。」とお誘いがあったことも決め手になりました。</p>
<h2>どのように情報を集め、どのような支援や補助金を利用しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>大熊町に行くとなった時にツイッターやインスタグラムで大熊町について調べましたが、なかなか情報が出てきませんでした。ですので<mark>直接現地に行って自分の目で探したり、移住定住支援センターで民間のアパートの情報を聞いたり、大熊町サポーターズというオンラインコミュニティで求人や住まいの情報を収集していました。</mark></p>
<h2>どのようなプロセスで移住しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>大熊町サポーターズを使って移住についての情報や、物件情報を確認していました。linkる大熊の職員の方に町について聞いたり、深澤さん経由で楢葉町にシェアハウスがあることを聞いたりしていました。</p>
<p>また、<mark>大熊町を知るために、ふくしま12市町村移住支援センターが行っている移住サポーターのガイドツアーに参加し、農業体験や交流会を通じて大熊町を学びました。</mark></p>
<h2>現在はどのような仕事、活動をされていますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>大熊インキュベーションセンター（OIC）で、週5日施設の案内をしています。OICの業務を請け負っている会社で人を探しており、タイミングよく採用していただくことになりました。</p>
<p>土日は近隣市町村で出展のお手伝いや、楢葉町のシェアハウスでお菓子教室の先生やメニューの相談、お菓子の開発をしています。</p>
<h2>移住して良かったところと悪かったところを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>友達が増えたことが良かったですね。友達経由でどんどん友だちができて、交流の場が増えました。OICでの仕事では、今まで繋がっていた友達とは年齢などが違う交流の場ができています。</p>
<p>悪かったところは、街灯やバスが少なく、バスから降りると暗くて怖いところですね。</p>
<h2>大熊町の好きなところはどこですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>これから始まるワクワク感と地域の人の温かさの2つが好きなところです。「大熊町に移住してきました」とか「イベントの出展でこういった事をしたい！」など話すと、よく来たね、逃げないでね、など良く声を掛けてもらえます。</p>
<p>2022年は地域の方との交流が少なかったですが、2023年の年始から餅つきなどのイベントが盛りだくさんあるので、楽しんでいきたいです。</p>
<h2>移住を考えている人に一言お願いします！</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>困ったことがあっても誰にでも相談できます。大熊町のことを知って、興味がわいて感性が動く方をお待ちしています。福島のことを知れば知るほど興味が湧いてきます。</p>
<p>風評被害といった風当りも考えましたが、実際に住んでみると震災直後の出来事やこれからの大熊町についてなど、ますます興味が湧いてきますね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.town.okuma.fukushima.jp/site/iju/23667.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">【移住者インタビュー】池田　未帆さん</a></p>

秋田県出身の池田未帆さんは、2022年12月に福島県大熊町へ移住しました。移住前はパティシエとして働いていた池田さん、移住後は「大熊インキュベーションセンター」へ勤務する傍ら、お菓子教室の講師やお菓子の開発の仕事も続けています。大熊町の人が好きだと語る池田さんに、移住した経緯や、現在のお仕事についてお話を伺いました。

出身地：秋田県、現住所：福島県大熊町、職業：「大熊インキュベーションセンター」勤務、お菓子教室講師


池田 未帆

得意を活かしたパティシエの移住！大熊町の人の温かさが好きです

<h2>移住前はどのような暮らしをしていましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野雅夫さん（以下、高野）</span>：</b>大熊町へ来る前は、郡山市にある交流施設で接客やイベント・施設の管理運営といった今と似たような仕事をしていて、その経験が今の仕事へと繋がっています。元々は東京で生まれ、物心ついた頃には郡山市へ引っ越し学生生活を過ごしていました。</p>
<h2>移住しようと思ったきっかけは何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>私は復興の役に立ちたいと思い移住したわけではありません。産業交流館での任期が切れ「次どうする？」と考えた時に、たまたま大熊町にある交流施設「linkる大熊」の求人を見つけました。</p>
<p>新しくオープンする施設だったため、自分が培ってきた経験が存分に発揮できると思い応募する事にしました。</p>
<h2>移住の決め手は何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>仕事が決まった当初は大熊町へ移住する予定でしたが、民間のアパートが無かったため隣の富岡町に1年間住んでいました。今の仕事をしていく上で「地元の人とより関わっていきたい」と思いはじめ、また民間のアパートも増えてきたこともあり、最近改修が完了したアパートへ引っ越すことになりました。</p>
<p>単純ですが、「大熊町が好きだし、仕事がここにある」ことが決め手となりました。</p>
<h2>どのように情報を集め、どのような支援や補助金を利用しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>郡山市在住の時は、大熊町と言えば原子力発電所の事故があった被災地域としか思っていませんでした。移住する前に大熊町の情報をインターネットで調べていましたが、いざ移住してみるとそれらの情報は全く役に立ちませんでした。</p>
<p><mark>大熊町で働き始め、Slackを使ったオンラインコミュニティ「大熊町サポーターズ」があることを知り、そこで住宅の情報や補助金の情報を集めました。このサイトを見ていると、大熊町に人を増やしたいという熱い思いを感じます。</mark></p>
<h2>現在はどのような仕事、活動をされていますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>「linkる大熊」や「ほっと大熊」という、町の中心となっている施設の運営を行っています。その中で、役職者として今までの経験を職員に伝えることも行っています。</p>
<p>私が働いている施設は、国道6号から離れておりアクセスが良いとは言えませんが、それでも来てくれる方が多くいらっしゃいます。私はその方達一人一人を大切にしたいと思っています。</p>
<p>例えば、施設の入り口にガチャガチャを置いていますが、ガチャガチャが目的ですぐに帰ってしまう人であっても「どこから来ましたか？」とコミュニケーションを図ったり、ガチャガチャでダブっている物があれば手持ちの物と交換したり、大熊町に長く滞在してもらえることを意識しています。</p>
<h2>移住して良かったところと悪かったところを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>良かったところは、大好きな大熊町の町民になれたこと。悪かったところは、スーパーや衣服を購入する場所がないので南相馬方面に買いに出かけなければいけないことですね。</p>
<h2>大熊町の好きなところはどこですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>人が好きです。町民も好きだしこの町に関わっている人はみんな好き。</p>
<p><mark>それぞれの人が色々な立場で復興に向けて頑張っています。自分が一生懸命に取り組んでいても、他の人が取り組んでいなければ寂しくなってしまいますが、この町ではそれがない。</mark></p>
<p>まだまだ居住者が少ない大熊町で、商売をはじめても利益を出すためには利用者を増やすことが必要です。その為には人脈を増やすことが重要だというところに行きつく。</p>
<p>同じ目的のために頑張っているみんなと互いに頑張れる環境を作りたいと思っています。</p>
<h2>移住を考えている人に一言お願いします！</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>元町民に戻って来て欲しいと思っていますが、震災から約12年が経過し抱えている事情は人それぞれです。私としては、<mark>多くの人に「ほっと大熊」や「linkる大熊」で一息つき、ここに滞在して良かったと思える場所を作っていきたいです。</mark></p>
<p>良い意味で大熊町は変化しているので、町を一緒に盛り上げるため一緒にがんばりましょう！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.town.okuma.fukushima.jp/site/iju/23668.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">【移住者インタビュー】高野　雅夫さん</a></p>

東京都出身の高野雅夫さんは、2022年12月に福島県郡山市から福島県大熊町へ単身で移住しました。自分の経験が発揮できる求人を見つけたことがきっかけで移住を決断。現在は「linkる大熊」と「ほっと大熊」で運営の仕事に携わっています。そんな高野さんに大熊町への移住の経緯と今後についてお話を伺いました。

出身地: 東京都、前住所：福島県郡山市、現住所：福島県大熊町、職業：「linkる大熊」「ほっと大熊」運営


大熊町

大熊町の移住体験談一覧：5件

東京の暮らしとは全く違う、福島県大熊町でストレスのない暮らし

若者を通じて大熊町の町に活気を！新たな魅力を伝えていきたい

誘われた新規農業事業の立ち上げをきっかけに大熊町へ移住！

得意を活かしたパティシエの移住！大熊町の人の温かさが好きです

変化する大熊町で仲間とお互いに頑張れる環境を作りたい！