移住者プロフィール
粟野 正臣さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
千葉県香取市の地域おこし協力隊、趣味・特技:本・ものづくり
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
私は香取市へ来る前は愛媛県で地域おこし協力隊として活動していました。この活動経験を、引き続きどこかで活かしたいと思ったことが理由の一つです。
そして何より、様々な人との繋がりが生まれ、その中で地域活性化へ取り組むという協力隊の仕事自体に魅力を感じ続けていたからです。
千葉県香取市を選んだ理由について教えて下さい。
「歴史や文化」と「自然」を身近に感じながら生活できることが、香取市の最大の魅力だと感じました。この土地での生活を楽しみながら、その魅力を情報発信を通じて多くの人に知ってもらいたいと思っていました。
ちょうどその頃、香取市で「移住・定住分野」の地域おこし協力隊を募集していることを知り、自分の思いを形にできるチャンスだと考え、応募しました。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
私は月の半分ほど、香取市佐原にある「佐原町並み交流館」という観光案内・交流施設で働いています。ここでは、接客や事務、イベントの準備・運営など、幅広い業務を担当しています。また、佐原の伝統工芸品である「張り子(はりこ)」の保存・普及にも関わっています。
交流館の勤務がない日には、香取市への移住者を増やすための「移住ツアー」の企画・運営に携わり、移住イベントに参加して香取市の魅力をPRしています。
さらに、個人的な地域おこし活動として、誰でも気軽に立ち寄り、ゆっくり過ごせる「コミュニティスペース」の開設を目指し、準備を進めています。
地域おこし協力隊のやりがいはなんですか?
自分の裁量でやりたい仕事や目標を設定し、それを実践できる点にやりがいを感じています。もちろん制約はありますが、「個人の意思を尊重してもらえる余地が大きい」というところが魅力です。
また、仕事を通じてさまざまな背景を持つ方々と知り合えることも大きな魅力の一つです。さらに、私にとって「ローカルを盛り上げる」という地域おこし協力隊の枠組みそのものが、とても面白く感じられます。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
それほど想定外だと感じたことはありませんが、こなすべき仕事の種類が豊富で、面白いと感じる反面、思っていた以上に忙しい毎日です。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
具体的な内容までは決まっていませんが、複数の仕事を掛け持ちする「複業」で生計を立てることが理想です。また、出身地である鎌ケ谷市との関わりしろを増やし、二拠点生活を確立したいです。
香取市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。
私が住んでいる香取市佐原は、歴史ある町並みや伝統的な様式のお祭りが今も残る風情豊かな地域です。地元の方々も、この美しい町を誇りに思っている方が多いと感じます。
また、佐原は「小江戸・佐原」とも呼ばれるほど江戸文化が色濃く残る場所です。そのため、江戸っ子気質を持つ方々と出会うこともあります。
最初はその迫力ある雰囲気に少し圧倒されることもありましたが、今ではその裏にある人情味溢れる人柄に深く魅力を感じています。
香取市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
香取市は都市圏からそれほど離れておらず、成田空港にも近いという便利な立地が魅力です。また、近隣自治体の中心街へのアクセスもしやすいため、周辺地域とつながりながら生活することで、不便さをあまり感じることはないと思います。
おすすめのスポットは「香取神宮」です。木々に囲まれた参道を散歩すると、本当に心地よい時間を過ごせます。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
もし今の暮らしに行き詰まりを感じているなら、移住はその打開策の一つになり得ると思います。私自身、移住を経験して「生き方は一つではない」と実感しました。
また、故郷以外に「帰れる場所」を持つことは、自分の拠り所を増やすことにつながります。さらに、もしもの時の避難先としての役割も果たすため、移住を検討する価値は十分にあると感じます。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2