<h2>プロフィール</h2><p><strong>会社名 </strong><span style="color:#000000;"><strong>株式会社umidas（ウミダス）</strong></span><br>所在地：<span style="color:#000000;">鹿児島県肝属郡肝付町</span><br>業種：<span style="color:#000000;">引き出物通信サービス・地域を元気にする</span><br>商品：<span style="color:#000000;">手ぶらで帰れる引き出物サービス「ヒキレボ」・たまにカフェ・ふるさと納税発送業務</span><br>会社URL：<a href="https://www.hikirevo.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer"><span style="color:#000000;">https://www.hikirevo.com/</span></a></p><h2>会社の事業内容を教えてください。</h2><p>株式会社umidas（ウミダス）は、2016年より全国の結婚式場を対象に、ブライダル事業「手ぶらで帰れる引き出物サービス ヒキレボ」を展開・運営しています。<br><br>2022年には鹿児島県肝付町へ移住し、地域の空き家を活用した「たまにカフェ」の運営や、「ふるさと納税発送業務」の業務委託なども開始しました。<br><br>現在は、地域を元気にするさまざまな事業を積極的に展開・拡大中です！</p><h2>商品(サービス)の魅力について教えてください。</h2><p>ブライダル事業の『手ぶらで帰れる引き出物サービス「ヒキレボ」』は、従来の引き出物・引菓子とは異なり、QRコード付きのギフトカードで提供しています。<br>ゲストの荷物負担を軽減し、結婚式場の働き方改革にもつながっており、ライフスタイルに合わせて好きな時に注文できる自由度の高さが、選ばれている理由となっています。</p><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198e564-0e24-711e-b802-c0b4601163e3.webp"></figure><p><br>地域を元気にする事業として展開している「たまにカフェ」や「ふるさと納税返礼品発送業務」のうち、「たまにカフェ」では、ハンドドリップで淹れたコーヒーを100円で提供。パンの販売や、健康促進を目的としたヨガの開催などを通じて、地域住民の集いの場となっています。</p><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198e565-0636-711e-b802-ce7e7345a8ed.webp"><figcaption>たまにカフェ（コーヒー）</figcaption></figure><h2>お仕事のやりがいはなんですか？</h2><p>どの事業にも共通して言えることですが、「やればやった分だけ、その答えがダイレクトに返ってくる」。これが一番のやりがいです。<br>その“答え”とは、お客様や地域住民からの反応だったり、売上、新しいアイデア、あるいは会社のポテンシャルとして現れることもあります。</p><p>逆に、「何か違うな〜」という違和感を抱えながら進めていくと、やはり求めていたものとは異なる結果が返ってきます。そういうときは、「やっぱりね」と感じるものです。</p><p>どんなサービスも、周囲の応援があってこそ成長します。その支えに感謝しながら、自分自身の成長、そして会社の成長を実感できることが、私にとってのやりがいだと思っています。</p><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えてください。</h2><p>地域を元気にする事業のひとつ「たまにカフェ」についてお話しします。<br>もともとこの地域にはカフェがなかったため、オープン当初は誰も来ない日が続きました。地域の方々も「移住者が何か始めたぞ」と、少し距離を置いて様子を見ているような雰囲気でした。</p><p>でも、それは想定内のこと。大変とか困難というより、むしろそこからがスタートでした。<br>まずは、カフェの存在を知ってもらうよりも、出会った人一人ひとりに、元気よく笑顔で挨拶することを心がけました。すると、少しずつ会話が生まれ、カフェに足を運んでくださる方も現れるようになったんです。</p><p>最初に来てくれた方が友人を連れてまた来てくれて、さらに「〇〇さんが良かったって言ってたから来てみたよ」と、口コミで広がっていきました。今では、地域の集いの場として親しまれるようになっています。</p><p>「挨拶をすること」は、コミュニケーションにおいて最もシンプルで、最強の手段。<br>それを身をもって実感できたのは、大きな学びでした。</p><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198e566-182b-711e-b802-df47b22d990f.webp"><figcaption>たまにカフェ地域住民の集い</figcaption></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>2022年に福岡市から鹿児島県肝付町へ移住し、それにあわせて会社も移転しました。<br>今後は、移住・定住支援、地域おこし協力隊の受け入れやサポート、関係人口の創出など、地域に根ざした新たな事業展開を予定しています。</p><p>実際に自分自身が移住を経験したからこそ、「移住して良かったこと」「もっと早く知っておきたかったこと」「少し驚いたこと」など、リアルな声や気づきがたくさんあります。<br>こうした実体験を活かしながら、地域の魅力や面白さをビジネスとして形にしていくことに、大きなやりがいを感じています。</p><p>これからも、原点を大切にしながら、地域とともに歩み続けていきたいと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198e567-0da8-711e-b802-ed4158d68fd5.webp"><figcaption>たまにカフェでの地域住民のヨガ</figcaption></figure><h2>地域の魅力について教えてください。</h2><p>鹿児島県肝付町は、約50kmにわたる美しい海岸線と白砂の浜辺が広がり、900年の歴史を誇る伝統神事「流鏑馬（やぶさめ）」や、本土で唯一のロケット発射場があるなど、自然・歴史・最先端技術が共存するロマンあふれる町です。</p><p>そして何よりの魅力は、人の温かさ。<br>人懐っこく、良い意味でおせっかいな方が多く、美味しいものが手に入ると「みんなで分けよう！」と自然に声がかかる、“お裾分け文化”が今も息づいています。まさに、古き良き日本の心が残る場所です。</p><p>南国ならではの、のんびりとした時間が流れていて、「まっ、なんとかなるさ」と思わせてくれるこの町に、今や心も身体もすっかり“沼り中”です（笑）。</p><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/08/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/0198e567-e625-711e-b802-f6f76e57880e.webp"><figcaption>肝付町海岸（ウミガメの産卵場所 辺塚塚海岸）</figcaption></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>私個人の意見になりますが、今の時代、仕事は多様化しています。ですので、「ひとつの仕事に絞る」以外の選択肢も、ぜひ検討されることをおすすめします。</p><p>たとえば、移住前にパソコンとネット環境が整っていれば、自宅でできるリモートワークを探しておくのも一つの方法です。また、移住先の自治体や自治会が、短期や季節限定で募集している仕事がないか、事前に確認しておくと安心です。</p><p>なぜなら、やりたいと思っていた仕事でも、実際にやってみたら「ちょっと違った」と感じることは少なくありません（起業であっても、雇用される場合でも）。そんなとき、新たに仕事を模索する期間が発生する可能性があり、その間も当然、生活費はかかります。その備えとして、複数の収入の道を持っておくのは大きな安心材料になると思います。</p><p>特に起業を考えている方であれば、事業はひとつに限定せず、複数の柱を持っておくことが重要だと感じています。</p><p>人それぞれ状況は違いますが、経済的に自立してこそ、本当の意味で理想の移住ライフを築くことができるのではないでしょうか。</p><p>ご自身のライフデザインが、より楽しく、幸せなものになりますように！</p><p>&nbsp;</p>

ワープシティ公式

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第164回目にご協力いただいた企業は、 鹿児島県肝付町の株式会社umidas（ウミダス）です。

肝付町

鹿児島県

#164 肝付町に移住して見えた、ブライダルからカフェまで広がる“地元密着”型ビジネスのかたち

<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社地熱染色研究所</strong><br>所在地：岩手県八幡平市<br>業種：地熱蒸気を活用した染色品の生産・販売<br>商品：ハンカチ、スカーフ等、日用品からファッションアイテム、オリジナルデザインの服など<br>会社URL：<a href="https://geo-color.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://geo-color.com/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>弊社は、地熱資源を活用した染色品の製造と販売、地熱アートとして作家作品や体験コンテンツを提供しております。</p><p>松川温泉には、日本で最初に商用稼働した松川地熱発電所があります。ここの地熱蒸気は、不純物が少ないドライスチームで、世界的にも非常に珍しいものです。</p><p>既存の染色技法では高温蒸気を利用することは行われています。弊社では地下から噴出する天然の地熱蒸気を、そのままの状態で染色工程に利用しています。この方法は、色の変化と定着において他に類を見ない技法として注目を集めています。</p><p>これは、松川温泉の蒸気に含まれている成分とその含有量も関係しており、まさに八幡平ならではのモノを作り出しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/19/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/D4SC5PFsGTs4SZ70--iIY.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>地熱蒸気に含まれている成分と温度をうまく活用するため、弊社独自の絞り技法にて1点1点、手絞り手染め作業で染色が行われます。弊社の商品の特徴はなんといっても「多色グラデーション」です。</p><p>着色工程では、驚くほど多くの色の染料に漬けこみ、そこに天然の蒸気の成分が相まって、他の多色染色とは一線を画す深みのあるグラデーションが生まれます。重なり合う色彩の奥深さが、弊社商品の魅力の一つです。</p><p>この技法で生まれた製品は、地域の特産品として、ハンカチや巾着、ペンケースといった日常小物から、スカーフや大判ストールなどのファッションアイテム、さらには洋服生地の染色まで幅広く展開しています。また、八幡平ならではの体験として、旅の思い出作りや資源活用の教育をテーマにした体験教室も提供しています。</p><p>地熱資源や火山防災の一環として、自然の色彩美や多様性を学ぶ場として、子供から大人までが楽しめるこの土地ならではの貴重な体験となっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/19/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/c899czxVGTlyF0dQS9tGH.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/19/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/cClixeJSKtuX3nF-qdqrg.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>八幡平の地で、大地の恵みである地熱資源を活用して染色を行う染色作家たちは、自然の彩りを布に表現することをモットーとしています。自分の目で見た自然界の色彩美や造形美を、布に表現できたときの喜びは格別です。</p><p>特に、お客様が色のグラデーションの深みを感じてくださり、一期一会でお気に入りの「色」と出会った際に見せてくださる笑顔は、私たちにとって大きな喜びです。他にはない美しいグラデーションのオンリーワン製品を手に取るお客様の満足度は非常に高く、その感動を共有できることに感謝しています。</p><p>有名ブランドではなく、量産もできない商品ですが、「個性を纏う」ことができると、根強いファンの方々がいらっしゃいます。ご自分用はもちろん、贈り物としても選んでいただけることに、本当にありがたく感じています。</p><p>また、地熱アート体験では、オンリーワンの作品が完成したときの皆様の笑顔が、私たちの仕事のやり甲斐となっています。私たちは単に生産するだけでなく、スタッフ全員がお客様や地域の方々と近い距離で接しながら、心のこもった製品づくりとサービスを提供しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/19/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/9FrgvjsieFSYB7XZi5ZwA.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>私たちの染色は、自然の地熱蒸気を活用しているため、日々の蒸気の状態を把握しながら、染色材料や染料の調合、絞りの強さを臨機応変に調整しています。しかし、これらの作業はマニュアルに落とし込むことが難しく、色を扱う感性や技術の継承が困難であるため、後継者や人材育成に大きな課題を抱えています。</p><p>さらに、美しい作品が完成しても、それを商品として流通させるのは容易ではありません。八幡平ならではの価値、ここでしか作れない独自性や色の深みを伝えるためのブランディングに、もっと力を入れる必要があると感じています。</p><p>この場所でしかできない、量産できないオンリーワンの作品だからこそ、私たちができることを限られた範囲でやっていく「忍耐」も求められるのかもしれません。また、設備のメンテナンスや維持にも多くの労力が必要です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/19/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/O_cBwRP-X9-IKm5XF2YOE.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>過去には原宿や六本木でファッションショーを開催したこともありましたが、今後はファッションだけでなく、アートとしての展開にも力を入れていきたいと考えています。</p><p>地熱発電所が世界で初めて稼働したのはイタリアですが、日本も世界有数の地熱資源保有国です。これまでにも、日本で開催された世界地熱会議などでの展示実績があります。</p><p>地熱蒸気を活用して生まれるアート、「GEOCOLOR」のグラデーションの美しさをしっかりとブランド化し、「日本・岩手・八幡平」の魅力と資源活用の観点を含め、海外での展示販売を通じて広くPRしていきたいと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/19/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/D-P45q7w8WKZ3fPQl_kaf.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>東京から新幹線で約2時間少々で盛岡に到着し、盛岡からは車で約40分で八幡平市にたどり着きます。市内には東北道のICが3箇所あり、車での生活なら不便を感じることはありません。</p><p>雄大な岩手山に見守られながら、のびのびと過ごせる八幡平市は、自然豊かな環境で空気も水も美しく、景色も最高です。さらに、米・雑穀・野菜はもちろん、鶏・豚・牛の肉や乳製品、清らかな水で育てられた魚といった豊かな食資源にも恵まれています。</p><p>十和田八幡平国立公園をはじめ、八幡平市は観光エリアとしても多くのお客様に親しまれています。最近では、期間限定の「八幡平ドラゴンアイ」という映えスポットも人気を集めています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/19/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/qYeYXtHhA9YP1RQRn40pk.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>私は大学時代や結婚後も少し東京で暮らしましたが、都会に未練はなく、この土地の魅力に惹かれて戻ってきました。確かに、田舎には都会のような便利さはありませんが、生活する上で困ることはありません。</p><p>むしろ、四季折々の自然や、それに伴う農畜産の風景を日々目にすることは、私にとって大きな癒しであり、日本や地球環境について考えるきっかけにもなっています。ネット環境さえあれば、交流や情報も十分に得られます。</p><p>それぞれの環境をうまく味方につけて、地方での生活を楽しんでもらいたいと思います。私自身も、移住してきた若者たちから多くの情報を教えてもらい、それが今でも非常に役立っています。</p><p>地域にはそれぞれ独自の歴史、文化、人々のつながりがあり、これが時に良く、時に悪く影響することもありますが、住んでいるとその影響を感じることができます。</p><p>それでも、皆が住みよい街を求めている気持ちは共通しています。地方移住を考えている方には、ぜひコミュニケーションを大切にし、その地域に根ざした思いを持ちながら、地域の人々を巻き込み、新たな風を吹き込むことに挑戦してほしいと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/19/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/qr-9vjP4EH_FQOp32XX13.webp"></figure>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第125回目にご協力いただいた企業は、岩手県八幡平市の株式会社地熱染色研究所です。

八幡平市

岩手県

#125 八幡平市の地熱資源を活かした多彩な染色技術。唯一無二の製品づくり

<h2>プロフィール</h2><p><strong>特定非営利活動法人まちサポ雫石</strong><br>所在地：岩手県雫石町<br>業種：地域コミュニティの構築・セミナー・イベント開催・施設管理など<br>商品：WS支援、まちづくりに関する活動支援、地域の物産販売、広告コンテンツデザイン<br>会社URL：<a href="https://shizukucan.wixsite.com/machisaposhizukuishi" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://shizukucan.wixsite.com/machisaposhizukuishi</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>「みんなでつくる私たちの未来〜私たちが関わる全ての人を幸せに〜」を企業パーパスとして掲げ、以下の事業に取り組んでいます。私たちは、これからも住み続けられるまちづくりを支援し、地域の未来を共に創造していきます。</p><ol><li>まちづくりに関するコンサルタント事業（セミナーの開催やWSによる話し合いの支援、まちづくりに関する相談）</li><li>商店街支援</li><li>子育て支援（子ども食堂や、県立高校総合的な探究の授業の支援など）</li><li>デザイン（シティプロモーションや、デザイン、SNSによるコンテンツの作成）</li></ol><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/0_h5jg-PvevpwIDT8vqcc.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><h3>「こうなったらいいなを形に、人と町のサポート」</h3><p>私たちは、年間100回以上の話し合いを支援し、「自分たちの町がこうなったらいいな」という夢を、地域の皆さんが自分ごととして捉えられるようにサポートしています。その結果、仲間づくりや自発的な活動が生まれるように支援しています。</p><p>主に岩手県雫石町を中心に、コミュニティ支援やシティプロモーション事業などを手掛けており、話し合いの支援（ワークショップ）では、会議運営をスムーズに進めるサポートを通じて、効果的な成果を生み出しています。</p><p>また、SDGsカードゲームを活用したセミナーの開催など、老若男女を問わず、まちづくりに関する学びを深める機会を創出しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/_lIKFXQ33tQD7Rin3cY0s.webp"></figure><h2>お仕事のやりがいはなんですか？</h2><p>私たち「まちサポ雫石」の職員は、もともと雫石町の出身ではありません。それぞれが移住者であったり、元地域おこし協力隊であったり、結婚を機に移住したりと、雫石町に住むようになったきっかけはさまざまです。</p><p>生まれ育った環境が異なる私たちが、「今暮らしている場所」を、これからも暮らし続けられる場所にするために、同じ気持ちで仕事に取り組んでいます。</p><p>これは、岩手県民や雫石町民が持つ「人柄」への恩返しでもあり、この豊かな地域を持続可能にしていくことが、私たちのやりがいであり、私たち自身の暮らしを支えることにもつながっています。</p><p>世界中の人を幸せにすることは難しいかもしれませんが、私たちが知っている人たちを幸せにし、笑顔にし、共に良い町をつくっていくことに、私たちは大きなやりがいを感じています。</p><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>仕事を始めた当初は、地域の現状やこれからの未来について、地域の皆さんにうまく伝えきれていないと感じることがありました。こうした情報を的確に伝えることは、非常に重要です。</p><p>地域の問題が地域の皆さんにとって「自分ごと」として捉えられなければ、自分たちの暮らしに対して「他人ごと」になってしまうからです。「他人ごと」として捉えられると、要望ばかりが増え、良いまちづくりを進めることが難しくなります。パートナーシップや協働の考え方をうまく共有することには、時間がかかりました。</p><p>しかし今では、要望や提案が相談に変わってきました。今後も引き続き、まちづくりに関するお互いの思いを共有し、その時々に合わせて形や仕組みを柔軟に変えていく必要があると考えています。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>2024年より、クラウドファンディングの構築サポート事業を行っています。これまで、まちづくりを行う上での活動の支援や相談を行ってきましたが、常に課題となるのが「活動資金」の確保です。</p><p>行政に要請する補助金や助成金以外での選択肢として「共感」を集めることで得られる資金の確保が、今後のまちづくりには必要だと考えております。その一つの手段として「クラウドファンディング」の支援を行っています。</p><p>「やりたいこと」や「挑戦したいこと」を持つ人たちが、その実現に向けて資金と共感を集められるよう、私たちは全力でサポートしていきたいと考えています。</p><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>岩手県の県央地域は、岩手県県庁所在地である盛岡市を含む地域です。盛岡市と秋田県に隣接する雫石町は、盛岡市より電車で3駅、盛岡ICより車で20分と、車を持っている方であれば便利な田舎です。</p><p>また、全国各地との交通網による所要時間は、東北新幹線（はやぶさ・やまびこ）では東京から盛岡を経由して雫石町までは約3時間、秋田新幹線（こまち）では東京から雫石町まで2時間30分となっており、都心とのアクセスも比較的良好です。</p><p>子育て支援策も豊富で、子育て世代には人気の自治体となっています。また、一度仲良くなると、気にかけてくれる地域住民も多いことから、近郊市町村からの移住者も多いのが特徴です。</p><p>観光と農業が主要産業となり、観光地ですので日常的に温泉に入れること、また旅行に行かなくても、ゆったりと過ごせるカフェや観光施設があることが魅力です。その他、市民活動（市民主体のイベント）も多数あることから、ローカルなイベントも楽しめます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/txvG1a__syV8ZeJb9o4lI.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>現在、働き方は多様化しており、自宅や働く場所にとらわれず、フリーランスとして活躍する方も増えています。私たちのスタッフも弊社で仕事をしながら、個人事業主として様々な仕事を手掛けています。</p><p>デザイナーやネイリスト、事務職など得意なことを活かしながら生活をしていくことは、働く＝お金を稼ぐだけではない価値があると思っています。</p><p>もちろん、高収入を得ることで金銭的な余裕が生まれるかもしれませんが、「金銭の余裕」から「心の余裕」へと価値観を変えることで、また違った世界が見えるかもしれません。</p><p>地方で仕事を志す人にとっては、「豊かな仕事＝やりたいことができる環境」が重要視されているのではないかと感じています。自身の価値観やなりたい暮らしや姿によっては、地方で働く、暮らすことがより良い人生を送るきっかけになると思います。</p><p>ぜひ、一度「お試し居住制度」を活用し、雫石町へお越しください。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第124回目にご協力いただいた企業は、岩手県雫石町の特定非営利活動法人まちサポ雫石です。

雫石町

#124 移住者だからこそできること。雫石町での持続可能なまちづくりの取り組み

<h2>プロフィール</h2><p><strong>桂花拉麺株式会社</strong><br>所在地：熊本県菊池郡菊陽町<br>業種：熊本ラーメン桂花店舗運営<br>商品：桂花ラーメン<br>会社URL：<a href="https://keika-raumen.co.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://keika-raumen.co.jp/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>弊社は「熊本ラーメン桂花」の店舗運営およびFC店支援を行っております。1955年（昭和30年）の創業以来、おかげさまで70周年を迎えます。</p><p>現在、熊本に8店舗、東京に7店舗の計15店舗を展開しております。「食を通じてお腹も心もいっぱい（一杯）に！」という理念のもと、一杯のラーメンで元気になれるパワースポットを目指してまいります。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/CMOXTQhbEao9g2gGth3cy.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>「和」。<br>これは1955年（昭和30年）に、弊社が熊本に初めて店を構えて以来、ずっと守り続けてきたものです。一杯のラーメンが、「自然との和」、「ラーメンを作る者たちの和」そして「お客様との和」をもたらすという信念に基づいています。</p><p>そして、その信念を心から応援してくださる沢山のお客様がいらっしゃいます。このかけがえのない信念とお客様に支えられながら、熊本から東京へ、70年の歩みをかけて弊社の味をお届けしてまいりました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/19/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/IGY4Wah776CsvKrJ0EOan.webp"></figure><p>自然の素材を生かし、スープ、麺、具の一つ一つに桂花の魂を吹き込み、お客様に出来たての味をお届けすること。これからもその姿勢を崩すことなく、創業当初と変わらぬ味をご提供し続けることをお約束いたします。</p><p>私どもが誇りを持ってお届けする、「和」の精神で完成された熊本ラーメンの真髄をどうぞご賞味ください。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/gpxuoX3viw77Fm1nA98to.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>やはりお客様から「美味しかった。」「また来るね。」と笑顔でお声がけいただける瞬間にやりがいを感じます。お客様の喜びが私たちの喜びですから、元気な挨拶と美味しいラーメンを提供して笑顔が返ってくるのが嬉しいです。</p><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>特別大変だとは感じませんが、夏の厨房は非常に暑く、慣れるまでは大変でした。水分補給や普段の睡眠・栄養など、体調管理をしっかり行うことが大切です。</p><p>また、時代背景により価格が上がるのは仕方がないことですが、70年続いていると、10年ぶりや30年ぶりにご来店いただくお客様も多く、「高くなった」と言われると申し訳ない気持ちになります。</p><p>時給500円の時代も、現在の時給が1,000円を超える時代も、桂花ラーメン一杯の価格は時給より少し安いくらいで販売を続けています。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>私たちは、皆の幸せのために理念経営や木鶏会など、人間力を高める活動を続けていきます。昨年、熊本県SDGs推進企業に登録しました。</p><p>これまでも熊本地震時の炊き出しや毎週の街頭清掃などを通じて、熊本への恩返しを行ってまいりました。今後は2回の子ども食堂を「恩送り」の意味を込めて回数を増やしていきたいと思います。</p><p>今まで以上により多くのお客様に喜んでいただける営業を続け、スタッフさんの活躍できる場を創るために、お店も増やしていきます。</p><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>菊陽町は街と田舎が隣接しており、比較的物価も安く便利で過ごしやすい地域です。</p><p>熊本の水道水は地下水を使用していて、蛇口をひねれば美味しいミネラルウォーターが飲めます。水が良く、生鮮食品や料理屋さんは美味しいところが多いです。</p><p>また、基本的には良い人が多いです。ただ「肥後もっこす」と言われる頑固者も多く、人付き合いが難しいと感じる時もありますが、一度関係を築いてしまえばいつまでも好関係が続きます。</p><p>経済面では、TSMC工場稼働により好景気が続いています。子育て支援が充実している市町村もあり、子育て世代に限らず、これからご結婚を考えている方にもおすすめです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/kiHHuHFHWhoaq31keN_D2.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>何がやりたくて移住するのか？何を求めて移住するのか？何事も、目的と目標を持って行動するとうまくいくと思います。</p><p>「住めば都」というように、とりあえず挑戦してみるのも良いと思います。今後出店も予定していますから、お店やホームページ等を見ていただいて、興味が出たら一度お問い合わせください。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第77回目にご協力いただいた企業は、熊本県菊陽町の桂花拉麺株式会社です。

菊陽町

熊本県

#77 創業70年「熊本ラーメン桂花」。食を通じてお腹も心もいっぱい（一杯）に！

<h2>生産者プロフィール</h2><p><strong>渡邉和重さん</strong><br>出身地：岐阜県美濃加茂市<br>現住所：岐阜県美濃加茂市<br>職業：会社役員<br>趣味・特技：ゴルフ<br>生産物：白川茶</p><h2>生産者への道を志した経緯やきっかけについて教えて下さい。</h2><p>生産者だった先代と親戚関係にあり、子供のころからお茶の仕事に興味がありました。<br>大学卒業後、大手スポーツ用品店に勤務しましたが、結婚を機に先代より声をかけていただき、菊之園に入社しました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Zrn8UK7iFC9O_vWcOi9zw.webp"></figure><h2>生産物の魅力について教えて下さい。</h2><p>まずは、美味しいお茶であることです。<br>そして、地域の農家さんが一生懸命育てたお茶であり、工業製品や一般加工食品にはない魅力があります。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/3zIqzJUxWHyAyhs2ZuQ4P.webp"></figure><h2>白川町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>美濃加茂市の自然豊かな景観です。<br>普段接していると見落としてしまいますが、初めて茶園を目にすると皆さん喜んでくださいます。今後、何度も訪れたくなるような、自然を活用した観光スポットが整備されると良いですね。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/nUsxQMRzCveC-dYSv50SF.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>白川町の活性化に貢献したいと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/lBDVNz_yGnpwDlR57KEe0.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。</h2><p>過疎化・高齢化の問題は、避けて通れないと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/octw7abdj9ccJltpMDKJk.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>この地になくてはならない会社、若い人が働きたいと思うような会社にしたいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/gfRzFnxcnZnOm4X40iTiP.webp"></figure><h2>移住して一次産業を目指す方へメッセージをお願いします。</h2><p>生活環境は厳しいかもしれませんが、それ以上の魅力を感じていただきたいです。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第６回目にご協力いただいた方は、岐阜県白川町・製茶業の渡邉和重さんです。

白川町

岐阜県

渡邉 和重

#6 岐阜県白川町の豊かな自然の中で、心を込めて美味しいお茶を作っています

<h2>生産者プロフィール</h2><p><strong>山下英男さん</strong><br>出身地：岡山県津山市<br>現住所：岡山県津山市<br>職業：農業<br>生産物：コメ・ブロッコリー・ナス等<br>趣味・特技：ボーリング・ギター・スキー<br>&nbsp;</p><h2>生産者への道を志した経緯やきっかけについて教えて下さい。</h2><p>妻の実家が農家で、自分は婿入りするまで農業の経験がありませんでした。結婚後も勤めに出ていたので、いわゆる「兼業農家」の状況が長く続きました。</p><p>兼業農家の時期はトラクターに乗ったり、家にある農機を使ったりしていましたが、ほとんど米作りに関係する作業がメインで、畑での作業は手伝い程度でした。義父が体調を崩したのをきっかけに本腰を入れるようになり、定年退職後、専業農家になりました。</p><h2>生産物の魅力について教えて下さい。</h2><p>農薬を極力使わない減農薬、減肥料で育てた美味しい米です。減肥料での栽培は、温暖化の影響なのか、通常の育て方より収量、生産量が落ちることが多く、経営面では厳しいところもありますが、いろいろ工夫して育てています。</p><p>楽しんで作らないと美味しいものはできないと思って、苦労も楽しんでいます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/KIZQUFkjfa9Dj0bYGADhQ.webp"></figure><h2>津山市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>近くの宝蔵寺には桜の古木があり、4月にはきれいな花を咲かせます。これは知る人ぞ知る桜。</p><p>私の家は加茂町の中心部にありますが、そこから10kmほど北に行ったところにはバンガローなどの設備の整った黒木キャンプ場があります。また、標高1000ｍの山頂付近にある五輪原高原など、変化に富んだ自然が豊かな地域です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/l0YVFMw0bdhoRu82XNQku.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？&nbsp;</h2><p>美味しい米ができること。ただ、それだけでは専業農家としてやっていけないので、どんどん新しい作物や栽培方法を取り入れて、年間を通して仕事ができる環境づくりを目指しています。</p><p>どうやったら美味しくなるか、魅力ある作物は何か、いろいろと試行錯誤する苦労もやり甲斐です。</p><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。</h2><p>作業に必要な機械・機材を揃えるとなると、まとまった資金が必要です。それらの農機無しに現代的な農業をやっていくのは難しいです。</p><p>収益と運転資金、経営が安定するまでは厳しい状況が続きます。最近も大型の農業用ドローンを購入しました。</p><p>軌道に乗ったら十分利益が出ると思うのですが、購入を先にするか、資金的な余裕が出てから購入するかの判断は難しいところです。今日、明日ではなく、数年先を考えながら先手を打っていかなければならないのが農業です。</p><p>今は苦しくても、2、3年先に笑えるような状況にしたいですね。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/D_fEnb5bAcY3J6DMbbHnx.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>牛ふん堆肥を使い、減農薬減肥料で育てた米のブランド化です。そのほかにも、ナスや新しい野菜の栽培を通して、JA以外の販売ルートを開拓していきたいです。</p><p>ネット社会になったことで、今までとは違った販売方法や独自の販路を構築しやすくなりました。先日、農業体験に来た人から、新しいレシピを教えてもらったり、販路のヒントをもらったりしました。</p><p>自分たちで生産して、自分たちで売っていくのも、これからはできる時代になったのだと実感しているところです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/cCmmpt0L617VN8YKKWNr_.webp"></figure><h2>移住して一次産業を目指す方へメッセージをお願いします。</h2><p>「農業で食べていくにはどうしたらいいか？」という大きな命題がありますが、米作り、麦作りにはどうしても高価な農業機械、広大な農地が必要になり、莫大な初期投資がネックになっています。代々の農家でなければ、参入が難しい業種といえます。</p><p>収益性の高い作物の開拓や、栽培方法、販路拡大など、アイデア次第で農家として独立できるような枠組みを一緒に作りましょう。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第2回目にご協力いただいた生産者の方は、岡山県津山市・野菜農家の山下英男さんです。

#結婚を機に移住