移住者プロフィール
吉田 理史(よしふみ)さん ・咲さん
出身地:栃木県(理史さん)、静岡県(咲さん)、前住所:長野県長野市、現住所:長野県栄村、職業:「SATOYAMAそだち」代表、「信州アウトドアプロジェクト(SOUP)」設立(現在は非常勤スタッフとして勤務)
長野県栄村に移住したきっかけは?
吉田理史さん(以下、吉田):私が所属する野外教育団体「信州アウトドアプロジェクト(SOUP)」の事務所が、長野市から栄村に移転したことがきっかけです。村の人びととの交流を通じて、栄村の“自然の豊かさ”と村の人びとの“心温かさ”に惹かれ、移住を決断しました。
“心温かさ”を感じたエピソードをお聞かせください
吉田:私たちの息子はダウン症を持って生まれてきましたが、集落の人びとは、「俺たちに任せろ。集落で育てるぞ!」と、当たり前のように息子を受け入れてくれました。
また、「結婚パーティを集落内で開きたい」という思いも、集落の人びとは全面的に受け入れてくれました。集落内の神社で結婚パーティを開くことができ、郷土料理のビュッフェや獅子舞、ハーモニカ演奏などで、大いに盛り上げてくれました。
移住後はどのような活動を?
吉田:移住後は野外教育に取り組む傍ら、「SATOYAMAそだち」を立ち上げました。障がい者も含めた多くの人びとに、里山での暮らしぶりや農業の魅力を伝えるため、日々奮闘しています。
栄村での子育てはいかがですか?
吉田:栄村は都市部と比較して、ハード面での子育て環境が良いわけではありません。しかし、自然がとても豊かで、「自然」と「人」との距離が近く、季節の移ろいを肌で感じることができます。
同時に、自然の厳しさも感じることができ、たくましく心豊かな子どもを育てる環境として優れていると思います。栄村は豪雪地なので、かまくらづくり、雪遊び、スノースポーツなどを楽しむこともできますよ。
移住を検討している方へ、メッセージをお願いします
吉田:栄村は、「チャレンジするほどに楽しい魅力が増える場所」で、飽きることがありません。「人」と「自然」を豊かに育ててくれるこの貴重な環境で、ぜひ暮らしてみませんか。里山と村の人びとが温かく迎えてくれますよ。