移住者プロフィール
細谷 敏夫さん
出身地:東京都葛飾区柴又、現住所:北海道紋別市と柴又の二拠点生活、紋別市へはシーズン移住を選択しており、1年のおよそ2/3を紋別で暮らす
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ご出身と移住を考えるようになった経緯をお聞かせください
細谷敏夫さん(以下、細谷):出身は、東京・葛飾区柴又です。子どもの頃の柴又は、畑が広がっているようなところでしたよ。高校卒業後に日本航空に入社し、羽田空港の航空機整備士として定年まで42年間勤め上げました。
高校生の頃から乗っているバイクが趣味で、生活と気持ちにゆとりが持てるようになった40歳の頃から、北海道へも足を伸ばすようになり、それ以降は、毎年のように出掛けるようになりました。
毎年行くものだから、最初は軽い気持ちで『旭川にマンションでも借りようかな』なんて言ってたんです。しかし、年を重ねるごとに「自然の中で暮らしたい」という思いが強くなり、50歳を過ぎたあたりから北海道への移住を本格的に意識するようになりました。
北海道の中でも、紋別市を移住先に選んだ理由をお聞かせください
細谷:富良野で年1度行われているライダーの集まりに東京から毎年のように駆けつけていたのですが、そこで紋別に住む同好の仲間と知り合い、意気投合したんです。友人に移住への想いを共有すると、『それなら紋別がいい。俺が家を探してやる』と話が進み、念願だった移住が現実のものとなりました。紋別を気に入った理由は、海と山が近く、夏も冬も遊べるところですね。
紋別での暮らしはいかがですか?
細谷:私の住む藻別地区は、市街地から約10キロほど内陸にある農村地帯で、紋別第二の河川である藻別川が流れ、森や山も間近にあるなど、恵まれた自然環境下にあります。バイクだけでなく、シーカヤックやスノーシューなど、こちらに来てから趣味の幅がさらに広がりました。
藻別では町内会や老人会に入り、地域の盆踊りや神社祭りにも積極的に参加するなど、近所づきあいを大事に考えています。最初、近所の人たちは、寒くなったらどうせいなくなると思っていたようですが、冬も東京へ戻らずにいたら、えらく喜んでくれて。冬こそこちらにいるべきだなと思いましたよ。地域との絆は深まりましたね。
シーズン移住というのは、どのような過ごし方なのですか?
細谷:現在も柴又に家を構え、紋別と東京を行き来しており、1年のおよそ2/3を紋別で暮らしています。単身で過ごす期間が長いですが、妻も2ヶ月ほどは紋別に滞在するほか、2人の子供たちや知り合いなども、旅行などで頻繁に訪れてくれます。
紋別市への移住を検討している方へ、メッセージをお願いします
細谷:移住後、気持ちが全体的に穏やかになり、長生きが出来そうな感じが強くなってきました。東京ではギスギスしがちでしたが、こちらに来てそれがなくなりました。とりあえずは戻れる場所を確保した上で、1年4シーズンを過ごしてはどうでしょうか。
出典: 憧れの地へ季節移住、 趣味を満喫