<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>東京での生活に窮屈さを感じていた私は、田舎での暮らしを考えるようになり、さまざまな人に相談していました。その中で、山梨から四万十町に事業承継で移住した方と出会い、その方との話がきっかけで四万十町を知ることになりました。</p><p>まだ自分のやりたいことが見つかっていなかった私に、その方は「地域おこし協力隊」という制度を教えてくださいました。調べてみると、協力隊として働きながら自分のやりたいことを探し、それを実行する時間が持てることに大きな魅力を感じました。</p><p>そして、このチャンスを生かして四万十町で新しい挑戦をしてみたいと思い、応募を決めました。</p><h2>高知県四万十町を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>四万十町に興味を持ち、何度か訪問するうちに、地域の方々の温かいおもてなしや歓迎の雰囲気に心を打たれました。道端で出会った人が気さくに声をかけてくださったり、地元の飲食店での何気ない会話の中にも、四万十町の人々の温かさがあふれていると感じました。</p><p>この温もりに触れる中で、「ここで暮らしてみたい」という思いが強まり、四万十町への移住を決意しました。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>私のミッションは「移住定住業務支援」です。主な業務として、移住希望者の相談対応や、四万十町の魅力を伝えるためのSNSでの情報発信、移住者へのインタビュー記事の作成、さらに移住者同士の交流を促進するイベントの開催など、幅広く取り組んでいます。 &nbsp;</p><p>また、来年度には「移住体験ツアー」や「ワーケーションツアー」の計画も進行中です。移住者の視点を活かし、移住希望者の方々に四万十町の魅力を直接体感していただき、この地での暮らしの素晴らしさを伝えられるよう、全力で取り組んでいきたいと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/01/08/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/T9EZsPliLVqw_BsrJw02f.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやりがいはなんですか？</h2><p>地域おこし協力隊のやりがいは、「地域の方々と一緒に新しい価値を生み出せること」です。都会では感じにくかった人と人とのつながりや温かさに触れながら、自分の行動が地域のにぎわいづくりに貢献できることは、やりがいに感じる部分です。</p><p>特に、地元の方々の笑顔や「ありがとう」の言葉をいただいたときには、大きな達成感があります。</p><p>さらに、活動の自由度が高い点も大きな魅力です。自分で企画を立てたり、新しいアイデアを提案したりするなど、自主性が求められる環境の中で、自分次第で活動の幅をどんどん広げられるのも、協力隊ならではのやりがいだと感じています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/01/08/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/l0lIBIDisQz1_PqpAJwCs.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>想定外だったのは、夜の暗さです（笑）。街灯が少なく、夜は本当に真っ暗で、手持ちのライトが必須でした。でも、その分、東京ではなかなか見られなかった満天の星空を眺めることができ、「田舎に来てよかった」と感じる瞬間でした。 &nbsp;</p><p>また、都会から移住する身として、地元の方々が「よそ者」として自分をどう受け入れてくれるのか不安がありました。しかし、実際には地域の方々がとても温かく、道端で気軽に声をかけてくださるなど、その親しみやすい町民性に驚かされました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/01/08/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/tQSTfPtbKcvSPMPDVT4wM.webp"></figure><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>現在営業している餃子屋「Tangled」を、地域のにぎわいを生む拠点としてさらに成長させたいと考えています。地元で愛される店でありながら、町外や全国にも四万十町の魅力を伝えられるよう、「四万十餃子」の冷凍販売にも力を入れる予定です。</p><p>四万十町の特産品や文化を発信し、地域内外の交流を活発にしていきたいと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/01/08/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/noF1QNuayCov5syuOtQJT.webp"></figure><h2>四万十町の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2><p>一人でふらっとスナックに立ち寄ると、気軽に話しかけてくださる方がいたり、本当のお母さんのように親身に相談に乗ってくれる喫茶店のお母さんがいたりと、ここでは人と人との距離がとても近いと感じました。そのおかげで、移住後も全く寂しさを感じることなく、安心して新しい生活を始められました。</p><h2>四万十町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>やっぱり、日本最後の清流とも言われる四万十川！すぐそこに飛び込める、自然を満喫できるきれいな川があることが、四万十町最大の魅力だと思います。</p><p>個人的におすすめのスポットは、自家焙煎のコーヒーが楽しめる喫茶店「珈琲館どなあ」です。明るい笑い声が印象的な店主のお母さんと、お客さんを優しく迎えてくれる看板犬のこはるくんが、訪れる人々をあたたかくおもてなししてくれます！</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/01/08/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/bSKTD27_heSbPkbRK5L_s.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>田舎暮らしは、不便さを感じることもあるかもしれませんが、それを上回る豊かな経験や新たな発見があります。特に、何かにチャレンジしたい方、一歩踏み出して、四万十町で一緒に新しい挑戦を始めてみませんか？</p><p>ぜひ、一度四万十町に遊びに来てください！</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第172回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、高知県四万十町の岩﨑姫無さんです。

四万十町

高知県

高知県四万十町の地域おこし協力隊、趣味・特技：トレラン・スノーボード・バドミントン・サウナ

岩﨑　姫無

#172 四万十町で紡ぐ「人と人とのつながり」が彩る豊かな暮らし

<h2><strong>美容師を目指した原点</strong></h2><p>前田さんが美容師を目指したきっかけは、高校時代に通った地元の床屋「ダイナー」。<br>そこは東京で美容師として働いていた店主が故郷に戻り開いたお店だそうで、その店主の仕事ぶりや生き方に憧れを抱いたと話す前田さん。<br>「あの人みたいにかっこよくなりたい」と美容師を志すようになった。<br>高校卒業後、大阪の専門学校で美容技術を学び、その後20歳で東京の美容室へ就職。<br>都会の最先端の技術を吸収し、多くのお客様と接する中で、美容師としての経験とスキルを磨いていた前田さん。<br>しかし、36歳のとき、ふと地元への思いが芽生えたんだとか。</p><h2><strong>故郷・四万十町に戻る決断</strong></h2><p>「地元に帰りたくなった」 生まれ育った四万十町（しまんとちょう）の自然、山々に囲まれた風景、人々の温かさ。<br>そのすべてが、前田さんにとって落ち着く環境だったんだとか。<br>しかし、単に故郷を懐かしく感じるだけではなく、 美容師としての使命感も前田さんの帰郷を後押ししました。<br>「地元の美容室の高齢化が進み、10年以内に多くの店舗が閉店してしまうかもしれない」 という声を耳にしたんですよね。 そんな状況を目の当たりにし、「自分が地元で美容室をやろう」と決意。<br>偶然にも空き店舗を発見する幸運に恵まれ、すぐに開業に向けた準備に取りかかりました。</p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1491/2.jpg"></p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1491/3.jpg"></p><h2><strong>美容室「RoL」に込めた想い</strong></h2><p>前田さんの美容室「RoL」は、地元の人々に「リラックスできる空間」を提供することをコンセプトにオープン。<br>「おしゃれして行かないと」「何か話さなきゃ」といった緊張感を感じることなく、自然体で過ごせる場所を目指したそう。<br>「一人一人のお客様に丁寧に向き合い、ゆっくりと過ごせる時間を大切にしたい」 そんな前田さんの想いが詰まった店内は、訪れる人に心の安らぎを与えるような落ち着いた雰囲気が感じられます。</p><h2><strong>挑戦する方へ</strong></h2><p>美容室の運営を通じて若い世代や挑戦する方に「田舎でも成功できる」というメッセージを届けたいと話す。<br>「僕がうまくいけば、『自分もやってみよう』と感じる人が増えるのでは」 と語る前田さんの言葉には、地元への深い愛情と期待が込められていました。<br>美容室だけでなく飲食店などのお店が四万十町に増えることで、町全体がより明るくなってほしい。<br>「田舎にいても自分のやりたいことを実現できる」と証明することで、四万十町を新たな挑戦の舞台にしてもらいたいと願いを語ってくれました。</p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1491/4.jpg"></p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1491/5.jpg"></p><h2><strong>四万十町の魅力</strong></h2><p>四万十町のおすすめポイントをお聞きすると、「米がうまい！」とまず一言。外に出たからこそ気づいた地元の味の素晴らしさがあると話す前田さん。<br>四万十町の静けさや、ゆっくりとした時間の流れ、そして優しく人なつっこい町民。<br>これらは都会ではなかなか感じられないものであり、前田さんにとってかけがえのない魅力なのではないでしょうか。</p><p>最後に四万十町へ移住を検討されている方にメッセージをお聞きすると、「早く帰ってこい！」と四万十町への愛情を感じる一言をいただきました。 四万十町での挑戦を成功しようと、地元の未来を明るく照らす前田さんの姿は、これからも多くの人々に勇気と希望を与えていくのではないでしょうか。<br><br>■「RoL」店舗情報<br>・ホームページはこちら<br><a href="https://rol-biyousitu.com/" target="_blank">https://rol-biyousitu.com/</a><br><br>・ご予約はこちら<br><a href="https://line.me/R/ti/p/@378qaxmm?oat_content=url" target="_blank">https://line.me/R/ti/p/@378qaxmm?oat_content=url</a><br><br>・Instagram はこちら<br><a href="https://www.instagram.com/rol.666._/" target="_blank">https://www.instagram.com/rol.666._/</a></p><h2>高知暮らしが気になったら「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」</h2><p>「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」は高知県へのUターン・Iターンを支援する移住ポータルサイトです！<br>県内の仕事・暮らし・住まいの情報を掲載するほか、高知の暮らしがよくわかるイベントもご案内しています。<br>他にも先輩移住者のインタビューを多数掲載しており、移住へのイメージがつかめるはず。<br>ぜひ一度、アクセスしてみてください♪</p>

 一度、町外に出た前田さんだから感じる四万十町の魅力とは？移住を検討されている方に向けて、メッセージもいただきました！

2024年、四万十町で新たな一歩を踏み出した前田祐也さん。 都会でのキャリアを積み四万十町へUターンで移住し、美容室「RoL（ロエル）」をオープン。

前田　祐也

【高知県 四万十町】東京からUターン移住！四万十町で美容室をオープンした前田さんの挑戦

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>私は、外食業界で15年以上の経験を積んできました。その経験を活かし、地方の魅力を発信する仕事がしたいと考え、地域おこし協力隊に応募しました。</p><p>特に、地域の特産品開発や食文化の発信に強い関心を持っています。</p><h2>高知県四万十町を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>高知県四万十町には、「日本最後の清流」と称される四万十川があり、豊かな自然と食材に恵まれています。また、一人ひとりの子どもにしっかり向き合う子育て環境が整っており、スモールビジネスの起業においても立地や素材に恵まれている点が大きな魅力でした。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>主に以下の活動を行っています。</p><ul><li>新商品「中華糀」の開発と販売促進</li><li>地域の食材を活用した新商品の企画・開発</li><li>四万十町の食文化を全国に発信するための各種イベントやプレゼンテーションへの参加</li><li>副業で四万十町の特産品である「香り米」を使ったおにぎり屋の運営</li></ul><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/10/12/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/dPl2cb4KHkQB4LDFhw-5T.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやりがいはなんですか？</h2><p>地域の方々と直接触れ合いながら、四万十町の魅力を発信できることが最大のやりがいです。特に、自分が開発した商品や運営するお店を通じて、お客様に喜んでいただけることが嬉しいです。</p><p>また、「日本の宝物グランプリ」などのイベントで、四万十町の食文化を全国に伝える機会があることも、大きなモチベーションになっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/10/12/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Mp0Dab6IfH78Uc56UAzQh.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>四万十町の食材の豊かさと質の高さには驚かされました。特に、「香り米」の素晴らしさは、私の想像を超えるものでした。</p><p>また、子育てをする中で、地域の方々の温かさや協力的な姿勢にも深く感動しました。これらの要素が、私の協力隊活動を一層充実したものにしてくれています。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>卒業後は、四万十町に定住し、パン屋を開業することを目指しています。地域の食材を活かしたパン作りを通じて、四万十町の魅力をさらに発信していきたいと考えています。</p><p>また、食の6次産業化プロデューサーレベル4の資格取得も目指しており、より専門的な知識と技術を活かして地域に貢献していきたいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/10/12/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/NLs0Del-iBkYvEWTaPiG2.webp"></figure><h2>四万十町の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2><p>四万十町の方々は非常に温かく、協力的です。おにぎり屋を始めた際には、多くの地域の皆さまが応援に駆けつけてくださり、さまざまなアドバイスもいただきました。</p><p>また、新商品開発の際には、地域の生産者や事業主の皆さまが快く協力してくださいます。こうした地域の方々との絆が、私の活動を支える大きな力となっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/10/12/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/PmWpXF67-4ce2k4QTzwqP.webp"></figure><h2>四万十町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>四万十町の最大の魅力は、豊かな自然と食文化です。四万十川周辺には、絶景を楽しめるドライブやサイクリングコースがあり、川の支流では冷たい水で川遊びも満喫できます。</p><p>グルメでは、まず「香り米」を使った地元のお米、特に「仁井田米（にいだまい）」が一押しです。また、四万十川の鮎や鰻、あめご（あまご）、そして四万十ポークも絶品です。さらに、温泉好きの方には、松葉川温泉もおすすめのスポットです。</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>四万十町は自然豊かで食も美味しく、人々も温かい素晴らしい地域です。特に食に興味がある方や、自然の中でゆったりと暮らしたい方にはぴったりだと思います。</p><p>まずは一度、四万十町に足を運んでみてください。きっとこの地域の魅力に惹かれるはずです。</p><p>私も移住して2年半になりますが、日々新しい発見があり、充実した日々を送っています。皆さまも、ぜひ四万十町での新しい生活にチャレンジしてみてください！</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第146回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、高知県四万十町の篠田雄生さんです。

 高知県四万十町の地域おこし協力隊

篠田雄生

#146 香り米の“おにぎり”でつなぐ絆。地域とともに歩む四万十町での挑戦

<h2><strong>移住のきっかけ</strong></h2><p><span style="color:rgb(38,38,38);">もともと製造業で電子系の会社に勤めていたという岩崎さん。10年間勤めて30歳目前になった頃、仕事に対して違和感があったという。</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">「<strong>自分の手を動かして物を作るのが好きで入った製造の会社なんですが、良い年になってくると、部下がつくようになってなかなか作業を自分の手でやらなくなってしまったんですよ。手で仕事がしたかったはずなのに、全然違うことやってんな。このままこれ一生続けるのかって思うと、つまんねえって思って仕事をやめたんですよ</strong>」</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">仕事を辞めて転職したとしても、同じことの繰り返しになってしまうのではないかと思い、“一生ものづくりができる仕事”は何かと考えていたところ、ふと鍛冶屋さんになりたいと思い立ったそう。</span></p><h2><span style="color:rgb(38,38,38);"><strong>『土佐打刃物黒鳥』との出会い</strong></span></h2><p><span style="color:rgb(38,38,38);">鍛冶屋さんを探すため、リュックひとつを抱えバイクと共に野宿しながら、1ヶ月ほど全国各地を転々としていたと話す岩崎さん。</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">「<strong>山形とか、兵庫とか新潟とか福島とか…。行くたびに『何を打つ鍛冶屋になりたいの？』って聞かれるんですよ。でも、ずっと何が打ちたいのかわからなくて。</strong>」</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">そんな中、兵庫県の鍛冶屋さんから「兵庫まで来たんなら、土佐の方も行ってみたら？」と教えてもらったそう。兵庫まで来たし、ついでだから行ってみようと思い、バイクで兵庫県から高知県へとたどり着いた。</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">「<strong>自分が何を打ちたいのかわからないまま黒鳥に来たときに、すごい色々作ってるのを見て、ここでやらせてもらえないかなって思たんですよ</strong>」</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">弟子として受け入れてもらえないか、アポなしで突撃した岩崎さん。突然の申し出にも関わらず、弘資さん（黒鳥鍛造工場　六代目）は「ええよ」の二つ返事で受け入れてくれたという……</span></p><p><span style="color:rgb(38,38,38);">👇インタビューの続きは、高知県移住ポータルサイト「高知家で暮らす。」でご覧ください😉</span><br><a href="https://kochi-iju.jp/interview/details_1371.html">https://kochi-iju.jp/interview/details_1371.html</a></p><h2><span style="color:rgb(38,38,38);">土佐打刃物が気になる方はこちらもチェック！</span></h2><h3><span style="color:rgb(38,38,38);">土佐打刃物の鍛冶屋の学校（鍛冶屋創生塾）のインターンシップ開催！</span></h3><p>現地で学校の見学や職人の先輩たちと交流しませんか。<br>●対象：<span style="color:rgb(38,38,38);">18歳～40歳の方(2024.4.1時点)</span><br><span style="color:rgb(38,38,38);">●日時：10月8日（火）9：00～16：00</span><br><span style="color:rgb(38,38,38);">●場所：高知県土佐刃物連合協同組合</span>（高知県香美市土佐山田町上改田113-1）<br>●申込：高知県土佐刃物連合協同組合 事務局まで（Tel&nbsp; ：0887-53-9530、mail：<a href="mailto:tosahamono@sage.ocn.ne.jp">tosahamono@sage.ocn.ne.jp</a> ）<br>●〆切：<span style="color:rgb(38,38,38);">2024.9.30(月)まで</span></p><h3><span style="color:rgb(38,38,38);"><strong>土佐刃物の未来を拓く鍛冶職人を目指す！</strong></span><br><span style="color:rgb(38,38,38);"><strong>『鍛冶屋創生塾』４期生募集！</strong></span></h3><p><span style="color:rgb(38,38,38);">土佐打刃物の伝統技法を学び伝承する”鍛冶職人”の研修生を募集！</span><br>◉土佐打刃物400年の伝統と特殊技術”自由鍛造”を次世代につなぐ伝承者を目指す仕事です！<br>◉鍛冶職人として独立するため、2年間の研修制度『鍛冶屋創生塾』の塾生として従事いただきます！<br>◉後継者育成制度の補助金あり。条件を満たせば、毎月助成を受けながら研修を受けられます！<br>◇定員3名◇熱意と志のある方を求めています！<br>要件・申込先はこちら：<a href="https://kochi-iju.jp/work/recommend/details_1380.html">https://kochi-iju.jp/work/recommend/details_1380.html</a></p><p>お申し込み、お待ちしています✨</p>

鍛冶屋について、ゼロからのスタート。ものづくりへの熱い想いを持った岩崎さんが、“自分の手“で作りたいものとは？

埼玉県出身で2022年11月に東京都から高知県四万十町に移住した岩崎さん。リュックひとつを抱えバイクと共に野宿しながら、大好きなものづくりがしたく、鍛冶屋さんを探していた。そんなとき、四万十町にある鍛冶屋『土佐打刃物黒鳥』と出会う。

岩崎　嵩司

【高知県 四万十町】鍛冶職人を目指してものづくりで生きていく

<h2><span style="color:rgb(38,38,38);"><strong>移住のきっかけ</strong></span></h2><p><span style="color:rgb(38,38,38);">もともと服が好きで大阪市でアパレル販売会社に勤務していた橋本さん。その後同僚3人で独立したが、仕事でストレスを感じていたと話す。</span><br><span style="color:rgb(38,38,38);">「服が好きで始めた仕事だったが、収益がメインになってしまって自分が好きだと思えない服でも『いいですよ』と言って売ることに矛盾を感じていた」</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">そんなある日、いつも通り出勤した仕事終わり、同僚とお酒を飲んだ帰宅途中に体調が悪くなり駅で倒れてしまう。独立したばかりで、休みなく働き詰めだったため、体力的にも限界がきていたのだろう。この出来事がきっかけとなり、これからの人生を考え直しはじめたという。</span></p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/03/07/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/JF5xnJaeZfBscJ9Ejcdkp.webp"></figure><p><span style="color:rgb(38,38,38);">結婚して子供もいたので、どうするべきか非常に悩んだのだそう。その時、お母様が喫茶店を営んでいることもあり選択肢のひとつとして考え出した橋本さんだったが、飲食店の経験は全くなかった。そこで、アパレル販売をしながら空いた時間に大阪のカレー屋さんでアルバイトをして勉強したという。</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">「シェフはインド人で自分はホールを担当。その時にお客さんがすごく喜んでくれたんですよ。別に自分が作ったわけではないけど、『ありがとう』とか『すごいおいしい』といった言葉がすごく嬉しくて。仕事ってこんなにも感動するものだって改めて気づいた。もともと自分も、好きな服を売って喜んでもらって、お客さんも自分も喜んで満足してたなって思い出したんです」</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">しかし、大阪で飲食店を経営するのはリスクが高いと感じ、お母様が営んでいた喫茶店『喫茶シーガル』を継ぐことに決めた。</span></p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/03/07/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/qTSFgyb3ICcmJOIZjsuWf.webp"></figure><h2><strong>『地域おこし協力隊』との出会い</strong></h2><p><span style="color:rgb(38,38,38);">事業承継すると決めたものの、20年以上離れた四万十町の状況を全く知らなかったため、ここで生活ができるのかと不安を感じていた。</span></p><p><span style="color:rgb(38,38,38);">そんな時、大阪で開催されていた移住フェアに参加し、当時の移住担当職員に「地域おこし協力隊をやりながら、空いた時間で喫茶店をやり、地元で生活できるか判断してみたら？」とアドバイスをいただいたのがきっかけで、地域おこし協力隊に応募したという。</span></p><h2><strong>伝えていきたい想い</strong></h2><p><span style="color:rgb(38,38,38);">地域おこし協力隊の最後の１年間で四万十町のチャレンジショップ（将来の開業を目指し、お試しで開業できる施設）を活用して、経営や調理の勉強をしながらお母様の喫茶店を手伝っていた。</span><br><span style="color:rgb(38,38,38);">初めは、最先端のトレンドを取り入れて、ほかの田舎のお店と差別化しようと思っていたが、協力隊として活動しながらお店に立っていた３年の間に気持ちの変化があったと話す橋本さん。40年間来てくださったお客さんが来づらくならないよう、お客さんとお母様が作り上げてきた喫茶店の古さがもつ『魅力』を残しつつ、新規のお客さんが来てくれるような新しいトレンドを取り入れることも意識するようになったという。</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">そのような気持ちの変化があった橋本さんが、事業承継する上で現在も感じる悩みがあると打ち明けてくれました。</span><br><span style="color:rgb(38,38,38);">「意見の違いで感情的になり、親子でぶつかり、冷静に話し合いができないことがある。もちろん、母の存在のおかげでお客さんが来てくれるというのはあるけれど、新しいお客さんを開拓するためにも新しいことにチャレンジしていかなきゃいけない。そのすり合わせが難しいです」親子でお店を経営するという壁を乗り越えようと奮闘している橋本さん。</span></p><p><span style="color:rgb(38,38,38);"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/03/07/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/8iiFeSWcX0z8byB_lNo0j.webp"></span><br>今後、四万十町で伝えていきたい『想い』についてお聞きすると、「もともと外食がすごく好きで。高校生の時にファストフードに行ってしょうもない話をした時間も、先輩や奥さんと食事した思い出も残ってるし、その時のお店の内装や音楽や店主の雰囲気が記憶に残っている。そんな食事をすること以外に感じるプラスアルファの価値観を伝えるお店にしたい」と熱いまなざしで答えてくれました。<br><br>この場所でこの時を過ごす人々の温かい風景が想像できるような店内。飾らずまっすぐな気持ちでお店に立つ、橋本さんの芯の強さとパワーを感じました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/03/07/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/EOzCUArDDx5gD2JN27PXX.webp"></figure><h2>高知暮らしが気になったら「高知家で暮らす。」</h2><p>「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」は高知県へのUターン・Iターンを支援する移住ポータルサイトです！<br>県内の仕事・暮らし・住まいの情報を掲載するほか、高知の暮らしがよくわかるイベントもご案内しています。<br>他にも先輩移住者のインタビューを多数掲載しており、移住へのイメージがつかめるはず。<br>ぜひ一度、アクセスしてみてください♪</p><p>記事に関するお問い合わせは<a href="https://kochi-iju.jp/service/form.html">こちら</a><br>移住コンシェルジュに相談してみたい！と思われたら<a href="https://kochi-iju.jp/service/">こちら</a></p>

今回ご紹介するのは、2019年に大阪から四万十町にUターンした橋本さん。
きっかけは、大好きだったはずの仕事のストレスから倒れてしまったことだったそうです。
これからの人生を考え直した結果、故郷でお母様が営まれている創業40年の「喫茶シーガル」を継ごうと決めました✨
記事には「地域おこし協力隊」「チャレンジショップ」「事業承継」など、U・Iターンでよく聞くワードが出てきます。
お読みいただければきっと移住をイメージしやすくなるはず！ぜひ一度お読みください♪

2019年4月、生まれ育った故郷の四万十町へ大阪から移住。地域おこし協力隊として四万十町の魅力発信業務を担った後、現在は四万十町で40年以上営業を続けるレトロな喫茶店『喫茶シーガル』を営む。

橋本　貴洋

帰ってきたふるさとで「好き」を仕事に【高知県 四万十町】

<h2>移住のきっかけ</h2><p>移住前はデジタルアートやプロジェクションマッピングの制作を手掛けるイベント会社で勤務していた栗原さん。佐賀県で夜のにぎわい作りを目指したイベントなどの開催に携わっていた。その際に地元の方が喜んでくれたのがきっかけで、地方創生に興味を持ったそう。コロナでイベント会社の仕事がなくなったことも重なり、今が地方に行くチャンスかなと感じ地方移住を考えはじめた。</p><p>移住先として“山と海”がある場所を探していた時に、たまたまテレビで高知県梼原町の移住者特集をやっていたのを目にし、調べていると「四万十川」というキーワードがヒット。 “山と川”もいいなと思い仕事を辞めてまずは四万十町にお試しで一ヶ月移住することを決意した。</p><h2>地域住民のつながりから始まった移住生活</h2><p>しばらくは仕事をしないつもりで移住したが、初日に出会った方に「生姜掘りに行かないか」と声をかけられてアルバイトに行き、他にもおかみさん市やサウナイベントのスタッフ、ラーメン屋、運送会社で勤務したことをきっかけに地域の方々と知り合うことができた。</p><p>もともと野菜づくりに興味があった栗原さんは、近所の方のご厚意で借りた、二畳ぐらいの畑から野菜づくりをスタート。今は少し大きな畑を借りて、水菜や春菊、ほうれん草など、鍋に入れたくなる野菜を育てる準備をしているんだそう。「野菜づくりを通して手入れの大変さや難しさを感じることで、普段何気なく買っていた野菜も生産者さんの丁寧な仕事があるから食べられているんだと、感謝の気持ちが増しました」と話す栗原さん。</p><p>『おすそ分け文化』があるため、野菜などをたくさんいただくが、なにも返せる物がなくもらってばかりで申し訳なさがあったそう。お返しができるようにと、ほかの人が育ててない野菜を育てて物々交換できればと思い野菜を作ってみたが、素人だったというのもあり上手に作れなかったんだとか。野菜が上手くできるまでは力仕事などでお返しをしているそうだ。</p><h2>私にあったライフスタイル</h2><p>移住一年目は人脈づくりをするためにも色々なアルバイトをしたり、地域のイベントにも積極的に参加。</p><p>「十和は移住者さんがすごく多いから、地元の方も移住者さんの受け入れにとても寛容な方が多いです。私が今いる集落は、先住の移住者さんが地域といい関係を築いてくれていたので、そのおかげで私もすんなりと受け入れてもらえました。常に気にかけてくれる温かい方が多い地域です」</p><p>都会にいたときは「仕事」を主軸にする生活だったが、四万十町に来てからは「暮らし」が主軸となり自然とプライベートも充実していったそう。今の暮らしが私にあった生き方だと、終始笑顔で話してくれました。</p><p>二年目は地域での活動をスタートさせたいと思ったそうで、図書の貸し出しや町民の交流の場となるように旧小鳩保育所を活用して運営団体、『育つ会とおわ』の副会長として地域に関わっている。</p><h2>移住を考えている方にメッセージ</h2><p>「自分から声をかける勇気さえ持ち合わせていれば、移住生活は比較的上手くいきます。正直、コミュニケーションが密すぎて戸惑う時もあるけど、温かい気持ちで接してくれる地域の方に心が救われることの方が圧倒的に多いです。<br>移住を検討している方は、ぜひ一度、四万十町に来てみてください！」<br><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/12/07/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/T-X8iPVZmlmwPcUWCy6ub.webp"></p><h2>高知暮らしが気になったら「高知家で暮らす。」</h2><p>「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」は高知県へのUターン・Iターンを支援する移住ポータルサイトです！<br>県内の仕事・暮らし・住まいの情報を掲載するほか、高知の暮らしがよくわかるイベントもご案内しています。<br>他にも先輩移住者のインタビューを多数掲載しており、移住へのイメージがつかめるはず。<br>ぜひ一度、アクセスしてみてください♪</p><p>記事に関するお問い合わせは<a href="https://kochi-iju.jp/service/form.html">こちら</a><br>移住コンシェルジュに相談してみたい！と思われたら<a href="https://kochi-iju.jp/service/">こちら</a></p>

まずは四万十町が管理している移住者向けの「お試し滞在住宅」に一ヶ月間お試し移住。その際に知り合った方に空き家を紹介していただき、十和地域に移住を決めたそうです。四万十町で三年間暮らした実体験を伺いました。

出身は兵庫県。東京から高知県四万十町（しまんとちょう）に移住。現在は、コワーキングスペースの運営やアプリ開発などを行っているIT会社で営業の仕事をしつつ、野菜づくりや狩猟などでしまんとせいかつを満喫中。

栗原　あゆみ

「仕事」ではなく「暮らし」を主軸に置いた生活へ

<h2>協力隊は、子どもの頃からの夢</h2><p>東京に住んでいた小学生の頃、田舎のイメージによくある学校帰りに友達と川に飛び込んで遊ぶことに憧れていました。その時から、いつか田舎に住みたいと漠然と考えていましたね。</p><p>地域おこし協力隊のことを初めて知ったのは、中学生のときにTVドラマ「遅咲きのヒマワリ（※）」を観たことがきっかけです。協力隊が主人公のドラマなのですが、隊員や地域の方々が織りなす人間物語がおもしろくて毎週観ていました。</p><p>高校生になって進路を考えるとき、このドラマのことを思い出して自分も「地域おこし協力隊になりたい。」と三者面談ではそう宣言していました。高校卒業後は東京で働きながら、移住先を探していました。移住フェアに参加した際に四万十町役場の職員さんに会ったことをきっかけに、実際に四万十町へ視察に行きました。その他いくつかの自治体も検討しましたが、もともともっていた田舎のイメージと合致したこと、対応してくれた職員さんの年が近く親切だったことで四万十町への移住を決断しました。</p><p><i>※</i><a href="https://www.fujitv.co.jp/b_hp/osozakino_himawari/"><i>遅咲きのヒマワリ</i></a><i>……2012年に放送された、最後の清流と呼ばれる高知県・四万十川を舞台にした若者達の群像ドラマ。</i></p><h2>漁を通じて川の魅力を知る</h2><p>協力隊の担当業務は、四万十川の川遊びインストラクターと観光振興です。四万十川の環境保全活動や環境学習のサポート、魅力発信などを主な業務として活動しています。もともと、都内に住んでいて川遊びはほとんどやったことがなかったので、川に入って遊べることは新鮮でしたし、川遊びの中でも川漁を学んだ経験はとても貴重でした。</p><p>四万十川では200種類もの魚が生息し、鮎、アメゴ、うなぎ、川エビ、ツガニなどが川漁の対象となっています。狙う獲物や場所によって様々な漁が行われています。特に鮎の「友釣り」は、野鮎の縄張り内にオトリとして用意した鮎を使い、野鮎が追い払おうとして体当たりしたところを引っ掛ける漁法です。理屈は分かっていてもなかなか難しい釣りですが、難しい分、鮎が掛かった時のワクワク感に魅了されます。</p><p>また、四万十川の伝統漁法である鮎の「火振り漁」は見応えたっぷりで、月のない暗夜に川舟の上から松明を振り、鮎を驚かして網に誘い込みます。川の静寂に火が舞う様子は、四万十川の夏の風物詩として親しまれています。初めて火振り漁の手伝いをさせていただいた時は、引き上げる網にかかった大漁の鮎とその大きさに驚きが隠せませんでした。川遊びを通して、四万十川の偉大さを改めて実感しました。ぜひみなさんにも四万十川で川遊びを体験してほしいと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/10/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/yuMth1MmqCT5WL-AqVj0j.webp"></figure><h2>川に触れるきっかけづくりを</h2><p>四万十川の魅力を発信するため、川沿いでのイベントをたくさん企画・実施してきました。その中でも、私が協力隊として初めて企画した「竹でつくるバウムクーヘンイベント」は最も心に残っています。企画書の作成からスタッフ集め、場所の確保、チラシ作り、必要な道具の用意など、初めての試みばかりで手探りの一歩でした。しかし、できあがったバウムクーヘンを食べて「美味しい」と言ってくれた子どもたちの笑顔を見て、やってきてよかったと感じました。</p><p>このイベントをきっかけに、地元の高校生との交流会や修学旅行のカリキュラムの一環としてバウムクーヘン作りを取り入れる機会を得ることができ、新たなつながりをつくることができました。それ以降、焚き火イベントや友釣りイベントなどを開催し、いろいろな方々に向けて川に触れるきっかけづくりを行っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/10/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/AggYlLcZcGMrf5hxXLt2r.webp"></figure><h2>川、人、食に魅了されて</h2><p>四万十町の魅力は、四万十川はもちろんですが、なんといっても人だと思います。私はほとんど町外に遊びに行くことがありません。町内を歩きながら地元の珈琲屋さんや、知り合いのお寺、行きつけのスナックに行くことでプライベートはとても充実しています。ありがたいことに地域には世話好きな方が多く、なんでも自分事のように考えてくれます。この人達がいるから、これからも四万十町に居続けたいと思っています。また、四万十町には移住者も多いので、地域の方々も移住者を受け入れることに慣れているように感じます。私自身も他の移住者から新しい発想をいただけるのはありがたいですね。</p><p>それから食も魅力的です。仁井田米や天然鮎をはじめ、地産のおいしいものがたくさんあります。最近、よそで作られたお米が食べられなくなったのは、それだけ四万十町の味がおいしいからだと思います。&nbsp;</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/10/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/oJLzwo-1M5Qf3HeVAxWho.webp"></figure><h2>移住を検討されている方へ</h2><p>地方移住とひとくくりに言っても、地域によって特徴は全く違います。実際に気になる場所に行ってみて比較してみるのが良いと思います。その上で、数日間の視察では見えてこない部分もあるので、本当のところは生活してみないとわからないという心構えを持つことが大事です。移住を検討されている方はぜひ慎重かつ大胆に飛び込んでみてはいかかでしょうか。</p><h2>高知暮らしが気になったら「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」</h2><p>「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」は高知県へのUターン・Iターンを支援する移住ポータルサイトです！<br>県内の仕事・暮らし・住まいの情報を掲載するほか、高知の暮らしがよくわかるイベントもご案内しています。<br>他にも先輩移住者のインタビューを多数掲載しており、移住へのイメージがつかめるはず。<br>ぜひ一度、アクセスしてみてください♪</p><p>記事に関するお問い合わせは<a href="https://kochi-iju.jp/service/form.html">こちら</a><br>移住コンシェルジュに相談してみたい！と思われたら<a href="https://kochi-iju.jp/service/">こちら</a></p>

高校生の時、すでに「地域おこし協力隊」を目指していた鳥海さん。きっかけはなんとTVドラマ！
協力隊になるにあたって複数の市町村を検討しましたが、イメージに合致した四万十町を選びました。
現在は、四万十川の川遊びインストラクターと観光振興を担当しています。
協力隊の活動内容に加えて、四万十の川、人、食の魅力についてもお聞きしました。

四万十川の魅力を知ってもらうため、各種イベントの企画・運営を手掛けています。

鳥海 竜飛

四万十の人と自然に魅了された川遊びインストラクター

<h2>新たな業種へのチャレンジ</h2><p>広島県で製材用帯鋸目立技士として働いていた耕司さんは、移住後の仕事として林業に挑戦しました。どうして林業なのかと尋ねると、親族が森林組合で働いていたのを幼少期から見ていたのもあり、人生最後の生業として選択したとのこと。</p><p>50代後半での挑戦に正直な感想を伺うと、「林業なめてました」と苦笑を浮かべる耕司さん。始めは山を登るのも一苦労だったとのこと。夜寝ていると足がつって、「まりこー！梅干しー！」と叫んだことも少なくないそうです。</p><p>ある日には、軽トラックで林道へ落下したこともあったとか。幸い木立に引っかかり一命を取りとめることができたといいます。大怪我をしたのでは…と心配して話を伺うと、駆け付けた奥様を仁王立ちで出迎えれるほどピンピンしていたそうです。</p><h2>自然とともに暮らす</h2><p>ご主人の横で頷きながら話を聞く真理子さんは、朝が早く夜も早い四万十町に驚き、不便に感じていたこともあったそう。今では田舎の暮らしに慣れてきて、自然とともに生活をすることが楽しくなってきたと話します。耕司さんの様子を聞くと「楽しそうにやっています」と笑顔で答えてくれました。</p><p>「まあ見てやってください」と案内していただいた自宅前の沢は、耕司さんが草刈りや沢への降り道を開拓したというお気に入りの場所。沢ではカニやホタルが見られ、お２人もよく涼みにくるそう。鰻もいるとのことで、いつか住宅の家主さんからいただいた仕掛けを使って捕まえてみたいと話してくれました。</p><p>裏山や周辺の土地も所有者に許可を取り、草刈りや間伐をして積極的に開拓。裏山から切り出した木で丸太椅子を作ったり、使われていなかった畑を発見し、お２人で野菜づくりに取り組まれていたり、心から移住生活を楽しまれているご様子にほっこりしました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/09/28/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/qLizVJ4B8wfmf1kkr7uuj.webp"></figure><p>&nbsp;</p><h2>四万十町で見つけた新たな夢</h2><p>今の目標は70歳まで林業を続けること。その後は秋丸地区で獲れるお米を使っておむすび屋さんをしたいと話す耕司さん。「四万十町の１番の魅力はお米やね。どこのお米よりもここのが美味しい。この美味しさを知ってもらいたい」と楽しそうに語ってくれました。</p><h2>移住を考えている人へのメッセージ</h2><p>最後に有澤さんの経験から、気づいたことを教えていただきました。「地域に馴染むにはかまえないことですね。飛び込んでいったら受け入れてくれる。おおらかに協調性を持って、人に合わせていこうと心がけたらいいと思いますね」と話す耕司さん。自然豊かな環境で、創意工夫して日々の生活を楽しむことが大事だと話してくれました。</p><h2>高知暮らしが気になったら「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」</h2><p>「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」は高知県へのUターン・Iターンを支援する移住ポータルサイトです！<br>県内の仕事・暮らし・住まいの情報を掲載するほか、高知の暮らしがよくわかるイベントもご案内しています。<br>他にも先輩移住者のインタビューを多数掲載しており、移住へのイメージがつかめるはず。<br>ぜひ一度、アクセスしてみてください♪</p>

2021年夏、四万十町中間管理住宅への応募用紙に「故郷の四万十町へ帰ることが私の夢でした」と思いを綴った耕司さん。移住して2年後の2023年にお話しを伺うと、四万十町での新たな夢が見つかっていました。

夫の耕司さんは四万十町出身、妻の真理子さんは岡山県出身。耕司さんがUターンを希望して、四万十町に移住しました。

四万十町

四万十町の移住体験談一覧：8件

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