<h2>プロフィール</h2><p><strong>会社名 ジャパンキャビア株式会社</strong><br>所在地：<span style="color:#000000;">宮崎県宮崎市</span><br>業種：<span style="color:#000000;">食品製造業（国産キャビアの製造/販売）</span><br>商品：<span style="color:#000000;">宮崎キャビア1983/1983 J.CAVIAR</span><br>会社URL：<a href="https://www.japancaviar.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer"><span style="color:#000000;">https://www.japancaviar.jp/</span></a><br><br><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/19/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198c067-90d2-744c-991c-29cd80be6446.webp"></p><h2>会社の事業内容を教えてください。</h2><p>私たちは、宮崎発の国産キャビアブランドメーカーとして、キャビアの製造・販売を行っています。1983年、旧ソ連から日本政府に贈られたチョウザメを宮崎県水産試験場が受け入れ、完全な国産化を目指した養殖研究がスタートしました。約30年にわたる取り組みの末、「宮崎キャビア1983」が誕生しました。</p><p>現在では、JAL・ANAのファーストクラスやG7サミットをはじめ、国内外の五つ星ホテルやミシュラン星付きレストランなど、世界中のハイエンドなお客様にご愛顧いただいています。国産キャビア市場においては、長年の実績と品質へのこだわりを背景に、国内で随一の存在感を誇っていると自負しています。</p><p>また、商品化に至らなかったキャビアから有用成分を抽出し、ハンドクリームなどの美容製品として展開することで、資源を無駄にしない持続可能なものづくりにも積極的に取り組んでいます。</p><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/19/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198c055-44fe-744c-991b-f65ac96a46a6.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えてください。</h2><p>私たちのキャビアは、宮崎県産チョウザメの卵を徹底した衛生管理と独自の熟成技術で仕上げています。塩分控えめでも旨味が際立ち、とろけるような食感と濃厚な風味が特長です。</p><p>なかでも「和のキャビア」は、昆布や醤油といった和の素材を取り入れた独自のバリエーション。日本人の味覚に寄り添った繊細な味わいは、海外のお客様からも「日本らしいキャビア」としてご好評をいただいています。</p><p>低塩分で長期熟成を実現するために、非常に高いレベルの衛生環境を維持しています。専用のクリーンルームを整備し、空気中の微粒子や雑菌にも細心の注意を払い、清潔な環境で一粒一粒丁寧に仕上げることで、食品としての安全性と品質を何よりも大切にしています。<br><br><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/19/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198c054-86b7-744c-991b-e88a779783d5.webp"></p><h2>お仕事のやりがいはなんですか？</h2><p>自然豊かな宮崎で、心身のバランスを大切にしながら働けるのは大きな魅力です。地方にいながらも、国内外の一流ホテルやトップレストラン、航空会社のファーストクラスといったハイレベルな顧客と直接やり取りできることに、大きなやりがいを感じています。</p><p>また、キャビアを軸としながらも、新しい食の楽しみ方や関連商品の開発など、従来の食品メーカーの枠を超えた柔軟な発想で仕事ができる点も魅力です。研究機関との共同研究にも積極的に取り組み、伝統と革新が共存する環境で、自分のアイデアを形にする面白さがあります。</p><p>B2Bに限らず、オンラインで商品を購入してくださった一般のお客様からの声も、私たちの大きな励みです。「初めてキャビアを食べたけれど感動した」「贈り物にとても喜ばれた」といったリアルな声が、日々のモチベーションにつながっています。<br><br><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/19/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198c066-4650-744c-991c-2134c04488f8.webp"></p><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えてください。</h2><p>ファーストクラスや一流レストランといった高い基準を求められるお客様と向き合う以上、品質管理に妥協は許されません。常に安定した品質を保つために、細部にまで気を配る緊張感はありますが、それが私たちの誇りでもあります。<br><br><span style="color:#000000;"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/19/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198c062-4cd2-744c-991c-1a78be934906.webp"></span></p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p><span style="color:#000000;">キャビアが特別な日の贅沢ではなく、日常の中で自然に楽しめる存在になるよう、日本でも“生活に溶け込むキャビア文化”を広めていきたいと考えています。こんなに美味しいものを知らずに過ごすのは本当にもったいない。もっと多くの方に気軽にキャビアを試していただき、その魅力を体験してほしいです。</span></p><p><span style="color:#000000;">また、キャビアの魅力は美味しさだけにとどまりません。アミノ酸やビタミン、ミネラルなど、美容や健康にもうれしい栄養が豊富に含まれていることから、そうした側面についても積極的に発信していきたいと考えています。たとえば、スキンケアアイテムやヘルスケア食品など、キャビアの持つ価値を新しい形で伝える挑戦にも興味があります。</span></p><p><span style="color:#000000;">今後も、味覚としての贅沢さだけでなく、日常に寄り添う「キャビアの新しい可能性」を広げていきたいと思います。</span><br><br><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/19/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198c082-259d-744c-991c-38b094707feb.webp"></p><h2>地域の魅力について教えてください。</h2><p><span style="color:#000000;">宮崎は、豊かな自然と人の温かさにあふれた、とても居心地の良い土地です。青い空と海、緑の山々が織りなす風景はまるで南国リゾートのようで、太平洋に面した青島や日南海岸では、開放感たっぷりの自然を満喫できます。</span></p><p><span style="color:#000000;">地元の方々も穏やかで親しみやすく、初対面でも気さくに声をかけてくれる人が多いのも魅力。観光地は混みすぎず、青島神社や鵜戸神宮などをゆったりと巡れるのも、宮崎ならではの心地よさです。</span></p><p><span style="color:#000000;">また、地鶏やチキン南蛮、マンゴー、宮崎牛、焼酎、そして私たちのキャビアなど、B級グルメから高級食材まで幅広く楽しめる「食の宝庫」でもあります。</span></p><p><span style="color:#000000;">冬でも温暖な気候に加え、プロ野球やJリーグのキャンプ地としても知られ、スポーツファンにも親しまれています。過度な観光地化が進んでいないぶん、“素の日本”の良さが残っているのも、宮崎の大きな魅力です。</span></p><p><span style="color:#000000;">そして実は、空港が市街地に近く、東京や大阪などの都市部ともアクセスしやすい立地。都市との距離感もちょうどよく、「知る人ぞ知る」特別な地域としての魅力が詰まっています。</span></p><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>宮崎という地方に拠点を置きながらも、国内外の五つ星ホテルやミシュラン店、一流レストラン、海外バイヤーと仕事ができる環境があります。地方ならではの自然との共生と、グローバルなビジネスを両立できるのが大きな魅力です。<br><br>日照時間も長く、朝夕にサーフィンやウォーキングを楽しむなど、プライベートも充実。都会では得られない、豊かな働き方がここにはあります。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/19/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198c080-e460-744c-991c-34321175a742.webp"><br>&nbsp;</p>

ワープシティ公式

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第163回目にご協力いただいた企業は、宮崎県宮崎市のジャパンキャビア株式会社です。

宮崎市

宮崎県

#163 最高峰の品質を、もっと身近に。キャビアの常識を覆す「低塩分」と「和の味わい」

<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社ネイバーフッド</strong><br>所在地：宮崎県宮崎市・日南市<br>業種：みかんの生産・国内販売・海外輸出・みかん（加工食）卸事業<br>商品：みかん・みかん加工品（ジュース等）<br>会社URL：<a href="https://neighborhd.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://neighborhd.jp/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>弊社は1947年に農家としてみかんの生産をスタートしました。農業は大変な仕事であり、収入が安定しないことも多い産業ですが、3代目がその魅力を高めるために法人化を進めました。</p><p>2020年からは青果の輸出に取り組み始め、果樹生産だけでなく、国内に契約農家を募り、輸出産地リレーを構築しています。特に、世界で最も厳しいといわれる台湾への輸出においては、残留農薬規制をクリアし、産地全体で青果の輸出を拡大しています。現在では、直接輸出も開始しました。</p><p>青果販売では、綺麗なみかんが主に流通しますが、弊社では市場に出せないみかんも仕入れ、加工ジュースとして販売しています。このように、畑全体をまるごと仕入れることで、農家が安心して生産に専念できる体制を整えました。</p><p>果樹のスマート農業や青果輸出、加工販売などの取り組みは、新しい時代の農業の形を示しています。</p><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><h3>温州みかん</h3><p>弊社では、全国でも珍しい品種を栽培しており、まだ甘いみかんが市場に出回らない10月から、高い糖度のみかんを生産しています。このみかんは、10月から2月にかけて販売され、ECサイトでも非常に人気を集めています。</p><h4>独自の取り組み生産方法</h4><ul><li>高密植栽培で収量アップ、機械に合わせた植生で管理しやすくしています。</li><li>糖度センサーを導入して、品質を均一にしています。</li><li>鮮度保持の研究をしており、温州みかんを100日保存する方法を研究しています。</li><li>連携する農家さんから全量買取りを行なっています。</li><li>輸出規制の厳しい海外へ輸出するため、残留農薬の管理を行っています。</li></ul><h3>加工品のジュース販売</h3><p>当社では青果のみかんを生産していますが、加工品の生産は自社で行わず、原料を供給し、社外で委託しています。県内のレンタルキッチンを借り、5年間の試行錯誤を経て完成したレシピは、みかんの雑味や酸味、つぶ感を生かした商品で、瞬く間に全国へ広がりました。</p><p>旬のみかんをそのまま飲んでいるかのような風味と食感のジュースは、全国のセレクトショップや自社ECサイトで徐々に人気を集めています。農家の手取りが少しでも増えるように、可能な限り高い金額で原料を買い取り、農家の経営を支える商品となっています。</p><p>現在、需要が高まり製造が追いつかなくなってきたため、2026年（令和8年）に加工所を稼働させることを目指して準備を進めています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/ii5KGlkjiV_PnJ9BOKmsT.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>果樹栽培は農業の中でも特に成果が見えづらい分野です。サイクルが2年間にわたるため、スタッフにはみかんの木を人に例えて指導し、自然に向き合うことの大切さを教えています。</p><p>スマート農業を導入することで作業を簡略化し、分かりやすくしていますが、その機械やマニュアルを実行するのは人です。素人には気づきにくい微細な変化を理解してもらうことが、この仕事の楽しみの一つではないかと考えています。</p><p>みかんは4月に花を咲かせ、秋には豊かに実をつけます。収穫前の鮮やかな姿は見事で、収穫作業を楽しみに全国から多くのワーカーが宮崎に訪れます。無事に収穫を迎えることも、大きなやりがいの一つです。</p><p>衰退しつつある果樹農業にスマート農業を取り入れ、さらに輸出と加工を通じて国内外に産地を広げています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/-hBJBNoF5-7duRb0oGQdH.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>地球温暖化の影響で、畑の環境も大きく変化しています。最近では、気温の変化によってみかんの収穫時期がずれたり、これまで見られなかった雑草が生えるようになったりしています。こうした暑さや生産現場の変化に対応することが、今後ますます重要になっています。</p><p>青果の輸出では、ナマモノであるために傷みが出てしまうことがあります。国内取引では、このような問題が発生すると、次年度からの取引がストップしてしまい、原因を追求することはほとんどありません。</p><p>しかし、海外との取引では、問題が発生した際に、どう解決すべきか、一緒に成長するためにはどうすれば良いのかを徹底的に議論します。時には意見がぶつかり合うこともありますが、最後には最近の出来事や家族のことを話しながら食事を共にします。</p><p>言葉や文化の違いに戸惑うこともありますが、それをポジティブに受け入れ、楽しむことが私たちの取引関係をより深める一つの要素となっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/GYa5BOo9Y4UqEkDRMfEMn.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>弊社の代表は、農家生まれの3代目です。農業をより良い産業にするための取り組みを模索しています。それが輸出の拡大なのか、EC販売を通じて消費者とより近くでつながることなのか、まだ答えは見えていません。</p><p>同業者と協働し、知識やノウハウを共有することで、農家の経営が安定する根本的な方法を考えていきたいと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Aos-0ZNnRzRZEE2TXlKwo.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>美しい海と緑豊かな自然に囲まれ、温暖な気候で南国ムードが漂う町です。サーファーの移住者も多く、朝仕事前に海に行く人もいます。</p><p>この町はとても静かで、田舎で子育てをしたいと考える家族にとっても魅力的な場所です。人々が温かく、のんびりとした雰囲気も、この町の魅力の一つだと思います。</p><p>また、山海の幸や農畜産物も豊富で、宮崎牛やマンゴー、伊勢海老など、たくさんの美味しい食べ物が楽しめるのも魅力の一つです。</p><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>宮崎は日本の端に位置し、時に「陸の孤島」と呼ばれることもありますが、その分、地元の人々がより深く根付いている県だと思います。土地柄も相まって、のんびりと過ごしやすい環境が広がっています。</p><p>最初は驚くこともあるかもしれませんが、宮崎は農業が盛んな県であり、自然の中で生活する人々の強さがあります。当社にも移住して働いている方が多く、助け合いを大切にしています。自然が豊かなこの地を、ぜひ一度訪れてみてください。</p><p>面接の際には、「農業に情熱を」と伝えています。地方の宮崎からグローバルに活躍してみませんか？地方に根ざした仕事に誇りを持ち、一緒に新たな挑戦をしていきましょう！</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第126回目にご協力いただいた企業は、宮崎県宮崎市の株式会社ネイバーフッドです。

#126 宮崎市発の農業革新！農業の未来を切り拓く温州みかんの可能性

<h2>プロフィール</h2><p><strong>宮崎食研有限会社</strong><br>所在地：宮崎県宮崎市大字糸原<br>業種：地域の素材に付加価値を付ける仕事<br>商品：備蓄おにぎり、てまごこちカレー他<br>会社URL：<a href="https://www.shokken.net" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.shokken.net</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>「何屋さんですか？」という質問に応えられず、まごまごする社長が経営する会社です。</p><p>「みやざきにひと手間加えてみなさまへ！」という先代からの想いを引き継いでコツコツと自分たちに出来ることを続けてきて今があります。戦略的に何かを企ててきたわけではないのがその理由です。</p><p>宮崎で育つ農産物、水産物、畜産物など様々な素材に、これまで積み上げてきた技術を使い商品化しています。</p><p>お客様のご要望に合わせた形に変化させたり、収穫してそのままでは日持ちしない素材を一次加工することで賞味期限を長期化したりします。また、一次加工した製品をアイデアを集結させて商品化したり、商品化にまつわる様々な事が事業内容です。</p><p>お米の栽培をして農地を守り、積み上げた特許は6つあります。営業許可証は5つ、JFS-Bの認証を取得するなど「地域の為に何かしたい！」という想いを実現するための隠れ家的な基地機能を備えています。</p><p>毎日、依頼されたOEM商品を作ったり、自社商品（てまごこち）ブランドの商品を作ったり、様々な商品を開発し生産しております。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/18/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/LhU63yNDIKKXzizCFYm59.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>自社商品「てまごこちブランド」は、OEM製造を依頼する際の見本やサンプルとしてご利用いただいております。お客様がOEM製造を依頼するとき、どのような加工が出来るのか、具体的にどのような商品を製造できる工場なのかが分かりにくいことがあります。</p><p>その点、自社商品（てまごこちブランド）で製造している商品を見本として提示することで、商品化のイメージがしやすくなります。産地にある製造工場で生産者に寄り添った商品開発ができる点が、弊社のOEM製造サービスの魅力です。</p><p>さらに、実際に商品化した経験をもとに、初めての商品開発で不安な点もお客様と一緒に解消しながら進めていける点も魅力です。この工場では、農業を製造業からサービス業に変化させられるという大きなメリットも提供しています。</p><p>例えば、農産物を加工して商品を作る場合、生野菜を栽培して販売するビジネスモデルとは異なり、ライフスタイルを大きく変えることができます。工場と連携して一斉に収穫し、レトルト商品、乾燥粉末商品、瓶詰商品、お茶加工品、ドレッシングなど、さまざまな加工食品をワンストップで商品化できる点が最大の魅力です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/18/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/dhfRV62sX6DCPwX1gKzTl.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>自然の中で育った季節の素材を工場で加工することによって、様々な形に変わっていく醍醐味は、産地に近い工場だからこそなのかもしれません。春夏秋冬、その季節に旬の素材を目にすることができると幸せな気分になります。</p><p>食品の加工技術を通じて地域の役に立てている実感は、何事にも代え難いやり甲斐に繋がります。荒れていく農地を食い止める可能性を持っている点や、そこでの雇用を生み出すことで人口減を食い止めることができるかもしれません。</p><p>また、生きていくためには、食を切り離すことはできません。身近な食に関われていることもやり甲斐の一つです。台所での仕事は、様々な要素の組み合わせによって成り立っています。</p><p>決して複雑な作業ばかりではありません。煮る、焼く、蒸すなどの組み合わせで食事は作られます。</p><p>食品工場の仕事は、単純な作業もあれば、品質管理や商品開発もあります。さらに、商品の販売にはデザインやキャッチコピーの作成が必要です。文系や理系の要素を組み合わせたチームで取り組むことで成り立つため、一人では完結しない点がやりがいの一つかもしれません。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/24/QUVEhkMWolWhYSFi0WDbl/IHtdA5h_UcfU2wX0R2oE8.webp"></figure><figure class="image"><img></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>原料を生産する生産者と、商品を販売する販売者のそれぞれの都合の間に入って調整するのが、加工者である製造者の役割だと思っています。立場が変わるとどちらの言い分も理解できるので、板挟みになってしまう点が大変な点です。</p><p>しかし、物事を俯瞰して見ることで、最適な解決策を見つけられます。</p><p>米の栽培を続けるために、甘酒、玄米スナック、備蓄おにぎりなどの加工品を開発してきました。しかし、栽培する原料の量と販売できる量が釣り合わない課題に直面することも多く、販売力の不足を痛感することがあります。</p><p>さらに、販売力のある相手との交渉では、生産量が少ないために商品が足りなくなることもあり、力不足を感じることもあります。産地化を進めるためには生産の拡大が不可欠です。</p><p>生産を拡大するには、機械化や設備投資が必要ですが、資金力の不足に悩むこともあります。それでも、私たちは常に最善の方法を模索し、生産者と販売者の両方にとって良い結果を目指しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/18/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/W2sJJ0j-EK2zHVbyoTRqy.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>人口減少が確実に進む日本国内で事業を成長させていくことは、下りのエスカレーターを上るようなパワーが必要になります。そんな環境下で視界を広げもっと遠くを見るように俯瞰して市場を見ると、他のやり方もあるのではないかと思えるようになってきました。</p><p>日本国内での常識が世界市場ではどのように評価されるのか？飛び込んでみないと分かりません。しかるべきタイミングで世界市場に向けて挑戦してみたいと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/18/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/M3b0JNW1sQmur0Lt7ERtl.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>宮崎には、牛、豚、鶏、魚、野菜、果物など様々な素材が生産されています。これらの素材は、天候に恵まれた宮崎の肥沃な土地と降雨、燦燦と降り注ぐ太陽の恩恵はもちろんのこと、栽培に適した性格の宮崎の方々がなせる業です。</p><p>これこそが宮崎という地域の魅力そのものだと思います。生産者の数だけ、そこにまつわるドラマ、ストーリーがあり、日々同じことを繰り返しているようで毎日違います。</p><p>生き物と関わる仕事というのは厳しい環境に身を置くことになります。、命を優先しないと取り返しのつかない事になりかねません。日常にそのような生き方を選択した人々と触れ合えることは、とても豊かな事なのではないでしょうか？</p><p>自然の猛威に逆らうことなく身をゆだね、今できることをしっかりとやる。数多くの困難を経て収穫までたどり着けたことに感謝して、喜びを分かち合う文化が宮崎の魅力です。</p><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>風に乗って舞い降りたタンポポの種は、その地に身を下ろしその土地の栄養を頂きながら、太陽から降り注ぐエネルギーや雨により得られる水分を元手に、自力で養分を蓄えます。そしてその場に根を張り、茎と葉を広げ花を咲かせ風の力を借りて自由に飛び立っていきます。</p><p>風任せのタンポポではなく、自分の意思でどこに降り立つかを決定できる人間は、自分の生きざまを表現できる地はどこが適当か？を自分で選べる環境にあることに喜びを噛みしめ、自分の意志で選んで欲しいと思います。</p><p>その選択が正しかったかどうか分からなくても、正しかったと思えるように頑張り、関わった方々に恥じない生き方をすることが大切だと思います。正しかったかどうかを決めるのも自分次第なのだから、これでいいのだ！と思える人生を宮崎で過ごして欲しいと思っています。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第78回目にご協力いただいた企業は、宮崎県宮崎市の宮崎食研有限会社です。

#78 宮崎の食材を多彩に変身！生産者の技術で広がる美味しさの世界

<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社イート</strong><br>所在地：宮崎県宮崎市<br>業種：菓子製造<br>商品：キャラいも<br>会社URL：<a href="https://www.e-to.info/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.e-to.info/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>株式会社イートは、宮崎県で「キャラいも」というお菓子を製造している企業です。「キャラいも」は、地元産のサツマイモを使用し、化学的な添加物を使用せず独自の技術や製法を用いて作るキューブ状の甘いお菓子です。</p><p>「キャラいも」は、来県されるお客様や地元の方々にご愛顧いただき、土産物や贈り物としても選んで頂いています。また、地域振興や観光産業の支援にも積極的で、宮崎県の地域経済に寄与する努力を続けています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/29/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/wwCRoiAEj7nQBnOX4lmo2.webp"></figure><h2>商品の魅力について教えて下さい。</h2><p>キャラいもは株式会社イートでのみ製造されており、オリジナルのユニークな商品です。</p><p>一口サイズにカットしたさつまいもに、キャラメルをコーティングしています。カリカリとした軽い食感と、きび砂糖を使ったコクのあるほろ苦いキャラメルが特徴です。</p><p>また、香料・保存料・着色料などを使用せず、体にも優しい商品です。国内販売のみならず、アジア・北米を中心に10か国に輸出も行っています。</p><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>仕事のやり甲斐は、まずお客様からの「美味しい」の言葉にあります。お客様からの喜びの言葉は、商品づくりに真摯に向き合うスタッフの誠意が、お客様に届いた証です。</p><p>お客様から感謝のお手紙やお言葉を頂いた際には全社で共有し、喜びと共に責任を共有しています。</p><p>そして、もう一つの大きなモチベーションにスタッフの成長があります。スタッフが自ら成長し、自信と誇りを持って仕事に取り組む姿を見ることは大きな喜びです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/09/QUVEhkMWolWhYSFi0WDbl/GQGJpkpbSwRF-xKVPzGHw.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>今の状況でいえば、世界情勢の変化や円安に伴うコスト高です。価格の転嫁はそう簡単にはできません。</p><p>オペレーションを見直したり、コストに強い主原料を使用した新商品を開発したり、様々な努力をタイムリーに行う事が不可欠だと実感しています。</p><p>時代の流れの中で様々なことが変化していく過程において、安定的に経営を続ける事が必要です。それが地方の中小企業にとって存続につながる重要な事だと思います。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>今も行っていますが、今後より一層力を入れたいのが、PB・OEMなどの受託製造と、自社製品の輸出です。</p><p>PB・OEMは弊社のNBをパッケージや量目変更をしたものや、独自の風味付けをしたものを取り扱っています。その幅を広げていこうとしています。</p><p>輸出は現在10か国に行っており、円安や物価高の追い風もあり、アメリカに注力をしていきます。</p><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>宮崎県の魅力は、自然の美しさ、温暖な気候、新鮮な海の幸、豊富な農畜産物、歴史と文化の豊かさです。都市部から遠く離れている事もあり、手つかずの自然が至る所に存在しています。</p><p>また、神楽や日本神話に出てくる歴史的な史跡や神社仏閣、伝統行事も大きな魅力の一つです。宮崎の人々は争いを好まず、支え合いながら生活をしています。そののどかさや大らかさも宮崎の大きな魅力だと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/22/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/uVJ9mNdpoc6CrkQ4qU4PM.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>宮崎は都会と比べてゆっくり時間が流れている地域です。子供も多く、子育てをしながら働く事を支援する自治体もあります。</p><p>今はどの企業も人手不足が常態化していると聞いていますので、仕事の種類によるとは思いますが、移住しても仕事が探しやすい状況にあると思います。</p><p>農業支援を行っている自治体も多いので、営農を志す方には魅力的な土地柄だと思います。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第54回目にご協力いただいた方は、宮崎県宮崎市の株式会社イートです。

宮崎市

宮崎市のお仕事一覧：4件

#163 最高峰の品質を、もっと身近に。キャビアの常識を覆す「低塩分」と「和の味わい」

#126 宮崎市発の農業革新！農業の未来を切り拓く温州みかんの可能性

#78 宮崎の食材を多彩に変身！生産者の技術で広がる美味しさの世界

#54 南九州産のさつまいものお菓子「キャラいも」。主婦３人で始めた小さな会社が世界へ！