移住者プロフィール
小林 志保さん
前住所:大阪、現住所:熊本県五木村
目次
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五木村に移住したきっかけを教えてください
小林志保さん(以下、小林):私の離婚をきっかけに、母の提案で都会を離れて田舎に移住しようという話しになりました。当時、世の中は新型コロナウイルスのことでざわついていましたが、五木村だけは「感染対策をしっかりした上でなら」と受け入れてくれました。
雄大な自然や人の良さ、役場の方の対応の丁寧さなどに惹かれて、話がどんどん進み、気が付いたら引きこまれるように五木村に来ていました。
移住の流れや、五木村の第一印象を教えてください
小林:母、兄、弟、私と娘の5人で移住して来ました。移住前の下見は母と弟だけで来て、当日は役場の担当者の方に村の中を案内して頂きました。
空き家を4件見せて頂いた中で、そのうちの一軒を気に入って母が即決。私は引っ越しの日に初めて五木村に来ましたが、はじめは見たことのない虫が多くてびっくりしました。
都会と比べてお店が周りに無かったことや、小さな子どももいるので病院が診療所しかないことを不安に感じたのは正直なところです。でも、不便だなって思うことも、家族や友人と助け合ったりして、慣れるもんだなぁって思っています。
小林さんにとって、五木村のマイナスポイントは何ですか?
小林:道路が私の知っている道路と違う、ってところですかね。デコボコしていて、苔が生えていたり。でも、マイナスのことを考えてるときに一番最初に出てきたのが、「都会には戻りたくない」という気持ちでした。
ひたすら何かが溜まっていくような、都会の特徴的な雰囲気が正直苦手なんです。五木村にはそういうものが無く、村の人たちは本当に優しい。
実は移住して3日目に豪雨災害が起こって、何も分からなくてすごく焦ったんです。でも、近所の方が食料を持ってきてくれたり、お隣さんが高菜ときゅうりを持ってきてくれたり、その時点でびっくりして。
娘を連れて温泉に行ったら、おばあちゃんが「お子さんと二人だったら大変でしょう?良かったら髪乾かすよ」と言って娘の髪を乾かしてくれたり。みんなで子どもを育ててくれてるんやなって思い、感動しました。
お仕事は何をされていますか?
小林:白岩戸という地区にある”CAFEみなもと”で、とても楽しくお仕事させて頂いています。何より子どものことを理解してくれていることが有難いですね。シングルマザーは働きにくさが正直あると思うのですが、職場の方が配慮してくれて、とても働きやすい環境です。
五木村への移住を検討している人に伝えたいことはありますか?
小林:「ぜひ一度来てみて!」という気持ちです。田舎の人間関係が不安な人も居ると思いますが、直接来てもらうことで、このあたたかい雰囲気が伝わると思います。
これから五木村でやってみたいことは?
小林:五木村の昔からある伝統や、他ではやっていないようなことをやってみたいですね。椎茸栽培とか、蜂蜜づくりにも挑戦したいと思っています。五木村を体感していきたいです!