移住者プロフィール
後藤 武蔵・玲奈さん
移住時期
2021年10月
利用した支援制度
地域おこし協力隊
後藤武蔵さん、出身地:山形県飯豊町、前住所:愛知県、現住所:山形県飯豊町、職業:地域おこし協力隊、後藤玲奈さん、出身地:長崎県、前住所:愛知県、現住所:山形県飯豊町、職業:小学校支援員
目次
INDEX
移住のきっかけを教えてください。
後藤武蔵さん(以下、武蔵):私は飯豊町出身で大学進学をきっかけに町を離れましたが、育ててもらった町にいつか恩返しをしたいと思っていました。社会人になる際も地元に戻りたい気持ちがありましたが、帰郷し町に貢献できる自信がなく、愛知の民間企業に就職しました。
6年間働いて自信がついてきたことと、コロナ禍でなかなか祖父母に会えなかったため、2021年に山形に戻ることを決意しました。
移住までの道のりは?
武蔵:移住を決意しましたが、なかなか前職の仕事が片付かず、予定から4か月遅れの2021年10月に飯豊に戻ることができました。その間は新しい生活に向けた手続きと残務に追われ、とても辛かったですね。
しかし、妻にも手伝ってもらい、何とか飯豊に戻って新しい生活をスタートすることができました。
後藤玲奈さん(以下、玲奈):前職は海外赴任が多く、夫が海外赴任になると妻もついていくのが一般的で、私自身夫についていく気持ちだったので、移住にも抵抗はありませんでした。夫が入社した時から、いつかは地元に帰りたいとよく話していましたし、その素敵な夢を応援したいと思ったので、1週間くらいで結婚と移住の両方を決意しました。
あとは、プロポーズの時に「もし飯豊町が嫌になったら全部自分のせいにして長崎(私の地元)でも、どこでも行っていいし、会社員に戻って欲しければ戻るし、長崎に帰りたいなら漁師になるし、仕事はどこでもできるから」と言ってくれたのがすごく大きかったと思います。
移住前に準備したことはありますか?
武蔵:私の地元ということで、特に大きな準備はせずにUターンしました。
また、町が募集していた地域おこし協力隊に応募し、移住後は地域おこし協力隊として活動することを決めた上で移住できたので大きな困り事もなく移住することができました。
住まい探しについてはいかがでしたか?
武蔵:ネットで検索してアパートか一軒家という候補がありました。コロナ禍で現地での内見ができなかったため、私の両親の協力のもと、ビデオ電話でリモートで内見を行いました。
冬になると、一軒家では雪かきが大変という助言ももらい、アパートに決めました。
移住して困ったことやびっくりしたことはありましたか?
武蔵:雪はなんとなく想像できましたが、11月ごろから晴れ間が極端に少ないのには驚きました。賃貸なので、乾燥機もなく洗濯物も乾かないし、近くにコインランドリ―もないことが、一番不便でした。
こんなに晴れの日が少ないとは…。飯豊町にもぜひコインランドリーを導入して欲しいです!!
地域との関わりについてはどうでしたか?
武蔵:地域おこし協力隊の活動を通じて、町内外の様々な方々と一緒に地域活動に取り組むことができました。よく「武蔵帰ってきたんか~!」などど声をかけてくださって、町内の皆さんの温かみを感じています。
現在の仕事について教えてください。
武蔵:地域おこし協力隊として、将来のエネルギー事業の起業に向けての準備と、町内の皆さんへSDGsを知ってもらう活動を実施しています。
玲奈:学校ICT GIGAスクール支援員として小学生にパソコンやタブレットを使った授業の支援を行っています。
今後の展望を教えてください。
武蔵:地域おこし協力隊の業務としては、小中学生ともっとSDGsの活動を実施していきたいです。プライベートでは、飯豊町でまだ行ったことのない「ぽたじぇ」(カフェ)に行ってみたいです。
飯豊町の魅力とは?
武蔵:一番は人の良さ!飯豊町には愛知では感じることのできない、とてもおおらかでのんびりした時間が流れていきます。
冬の雪は辛いですが、春の喜びを感じることができます。ぜひ飯豊町に来て体験して欲しいです!
出典: 「地元に戻りたい!」