移住者プロフィール
藤木 良太さん
移住時期:2013年 出身地:和歌山県 職業:会社員
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徳島市への移住のきっかけを教えてください。
藤木良太さん(以下、藤木):
2013年に、徳島大学への進学を機に徳島市に移住してきました。生まれ育った和歌山県と徳島県は紀伊水道を挟んだ隣県ではありますが、縁もゆかりもなく知り合いがいない場所でした。ただ、同じ高校の同級生で徳島に進学する人が多かったため、不安は少なかったです。
就職活動の歳は、所在地にこだわっていたわけではありませんが、最終的に徳島県内の企業に就職したため、大学卒業後も徳島市で住むことになりました。
現在では、知り合いも増えて、徳島市に住んでいることで、多くの人と繋がりができていると感じます。
現在のお仕事について教えてください。
藤木:
2022年8月に転職をして、徳島市内の会社でシステムエンジニアとして働いています。IT系の会社で規模は大きくありませんが、自分の声が届きやすく、周囲と切磋琢磨できる環境に満足しています。
転職活動の際には、徳島市に住み続けたいと思い、徳島に本社を置く人材紹介会社に相談しました。徳島に拠点を置くその会社は、県内の就業に精通しており、幅広いサポートをしてくださいました。地域に根ざしている会社があることで、移住を検討している方も安心して就職活動ができるかと思います。
お仕事以外でしている活動はありますか?
藤木:
阿波おどり連に所属して活動しています。大学に入ってから、サークル活動の一環として始めた阿波おどりに魅了されました。大学時代は、学科の連である徳島大学「雷連」に所属し、三年生で引退するまで精力的に活動しました。雷連として毎夏の阿波おどりに参加するだけでなく、一踊り手として東京高円寺阿波おどりに遠征し参加したり、ゴミ拾いボランティア等の活動を行っているNPO法人グリーンバードのゴミゼロ連としても活動しました。
雷連を引退後も、阿波おどりを続けていきたいと思い、知り合いの誘いもあり有名連である「平和連」に入連しました。社会人になった現在でも継続して阿波おどりをしています。
阿波おどりの魅力を教えてください。
藤木:
最初は大学のサークルとして始めた阿波おどりでしたが、大学一年の夏に阿波おどりの桟敷席で踊って、楽しさに気付きました。二年目、三年目と踊っていくうちに、その世界の奥深さに魅了されました。せっかくやるならもっと極めていきたい、と思い有名連(平和連)の門をたたきました。
阿波おどりの最大の魅力は、お客さんと一緒に楽しめることです。日常の生活では、お客さんと一体となって楽しませるという経験はあまりできません。有名連では伝統芸能としての文化を持ちつつも、興行としての側面も意識し、魅せる阿波おどりを追求しています。
これからしていきたいことはありますか?
藤木:
若い世代の阿波おどり人口を増やすために活動していきたいと考えています。連員が減少している阿波おどり連は年々増えており、単独で演舞することが難しい連もあります。続けたくてもできない、諦めてしまう人がいることを心苦しく感じています。
以前は、親から子へという流れで連員を集めていましたが、今後は知人や友人といった横の繋がりを強めていきたいです。私自身も、知人の誘いがあって入っています。多くの人を巻き込み、今後も徳島市を代表する伝統文化として、末長く続けていくための一助になりたいです。
これから移住してくる方へのメッセージをお願いします。
藤木:
徳島に住んでいると人の暖かさを感じます。私自身は、人との繋がりに助けられて徳島市に住んでいます。また徳島市は都会すぎず、暮らしやすさもありながらストレスなく生活ができています。
徳島市に来たら、ぜひ一度阿波おどりを見てください。そして、良かったら踊る阿呆になってください(笑)