移住者プロフィール
麻生 陽介さん
移住時期
2018年
利用した支援制度
空き家バンク制度
出身地:大分県津久見市、現住所:大分県津久見市、職業:居酒屋「与作」の二代目。
目次
INDEX
津久見に移住した経緯を教えてください
麻生陽介さん(以下、麻生):津久見は私の故郷なんです。「いつか津久見に戻りたい」という気持ちをずっと持っていました。
ある時、高齢となりお店を閉めることになった知人の飲食店を居抜きで引き継がせて頂けるというご縁があり、「移住」と「創業」を決意しました。
移住を決断してからの動きを教えてください
麻生:移住を決めて、最初は賃貸物件を探しながら「空き家バンク」を検索していました。物件を検索するうちに、賃貸ではなく売買も視野に入れ検討するようになり、タイミング良く希望の物件に出会えたことと、市の「移住補助金」の手厚い補助内容を知り、即決で物件の購入に至りました。
空き家バンク制度を活用していただきましたが、住み心地はいかがですか
麻生:空き家バンクで出会えた現在の物件には、大変満足しています。前所有者様も津久見出身の方で、売買契約の手続きや入居の開始にあたり、大変親身にお力添えを頂きました。
「補助金制度」の中に“改築費用“も含まれており、浴室、脱衣所、お手洗いなどの水回りの改修費用に充てることができました。改築できたお陰で十分すぎるほどの自宅を得ることができ、仕事終わりに疲れて戻っても、リラックスできる癒しの空間となっています。
Uターン移住をしたからこそわかる、津久見市の魅力を教えてください
麻生:私が一番実感していることは、「人間関係の魅力」です。移住においては、市役所職員の方々、自宅隣りのご夫婦、近隣住民の方々など、皆様に気さくに声を掛けて頂きました。
通常、“移住をした側からの発信”が必要になることが多いですが、周りの方からのお声掛けを頂いて、改めて地元の人の温かさを実感しました。
また、私の職業柄、接客業として地域住民のお客様を主にしておりますが、お客様、同業者の先輩方、皆様が温かく迎えてくださり、“地域から後押し”して頂いているように感じます。
現在のお仕事とこれからの展望をお聞かせください
麻生:現在は、津久見市の中心部で飲食店を営んでおります。 30代後半で決して若くはありませんが、 地域のお客様、同業の先輩方からは、地域の若手として可愛がって頂いております。
今後は、“飲食店組合の取り組み”や“観光関連”、“町おこし”などに積極的に協力し、微力ながら「将来の津久見市を切り開いていく一助」になりたいと思っています。
津久見でのお気に入りの過ごし方を教えてください
麻生:まずは、釣りですね。津久見は、釣り好きな方にとってとても魅力的な地域だと思います。友人に釣り好きがいて、私の帰郷を勝手に喜んでいますよ。(笑)
私は自転車で職場と自宅の行き来をしているのですが、自然豊かな風景を楽しみながら、のんびりと通勤を楽しんでいます。
お子さんをお持ちのご家庭にとっても、交通量が少ないので、“事故リスクの少なさ”は魅力と言えるのかもしれません。何よりの楽しみは地域の方とのちょっとした挨拶や世間話ですね。気軽なコミュニケーションを楽しんでいます。
移住を考えている方へメッセージをお願いします
麻生:津久見の何よりの魅力は「人」だと思っています。移住後の新生活も地域のみんなが親身になって協力してくれることでしょう。海と山に囲まれた豊かな自然も魅力の地域ですが、高速道路が開通し、大分市内へも30分ほどで行けるアクセスも整っています。
狭い地域なので大きな市と違い、「自分達の声も届きやすい環境」ではないかと思います。積極的に地域活性化の取り組みにも参加することで、自分たちの生活に対してアクションを起こしやすいことも津久見の魅力だと思います。