移住者プロフィール
内藤 あず美さん
出身地:鹿児島県⿅屋(かのや)市上祓川町(山口愛未さん)、⼭⼝県岩国市(内藤あず美さん)、前住所:福岡県、山口県、現住所:鹿児島県南大隅町、職業:畜産業(牛)
目次
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ご出身はどちらですか?
⼭⼝愛未(あみ)さん(以下、山口):鹿児島県鹿屋(かのや)市上祓川(かみはらいがわ)町です。
内藤あず美さん(以下、内藤):山口県岩国市です。
南大隅町に移住し、就農した経緯を教えてください
山口:それぞれ地元の⾼校を卒業後、福岡県内の専⾨学校で知り合いました。以来ずっと、同じ夢を抱いてルームシェアを続けています。専⾨学校では動物の飼育を学び、卒業後は⼭⼝県内の牧場や動物園などで働きましたが、次第に、「⾃分たちだけで畜産をやりたい」という思いが募るようになりました。
まずは山口県内での就農を検討し、畜産試験場に勤めましたが、「せっかく就農するならもっと畜産が盛んな場所にしよう」という話になりました。たまたま、私の祖⽗が佐多(さた)で兼業農家をしており、⼩規模ながら⽜も飼っていたことから、南⼤隅町役場に問い合わせをしたことがきっかけです。
これまでの経験から、すぐに研修生として受け入れてもらえたそうですね。南大隅町の支援制度は利用しましたか?
内藤:「繁殖⽜だけで⽣計を⽴てていきたい」という共通の想いを胸に、「⾨原畜産」の研修生として、すぐにスタートすることができました。南大隅町独⾃の「⽀援制度」を利用でき、1年間、生活費をもらいながら研修を受けられたのも良かったですね。
研修しながらその⼟地の特徴も掴めましたし、融資⾯でも条件が易しくしてあったので、「自分たちで始める」後押しになりました。
営農についての情報収集はどのようにされていますか?
山口:実技⾯は慣れていましたが、不慣れな経営面のサポートは、役場の担当者が丁寧に指導してくれました。先輩から学ぶことも多かったです。困ったときは、SNSで相談することもありますよ。
⼭⼝県で学んだ「⾎統」とは全く違うので、勉強し直しています。市場の評価がそれぞれ違って、⾁質重視の地域もある中、この肝属(きもつき)エリアでは、⼤きな⽜が好まれます。⾃分たちの商品価値を⾼めるために、勉強を続けていきます。
本日(取材当日)、お二人にとっての初競り日だったそうですね。ますますお忙しくなりますね
内藤:偶然にも、今日が私たちにとっての初競り⽇となり、⿊⽑和⽜の⺟⽜を20頭ずつ、計40頭購⼊したところでした。休めるのは、雨の日ぐらいです。晴れた日は、田んぼに入って牛にやる草刈りに追われています。
今後の目標を教えてください
山口・内藤:今後は、従業員を雇わずに、⾃分たちで⾷べて⾏けるくらいの規模を考えています。がっつり会社にして、⼤きく稼ごうという考えは持っていないです。とにかく「⽜が元気に育ってくれれば」と願っています。
実績を積んで、5年以内には、それぞれ30頭ずつ飼えるようになりたいですね。
これからI・Jターンを考えている方に向けて、アドバイスをお願いします
山口・内藤:町営住宅は縛りが厳しいので、家の確保に困るかもしれません。「空き家バンク」を利⽤してみるといいと思いますね。
出典: http://furusato-kagoshima.com/minamioosumi/syuunou/01.html