黒潮町の景色や雰囲気に心奪われて、移住を決意

体験談

兵庫県出身の野口絢華さんは、ある日、ふと目にした旅行雑誌の「黒潮町のTシャツアート展」の写真記事が目に止まり、黒潮町を訪れました。「黒潮町の景色や雰囲気に心奪われて…」と語る野口さんは、その後Tシャツアート展のボランティアを経験し、ボランティア仲間と黒潮町で集まったりと、ちょくちょく訪れるうちに、黒潮町に移住を決意したのだとか。そんな野口さんに、黒潮町での暮らしについてお話を伺いました。

移住して良かったことはなんですか?

野口兵庫にいるときは会社員をしていて、ただただ同じような毎日を過ごしてました。でもここへ来て、自分の世界が変わった!視野が広がったというか。たくさんの自然と親切な人々に囲まれて、毎日が充実してます。

先日、船釣りに連れてってもらって、船から見た壮大な夕日に、ここへ来てよかったーと心から思いました。それから、今の仕事に就いたことで、今まで知らなかったことを知ることができたり。

例えばスーパーに並んでる魚がどういう風にここへやってきたかとか。それまでは何も考えずただ買って食べるだけだったのに(笑)仕事柄、町内の方々と接したり町内の行事等に関わっているので、日々黒潮町の良さを実感してます!

高知県で愛される「田舎寿司」

田舎暮らしで不安や不便なことはないですか?

野口一人暮らしが初めてでしたが、特に不便だと思うことはないです。町の中心部に自宅があるので買い物なども近くで済ませられるし。

ただ、最初は方言に少し戸惑いました。「~ばぁ」(~くらい)とか。でも職場に地元の方が多くて、今ではほぼほぼ解釈できるようになりました。

地域への溶け込み方はどうされましたか?

野口近所の方に会ったら積極的に挨拶するようにしてます。先日は近所の方に挨拶すると、傍にある畑の玉ねぎをバッと抜いて「食べや」とくれました。今度地区の草刈りに参加する予定です。地域の集まりや草刈りなどがあるときは積極的に参加して、馴染めるように努力したいです!

船上からの黒潮町の壮大な美しい夕焼けと波しぶき

今後移住をされる方へ一言

野口身構えなくていい。自然体でいれば、受け入れてくれます。

一日の流れ
7:30  起床、朝食
8:30  出勤
午前 撮影
午後 編集
17:30 退社
18:00 砂浜で黄昏る
24:00 就寝

一ヶ月の生活費
家賃        20,000
光熱水費      10,000
食費(交際費を含む)30,000
通信費       15,000
自動車・交通費   10,000

出典: 野口 絢華 さん (お勤め)

高知県

黒潮町

kuroshio

黒潮町(くろしおちょう)は、四国/高知県の西南地域にあり、幡多郡(はたぐん)の中では東部に位置します。気候は、南国特有の温暖で年間平均気温17度、降雨量2800mm前後と、雨が多くなっています。こうした気候を活かして、早くから施設園芸や花卉、水稲を中心に栽培が行われ、シメジやシイタケなどの栽培なども行われています。また「土佐カツオ一本釣り漁業」が盛んであり、近年は完全天日塩も代表的な特産物となっています。美しい砂浜や磯が続く海岸線と緑豊かな山々の広がる黒潮町では、自然資源を活かした「ホエールウォッチング」、「天日塩づくり」、「カツオのタタキづくり」などの体験型観光と、土佐西南大規模公園を活用したスポーツツーリズムの推進により、県内外から多数の方が訪れています。自然あふれる黒潮町には、「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。」をコンセプトに、4kmの砂浜を「美術館」に見立て、「美しい松原」や沖に見える「くじら」、流れ着く「漂流物」など全てを作品とした「砂浜美術館」があります。春には「Tシャツアート展」や「シーサイドはだしマラソン」、冬には「漂流物展」などほぼ一年中何かを見たり、遊んだり、楽しむことができます。

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