<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社いわちく</strong><br>所在地：岩手県紫波郡紫波町<br>業種：製造業・卸売業<br>商品：岩手県産牛肉・豚肉・加工品<br>会社URL：<a href="https://www.iwachiku.co.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.iwachiku.co.jp/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>株式会社いわちくは、牛や豚の飼育からお肉の加工、販売までを一貫して行う企業です。生産者が愛情を込めて育てた牛や豚を、熟練した技術で加工し、安全で美味しい食肉製品として皆様の食卓にお届けしています。</p><p>私たちは国内だけでなく、海外にも目を向け、2024年4月時点で、牛肉は43の国と地域、豚肉は2ヵ国への輸出認証を取得しています。</p><p>また、いわちくでは贈答用の精肉やハム、ウインナー、惣菜などの加工品も製造・販売しており、生き物たちからいただいた命を無駄にせず、最高の形でお届けすることを心掛けています。</p><p>さらに、直営の焼肉店『銀河離宮』も運営しており、新鮮なお肉や希少部位、内臓商品を提供しつつ、生産者と消費者を繋ぐ架け橋となることを目指しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/28/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/w-6iPfHiR33yJPIG6_nV9.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>私たちが主に取り扱っているのは、地元岩手県の誇るブランド肉「いわて牛」と「いわて純情豚」です。これらのお肉は、岩手県の豊かな自然環境の中で育まれ、きめ細やかで柔らかな食感と風味豊かな味わいが特長です。</p><p>特に「いわて牛」は、国内外で高い評価を受けており、東京食肉市場で開催される「全国肉用牛枝肉共励会」において、国内最多11回の日本一に輝く、日本最高級のブランド牛です。</p><p>また、いわちくでは加工品の製造にも力を入れており、地元岩手で長年愛され続けているウインナー『エルンテ・フェスト』や、ジャパンフードセレクションで最高位のグランプリを受賞したハム、味噌漬けなどもご提供しています。これらの製品は、日常の食卓や贈答用として、多くの方々にご愛用いただいております。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/28/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/74SrhESaMTF11dCRFn9jC.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>私たちは、生産者が丹精込めて育てた牛や豚を、さらに磨き上げてお届けすることで、消費者の皆様から「美味しい」というお声や笑顔をいただけることに、大きなやりがいを感じています。</p><p>お肉を加工する際には、生産者の思いを受け継ぎ、その肉を最高の状態で提供することを心掛けています。私たちは、生産者と消費者を繋ぐ架け橋として、その使命を果たせることに強い誇りを持っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/28/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/HYPXYgp2zIwUp60AG3Ga8.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>品質管理や安全基準を守るためには、細心の注意が必要です。また、季節や市場の需要に応じて製造量や販売方法を調整することも重要な業務の一環です。</p><p>また、国際市場への牛肉の供給においては、異なる文化や規制に対応することが大きな課題です。しかし、これらの課題を乗り越えることで、消費者からの信頼を得ることができると考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/30/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/eVKFsBKrJJQpu68oLR0J3.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>いわちくは、これからも高品質な食肉製品を提供し続けることを目指します。持続可能な畜産業の推進と地域社会の発展に寄与するため、再生可能エネルギーの活用や、地域の生産者との連携をさらに深めていきます。</p><p>また、技術の向上を図り、国内外の市場で選ばれる産地食肉センターを目指して邁進してまいります。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/29/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/KASFmEug2C4cTEoJUS6r_.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>岩手県は、美しい自然が広がる素晴らしい場所です。四季折々の風景、豊かな農作物や新鮮な海産物が魅力の一つです。</p><p>私たちの会社がある紫波町は、山々に囲まれた緑豊かな地域で、農業が盛んな町です。広がる田園風景や山村風景、そして利便性の高い中央部の街並みが、この町の魅力をさらに引き立てています。</p><p>近年、紫波町は都市と農村を結びつける「オガールプロジェクト」で全国的にも注目を集めています。</p><p>いわちくは、この豊かな自然と温かいコミュニティに支えられながら、皆様に笑顔をお届けする食肉製品を製造しています。岩手県と紫波町の魅力を広く伝え、この素晴らしい場所をより多くの方に知っていただきたいと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/28/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/5dw7AG1Bj5vvrYhOI2XDU.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>岩手県の雄大な自然や、そこで育まれる美味しい食材に魅了されること間違いなしです。冬の寒さは厳しいですが、その寒さこそが人と人との温かい繋がりを深めています。</p><p>ぜひ一度、豊かな自然と美味しい食材が揃う岩手県・紫波町に訪れてみてください。そして、もしこの地を気に入っていただけたら、ぜひ紫波町へ移住し、いわちくで私たちと一緒に働きませんか？</p><p>私たちは、国内の畜産業を支える熱い志を持った仲間との出会いを心から楽しみにしています！</p>

ワープシティ公式

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第127回目にご協力いただいた企業は、岩手県紫波町の株式会社いわちくです。

紫波町

岩手県

#127 世界中の食卓に岩手のお肉を。愛情と技術が育む最高の品質

<h2>プロフィール</h2><p><strong>有限会社徳永蒲鉾店</strong><br>所在地：熊本県玉名郡長洲町<br>業種：練り製品製造業<br>商品：竹輪、蒲鉾、天ぷら　練り製品全般<br>会社URL：<a href="https://tokunagakamaboko.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://tokunagakamaboko.com/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>弊社は竹輪、天ぷら類、蒲鉾を製造・販売しております。地元のスーパーや地域全般の学校給食、高速道路、全国百貨店など幅広く展開しております。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/hjYJitZNtFdy_1mwqYq0G.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>現在では物価高の影響で蒲鉾店がどんどん廃業し、その中で定番商品のみで経営していくのが困難になっています。、若い世代にも蒲鉾の良さを知っていただきたく、付加価値のある商品作りに力を注いでおります。</p><p>現在は「カマフィーユ」という今までにない商品を製造し、全国に向けて販売を開始しました。特許を取得し販売開始1年で4冠を達成し、今年に入り水産庁長官賞を受賞することができました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/myBzrTUE5RC_UKUMS7KdC.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>弊社は私で4代目（36歳）となります。おじいちゃん子だったこともあり、歴史ある会社を後世に繋げていきたいという強い想いがあります。</p><p>練り製品が衰退する中、若い世代にもその魅力を知っていただけるよう、全力で製品開発に取り組んでいます。その成果もあって、若いお客様が増えており、非常に嬉しく、同時にやりがいも感じています。</p><p>これからも全国のお客様に徳永蒲鉾店を知っていただけるよう、精一杯頑張ります。</p><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>やはり、昔ながらの機械や設備が不足しているため、大変だと感じることもあります。しかし、そのような状況も修行だと捉え、ポジティブに物事を考えるようにしております。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/I-ejWntccVjErIxYs8-d_.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>今後はもっと全国の食卓に弊社の商品が並ぶよう努力すること、「徳永さんとこの蒲鉾が美味しい」と言っていただけるよう頑張ることです。海外進出も視野に入れ、夢は大きく失敗を恐れることなく突き進んでいきたいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/JcSA7b0ey44qB0Zs5Ybif.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/fmvMsaF36oF2ZeJ73IgcD.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>長洲町は「金魚の町」として有名で、県外からも多くのお客様が訪れます。町内には数多くの金魚屋さんがあり、金魚好きにはたまらないスポットです。</p><p>さらに、造船関係の企業も多く、活気にあふれた田舎町です。住みやすさは抜群で、豊かな自然と活気ある産業が調和した魅力的な地域です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/bYhZG3RIVJo3_bVpGwM6D.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>私は田舎暮らしが36年と長く、都会へは遊びでしか行ったことがありません。都会は情報などが溢れかえっていて、眠らない町と言うイメージがあります。</p><p>この長洲町は夜空も綺麗で水も美味しく、外に出れば田んぼ道が多く緑があふれる街です。自然に癒され仕事も楽しくはかどると思います。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第75回目にご協力いただいた方は、熊本県長洲町の有限会社徳永蒲鉾店です。

長洲町

熊本県

#75 熊本県長洲町・老舗蒲鉾店の挑戦！「カマフィーユ」、販売1年で4冠・水産庁長官賞受賞！

<h2>プロフィール</h2><p><strong>有限会社ドリームファーム</strong><br>所在地：富山県下新川郡入善町<br>業種：農業（農産物生産・販売）<br>商品：米、野菜、チューリップ<br>会社URL：<a href="https://www.dream-farm.co.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.dream-farm.co.jp/</a></p><h2>事業内容を教えて下さい。</h2><p>水稲を中心に約100haの圃場管理で大規模農業を行っております。米と野菜作りをはじめ、農産物直売所やオンラインショップで販売をしています。また、冬期はチューリップ切花を販売しております。</p><p>ドリームファームは富山県の東側、黒部川沿いの入善町にあり、北アルプス立山連峰が育んだ清らかな冷たい豊富な水と、その水をたっぷり含んだ広大な土地で食べる人のことを考えた安心・安全な作物を作っています。皆さまに「これでいい」ではなく『これがいい』と思われる「もの作り」を心がけています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/10/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/ZJ8ZREyqmZTAG8j14wdYQ.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>自然豊かな入善町で作られるお米の美味しさの秘訣は、なんといっても「水」です。入善町は北アルプス立山連峰の雪解け水が育んだ黒部川の扇状地に位置しています。</p><p>清流・黒部川がありますし、北アルプスの雪解け水は黒部川扇状地に途切れることなく注がれます。さらに立山の地中に染み込んだ水は約100年の歳月を経て、ミネラル分豊富な安定した温度の伏流水となって湧き出ており、美味しいお米を育ててくれます。</p><p>また、美味しいお米作りには寒暖差が重要と言われています。日中は暑い水田地帯も、その低温で豊富な水のおかげで涼しくなるため、昼夜の温度差が大きくなり、稲作に適した自然環境になり品質の良い美味しいお米が出来上がります。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/10/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/1kQgTFhNtfyRncmUkuLxW.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>天候に左右される自然の中での農作業は大変な部分でもあります。しかし季節を感じながら農作物の日々の成長を見守り、食べること、生きることに直結する仕事であることにやりがいを感じています。</p><p>農業生産は基本的な栽培方法はあっても、あらゆる条件が影響するのでなかなか思い通りにはいきません。お客様、消費者の皆様に少しでも美味しいもの、喜ばれるものを作れるよう試行錯誤することで、毎年違った結果が出せるのも農業ならではの醍醐味です。</p><p>リピーターのお客様から「また食べたい」「待っていました！」と言っていただけるのはとても励みになります。出荷のときは大切に育てた我が子を送り出す心境で、美味しく食べてもらい幸せになってほしいと願っております。</p><p>畑で食べる穫れたての新鮮野菜は、生のままで本当に美味しいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/10/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/StCrCrY-y6xz1GMq1MyVS.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>農作物という生きもの相手なので、毎日目をかけてやらなくてはなりません。上手く生育するための環境（水、温度、土、日照など）を整えることには手を抜けないので、必然的にお休みは少ないです。</p><p>とくに収穫は待ったなしなので、こちらの都合で時期をずらすことはできません。機械化が進んでいるとはいえ、人の手による作業も多く、同じ作業の繰り返しや重たいものの持ち運びには慣れるしかなくとにかく体力勝負な面があります。</p><p>基本アウトドアなので、暑い、寒い、紫外線は避けられません。毎日身体を動かすのでジムに行かなくても筋肉がついて基礎代謝アップ、健康になれます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/10/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/g-sZF62itgcHt3JphInHU.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>年間を通じて色々な野菜を栽培しておりますが、大きさ・見た目・形のせいでどうしても規格外になるものが出てしまいます。なんとか加工品にして活かせないものかと考え、去年はサツマイモで干し芋を作ったところ好評でした。</p><p>農業6次産業化と言われますが、自分たちの作ったものを自分たちで売る方法をさらに模索していけたらと思います。</p><p>「富山県産コシヒカリ」はまだまだ他県にブランド力で負けているような気がしますが、北アルプスの水の恵みで育つお米の美味しさをもっと知っていただけるよう頑張ります。暑さに強い「富富富」もファンが増えてきて、これからが勝負です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/06/10/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/oCVbVgi-3UogeYbl9d5kb.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>北アルプスの山々と富山湾の絶景を望む入善町は、豊かな自然と水に恵まれています。黒部川扇状地では山からの雪解け水が地中に浸み込んで伏流水となって湧き出る湧水スポットが多数あり、おいしい水がいつでも手に入ります。</p><p>ほとんどの一般住宅でも井戸で地下水が飲み水に利用されています。</p><p>入善町のグルメといえば、海洋深層水で旨味を引き出したカキ、日本一大きな入善ジャンボ西瓜（最大25kg）、富山湾のホタルイカなどがあげられますが、農業が盛んでお米も野菜も新鮮で美味しいものには事欠きません。</p><p>春は田園風景に一面のチューリップが広がる「にゅうぜんフラワーロード」、冬は寒さ凍えるなか熱々の「ラーメンまつり」と地方ならではの楽しいイベントもあります。</p><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>農業は人手不足、高齢化という危機的状況で、農業人口は減り続けています。低賃金で休みも少なく体力的にきつい仕事というイメージでしょうか。</p><p>ですが実際にやってみて自分の今までやってきたオフィスワークより数倍楽しくて、外に出て身体をフルに使う仕事はとても刺激的です。ひとつの作物を育てるにも種まきから収穫まで様々な工程があり、毎日違う作業メニューをこなさなくてはなりません。</p><p>植物は日々成長するので新しい発見があります。自分なりの農作物という作品を生み出すクリエイティブな仕事で、固定観念にとらわれていては出会えなかった幸せや豊かさの価値観を見出すことができたような気がします。</p><p>単に田舎暮らしがしたいというだけで農業を始めるのはおすすめできません。移住してやりたいことが明確であれば、自然の中で職住近接の暮らしを楽しめると思います。</p><p>総勢13名の小さな会社ですが、関東からの移住者が2名在籍しており、農業修行中です。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第74回目にご協力いただいた企業は、富山県入善町の有限会社ドリームファームです。

入善町

富山県

#74 黒部川の清流と雪解け水が育む、入善町の安全で美味しい農作物

<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社 吉兆楽</strong><br>所在地：新潟県南魚沼市<br>業種：米穀卸売業<br>商品：雪温精法氷温熟成®魚沼産こしひかり等<br>会社URL：<a href="http://www.kichorak.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">http://www.kichorak.com/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>米穀及び米穀加工品の卸売小売を行っております。地元南魚沼地区を中心に契約栽培する魚沼産こしひかりをはじめ、生産者の顔が見える産地直送米を取り扱っております。</p><p>豪雪地帯である南魚沼の地の利を活かし、天然雪を利用した特許製法で商品に付加価値をつけています。他にはない、こだわりの付加価値米を全国の食卓にお届けしております。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/XmTl3XGihPnF9_BOsf39c.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>冬に降った雪を倉庫内に保管して、雪の冷気によりお米にとって最適な温度と湿度で保管する「雪室保管」を行っています。これにより、秋に収穫したお米の美味しさをより長く保つことができます。</p><p><span style="color:rgb(13,13,13);">また、「氷温熟成」という技術により、食物が凍る直前の温度でお米を熟成させることで、甘みと旨みを引き出します。この技術により、さらに質の高いお米を提供できます。</span></p><p>吉兆楽の特許製法である雪温精米は、雪を使って精米設備そのものを冷やし、結露を防ぐ画期的な精米方法です。お米に優しい環境を作り、食味を追求しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/28/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/eVO4LFT7ief0_BSnnuORQ.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Fk-ghIV3Tb7dBl8DqNwVG.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/wuQThLuKKk0YZ5j9ns2Lj.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p><span style="color:rgb(13,13,13);">お客様から「美味しい」という一言をいただけることも嬉しいですが、流通業として新たな可能性に挑戦できることにやりがいを感じています。</span></p><p><span style="color:rgb(13,13,13);">市場には多くのお米が流通していますが、差別化のポイントは「産地」「品種」「栽培方法」「農家」の4つです。</span><br><span style="color:rgb(13,13,13);">これらはすべて生産側に関わるもので、流通業としては拘る余地がありませんでした。しかし、私たちは価格競争に頼らず、雪室保管や氷温熟成といった独自の付加価値を生み出すことで、お米を適正価格で提供したいと考えています。</span></p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Jvob1uZhy-aK7eeIvzBVC.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>仕事をしていて大変なことは、弊社が取り組んでいる流通の付加価値に対する理解を得ることです。多くの場合、価格が優先されることが多く、時には付加価値が求められないこともあります。付加価値について理解していただくために、日々勉強と試行錯誤を繰り返しています。</p><p>さらに、お米は農産物であるため、年や生産者、田んぼによって品質や味が異なります。これを平準化すること、不作の年でもお米を安定的に流通させることには特に注意を払っています。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>雪の可能性は無限大だと思っております。雪室のもうひとつの利点にSDGsがあります。</p><p>地域のブランド価値向上はもちろん、フードロスの削減に向けた取組みで、雪からできた鮮度抜群の米ぬかを利用し、圧搾抽出したノンケミカルなこめ油も商品化に成功しました。</p><p>今後も利雪による新たな付加価値を模索し、それを商品化することで実現していけたらと思っております。輸出事業についても拡大し、日本米の更なる可能性を広げていきたいと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/hgecuhI6rHKfRvZgirs_h.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>豊かな自然、美味しいお米、綺麗なお水です。のどかな田園風景のひろがる地域で、地域全体で子育てにも取り組む、雪国ですがとてもあたたかい雰囲気の地域です。</p><p>稲作を中心とした自然体験が幼少期より体験できる点や、雪国ならではのウィンタースポーツを身近に体験できる点も魅力です。</p><p>日本一のブランド米「魚沼産こしひかり」の産地である為、お米が美味しいのはもちろん、水や空気も綺麗なので美味しいお酒や食べ物が多いのも魅力の一つです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/ZDcGNUouIJSkjRVSX6d9b.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>その地域でしか体験できないこと、その地域でしか作り出せない物、地域によって様々のコトやモノがありますが、移住者にしか分からないことや気付けないことも沢山あるかと思います。</p><p>地域のブランド価値の向上にむけて、新しい風を吹き込んでくれたらと思います。一緒に地域を盛り上げていきましょう！<br>&nbsp;</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第62回目にご協力いただいた企業は、新潟県南魚沼市の株式会社 吉兆楽です。

南魚沼市

新潟県

#62 南魚沼市の雪が育てる「魚沼産コシヒカリ」美味しさの秘密

<h2>生産者プロフィール</h2><p><strong>株式会社中善酒造店</strong><br>所在地：長野県木曽郡木曽町<br>業種：日本酒製造・販売<br>商品：木曽の地酒　中乗さん／善吉<br>会社URL：<a href="https://nakanorisan.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://nakanorisan.com/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>日本酒の製造及び販売を行っており、日本酒の製造については10月～4月の間になります。<br><br>小売部門では酒蔵直営店を併設しておりスタンディングバーで有料の試飲を提供し、通信販売もしています。卸部門では地元飲食店・小売店を中心とした「中乗さん」と木曽から全国へ出荷する「善吉」を販売しています。</p><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>自然に恵まれた木曽谷の中心、かつては中山道の宿場町で栄えた木曽福島で、1865年（慶応元年）に創業しました。年間300石（54kl）ほどの酒を丁寧に造り、造り手の温もりが伝わる酒造りにこだわっております。</p><p>原料の酒米は地元長野県産を100％使用しており、中でも北安曇郡松川村「ファームいちまる」との契約栽培米「美山錦」を主に使用し、酒造りに適したより高品質な酒米造りを目指しています。</p><p>さらに「地元で自分たちが手がけた酒米」である長野県新品種の酒造好適米「山恵錦（さんけいにしき）」を、田おこしから収穫まで全て自社栽培で行い、仕込みに至っています。古き良きものを大切にしつつ、柔軟に新しい技術を取り入れ、【驚きや感動】を与える進化し続ける酒造りに挑戦しています。</p><p>そして、子供たちに美しい田園風景を残せるよう、お米をたくさん使ってこの地域と共に発展していきたいと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/22/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/OZns-fZjCDrXmD4tD4Gfg.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>皆と力を合わせて酒造りをすることでお客様はもちろん、自分たちが飲んだ時に美味しいと幸せを感じることが一番のやり甲斐です。酒造りは冬の仕事と思われがちですが、米農家さんとの交流で米作りから酒ができるまで、1年を通してものづくりに関われることが楽しいと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/22/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/X_peO2SX0RlSfakqNOjcb.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>酒造りは秋から春にかけて半年間が繁忙期となります。とても集中しますし繊細な仕事で、気を休めることが難しい仕事です。</p><p>寒い冬の体力と集中力をどのように高めるか、持続させるか、共に働く仲間の体調に気を配ることに大変さを感じます。その反面、美味しいお酒ができたときは作り手全員で感動することができます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/22/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/b33_zsUhmnkYV58nYUgZU.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>卸売部門では全国へ出荷している「善吉」をブラッシュアップし、出荷量を増やしていきたいと思います。小売部門では、酒蔵直営店で日本酒の魅力や食とのペアリングなどのイベントを開催し、ファンづくりを行っていきたいです。</p><p>また、原料である酒米を作っているので、地元の農地を有効利用していきたいと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/22/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/8gqeNe6ePa7nQ1M2GF4E2.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>長野県木曽町は雄大にそびえる御嶽山の麓、大自然と文化遺産に恵まれ、古くから関所町として政治・経済・文化を中心に栄えてきました。</p><p>木曽の山々の雪どけ水は、長い年月をかけて清らかな湧き水となります。この澄んだ良質な水を仕込水として使い、お酒は醸されます。</p><p>また、木曽谷の冬は醸造期間を通して充分な寒さが続きます。この寒さのおかげで、雑菌の繁殖がおさえられます。&nbsp;</p><p>町の中心には木曽川が流れ、木曽川のせせらぎを聞きながらお酒が熟成します。</p><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>木曽福島は都会の部分と田舎の部分を合わせ持った地域で、観光イベントや交流できるイベントが多く開催されます。またそれらを楽しみたい人が入りやすい雰囲気があります。</p><p>自然豊かな環境で酒造りを通して木曽の魅力を感じていただきたいと思います。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第56回目にご協力いただいた方は、長野県木曽町の株式会社中善酒造店です。

木曽町

長野県

#56 創業1865年の「中善酒造店」。木曽福島で受け継ぐ、伝統と革新の酒造り

<h2>生産者プロフィール</h2><p><strong>小池雅章さん</strong><br>出身地：木島平村<br>居住地：木島平村<br>職業：水稲農家（専業）<br>生産物：お米<br>趣味・特技：サッカー・音楽鑑賞</p><h2>生産者への道を志した経緯やきっかけについて教えて下さい。</h2><p>父が米と野菜を生産する農家で、たまたま父に誘われて農作業のアルバイトをした時、「建物の中で机に向かう仕事をするよりも自然に囲まれてやる仕事の方が向いているな」と思いました。それがきっかけで、農業の世界に飛び込もうと決めました。</p><p>自分の中では別の進路を考えていたので、農家になろうとは思っていませんでした。中学生の時に父から「農業を継がないか」と言われた時、私は「自分の人生だから自分で決める」と断ったのだと聞いています（笑）。</p><p>自分ではその記憶が全くないのですが、高校卒業後も好きなインテリアや建築のことを学ぶ専門学校に進学するなど、農業とは別の方向に進んでいましたし、当時は「農業を継ごう」とは思っていなかったのでしょう。専門学校を卒業後に父の元で就農し、今では父から代替わりをして、自分が経営者として専業で水稲農家をしています。</p><h2>生産物（返礼品）の魅力について教えて下さい。</h2><p>この木島平村は、山に囲まれていて、水が綺麗で、美味しい作物がとれる地域です。長野県は全国でも農薬使用基準が厳しく、農薬や化学肥料はなるべく減らした育て方をしています。</p><p>今うちで生産しているお米の種類は、8品種です。普段食べるお米としては、「コシヒカリ」「キヌヒカリ」「ゆうだい21」「風さやか」「にじのきらめき」の5種で、日本酒を醸すための酒米では「金紋錦」「山恵錦」「美山錦」の3種です。村内でこれだけ多く育てているのは、私くらいだと思います。</p><p>中には酒蔵との契約栽培で作っている酒米があり、出来上がったお酒に、生産者として自分の名前が記載されていることがとても嬉しくて、それを見せて宣伝することもあります。</p><p>寿司屋や和食店など飲食業の方からも継続して注文を受けたり、個人の方が買い続けたりしてくれているのは、美味しいと思ってもらえているということなのかな、と嬉しく思っています。</p><h2>木島平村の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>木島平村は自然が豊かなので、景色の美しさも魅力です。夏場のゲレンデから見る星の輝きや、遠く月明かりで浮かぶ稜線、何気ない地元の景色、ふと周りをみれば山に囲まれていて、冬には雪が降り四季を感じられます。</p><p>この環境で暮らせることは魅力だと思っています。個人的に好きなのは、夏の日暮れに、大塚山という小山の近くにあるほ場（田や畑など農地のこと）にいると、陰からひぐらしの声が聞こえてくる瞬間です。</p><p>周りではセミが鳴いている中、そこだけひぐらしの涼しげな声がします。暑い中、１日仕事をした終わりに、ふっと脱力できるような時間がとても心地よくて好きです。</p><p>専門学校生の時に数年だけ村外で暮らしたとはいえ、自分にとっては当たり前に過ごしてきた地域なので、気が付いていない魅力もきっとあると思います。ただ改めて考えると、やはり私はこの地域が好きです。</p><p>グルメでいえばやはり「木島平米」です。たまに出張などで都心へ行って安めのホテルで朝食を食べると、自分たちのお米は美味しくてツヤがあるなと思います。</p><p>おすすめの食べ方は、炊き立てのごはんをそのままいただくことです。塩むすびにしたり、漬物と食べたりするだけでも十分おいしいです。</p><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>自分が作ったものを「美味しい」と言って、続けて食べてくれる人達がいることです。それが全てです。</p><p>米をタネから育てて苗にして、ひとつの命を育てているので、収穫の喜びは大きいです。その収穫した米が、さらに買ってくださる方、食べてくださる方の元に届いて、喜んでもらえると思うと嬉しいです。</p><p>同時に米も生き物なので、その年の天候や環境によって左右されるし、出来が毎年違ってきます。それは農家として大変なことでもあり、だからこそのやり甲斐とも感じています。</p><p>苦労とやり甲斐は、表裏一体です。例えば、昨今の気候変動で猛暑や降水不足が続くと渇水で水の取り合いになります。</p><p>行政支援も多少はありますが、エンジンポンプを設置したり排水路からパイプをつないだり、という実質的な作業は主に個人負担での対処が必要になります。</p><p>また、天候や地域などの諸条件が異なるため、情報収集はマメにしています。農業技術に関しては、自動運転のシステムなど先進技術も積極的に試して、全国でつながっている農家仲間と情報交換をし合いながら、楽しんでやっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/04/09/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/EzoBxmaU3BmvSE86071DM.webp"><figcaption><span style="color:rgb(29,28,29);">（一社）木島平村観光振興局よりご提供</span></figcaption></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。</h2><p>大変なことばかりです。でも、「苦労と思ったら負ける」と思ってやっています。</p><p>農繁期は、朝4時には起きて、できるだけ作業をして、帰る頃には19時を過ぎている、それが毎日続きます。うちは個人経営の専業農家なので、仕事でいえば常に「ブラック」です。</p><p>良くも悪くもすべて自分に返ってくる仕事なので、自分自身で折り合いをうまくつけて調整をしながら日々こなしています。</p><p>正直なところ、「逃げ出したい」と思ったことも何度かありました。一度は「何もする気になれない」という状態にまでなりました。でも「ただ逃げても変わらないな」と、思い切って父に自分の考えをぶつけてみたんです。</p><p>そうしたら、結果的にお互い理解し合えたので、行動してみてよかったと思いました。今は父から経営を引き継いで経営者になりました。</p><p>最近では、一番下の息子がやっているサッカーチームの練習に合わせて、農繁期でもなるべく時間を作って家族に合わせるようにしています。余裕を持ちながら仕事ができたらいいなと思ってやっています。</p><p>冬に農業が休みになる間は道路除雪の仕事という季節労働的な働き方をしていますが、理想は、春から秋にかけての農業で1年分を稼ぐことだと思っています。なので最近では冬の仕事を少し減らしています。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>目下、法人化を目指しています。</p><p>現在のように、個人への依存度が高い状況では、万が一その人が病気など何らかの事情で離農したら終わってしまう。それではこの先20年、30年後には行き詰まってしまう可能性が高いと懸念しています。</p><p>この先、農業に携わる人がどんどん高齢化して、「次は誰がやるの？」という話になった時、自分たちの子どもをあてにするよりも意欲のある人間を呼んでこられるような仕組みを考えて、永続的な経営を続けられるようにしたいというのが私の考えです。</p><p>「法人」という形にする方が個人の農家よりも信用度が高まりますし、新たな人材の受け皿にもなれたらと思っています。そのためには、うち一軒だけより、理念を共有できる仲間と一緒に複数農家での法人設立が望ましいとも考えています。</p><p>あえて「農業法人」といわないのは、将来的に農業以外の事業展開も視野に入れたいからです。まだ構想の段階で、これから形にしていくところですが、この先何十年、何百年後も村の農業や農地を守りたい、それが自分の願いです。</p><h2>移住して一次産業を目指す方へメッセージをお願いします。</h2><p>「やりたい」という気持ちと、「本当にそれができるかどうか」は別ということはお伝えしたいです。農業でいえば、品種によって必要な設備や、それにかかる費用も大きく異なります。</p><p>「産業」として考えた時に、米は畑作物に比べて大きな設備投資が必要なため、全くゼロから始めることは難しいです。田んぼの面積もある程度の大きさが必要ですし、販路開拓も含めて、いきなりはうまくいかないことの方が多いでしょう。</p><p>だからこそ法人を立ち上げて、「まずうちで働いてみないか」と言えるようにできたらいいなと思っています。最近は、就農の為この村に移住する若い方も少しずつ増えているようですし、就農や移住に対する支援も色々あると思います。</p><p>ぜひ一度、木島平村にも遊びにきてください！</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第38回目にご協力いただいた方は、長野県木島平村・水稲農家（専業）の小池雅章さんです。

木島平村

#38 百年後も続く農業を。"苦労とやり甲斐は表裏一体"でも農業を続ける理由

<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社丸治コンクリート工業所</strong><br>所在地：岐阜県美濃加茂市（本社　多治見市）<br>業種：製造業<br>商品：コンクリート製品<br>会社URL：<a href="https://www.maruji.com" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.maruji.com</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>株式会社丸治コンクリート工業所は、型枠にコンクリートを流し込み、形になった製品を製造販売する「プレキャストコンクリート製品メーカー」です。<br>わが社の製品は、主に道路や河川などの土木事業で使用されています。よく知られている製品として、縁石やU字溝、擁壁などがあります。県内に、2工場と2営業所があります。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/04/08/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/8TyjfRGWI290CrgevQiLX.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>弊社では、製品の開発から製造販売までを一貫して行っています。普段、何気なく利用している道路に必ず使用されおり、私たちの生活を事故や災害から守る役割を担っています。</p><p>地方の小さな会社ではありますが、弊社が開発した製品は、北海道から沖縄まで日本各地で使用されています。工事現場の人手不足を解消する手段として、今注目されている分野です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/04/08/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/mGy-Wvom6SEUt5T9229Q3.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>コンクリート製品が地域社会の役に立っていることを実感し、誇りを持って取り組める仕事です。お客さんや地域の方から「ありがとう」と言ってもらえる時が一番うれしいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/04/08/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/FZv0QIkY1NnSMvqIwfqcN.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>新たな製品を開発したり、新素材にトライするにあたって失敗したり、難しい課題をなかなかクリアできない時があります。そんな時はチームでアイディアを出し合い、乗り越えています。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>自社オリジナル製品の開発をさらに進め、ナンバーワンはとれなくとも、オンリーワン企業を目指します。また、SDGsやカーボンニュートラルなど、環境面に配慮した企業を目指しています。</p><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>美濃加茂市は、岐阜県南部、濃尾（のうび）平野の最北端に位置します。木曽川と飛騨川が交わり、江戸時代には中山道太田宿として栄えました。</p><p>現在も飛騨・下呂方面の玄関口として多くの人が行き交う交通の要衝であり、高速自動車道や国道が整備され、周辺へスムーズにアクセスできます。市北部は、ほぼ森林に囲まれ、南部は木曽川の雄大な流れに面し、里山や田園風景といった日本の原風景を残した自然豊かな地方都市です。</p><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>移住は人生最大の選択です。「住めば都」とは言うものの、あとで「移住して良かった」と思えるよう応援します。弊社は地場産業ではないため、地方の特色を生かした仕事ではありませんが、地方の生活に貢献する仕事です。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第37回目にご協力いただいた方は、岐阜県美濃加茂市（本社　多治見市）製造業の株式会社丸治コンクリート工業所です。

多治見市

岐阜県

#37 事故や災害から守る縁の下の力持ち！コンクリート製品メーカーの取り組み

<h2>生産者プロフィール</h2><p><strong>青木友誉さん</strong><br>出身地：愛知県江南市<br>現住所：岐阜県可児郡御嵩町<br>職業：農業・空撮業<br>趣味・特技：映像編集・ドローン操縦<br>生産物：お米・大豆</p><h2>生産者への道を志した経緯やきっかけについて教えて下さい。</h2><p>独身時代は江南市で戦闘機の油圧組立てやオーバーホールを仕事とする会社員でした。その後ボーイング777の扉組立てに携わっていました。</p><p>妻の実家が御嵩町で農業を営んでおり、私が20代の頃から農繁期には田植えや稲刈りの手伝いをしていました。その頃、若い人は農業をしないし農業する人は高齢化しており、耕作放棄地が増えていくのが現状でした。</p><p>私が田植機やコンバインで田んぼに出かけると、地域の方々が、あたたかく声をかけて下さり、田植えや稲刈りで頼られる存在になってきました。農業をする事で農地が綺麗になり、地域の方々とコミニュケーションができて、農業で皆が笑顔になる、田舎でしか味わえない生活空間、そんな経験を経て、生産者への道を志しました。</p><h2>生産物（返礼品）の魅力について教えて下さい。</h2><p>主にもち米、お米、大豆を生産しております。恥ずかしながら20歳頃になるまでお米や大豆がどのように栽培され収穫されるのか知りませんでした。</p><p>どの作物もそうだと思いますが、育てるのはとても奥が深いと感じます。近所のおじいちゃんが昔「作物は人の足音を聞いて育つ！」と話してくれました。放ったらかしにしておいては育たない、毎日見に行き手をかけて育てると美味しく収穫出来ると言う意味でした。</p><p>自分で自信を持って育てた作物を食べてもらったとき「この前のお米、大豆が美味しかったよ！」と声をかけてもらった時ほど嬉しいと思ったことはありません。自分が作った食べ物が、知らない土地のどこかの食卓で美味しい笑顔になっているのではと考えると、やる気も湧いてきます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/09/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/_YbLagw57dFrosViJeVqs.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/09/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/vUEtHn9wlcqWa-JAE1X1P.webp"></figure><h2>御嵩町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>御嵩町は中山道もあり自然豊かな歴史ある街です。これと言って大きな観光地はありませんが、人のあたたかさ、チームワーク、何より住んでいて地域の人とすぐに仲良くなれる、そんな街だと思います。</p><p>住んでいる人それぞれが自分の街を愛し、少しでも町民が楽しめる様なイベントを考えてそれを催す、そういう感じがします。私も御嵩に住み26年程になりますが、他県から来た疎外感は一切ありません、ずっと子どもの頃から住んでいると思ってしまう、そんな街だと思います。</p><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>天候や自然動物が相手なので、難しさを感じる時もあります。色々な事を思考錯誤して、いかに美味しく多く収穫出来るかが毎年の課題になります。</p><p>ここ数年前からは、田んぼにドローンでレンゲの種を撒き化学肥料をほとんど使わない農業をしています。また、田んぼ一面にレンゲが咲いた時、町内の幼稚園、保育園の園児に遊びに来てもらい、花や田んぼに住む生き物と触れ合って楽しんでもらっています。</p><p>田植えや稲刈りシーズンにも田んぼで農業体験をしてもらっています。何よりその時の子どもたちの笑顔が仕事のやりがいに繋がっていきます。</p><p>1番大切なのは自分たちが楽しく仕事をする、それが大切だと私は思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/09/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/DixJzyLAtZCQ46lxIIZiY.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。</h2><p>先ほども書きましたが、天候や自然動物の被害が大変なことになってきます。収穫間近の作物が荒らされたり、台風や大雨で倒されたりすることです。</p><p>電気柵を張ったり、暗視カメラをセットしたり、またはドローンを飛ばして被害状況の確認をしたりと対策を練っています。毎日動物の行動を暗視カメラで見ていると、その習性がわかり被害を回避する事も出来たりします。</p><p>もう一つ大変なことと言えば農機具です。常日頃から手入れをしていないと必要な時に壊れていたり、動かなかったりします。</p><p>どんな仕事でも同じ事が言えると思いますが、農業機械は高額で古くなったからとすぐに買い替える事はできません。日常から点検、手入れを行い大切に使用することが大切だと痛感しております。それが良い仕事をするポイントだと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/09/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Qa1Z2T4oWziCb2r_PVELA.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>現在、農研機構のスマート農業実証プロジェクトに採択され、中山間地という農業条件が不利な地域でもスマート農機を使用した生産活動が持続可能であるかの実証実験に取り組んでいます。</p><p>岐阜県内で農業にドローンを1番に取り入れ、田んぼに花の種をまいたり、防除などに使用しています。昔も現在もそうですが、農業に関心を持ってくれる若い人は多くありません。</p><p>もしかして農業のイメージが、汚いキツイが多いかもしれません。今後は少しでもそう言ったイメージを減らすために、先進技術をどんどん取り入れ、農業のイメージをカッコよくアピールしていけたらと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/09/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/k8-5f6e5m67F-1Y-uU-1A.webp"></figure><h2>移住して一次産業を目指す方へメッセージをお願いします。</h2><p>既に農業に興味があり取り組みをされている方なら、移住後のおおよそのイメージはつくかと思います。一次産業を行うには、規模にもよりますが、それなりの道具や機械が必要になります。</p><p>私が御嵩に来て農業に携わって1番厄介に思った事は雑草です。都会ではアスファルトやコンクリートで雑草が生えにくい状態であったり、生えても誰かが取り除いてくれたりしますが、田舎では違います。時には自分の土地ではない箇所の草刈りをしないと自分の作物に影響があったりします。</p><p>大変なことも多いですが、思うように収穫ができた時の達成感や嬉しさ、同じ一次産業をしている仲間との交流、そうしたものが励みになります。</p><p>農業は1人では行えません。人と触れ合ってこそできるものだと思っています。どの地域にもその土地によって作業に適した時期や耕作方法があります。</p><p>先住者からのアドバイスは何よりの財産です。どうぞ1人でも多くの人とふれあいご自身の夢を叶えてください、御嵩から応援しています。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

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第10回目にご協力いただいた方は、岐阜県御嵩町・米農家の青木友誉さんです。

御嵩町

#10 岐阜県御嵩町でお米や大豆を生産。農業は人と触れ合ってこそできるもの

<h2>生産者プロフィール</h2><p><strong>前成照さん&nbsp;</strong><br>出身地：広島県三次市<br>現住所：高知県四万十町<br>職業：菓子製造<br>趣味・特技：音楽・大相撲観戦<br>生産物：1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレン</p><p><strong>小清水緑さん</strong>&nbsp;<br>出身地：神奈川県横須賀市<br>現住所：高知県四万十町</p><h2>生産者への道を志した経緯やきっかけについて教えて下さい。</h2><p>東京に暮らしていた2011年に起こった東日本大震災で、もっと地に足がついた暮らしがしたいと思いました。<br>地震によって電気や電車が止まり、移動手段がなく人が溢れ出しました。水道や食べ物も安全ではないかもしれないという不安がありました。</p><p>「東京の暮らしは町のシステムが動いているからこそ成り立っているのだ」ということを痛感しました。火を起こしてもいい、水を汲むことができる、人が溢れ出すような人口密度でないところ、身近に食べ物が育つ場所へ行きたいと思いました。</p><p>そして、誰かに雇われるのではなく、自分たちの力で暮らしができる場所に行って仕事を作り出したいと考え、高知県四万十町へ移住しました。移住後は、四万十町で豊かに育つ果物や野菜に出会い、それらを使ってごはんやお菓子を作りたいと思い事業を始めました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/H0_wRJ2RmO5E3G0WEevC6.webp"></figure><h2>生産物の魅力について教えて下さい。</h2><ul><li><strong>1年かけた四万十の旬でつくるシュトーレン</strong><br>四万十の季節ごとに採れる素材を、その都度仕入れて仕込みをして保存させています。四万十に育つ豊かな素材、生産者さん、それを作っていくスタッフなど、さまざまな人たちが関わっていることを表現できます。</li><li><strong>しまんと果実タルト</strong><br>さまざまな素材を使ってカラフルなタルトにしています。サイズは直径5.5センチという一人分サイズです。<br>これで四万十のカラフルな素材が一度に楽しめます。</li></ul><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/p-dsn5XrhzqKNqT4Pe7kd.webp"></figure><p>&nbsp;</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/iyZF_IWkHDIXlMAoVxXr6.webp"></figure><h2>四万十町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><ul><li>初夏から夏までの最高に気持ちがいい景色</li><li>空が広がり、きれいな緑の田んぼと畑。近くの川の水は透明で魚も泳いでいる環境である</li><li>とても綺麗な夜の星空</li><li>川遊び、海遊びができること</li><li>自然いっぱいの魅力的な風景</li><li>お米をはじめ、お肉、魚、野菜どれもが四万十町で育ったものだけで生活ができる</li><li>人が優しく、みんな見守ってくれている感じがする人柄の良さ</li><li>四万十川にかかる欄干のない沈下橋</li></ul><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><ul><li>喜んでくださるお客様がいること</li><li>移住した私たちを応援してくださる方がいてくれること</li><li>子どもの成長</li><li>魅力ある農家さんたちとお仕事を通して関われること</li><li>自分の思いも商品に乗せられること</li><li>たくさんの人に出会うことができること</li><li>やりたいことができること</li></ul><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。</h2><p>楽しいからということもありますが、自営業なのでずっと仕事をしている感じがします。また、すべてイチから初めてやっているので、それはどれも大変です。</p><p>住んでいる地域がかなり田舎なので、すぐに街に出て買い物ができません。買い忘れたものがある時などは大変です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/17/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/s-TDrQYfNmolSBR3qgv0i.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>生きづらさを抱えている人が、生きやすい社会になるようにと思って事業をしています。大きな資本の大きな力ではないけれど、少しずつでも自分たちができるところで経済を回し、少しずつ発信もしていきたいと思います。</p><p>自分たちの事業を通して、出会えた方々が豊かになるように（金銭的な面だけじゃなく）日々やっています。<br>移住して一次産業を目指す方へメッセージをお願いします。</p><p>大切なのは移住してからだと思います。移住するよりもっと頭を使い、体を使います。</p><p>地域の方がずっと大切に守ってきた土地を大事にしながら、自分たちのできることを謙虚にやっていくことが大事かなと思っています。継続して誠実にやっていくことが大事ですね。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第3回目にご協力いただいた方は、高知県四万十町・菓子製造業の前成照さんと小清水緑さんです。

四万十町

高知県

前成照さん・ 小清水緑

#3 高知県四万十町で豊かに育つ果物や野菜でシュトーレンを作っています

<h2>プロフィール</h2><p><strong>多田 朋孔さん</strong><br><span style="color:rgb(20,22,26);">利用した支援制度：地域おこし協力隊</span><br><span style="color:rgb(20,22,26);">出身地：大阪府大阪市</span><br><span style="color:rgb(20,22,26);">現住所：新潟県十日町市</span><br><span style="color:rgb(20,22,26);">職業：農業</span><br><span style="color:rgb(20,22,26);">趣味・特技：トランペット・ギター</span><br><span style="color:rgb(20,22,26);">生産物：米</span></p><h2>生産者への道を志した経緯やきっかけについて教えて下さい。</h2><p>2008年の秋に起きたリーマンショックを見て、この先お金を稼ぐだけだと不安定だと思うようになりました。将来的に自分で食べるものくらい、自分で作れるようにならなければマズイのではないかと思ったのがきっかけです。</p><p>そんなことをおぼろげに考えていたところ、2009年の5月に現在住んでいる池谷集落で田植え体験があったので参加しました。池谷集落では集落の存続のために後継者を受け入れようとしていて、地域おこし協力隊を募集していました。</p><p>それを見て「これだ！」と思い、地域おこし協力隊に応募しました。その後、仕事の引き継ぎなどをしてから2010年2月に池谷集落に移り住みました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/GXgI6sqqOuukQr3AR-0oa.webp"></figure><h2>生産物の魅力について教えて下さい。</h2><p>池谷・入山集落は、全国的に有名な「魚沼産コシヒカリ」の産地です。<br>直販でご購入いただいているお客様からは、とても好評を頂いております。その理由として大きくは以下の3点があります。</p><ol><li><strong>豊かな自然に育まれる</strong><br>冬になると、3メートル以上雪がつもる池谷・入山集落。春になると解けた水が大地にゆっくり浸透し、ミネラルをたっぷり含んで田んぼに注がれます。<br>田んぼにはカエルやどじょう、水生昆虫など生き物が沢山棲んでいます。中には絶滅危惧種の生き物もいて、それだけ水のきれいな環境です。初夏にはホタルも飛び交い、そして山地だからこそ、昼夜の寒暖差によりお米の甘味がぎゅっと増します。</li><li><strong>安心・安全を食卓へ</strong><br>私達はできるだけ安心安全な米作りにこだわっています。<br>全く農薬も化学肥料も使用しないで天日干しした「はざかけ米」と、減農薬で新潟県の認証を得た「特別栽培米」を作っています。<br>特別栽培米では、農薬は2回だけ使用しています。<br>1回目は田植え直前に病害虫の予防のため苗箱に施用する薬で、2回目は田んぼの中の雑草を抑えるための除草剤を使用しています。<br>通常だと穂が出る時期にカメムシ予防としてヘリやドローンによる防除を行うケースが多いのですが、私達は一切防除は行っていません。<br>田んぼの畦や農道は草が伸びるとカメムシが発生して稲に被害を与えたり、軽トラや農機具を運転する際に草が邪魔になり、道路と斜面の境目がわかりにくくなって危険になったりするため、除草剤を使って処理している農家も多いですが、私達は農道や畦には除草剤を使用せず、全て草刈りをしています。</li><li><strong>精米後直ぐに発送</strong><br>お米は生き物なので精米後徐々に劣化していきます。私達は玄米のまま保冷庫で低温保存し、独自の精米プラントで精米後すぐに発送しています。</li></ol><h2>十日町市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>完全な山の中に住んでいるので、自宅の周りは大自然に囲まれています。四季折々の景色や生き物の声などが癒しを与えてくれます。</p><p>やろうと思えば庭先でBBQやテントを張ってキャンプもすぐにできます。このような自然の中に暮らしながら、インターネットはしっかりとつながっていますので、買い物にも困りません。注文して早ければ翌日には届きますので、都会に住むのとほぼ変わりません。</p><p>街中のスーパーやホームセンター、十日町駅には車で20分程度で到着しますし、新幹線の駅である浦佐駅にも車で30分程度で行けますので、交通アクセスとしても比較的便利だと思います。<br>つまり、自然の山奥に住みながら、現代的な生活も送れるといういいとこ取りができるのが良い点だと思います。</p><p>また、十日町市ではよそ者の受け入れに慣れている人が多くなってきているので、地域に馴染みやすく、周りの人たちとも日々楽しくお付き合いさせてもらっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/3LOcTuKtP6DoWoM5utlX1.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>自分で食べるものを作れるというのがとてもやり甲斐を感じる点です。<br>また、自分が生産したお米や野菜を人に食べてもらった時に「美味しい」と言ってもらえる事も嬉しいですしやり甲斐を感じる点です。</p><p>稲作農業は1年に1回で、天候は毎年違います。正直とても難しく、部分的に失敗することも多いですが、毎年毎年改善を繰り返して徐々に良くしていくという事ができるのも自分の成長を感じられます。</p><p>成長という点では、作物も日々成長していきますので、その様子を見るのも喜びを感じられる点です。<br>そして、生産したお米をふるさと納税やインターネット通販で直販をしているのですが、そのPRのために日々の生産現場での様子をYouTubeで発信をしたところ、それなりの反響もあり、YouTubeで私のことを知ってくれてお米を買ってくださるという方が出てきた事もやり甲斐になっています。</p><p>ちなみに私のYoutubeチャンネルのリンクはこちらです。<br><a href="https://www.youtube.com/user/chiikiokoshi" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.youtube.com/user/chiikiokoshi</a></p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/xSAi0Jf2y2D5yp-UBCDzx.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。</h2><p>上記にも書きましたが、米作りは1年に1回しかチャレンジできないのに、毎年天候が違うため、なかなか思ったようにいかない事も少なくありません。ひどい年には収穫量が少なすぎて大赤字になってしまった事もあります。</p><p>また、最近は雪が少ないからか、地域でイノシシの被害も出るようになり、その対策も必要になってきました。地域の高齢農家が亡くなっていき、田んぼを引き継いでいるうちにかなり面積が増えてしまったので、田んぼの管理がとても大変になってきたという問題もあります。</p><p>特に大変なのが、草刈りです。私が耕作しているエリアは中山間地の棚田で、農業の生産性を考えるととても効率が悪い上に、斜面が多く草刈りをする面積も多いです。</p><p>あまりにも大変なので、今年からは棚田オーナーの方々にも「ガチ勢による草刈り」という形できちんと日当を支払って草刈りを一緒に手伝ってもらうようにするなど、工夫していこうと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/6F9WLDp35gAuHQccoTnrY.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>今は食べる物は作れていますが、農業機械などはガソリンや軽油や電気といったエネルギーがないと使えません。なので、将来的にはエネルギーも地域で賄えるような仕組みづくりをしたいと思っています。</p><p>ひとつ具体的な事としては、私の住む地域には昔「水力発電所」があったので、これを復活させて自分たちの地域の電力を自分たちで賄えるようにしたいと結構本気で考えています。</p><p>地域の人たちにも少しずつ水力発電の話をしたら良い反応が返ってきています。もちろん河川の水の使用や地主の許可など数多くのハードルがあるので、すぐにというわけにはいきませんが、長期的には実現できるように目指したいと思います。</p><p>現段階ではとても採算が合わないと思いますが、ガソリンや軽油に代わる燃料として、耕作放棄地でバイオエタノールを作りたいと思っています。将来の世界の人口爆発に対して日本の人口が減っていたり、円安でどんどん日本が安い国になればどこかで採算が合う時代が来るかもしれません。その時期が来たら、実現に向けて具体的に動き出したいと思います。</p><h2>移住して一次産業を目指す方へメッセージをお願いします。</h2><p>農業はとても難しい業種だと思います。経済的に不自由しなくなるまでには何年もかかります。<br>なので、安易な気持ちやお金目当てだけだと長続きしないと思います。</p><p>ですが、長く続けて経験を積むと経済的にも安定してきますし、農業を長く頑張っていると、地域の人たちからの信頼が相当高くなります。そうなると、暮らしてても居心地が良いですし、何よりも自分が食べるものを自分で作る事ができるというのは、今の時代ものすごい安心感につながると思います。</p><p>ですので、しっかりと腰を据えて挑戦する事ができればうまくいくと思います。<br>まさに「継続は力なり」という言葉が本当に実感できますので、長い目で頑張って下さい。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/09/02/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/IKfEx23nYdhSH5KmxJrmf.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/J2hn5DUxwEr_lrGMSAwuk.webp"></figure>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第1回目にご協力いただいた生産者の方は、新潟県十日町市・米農家の多田朋孔さんです。

#田園風景

#田園風景のお仕事一覧：10件