移住者プロフィール
石原 恭さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
茨城県常陸太田市の地域おこし協力隊、趣味・特技:サッカー鑑賞・ゲーム
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
まず第一に農業を本格的に学びたいという思いがありました。農業に魅力を感じたのは、その土地や季節に応じた作物を育てるという自然との共生に強く惹かれたからです。
そして、将来は自ら梨農家として独立したいと考えており、常陸太田市の協力隊のプログラムはその目標に向けた最適なルートだと感じました。また、都市部での生活をしてきた中で、田舎暮らしに憧れを抱き、より自然と調和した生活に興味を持っていました。
地域おこし協力隊では、農業の知識や技術だけでなく、地域との交流を通して田舎の文化や人々とのつながりも学べると考えています。これらの経験が、将来の自分の農業経営において大きな財産になると確信しています。
茨城県常陸太田市を選んだ理由について教えて下さい。
私が常陸太田市を選んだ理由は、まず実家が東京にあるため、関東地方で移住先を探していたことです。特に、猫を飼っているので、猫に負担をかけずに移動や環境を整えられる距離が理想でした。
また、農業の中でも特に果樹栽培に魅力を感じており、この分野に挑戦できる場所を探していました。事前に常陸太田市について調べたところ、自然豊かで住みやすく、地域の人々との交流が魅力的に思えたことも選んだ理由の一つです。
さらに、農業を支援する補助制度が充実している点も大きな決め手となりました。こうした理由から、常陸太田市で農業に挑戦することを決めました。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
地域おこし協力隊としての主な仕事内容は、研修先である農家さんのもとで梨栽培の技術を学ぶことです。具体的には、苗の管理や剪定、摘果、授粉、収穫といった梨栽培に必要な一連の作業を現場で実践し、実際の農業の流れや技術を深く理解します。
また、地域や農業の魅力を広めるためにSNSの更新や情報発信も重要な役割です。地域のイベントや日々の活動を通じて、地元の魅力を発信し、地域活性化に貢献します。
さらに、3年後の独立を見据え、農家としての経営や農業技術に関する講座や研修に参加し、知識やスキルを蓄えることも仕事の一環です。これにより、農業経営者として自立するための基盤を築くことができます。
これらの活動を通じて、地域に貢献しつつ、自らの夢である農業独立を目指しています。
地域おこし協力隊のやりがいはなんですか?
地域おこし協力隊の活動を通じて感じるやりがいは多岐にわたります。まず、地域の方々から応援してもらえることは大きな励みとなっています。
地元の方々との交流を通じて、「頑張ってね」という声やサポートを受けると、自分が地域の一員として認められ、役に立っているという実感が湧いてきます。また、日々の研修先での学びを恩返しの気持ちで取り組むことで、さらなる成長へとつながっています。
さらに、一生懸命育てた梨が実を結び、収穫の時を迎える瞬間は格別です。自分の努力が形となり、手に取ることができるこの喜びは何ものにも代えがたいものです。
そして、販売した梨をお客様が購入してくれた時、農業の喜びや達成感を強く感じます。こうした経験を積み重ねることで、農業に対する情熱がより深まり、これからも頑張ろうという意欲が湧いてきます。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
まず、農業の仕事が想像以上に大変だったという点です。体力や忍耐力が必要なだけでなく、天候や病害虫など自然との闘いもあり、一筋縄ではいかない日々を過ごしています。
特に収穫の時期は忙しさがピークに達し、連日の作業で体調管理が難しくなることがありました。そんな中で、健康を維持しつつ、いかに効率よく仕事をこなすかを学ぶ必要がありました。
また、当初は新しい環境でのミスマッチを懸念していましたが、実際には地域の方々や研修先の農家様に温かく迎えられ、来てよかったと心から思えるようになりました。こうした予想外の経験から学ぶことが多く、困難を乗り越えるたびに成長を実感しています。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
卒隊後のビジョンとして、まず梨農家として独立することを目指しています。一から苗木を植えて栽培を始める可能性も視野に入れていますが、タイミングや状況によっては、成木園を引き継いで経営をスタートさせることも考えています。
どのような形であれ、さまざまな可能性を見据えて計画を立てつつ、自分なりの農園づくりをしていきたいです。また、これからも常陸太田市に定住し、地域に根差した生活を続けていくことを望んでいます。
地域の方々と協力しながら地元の農業を支え、発展に寄与したいと思っています。さらに、将来的には結婚も視野に入れ、仕事と家庭の両立を目指して、豊かな人生を築いていきたいです。
これらの目標を実現するため、研修期間中に得た経験と学びをしっかりと活かしていきたいと考えています。
常陸太田市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。
住民と触れ合った際の印象は、とても温かく親しみやすいものでした。特に印象的だったのは、向かいでお惣菜屋を営んでいる方との交流です。
何度も訪れるうちに親しくなり、時折「頑張っているね」と声をかけていただきながら、お惣菜をいただくこともあります。このような優しさが、日々の励みになっています。また、社会人1年目ということもあり、周囲の方々が気にかけてくださり、何かと心強いサポートを感じています。
困ったことがある時も、相談すると皆さん親身になってアドバイスをくれるので、安心して生活を送ることができています。地域の皆さんの温かい支えがあるおかげで、新しい環境でも前向きに取り組むことができ、常陸太田市が「第二の故郷」と感じられるようになってきました。
常陸太田市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
常陸太田市の魅力は、まず治安の良さと人々の温かさです。地域の方々が親しみやすく、移住者もすぐに溶け込める環境があります。
また、ご飯が美味しく、地元の食材を使った料理はどれも格別です。特におすすめなのが「白ひげ」というつけ麺屋さんで、絶品のつけ麺が楽しめます。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
まずは悩んでいるなら一度飛び込んでみることをお勧めします。実際に現地で生活を始めることで、自分に合っているかがはっきりと分かるからです。
ただし、ミスマッチが起きる可能性もあるため、その後の対応策や代替案を考えておくことが重要です。また、理想と現実のギャップに苦しむことがないよう、事前にしっかりとリサーチを行い、現地の生活や環境について現実的な視点を持つことが大切です。
過剰な期待は避け、柔軟な姿勢でゆくのが良いと思います。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2