移住者プロフィール
五十嵐 有佳さん
山形大学工学部で学ぶため福島県喜多方市から米沢に移住・大学院へ進学。 置賜の地域づくり講座を通じ、小嶋総本店の若女将である千夏さんに出会う。 現在は、仕事のひとつとして新規事業であるノンアルコールの甘酒などの商品企画や販売をしている。
化学をものづくりにつなげていく
山形大学工学部でバイオ化学工学を学ぶために、福島県喜多方市から米沢に移住した有佳さん。大学卒業のタイミングで人生を決めてしまうことに違和感を持ち、大学院へ進みます。ベンチャービジネスや地域の商品開発に関わる中で、将来のビジョンが少しずつ見えてきたそうです。「化学のことを素敵に紹介し、物として開発できたらすごくいいなって思い始めたのが、大学院卒業のタイミングでした」
有佳さんが、400年以上続く日本酒の蔵元・小嶋総本店の若女将である千夏さんに出会ったのは、置賜の地域づくり講座「人と地域をつなぐ事業」の活動を通してでした。千夏さん自身も元々大手メーカーの研究者。子育てをしながら商品開発にも意欲的で、有佳さんは千夏さんに憧れを持っていたそうです。
「他県の会社に内定が決まっていましたが、仕事内容とやりたいことの違いについて千夏さんに相談する機会がありました。その後、蔵見学をお願いした際、社長が新規のノンアルコール事業のビジョンについて話してくださり、発酵という視点から健康に良いものを作っていくところに興味が湧きました」と、目指している方向の会社が目の前にあったことに気がつき、小嶋総本店で働きたいと思ったそうです。
そんな有佳さんの現在は?
有佳さんの仕事のひとつは、新規事業のノンアルコールの甘酒などの商品企画や販売をすること。「卸ではなく、直接お客様に販売するので、お客様がSNSで今日頑張ったご褒美とか、飲んでみたら美味しかったとアップしてくださると、やっていて本当に良かったなって思います」。日本酒に捉われず、常に新しい発想で展開していく会社に刺激を受けながら、自身も副業を許されている中で何かに取り組んでみたいという思いが湧き始めています。
伝統・四季・そして人の魅力
有佳さんは至る所に日本を感じることができる職場に魅力を感じているそうです。「会社には『お勝手』という方がいて、普段は伝統野菜の粕漬けを作っているのですが、週に1、2回季節を感じる食事を作ってくれるんです。それがとっても美味しくて」
大学時代から過ごしている米沢については、「世界の上位2%に入る四季がはっきりしているエリアで、本当に素敵な場所だと感じます」と教えてくれました。
「米沢の人は断固としたところがあります。それだけ芯が通っていて、守るべき何かがある。米沢の地だから芽生える人格なのかなと。それに、新しいことを始めて楽しんでいる先輩たちがいてくれるのは大きいです。地方でも最先端のことに関われて、ワクワクできる何かがある。それが全てなんじゃないかなって思いますね」
暮らしのーとは、米沢のいろんな暮らしを集めています。あなたの叶えたい暮らし、理想の米沢ライフについて、ぜひ米沢市の移住相談窓口まで教えてください!もしかすると、直接もっと深い話を聞いたり、新たな出会いにつながるかも。
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