移住者プロフィール
笹川 夏希さん・木村 芳子さん
夏希さん:新潟県妙高市出身の20代で、平成30年に米沢栄養大学へ進学のため移住。 芳子さん:青森県八戸市出身の20代。同じく平成30年に移住し、米沢女子短期大学で福祉を専攻。 2人で先代オーナーからcafe mamenokiを引き継ぐ。
米沢の大切な居場所を受け継ぐ
お店に入ると、かわいらしい空間の奥に、にこにこ笑顔の女性が2人。cafe mamenokiを運営する笹川夏希さんと木村芳子さんです。夏希さんは新潟県妙高市、芳子さんは青森県八戸市から平成30年に進学のため米沢にやってきました。
夏希さんの夢は飲食店経営。家族の食事を作っていた経験から、体に良いものを提供したいという思いがあり、米沢栄養大学へ進学します。「飲食で起業を考えていたときに、友人の木村と話していたら、木村も場所を持ちたいという思いがあり、一緒なら何かできるかもしれないと」。開業を目指し、卒業までマルシェ出店や、クラウドファンディングでの資金調達にもチャレンジしたそうです。しかし、資金が思うように集まらず諦めそうになっていたとき、mamenokiのオーナーからお店を誰かに引き継ぎたいという話を聞き、「私たちに受け継がせて欲しい」とお願いしたのだとか。
芳子さんは、米沢女子短期大学で福祉を専攻。「教育実習での経験から、福祉の視点でケアが必要な子どもたちにフォーカスを当てたいと思っていました。農業体験やカフェを活用しながら福祉を展開していくことに関心が湧いて」と、夏希さんと一緒にやっていくことを決めたそうです。
cafe mamenoki
mamenokiは2人が学生時代に出会った場所。「ここは地域に出て活動するような学生がよく集まる場所でした。相談相手でもあったオーナーが別の事業に挑戦するタイミングで、会計管理以外の全ての運営を任されています」
2人は今までのmamenokiの良さを引き継ぎつつ、少しずつ自分たちで考えたメニューやイベントを展開しています。
「やってみろ」に背中を押されて
なぜ米沢なのか。「私にとって米沢がはじめて地域に触れた場所。地元をあまり知らないまま1人で来たので、米沢の人のあたたかさに癒されました。学生時代から『まず、やってみろ』と言ってくれる大人が多いです」と芳子さん。夏希さんも、地域の方の魅力に惹かれると共に「食材が美味しいのも飲食店をやる上で、すごく素敵だなって思います」と教えてくれました。
メニュー表に栄養の知識を添え、バランスの良い新たなメニューを検討している夏希さんと、子どもたちの居場所づくりとして個別学習塾を小さく始めた芳子さん。やりたいことの実現へ向かって、まっすぐに進んでいます。
暮らしのーとは、米沢のいろんな暮らしを集めています。あなたの叶えたい暮らし、理想の米沢ライフについて、ぜひ米沢市の移住相談窓口まで教えてください!もしかすると、直接もっと深い話を聞いたり、新たな出会いにつながるかも。
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