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プロフィール
薩摩酒造株式会社
所在地:鹿児島県枕崎市
業種:酒類製造業
商品:本格焼酎「さつま白波」「黒白波」「さくら白波」「彩響」「神の河」
会社URL:https://www.satsuma.co.jp/
会社の事業内容を教えて下さい。
弊社は鹿児島県の薩摩半島南端にあり、枕崎市に本社を置く酒造メーカーです。本格焼酎「さつま白波」、長期貯蔵麦焼酎「神の河」、まるで青リンゴのように爽やかで澄み切った味わいが楽しめる本格焼酎「彩響」(あやひびき)などバリエーション豊かな本格焼酎の製造を行っています。
また、2023年2月に新たな挑戦としてモルトウイスキーの製造を開始しました。
これからもお客様や会社を支えてくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、新たな可能性に挑戦し続け、永く愛されるお酒造りを目指して邁進してまいります。
商品(サービス)の魅力について教えて下さい。
弊社は「さつま白波」を代表銘柄としています。1970年代後半、「6:4(ロクヨン)のお湯割り」「酔い覚めさわやか」をキャッチフレーズに、全国CMを展開しました。本格芋焼酎を全国に広めたパイオニア的存在ともいわれています。
採れたてで新鮮なさつまいもを原料に使用し、原料への強いこだわりが弊社の特長です。製造に使うさつまいもは、食べてもとても美味しく、生産農家さんの愛情がたくさん込められています。
選び抜いた原料と磨き抜いた技術、そして情熱をもって造るお酒に、社員一同自信を持っております。最近では、本格焼酎「彩響」(あやひびき)を全国発売いたしました。
「彩響」は南国鹿児島で低温発酵を行うことで、清酒酵母の特性を引き出し、まるで青リンゴのような爽やかな香りと澄み切った味わいを実現しました。炭酸で割るとさらに美味しくお楽しみいただけます。
挑戦と試行錯誤の上に造り上げた自信作です。
https://www.satsuma.co.jp/ayahibiki/
お仕事のやり甲斐はなんですか?
商品がお客様の手に届き、飲んでいただけたことを知ると嬉しくなります。私は普段、広報や新商品の開発をしています。
お客様が何を求めていらっしゃるかを考える日々ですが、出荷する商品全てを食卓まで追いかけて直接ご意見をいただくことは難しいです。
だからこそ、お客様との距離が近い部署からの話、SNS上の反応、イベント出展で直接お客様と触れ合う機会を大切にしています。「美味しい!」という声が聞こえてくると、元気が出ます。明日も頑張るぞ!と思いますね。
仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。
お客様に商品の味や香りを分かりやすく伝える方法を常に模索しています。味や香りは目に見えず、人によって感じ方や表現の仕方が千差万別です。
これこそが面白さではありますが、多様なお酒の中から選んでいただくためには、その個性をしっかりと伝えることが重要です。お客様が手に取られた際に、味や香りをイメージしやすい言葉やビジュアルを最大限に引き出して、商品とともに届けるのが私の使命だと感じています。
そのために、感覚を鋭くし、表現力を磨いていきたいと思います。
今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。
薩摩酒造は今後も本格焼酎の無限の可能性に挑戦し続けます。また、もう一つの柱として、ウイスキーの製造にも注力していきたいと考えています。
私個人としては、弊社の商品を通じて枕崎の名を世界中に広めたいと思っています。時間はかかるかもしれませんが、薩摩半島の南端にあるこの町を、遠く離れた地の方々に知っていただくことを想像すると、非常にわくわくします。小さなことでも丁寧に積み重ねていくことで、この目標を実現したいと考えています。
地域の魅力について教えて下さい。
枕崎は、かつおの町です。今日もかつおぶしを燻す煙が立ち上り、町全体が燻製の香ばしい匂いに包まれています。
枕崎のお醤油は、かつおに合うように非常に甘く、初めて味わった時には驚きました。かつおの藁焼きを甘いお醤油に軽くつけて、焼酎と一緒に楽しむ…そんな晩酌がぴったりの町です。
8月には港でお祭りが開催されます。地域特有の踊りを町の皆さんと一緒に練習し、当日は全力で踊ります。11月には、日頃お世話になっている地元の皆様や焼酎ファンの皆様に感謝の気持ちを込めて、できたての新酒を味わっていただく「新酒まつり」を開催しています。
鹿児島の南端での開催となりますが、是非お越しいただきたいです。
移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。
地方で働くからこその困難はもちろんあります。でも、同じように都会で働く困難もあるはずです。
何を優先するかは人それぞれですが、自分で考えて出した答えなら、どれも間違いではないと思います。私は大好きな本格焼酎を追いかけて、枕崎に移住して来ました。
確かに、ここには新幹線も地下鉄もファストフード店もありません。それでも今、私はここに来てよかったと思っています。
自分の「好き」に正直に過ごす毎日が楽しくて仕方がありません。