移住者プロフィール
坂爪 逸輝さん
山梨県甲州市の地域おこし協力隊
目次
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地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
私は元々地域おこし協力隊の制度は知りませんでした。
前職でワイン造りに興味を持ち、現場を見たいという思いから、ブドウ栽培とワイン造りの歴史がある甲州市のワイナリーを頻繁に訪れるようになりました。
幾つかのワイナリーを訪れる中で、甲州市塩山にある98WINEsを知り、ワインはもちろんワイン造りの思想を知ることで、「この場所でワイン造りを学びたい」と思うようになりました。
最初は仕事をしながら休日にワイナリーへ通っていましたが、地域おこし協力隊制度を紹介していただき、ワイン造り、ブドウ栽培、それにワインに関連深い甲州市を知ることができると思い応募しました。
山梨県甲州市を選んだ理由について教えて下さい。
Q.5で答えたように、ワイン造りに興味を持っていたので、「日本の中でワインといったら甲州市」だと思い甲州市を選びました。
また、甲州市はブドウ栽培だけではなく、モモや柿など他の果樹栽培にも凄く力を入れているので、色々な果樹栽培を見ることや農家の方とコミュニケーションが取れると思ったからです。 あと甲州市ではないですが、高校生活を山梨県甲府市で過ごしていたこともあり、山梨は住み慣れた県だったのも理由の1つです。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
1年目は基本的に協力隊支援機関の98WINEsでブドウ作りとワイン造りのサイクルを1年通して見て学びました。また98WINEsが新規事業としてクラフトビール造りとビール醸造所兼宿泊業を始めたので、その両方も見たり実際に作業したりと経験しました。
甲州市に移住してきて3ヶ月間くらいは、住んでいる市を知るために、観光名所や地域住民とのコミュニケーションをとってきました。地域住民と知り合うことで、他の果樹栽培や林業などワイン造り以外にも学びながら生活しています。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
現在お世話になっている協力隊支援機関で、ワイン造りのサイクルをブドウ栽培から学べることや協力隊という立場を利用して、支援機関以外のワイナリーへ研修へ伺ったりしています。
また、ワインだけじゃなく他のブルワリーやお酒以外の研修など多彩に色々な職業を見て学んだり、職人と交流することで知見や経験を増やし退任後に活かせる準備ができることが地域おこし協力隊の魅力だと思っています。イベントがあれば参加し地域の方と交流しやすいところも魅力です。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
移住準備で賃貸を探しているとき、一人暮らし用の1K~2DKくらいのちょうどいい間取り、種類の住戸が少なかったので、住むところの選択肢がもっとあればと良いなと思いました。また地域おこし協力隊が増えていく中で、まだまだ地域住民の地域おこし協力隊の認知度が低いと感じました。
退任後のビジョンがある場合は教えて下さい。
まだ具体的なビジョンは決まっていません。現在ワイン造りを学んでいて、ワインで何かしていきたいと思っています。
甲州市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
近年移住の方が増えてきたとはいえ、地元の方が大半を占めており、知り合う人と人が基本的に繋がっていることの多さに驚きました。
そのため、地域情報はとても早く、私が地域おこし協力隊に着任した時も「○○さんですか?○○さんから聞きました」とすぐ話しかけてくれました。また、慣れない畑仕事をしていると効率の良い作業の仕方や植物の名前や特性などを丁寧に教えてくれます。
地方の人は何気ない身近なことに物知りであることが、当たり前のことに感じているかもしれません。東京から移住した私は、地方の人の知識の豊富さにとても驚きました。今でも毎日のように色々なことを学ばせていただいてます。
甲州市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
自然が豊かな所です。街を囲って360度に山があり登山やトレイルランニングなど自然を利用しての娯楽を楽しめます。
甲州市は勝沼地区を中心にワイナリーが多く、ワイナリー巡りや勝沼ぶどうの丘での100種類以上のワインのテイスティングなどができます。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
まずは、移住してみたい県や市区町村に訪れることをおすすめします。興味を抱いたら何度も通い、その場所の色々な所に訪れ、住民と触れ合い、それでも移住したいと思ったら、役場に行き移住関係の部署で話をしてみるのがいちばん良いかと思います。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓