変化する大熊町で仲間とお互いに頑張れる環境を作りたい!

福島県大熊町

変化する大熊町で仲間とお互いに頑張れる環境を作りたい!

移住者プロフィール

高野雅夫

移住時期
2022年12月
利用した支援制度
大熊町サポーターズ

出身地: 東京都、前住所:福島県郡山市、現住所:福島県大熊町、職業:「linkる大熊」「ほっと大熊」運営

移住時期
2022年12月
利用した支援制度
大熊町サポーターズ

出身地: 東京都、前住所:福島県郡山市、現住所:福島県大熊町、職業:「linkる大熊」「ほっと大熊」運営

東京都出身の高野雅夫さんは、2022年12月に福島県郡山市から福島県大熊町へ単身で移住しました。自分の経験が発揮できる求人を見つけたことがきっかけで移住を決断。現在は「linkる大熊」と「ほっと大熊」で運営の仕事に携わっています。そんな高野さんに大熊町への移住の経緯と今後についてお話を伺いました。

移住前はどのような暮らしをしていましたか?

高野雅夫さん(以下、高野)大熊町へ来る前は、郡山市にある交流施設で接客やイベント・施設の管理運営といった今と似たような仕事をしていて、その経験が今の仕事へと繋がっています。元々は東京で生まれ、物心ついた頃には郡山市へ引っ越し学生生活を過ごしていました。

移住しようと思ったきっかけは何ですか?

高野私は復興の役に立ちたいと思い移住したわけではありません。産業交流館での任期が切れ「次どうする?」と考えた時に、たまたま大熊町にある交流施設「linkる大熊」の求人を見つけました。

新しくオープンする施設だったため、自分が培ってきた経験が存分に発揮できると思い応募する事にしました。

移住の決め手は何ですか?

高野仕事が決まった当初は大熊町へ移住する予定でしたが、民間のアパートが無かったため隣の富岡町に1年間住んでいました。今の仕事をしていく上で「地元の人とより関わっていきたい」と思いはじめ、また民間のアパートも増えてきたこともあり、最近改修が完了したアパートへ引っ越すことになりました。

単純ですが、「大熊町が好きだし、仕事がここにある」ことが決め手となりました。

どのように情報を集め、どのような支援や補助金を利用しましたか?

高野郡山市在住の時は、大熊町と言えば原子力発電所の事故があった被災地域としか思っていませんでした。移住する前に大熊町の情報をインターネットで調べていましたが、いざ移住してみるとそれらの情報は全く役に立ちませんでした。

大熊町で働き始め、Slackを使ったオンラインコミュニティ「大熊町サポーターズ」があることを知り、そこで住宅の情報や補助金の情報を集めました。このサイトを見ていると、大熊町に人を増やしたいという熱い思いを感じます。

現在はどのような仕事、活動をされていますか?

高野「linkる大熊」や「ほっと大熊」という、町の中心となっている施設の運営を行っています。その中で、役職者として今までの経験を職員に伝えることも行っています。

私が働いている施設は、国道6号から離れておりアクセスが良いとは言えませんが、それでも来てくれる方が多くいらっしゃいます。私はその方達一人一人を大切にしたいと思っています。

例えば、施設の入り口にガチャガチャを置いていますが、ガチャガチャが目的ですぐに帰ってしまう人であっても「どこから来ましたか?」とコミュニケーションを図ったり、ガチャガチャでダブっている物があれば手持ちの物と交換したり、大熊町に長く滞在してもらえることを意識しています。

移住して良かったところと悪かったところを教えてください

高野良かったところは、大好きな大熊町の町民になれたこと。悪かったところは、スーパーや衣服を購入する場所がないので南相馬方面に買いに出かけなければいけないことですね。

大熊町の好きなところはどこですか?

高野人が好きです。町民も好きだしこの町に関わっている人はみんな好き。

それぞれの人が色々な立場で復興に向けて頑張っています。自分が一生懸命に取り組んでいても、他の人が取り組んでいなければ寂しくなってしまいますが、この町ではそれがない。

まだまだ居住者が少ない大熊町で、商売をはじめても利益を出すためには利用者を増やすことが必要です。その為には人脈を増やすことが重要だというところに行きつく。

同じ目的のために頑張っているみんなと互いに頑張れる環境を作りたいと思っています。

移住を考えている人に一言お願いします!

高野元町民に戻って来て欲しいと思っていますが、震災から約12年が経過し抱えている事情は人それぞれです。私としては、多くの人に「ほっと大熊」や「linkる大熊」で一息つき、ここに滞在して良かったと思える場所を作っていきたいです。

良い意味で大熊町は変化しているので、町を一緒に盛り上げるため一緒にがんばりましょう!

 

出典: 【移住者インタビュー】高野 雅夫さん

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大熊町は果物の栽培が盛んで"フルーツの香り漂うロマンの里"というキャッチフレーズがぴったりの町でしたが、2011年3月に発生した東日本大震災及び原子力災害により全町避難を経験しました。しかし2019年には一部避難指示が解除され、2022年には町の中心地区の避難指示も解除されるなど、今まさに、大きな転換期を迎えています。 これから更に賑わいのある、新たな大熊町の未来をつくるためには町民や移住する方など多くの方の「知恵と力」が必要不可欠です。そのための様々な取り組みが始まっています。一歩一歩前進していく大熊町で、ともに新しい生活を始めてみませんか?

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