長崎が私の価値観をガラッと変えた、やりたいことを諦めない人生

長崎県長崎市

長崎が私の価値観をガラッと変えた、やりたいことを諦めない人生

移住者プロフィール

下濵さくら

出身地:長崎県諫早市、前住所:アメリカ、現住所:長崎県長崎市、職業:パラレルワーカー

出身地:長崎県諫早市、前住所:アメリカ、現住所:長崎県長崎市、職業:パラレルワーカー

長崎県諫早市出身の下濵さくらさんは、仕事で来日中、新型コロナウイルスの影響で当時拠点を置いていたアメリカへ帰れなくなったことがきっかけで、故郷の長崎県へ戻ることになりました。不安のあったUターン移住でしたが、持ち前のバイタリティーで現在は3つの仕事をこなす日々を送っています。上手にバランスを取りながら、やりたいことに挑戦を続ける下濵さんに、移住成功の秘訣についてお話を伺いました。(取材年月:2021年4月)

ご自身の移住前までについて教えていただけますか?

下濵さくら さん(以下、下濵)高校まで長崎県諫早市に住んでいました。高校生の頃、海外に留学したことがきっかけで、外国と取引をする仕事に憧れ、大学は国際貿易を学べる東京の大学に行きました。大学卒業後は、東京の総合商社に勤めて、石油を中東からヨーロッパに運ぶ船のオペレーションの仕事などを3年ほどやっていました。

その後は、学生時代に20カ国ぐらい旅をして、アメリカへの憧れもあったので、日本にグループ企業があるアメリカの企業へ転職して、現在もそこで働いています。

今のお仕事について詳しく教えてください

下濵今は、3つの仕事をやっています。1つ目はアメリカの旅行・イベント会社「ATS」でスポーツコーディネーターをしています。日本のダンスチームやバスケットボールチームがアメリカで合宿する際の手配などをお手伝いしています。

その他にも、日本人がアメリカに滞在する際の色々な手配も行っています。2つ目は実家が不動産関係の仕事をしているので、その事務をしています。

コロナをきっかけに実家に帰ってきたんですが、今までの経験を生かすことができたらと思って働いています。例えば、紙の書類を全部データ化したりしました。仕事を通じて、建築系にも興味が出てきてので、4月から週2回学校に通い、建築や実技を学んでいます。

そして、3つ目は長崎ヴェルカのチアリーダーチームのマネージャーです。現在はチームの立ち上げに携わっていて、日々チアチームディレクターや運営の社員さんと共に奮闘中です。日本では、チアリーダーはボランティアが多いのですが、仕事としてできる仕組みを考えて、世界中からチアリーダーが長崎に集まるようなことができないか議論しています。

笑顔で移住について話す下濵さくらさん

長崎に移住されたきっかけは何だったんですか?

下濵昨年の2月に営業とビザの更新で一時的に東京に来ていた時に、コロナの感染拡大でそのままアメリカに帰れなくなってしまいました。1カ月ぐらいは、会社が借りた東京のマンションに住んでいたんですが、誰とも会えないし、営業もできなくて。何もわからない状況が怖くなっていく中、会社から長崎に帰ってもいいと許可が出たので、実家に帰ってきました。

コロナの影響で仕事に大きな変化はありましたか?

下濵コロナが広まった始めの頃は、コロナという正体不明のものが怖くて、また、仕事が目に見えてなくなっていくので、ほぼ鬱状態でした。でも、アメリカ政府の援助や会社の体制とビジョンを聞いて安心し、次第に日本国内での仕事に声が掛かかるようになったので、日本にいるうちに色々と経験を積もうと意識が変わり始めました。

コロナが広がってからは、旅行がほとんどなくなってしまったので、社員の英会話のスキルを活かしたオンライン英会話や日本のプロバスケットボールチームと契約し、外国との交渉役や契約書の作成など日本国内での仕事を少しやっています。

生活にも変化はありましたか?

下濵3つの仕事をしているので、朝はアメリカの仕事をオンラインでやって、昼からは不動産に行って、18時ぐらいに帰ってきて長崎ヴェルカの仕事をしています。長崎ヴェルカの仕事がない時には建築系の学校に行ったり、DIYをしたりする生活を送っています。

うまくバランスが取れていて充実しています。最初の頃は漠然とした不安がありましたが、徐々にこんな時だからこそできることがたくさんあるはずと思い、色々チャレンジすることにしました。

結果的にコロナがきっかけで人生を見つめ直すきっかけになり、今では、コロナ禍での生活や仕事の仕方は何にも代えがたい良い経験になっていると感じています。アメリカの会社の体制も変わり、オフィスの縮小とリモートで働ける環境やシステムを整えるということを行っており、自分の理想に近づいていると思っています。

今までは仕事が楽しくて仕事やキャリアのことばかり考えてきましたが、長崎に帰ってきて、両親や兄の家族の近くに住んで家族の温かさや長崎の良さに触れることで、家族の大事さを実感し、価値観がガラッと変わりました。

アメリカにいる頃は、あまり子どもをほしいとは思わなかったんですが、今では、長崎で家族を持つことも目標になりました。新しい目標ができてもアメリカでのキャリアも諦めたくないので、コロナがきっかけで広まったテレワークは、キャリアも生活も充実させることができる抜け道のような気がしています。

ご自宅のリビングで談笑する下濵さくらさん

家を購入され、ご自身でDIYされているとお聞きしましたが?

下濵将来的に家族を持つことを考えた時、みんなで一緒に暮らせる住まいを探し始めました。不動産の仕事をしていることもあり、今の家を見に行く機会があったんです。

10年ほど空き家の状態で、荷物もそのまま残されている時代が止まったような物件でしたが、立地が良いし、立派な家だったので一生住まなくてもいつか売れるかもと軽い気持ちで購入しました。

でも、実際に住んでみると居心地が良くて、自分好みにDIYしているうちに愛着もわいてきました。家からの眺めもいいですし、窓を開けると小鳥のさえずりも聴こえてきます。近所のおじいちゃんおばあちゃんが散歩していると話しかけてくれて、すごく平和です。それにすぐ近くに激安スーパーがありますし、もう売れません(笑)

長崎で購入した自宅をDIYする下濵さくらさん

長崎市の山と町並みの風景

長崎で暮らしてみていかがですか?

下濵高校生の頃の行動範囲は限られているので、何も長崎のことを全然知らずに東京に行きました。それに本当のこと言うとあんまりいい印象がなかったんです。日本の端だし、アメリカで長崎っていうと原爆が落とされた場所っていうので知られているので、センシティブな話になるのをさけるために長崎出身ということを言っていませんでした。最近は全然そんな感じもなくて、異国情緒があふれるまちなみが本当に誇らしく思います。

ある程度の都市になると、都会化するためにどこも同じようなまちになってしまって、そのまちのユニークさがどんどん薄れていきます。でも長崎はそんなことなくて、東山手、南山手の石畳の坂や両サイドがレンガの壁になっているまちなみや、ピアノのコンサートができる何百年も前の建物などすごく素敵です。

国内も国外も色々なまちに行きましたが、こんなまちを見たことがありません。外国のものをそのまま輸入しているわけじゃなくて、長崎の文化とミックスさせ、独特の文化ができていることにすごく魅力を感じます。

まちなみや建物だけじゃなくて、お墓の文字がゴールドなところや、中華街の料理、おくんちなど長崎でしか味わえないオリジナリティあふれる文化がちゃんと残っていることは、すごく素敵だなって思っています。あと、食べ物がとにかくおいしいと感じています。

先日、スーパーに行ったときに、ちょっと前まで当たり前に食べていたアメリカ産の豚肉と長崎県産の豚肉を買って、同じ料理で食べ比べをしてみたんですが、全然違いました。アメリカ産の豚肉は本当に食べられなくて。野菜もしっかり味がするのにも驚きました。

アメリカでは当たり前ではなかったですし、東京でもおいしい野菜を探すと高くなってしまいますが、長崎ではどれを食べてもおいしいんです。

今後、LAと東長崎との二拠点居住をお考えということですが、同じように長崎への移住や長崎とどこかの二拠点居住をお考えの方に何かアドバイスなどありますか?

下濵私の場合は、アメリカでのキャリアも長崎で家族を持つという目標もどちらも諦められないので、それを実現するために二拠点居住をしようと思います。どうするか考えていてもいつまでも実現しないので、やることを決めてから、どうすればいいかを考えるようにしています。

問題にぶつかったらその都度解決していく、やる方向で考えていくと何でも実現できる気がします。「移住したい。ここで暮らしたい」と思ったら、まずはその気持ちを大切にすることが大事だと思っています。

笑顔で移住について話す下濵さくらさん

長崎のおススメスポットを教えてください

下濵私がおすすめするスポットは南山手のまちなみや坂です。異国情緒あふれる独特のまちなみを見ながら、石畳の道を「昔の人も同じこの道を歩いていたんだなぁ…」なんて想像しながら歩くのが好きです。

それぞれの坂は両脇の古い洋館やレンガが魅力的で、上からは港に船が入るところも見えて、賑わっていた昔にタイムスリップできそうなそんな雰囲気を感じられます。

長崎市の山と町並みの風景

出典: https://nagasakijin.com/publics/index/129/#page-content

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長崎市は、九州の西端、長崎県の南部に位置し、人口約43万人の中核市です。西側、南側、東側は海に面しており、五島灘、橘湾、大村湾が広がっています。長崎港内の平坦な地域には、商業・業務機能が集積し、長崎港を中心としたすり鉢状の地形に形成された斜面市街地とあいまって、独特の都市景観が形成されています。江戸時代には西洋に開かれた唯一の貿易・文化の窓口として栄え、ポルトガルやオランダ、中国など海外との交流から生まれた、和華蘭(わからん)文化と称される独特の文化や伝統が市内各所に点在している歴史と異国情緒の漂うまちです。 また、長崎市は今、100年に一度と言われる進化の時を迎えており、MICE施設(出島メッセ長崎)、恐竜博物館が2021年に完成し、2022年度には新幹線の開通と新しい駅も開業予定です。さらに2024年度には、V・ファーレン長崎のホームスタジアムも完成予定です。変化しているのはまちのかたちだけではなく、若い人が新しい事業や活動を立ち上げる動きも生まれています。

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