移住者プロフィール
西川 太悟さん
高知県黒潮町の地域おこし協力隊、趣味・特技:キャンプ・DIY・カメラ・家庭菜園
目次
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地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
もともと、フリーランスで映像の仕事をしながら日本や海外を5年ほど旅していたのですが、コロナの影響もあって旅しづらい状況になってきたので、どこかに移住をしたいなと考えるようになりました。
その時に、たまたま高知の黒潮町が、町のYouTubeの発信業務をする地域おこし協力隊を募集していたのを移住情報サイトで見つけて、応募をしたら合格したので移住を決意しました。
高知県黒潮町を選んだ理由について教えて下さい。
たまたま黒潮町で情報発信の仕事を募集していたこと、YouTubeの発信や、映像づくりの仕事なら自分にも出来るかなと思いました。
また、妻が海が好きなこともあり黒潮町は海が近くにある町というのも黒潮町を選んだ理由のひとつです。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
業務内容は主にYouTubeによる情報発信の仕事をしています。 企画、撮影、編集、そして映像のチェックやチャンネルの分析などをしています。
ほかにも、他部署より依頼を受けた写真や動画撮影の依頼や、動画編集の仕事もしています。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
自分が作った映像で誰かに喜んでもらえたときにやりがいを感じます。 先日作った伊与喜小学校のドキュメンタリー映像は2万4千回以上再生をされて、心の中でガッツポーズをしました。
またこういった撮影の企画やアポイント取り、打ち合わせなどをやっていくうちに地域の人に自分のことを知ってもらえて、関係性が広がっていくのもこの仕事の楽しいところです。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
先日、仲良くなった地域の人から「畑やる?無農薬の畑やけどタダで使ってもいいよ」と聞かれて、即答でやります!って言ったら、本当に畑を貸していただけることになりました。 小学校体育館1つ分くらいの約1反の面積の畑で、長年様々な農作物を育てていた畑なので、とにかく土の質が良く、なんでもぐんぐんと育ちます。
妻と2人だとあまりに広すぎるので、友人とのシェア畑にしています。
また、同じタイミングで築130年の古民家も安く借りれることになり、こちらも卒業後を見据えて住みながら、一部をコミュニティスペースとして開放してDIYやイベントなどの楽しいことをやっていけたらなと考えています。
まさか、移住して1年ちょっとで古民家や畑まで借りられる事になるなんて思いもよらずで、本当にご縁とタイミングに恵まれているなと感じています。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
卒業後は、地域に根差したコミュニティを作りたいです。
具体的には、古民家をリノベーションして「まちライブラリー」や、不用品が循環する「くるくるショップ」、ゆくゆくはお試し移住体験や無農薬の畑を使った農業体験ができるようになったら良いなと日々空想を膨らませています。
また、自分が好きな動画制作も引き続き続けていきたいと思います。
黒潮町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
移住した瞬間から、ご近所づきあいが始まりました。 ご挨拶に行ったらすぐにこれどうぞ!と野菜をくれたり、野菜の育て方や調理方法などを教えてもらいました。
最近、自分の自宅の敷地内にドネーション制の無人販売所を作ったのですが、それもご近所さんから好評で、プランターで育てたハーブや野菜の苗とかが人気で、そこから会話が生まれたりしています。 おすそ分けもたくさんもらうのですが、お礼を言うだけではなくて、最近では自分たちが育てた野菜や、もらったもので作ったスイーツなどもお返しして、物々交換を楽しんでいます。
困ったことや分からないことは聞くとすぐに答えてくれるので、とっても助かっています。もし食いっぱぐれそうになったら、助けてくれそうな親戚のような親のような関係の人たちがいっぱい出来て心強いです。
黒潮町の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
たくさんありすぎて、何を紹介したら良いのか分かりませんが、おすすめを動画でまとめて分かりやすく発信しているので、詳しくは黒潮町の公式YouTubeをご覧ください。
野菜はとにかく新鮮で安くて、美味しいです。海も近いのでカツオやあんこうなどのおすそ分けの魚介類もいっぱいもらえます。 らっきょう、ニラ、レモン、みょうが、きゅうり、いちごなどをやっている農家さんから、時々箱単位でおすそ分けを頂くこともあります。
自然やグルメ、観光スポットなどのおすすめもありますが、とにかく住んでみないと分からない、人と人との繋がりや関係性が黒潮町の一番の魅力に感じています。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
移住というと、ハードルが高く感じるかと思います。 自分自身もそうでしたが、別に一生ここに住むといった覚悟は今の時代はいらないかなと思います。
まずはお試し移住くらいの感覚で数日から、お時間の許す限り気軽な気持ちで遊びに来て黒潮町の魅力を肌で感じてもらえたらと思います。 田舎生活では地域の出役や行事等、地区毎に様々な行事がありますが、参加していく事で地域に溶け込み、横の繋がりもできるので、是非積極的に参加してみてほしいと思います。
黒潮町は海も近く、水平線からの日の出を見ることができます。砂浜美術館を中心とした海でのイベントなども多いのでサーフィンが好きな人や、海遊び、釣りなどもし放題です。
ちょっと車を走らせたら、きれいな川や自然音しか聞こえない森などもあって、都会には無いものがいっぱいあります。何か不安なことや質問などがあったら気軽にご相談ください。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓