いいことは海の向こうからやってくる、焦らなくていい

愛媛県上島町

いいことは海の向こうからやってくる、焦らなくていい

移住者プロフィール

平石美智子

出身地:山口県岩国市、前住所:広島県、現住所:愛媛県上島町、職業:上島町社会福祉協議会職員

出身地:山口県岩国市、前住所:広島県、現住所:愛媛県上島町、職業:上島町社会福祉協議会職員

山口県岩国市出身の平石美智子さんは、ご友人との出会いをきっかけに愛媛県上島町へ移住しました。現在は上島町社会福祉協議会の職員として勤務されています。休日には山歩きや岩登りをするというアウトドアが好きな平石さん。猫のげんまい君と暮らす平石さんにご友人との出会いや移住について、お話を伺いました。

静かな海を背に笑顔の平石美智子さん

現在のお仕事の介護福祉士になるまでのいきさつを教えていただけますか?

平石1976年生まれ、出身は山口県岩国市です。高校を卒業してから広島のデザイン専門学校で学び、食品などのパッケージデザイナーとして印刷会社やメーカーで働きました。

30代後半までデザインの仕事に打ち込んできましたが、長時間、深夜まで働く労働環境に疲れ退職。そんなとき社会福祉士の知人が介護の仕事を推してくれました。介護福祉士の可能性ややりがいを感じ、介護の学校の門を叩きました。その後40歳で学校を卒業、広島市の回復期病院に就職し、介護福祉士としてのスタートを切りました。

移住のきっかけとなったご友人と笑顔の平石美智子さん

介護の学校へお通いの時に出会いがあったそうですね

平石介護専門学校で若い友人たちがいました。その中にたまたま上島町の出身者がいたんです。生名島の濱口広大さんと、岩城島の澤田美波さんです。ふたりは同級生で私とは年が離れていましたが仲が良くなり、よく交流していました。教室などでも広大くんは生まれ育った島の良さを語っていましたね。

心地よい島のコミュニティのこと、友達との繋がりなど。そんなことを聞くうちに、私も島に行ってみたいと思っていたのです。

上島町の海岸、波がキラキラしている様子

ご友人との出会いが上島町への興味へとつながったのですね

平石そんなわけで学生時代に一度、みんなで岩城島に旅行し、積善山の展望台でキャンプをすることになりました。島の中をいろいろと見て回るうちに、福祉の仕事をする上で、地域と繋がれることが羨ましいな、と思いました。

都市部の病院では、利用者さんが病院に来た時にしか診られません。しかし島では介護する側の生活圏のなかに利用者さんたちがいますから、病院以外でも目を配ることができます。

砂浜に立つ平石美智子さんの足元のアップ

上島町への移住になったきっかけはありましたか?

平石その後、広島の病院を退職した私に、濱口さんが「島に来てみたら?」と声をかけてくれました。その一言が大きな転機となりました。まず佐島のゲストハウス汐見の家にヘルパー(無報酬で働く代わりにベッドを提供してもらう)として逗留し、およそ3ヶ月を過ごしました。

さて、これからどうしよう? と思っていた矢先に、たまたま現職場である社会福祉協議会の求人を見つけたのです。応募すると、見事に採用内定をいただきました。住む家もうまく見つかり、いまの暮らしが始まりました。

介護施設内でお年寄りに寄り添う平石美智子さん

介護施設でのお年寄りたちとの時間

移住後の上島町の印象はいかがでしたか?

平石来てすぐの時は、ほかの移住者さんたちを見ていると皆やりたいことがあって、キラキラしてる。それに対して私は何がやりたいんだろう……ちょっと場違いなのかもしれない、と思ったこともありました。

そんなとき誰かが「いいことは海の向こうからやってくるよ、焦らなくていい」って言ってくれたんです(笑)。1年間ほどは何のために島にいて、働いているのか?という葛藤が常にありました。

島という小規模のコミュニティのなかにひとりで暮らし、働くことに慣れるまで、正直苦しかったですね。しかし、たまに島外に遊びに行くと、島に帰ってきたらホッとする、という不思議な感覚を感じていました。それは何か、自分でもまだよくわかりません。

生名の人はいい意味でお互いがほどよい距離をとっているように感じます。地域のしがらみもそれほどなく、どこか都会的で、開放的。それが心地いいのかもしれないですね。

社会福祉協議会での仕事についてはいかがですか?

平石施設内で要介護者に接するのではなく、その前段階の「まだ要介護ではないけれど、近い将来に要介護者になる人たち」のサポートを地域の中で行っています。

例えば「高齢者いきいきサロン」では、公民館を使って地域のお年寄りに集まってもらい軽い運動プログラムなどを一緒に行いながら、お年寄り一人ひとりの健康状態を確認します。お年寄りの孤独解消や社会参加を目指すこうした仕事の中で、地域とつながっていられることが嬉しいですね。

平石美智子さんが飼う猫のげんまい君

一緒に暮らす同居人がいるそうですね

平石猫のげんまいです。生名島に住み始めて数ヶ月後、もらい手のなかった彼を引き取りました。げんまいとの共同生活は私にいろいろなことを教えてくれます。

いまは社協の仕事を前向きにやりながら、猫との暮らしを楽しみたいですね。季節を感じて、しっかりと食事をして、丁寧に暮らす、そんな生活を続けていきたいです。社会に役立ちたい気持ちは強いですね。将来的には気の合う仲間と一緒に何かつくっていけたら楽しいと思います。

平石美智子さんのご自宅の本棚

今後の目標があれば教えてください

平石人との関わりがあってこそ自分もある。岩登りでロープをパートナーに託して命を預けるように、信頼できる仲間と同じ時間、景色を共有しながら生きていけたらいいですね。まずは今の生活を、運命には抗わずに受け入れていきたいと思っています。

社会福祉法人 上島町社会福祉協議会 http://www.kamijima-shakyo.or.jp

出典: https://kamijima-life.jp/interview/1343/

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愛媛県の北東部、広島県境に位置し、瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ上島町は、平成16年10月1日弓削町・生名村・岩城村・魚島村の4町村が合併して誕生しました。25の離島で構成され、気候は瀬戸内海特有の温暖な多照寡雨、平均気温は15~16℃、年間降雨量1,000mm前後で、冬期にも積雪はほとんどありません。周囲は瀬戸内海国立公園区域に囲まれ、風光明媚な瀬戸内の景勝拠点地です。

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