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プロフィール
おいわけ子ども園
所在地:北海道勇払郡安平町
園のURL :https://www.oiwake-kodomoen.com/
事業内容を教えて下さい。
0歳から6歳までの就学前の子ども達の幼児教育、保育をしています。朝7時から夕方18時までの保育園機能と9時から13時30分までの幼稚園機能があります。
他にも19時まで利用できる延長保育、日曜日と祝日が利用できる休日保育、幼稚園のお子さんが13時30分以降も利用できる一時預かり(幼稚園型)、非在園児のお子さんを預けることができる一時預かり(一般形)などの機能もあります。
園舎の2階には児童館・放課後児童クラブがあり同じ法人で運営を行っていて、保育機能を一か所に集約した児童複合施設となっています。
貴子ども園の魅力(特色)について教えて下さい。
子ども達の「やりたい」「たのしい」がたくさんある園をめざして、開園した2017年から毎年保育環境の整備を行っています。園庭や室内には保護者や地域の人と作った手作りの遊具があります。
保育環境研究家や一級建築士の専門の先生と一緒に造っているので、子どもの安全性を考慮しています。また活動についても子ども達の気持ちに寄り添いながら「やってみたい」という気持ちを大切にして保育を組み立てています。
競走馬の育成が盛んな町として、馬に園へ来てもらい、触れ合うことで馬を身近に感じてもらったりしています。
園生活のさまざまな経験を通して、たくましく生きる力の基礎を育てています。
仕事のやり甲斐はなんですか?
子ども達と同じ「たのしい、うれしい」を共感できた時や子ども達の成長を感じた時、保護者の方から感謝の言葉をかけられた時にこの仕事をやっていて良かったと思います。卒園してから数年経って久しぶりに会ったときに、大きく立派になった姿で「先生!」と声をかけてくれた時は嬉しく感じます。
仕事をしていて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。
地域にあった公立の幼稚園、へき地保育所、私立の保育園の3つの園を統合したこともあり、子ども園開園から数年はいろいろと大変なこともたくさんありました。保育内容を変えようとしたり、新しいことを始めようとするときに全体の合意形成をとることがとても大変でした。
良いことを始めよう、良い方向に変えようと思ってもどこに重点を置くか、立場によって考え方が変わり、価値観も人それぞれなので難しいことも多々ありました。
今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。
2023年4月に安平町がオーガニックビレッジ宣言をしましたが、町内にたくさんの有機農家さんがあるので、その有機野菜を使った園給食を実現したいです。
現在はお米と収穫時期に手に入る有機野菜のみですが、今後は年間通して有機野菜を可能な限り取り入れられるように、有機農家さんと導入に向けた連携を行い、仕入れ方法や献立の作成など検討を進めていく予定でいます。
地域の魅力について教えて下さい。
安平町は自然がたくさん残る田舎ですが、北海道の都市部に近い立地で、新千歳空港にも20~30分でアクセスできる位置にあります。冬は当然寒いですが北海道の中では雪はそこまで多くなく、近隣にはウィンタースポーツ(スキー、スケート)を楽しめる施設がたくさんあります。
地域の方も移住してくる方に温かく、すぐに地域に溶け込めるように移住者同士のコミュニティーもあります。子育て世帯や若者の移住も多く、移住者が気軽に参加できるイベントも多くあります。
移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。
行政・民間問わず地域の将来のことを真剣に考えている大人がたくさんいます。町の未来と真剣に向き合っています。
小さい町だからこそ、大きな町ではできないようなことにも取り組んでくれる町だと思います。「子どもにやさしいまちづくり」にも取り組んでいます。
都会志向ではなく都会を離れてのんびりとした田舎で、ゆったりと流れる時間の中で過ごしたいという方は、ぜひ安平町を訪れてみてはいかがでしょうか?