<img class="alignnone wp-image-8440 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/de3e055d-ogajyu_interview04_01.png" alt="「男鹿（おが）加藤診療所」の外観" width="700" height="467" />
<h2>いつから男鹿市民になりましたか？</h2>
越川智康さん（以下、越川）：2019年10月から男鹿市に住みはじめました。
<img class="alignnone wp-image-8445 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/4ac94220-ogajyu_interview04_07.png" alt="「男鹿（おが）加藤診療所」院長の越川智康さんとお子さん" width="700" height="467" />
<h3>ご出身と、男鹿市に移住した経緯を教えてください</h3>
越川：出身は、東京都北区です。現在働いている診療所は、以前、妻の親族が経営しており、その方から「事業継承」のお話をいただきました。引き受けたいと思い、家族で移住してきました。
<img class="alignnone wp-image-8450 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/419aa9d4-ogajyu_interview04_12.png" alt="「男鹿（おが）加藤診療所」院長の越川智康さんとお子さん" width="700" height="467" />
<h2>男鹿での暮らしはいかがですか？</h2>
越川：僕自身、わりとどこにでも適応できるタイプで、スーパーがあれば住むには困らないんです。賑やかなところよりは、男鹿のようなのどかなところが好きです。自然が多いのもいいですね。
今住んでいるところは海まで近く、脇本海岸まで徒歩でいけるのが気に入っています。アウトドア好きな義父を見ていると、夏でも冬でも楽しそうなんです。自分も義父のように、「一年中楽しむ」ことができたらいいですね。
<img class="alignnone wp-image-8439 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/4c78b9c1-ogajyu_interview04_04.png" alt="青空とススキ、向こうには男鹿の海が見える風景" width="700" height="467" /><img class="alignnone wp-image-8443 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/4bf60b9a-ogajyu_interview04_05.png" alt="男鹿の海と青い空の風景" width="700" height="467" />
<h3>お子さんも自然を満喫していますか？</h3>
越川：小学生の長男は、家でもずっと釣道具を眺めているくらいの魚好きで、よく釣りを楽しんでいます。自然が身近なことは、子供にとって良い環境だと実感しています。寒風山（かんぷうざん）もいいですね。
患者さんたちも『海と山があって、男鹿はいいところだ』と口を揃えていいますよ。先日も、子供たちと「親子自然体験 真山（しんざん）の里山探検」、「五里合（いりあい）梨狩り＆ジャム作り」、「滝の頭（たきのかしら）湧水トレッキング」に参加してきました。皆楽しかったと喜んでくれました。
<img class="alignnone wp-image-8444 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/c92c30cf-ogajyu_interview04_06.png" alt="男鹿国定公園 寒風山の風景、空にはパラグライダーが飛んでいる" width="700" height="467" />
<h3>男鹿のお気に入りスポットを教えてください</h3>
越川：「オガーレ」はよく行きますね！オガーレに行った時は、駅前の大型複合遊具にもよく行きます。男鹿水族館「GAO（ガオ）」にもいきますが、長男は水族館の近くで釣りをする方がいいみたいですね。(笑)
<img class="alignnone wp-image-8446 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/682a3da1-ogajyu_interview04_08.png" alt="越川智康さんご家族がよく行く、道の駅おが なまはげの里おがーれ外観" width="400" height="225" /><img class="alignnone wp-image-8447 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/6778ed36-ogajyu_interview04_09.png" alt="近所の公園、大きな滑り台の様子" width="400" height="225" />
<h3>男鹿のお気に入りの食べ物を教えてください</h3>
越川：梨と鯛です。鯛はお刺身が最高ですが、塩焼きやしゃぶしゃぶもおいしいです。
<h2>お仕事について教えてください。事業継承することはすぐに決断されたのですか？</h2>
越川：打診をされた時、引き受けたいと思いましたが、仕事の内容より、収入の面が気になりました。「医師という仕事は変わらない」ですが、ずっと総合病院勤務だったため、“雇用形態が変わる”ことに関しては悩みました。
親子で継承というわけではないので、前経営者との関係性も含め、どのように経営していくかという点でもしっかりと考えました。
<img class="alignnone wp-image-8448 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/fae8f097-ogajyu_interview04_10.png" alt="「男鹿加藤診療所」の受付" width="700" height="467" /><img class="alignnone wp-image-8449 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/23fae502-ogajyu_interview04_11.png" alt="「男鹿加藤診療所」の待合室にある本棚" width="700" height="467" />
<h3>院名は変えてもいいと言われていたそうですが、以前の院名を活かしたのですね？</h3>
越川：そうですね。以前は、「加藤診療所」という名前でしたが、『男鹿』をつけて、「男鹿加藤診療所」としてリスタートしました。
『男鹿』をつけることで、地域で病院を探すときや、ネット検索をしたときに、よりわかりやすくなるのではないかと思い、地域の名前を足しました。
<img class="alignnone wp-image-8451 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/6c84cfb0-ogajyu_interview04_13.png" alt="「男鹿加藤診療所」の診察室の様子" width="700" height="467" />
<h3>どんな診療所でありたいですか？</h3>
越川：日ごろから患者さんには、家族のように接したいと思っています。一番大事なことは、「患者さんの健康管理」です。誰もが病気をせず元気でいてくれたらと思います。そのために、“地域の人が安心して通える場所”を目指しています。
<img class="alignnone wp-image-8454 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/a7e850db-ogajyu_interview04_14.png" alt="「男鹿加藤診療所」内の窓辺に置かれたフェルト製の靴のマスコット" width="700" height="467" />
<h2>今後の展望を教えてください</h2>
越川：診療所を「人が集まる憩いの場」にできたら理想的ですね。自分は喋ることが得意ではないので、得意な方にスペースを提供するなど方法を考えたいです。コロナが落ち着いたら、そのようなことができるといいと思います。
<img class="alignnone wp-image-8455 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/29fc2cdf-ogajyu_interview04_15.png" alt="患者さんの畳のある待合スペース、机には色鉛筆と消毒薬" width="700" height="467" />
<img class="alignnone wp-image-8452 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/ebb471a8-ogajyu_interview04_16.png" alt="「男鹿加藤診療所」内の畳のある待合スペース、小さいお子さん用に塗り絵が置かれている" width="700" height="467" /><img class="alignnone wp-image-8453 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/88ff2d4a-ogajyu_interview04_17.png" alt="「男鹿加藤診療所」の看板" width="700" height="467" />
<h2>男鹿に移住を考える方へメッセージをお願いします</h2>
越川：自然も多く素敵なところなので、是非、男鹿に遊びにきてください。まち自体にもっと人が増えることを願っています。
男鹿加藤診療所ホームページ <a href="https://oga-naika.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://oga-naika.com/</a>
秋田県男鹿市脇本脇本字下谷地39番地1
電話番号：<a href="tel:0185-22-2001">0185-22-2001</a>
<a href="https://maps.google.co.jp/maps?q=%E7%94%B7%E9%B9%BF%E5%8A%A0%E8%97%A4%E8%A8%BA%E7%99%82%E6%89%80&amp;ll=0,0&amp;z=15" target="_blank" rel="noopener noreferrer">大きな地図を見る（GoogleMapページへ）</a>
<img class="alignnone wp-image-8442 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/2f6bd51d-ogajyu_interview04_03.png" alt="日差しが入る明るい「男鹿加藤診療所」の待合スペース" width="700" height="467" />
<img class="alignnone wp-image-8441 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/01/e239b430-ogajyu_interview04_02.png" alt="「男鹿加藤診療所」の日差しが入り明るい待合スペース" width="700" height="467" />
出典: <a href="https://www.city.oga.akita.jp/ijuteiju/interview/voice/ogajyu_interview04.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">地域の人も安心して通える場所を目指して</a>

ワープシティ公式

2019年11月に「男鹿（おが）加藤診療所」を継承した院長の越川 智康（こしかわ・ともやす）さん。東京都北区出身の越川さんに、男鹿市への移住の経緯、男鹿での暮らしについて、お話を伺いました。

男鹿市

秋田県

出身地：東京都北区、現住所：秋田県男鹿市、職業：「男鹿加藤診療所」院長

越川 智康

健康を守る憩いの場所を目指して

<img class="aligncenter wp-image-3486 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/fce271a1-2.jpeg" alt="「ラフティング」のプロチームに所属していた頃の藤川雄大さん、日の丸を背負い仲間と共にボートを漕ぐ様子" width="720" height="480" />
<h2>ご出身と、これまでの活動を教えてください</h2>
藤川 雄大(ふじかわ ゆうた)さん（以下、藤川）：出身は、東京都です。2019年まで、ゴムボートで激流を下る「ラフティング」のプロチームに所属し、神奈川県で生活をしていました。
日本代表として、数々の国内大会、世界選手権にも出場させてもらい、世界2位という成績を残したこともあります。このまま選手として活躍し続ける道もありましたが、気持ちの変化があり、「環境を変えて何かに挑戦したい」と思うに至りました。
その後、チームを退団し、約7年のプロ生活に区切りをつけました。
<h2>唐津との出会いを教えてください</h2>
藤川：自然が大好きなので、“水が美しい場所”を条件に、中部や四国を巡り、その流れで九州に来ました。その中の1つとして、チームメイトがいた唐津に足を踏み入れました。
最初はチームメイトの家にお世話になっていましたが、唐津の“移住者支援”で『お試し移住』があることを知り、制度を活用し、1週間唐津に滞在しました。滞在中、“西の浜”を訪れたのですが、国定公園になるほどの美しさで人が住んでいる場所なのに、海や川にほとんど人がいなかったんです。
その時に、「“海に行くこと”が日常の選択肢の一つに挙がるくらい、“西の浜”を文化にしていきたい」という想いが生まれました。そこで、手軽に海に出る手段として始めたのが『スタンドアップパドルボード＝SUP（サップ）』です。
<img class="aligncenter wp-image-3487 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/3fec8f02-3.jpeg" alt="海で『スタンドアップパドルボード＝SUP（サップ）』をする様子、空には虹がかかっている" width="1860" height="880" />
<h3>SUP（サップ）を通して、海に触れ合う人は増えていますか？</h3>
藤川：増えています。毎日海に出ることを習慣にすべく、ほぼ毎日「朝活SUP」を企画し行っていて、現在の登録者は40名ほどです。その中の15名ほどは、毎朝集まってくれています。
年齢層も10代から70代と幅広く、よく来ている方は、海に出ることへの抵抗を微塵も出さず、ボードとパドルをもって海に入っていきます。
海へのハードルはできるだけ下げるようにしていますが、合わせて、経験値を高め、人間本来の“危機管理能力”もしっかり身につけてほしいと思っています。自然と上手に触れ合うことができるようになれば、自分の世界を広げることにつながるはずです。
海に出て、風を感じたり、明日の天気を想像しながら雲を眺める、そんな日常に心の豊かさを感じています。自然と関わりあう生活はきっと楽しいですよ。
<img class="aligncenter wp-image-3488 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/66fe2976-4.jpeg" alt="美しい夕焼けの中で『スタンドアップパドルボード＝SUP（サップ）』をする様子" width="1859" height="881" /><img class="aligncenter wp-image-3489 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/95fc0726-5.jpeg" alt="『スタンドアップパドルボード＝SUP（サップ）』に参加する方たちと藤川雄大さん" width="1000" height="750" />
<h2>現在の活動について教えてください</h2>
藤川：古民家を借りて、皆が集まれる「好候- YOSORO-」を作りました。海と川遊びの道具の販売や、ラフティングやSUP体験ができます。“好候（ようそろ）”は船の言葉で、船が現在向いている方向のまま直進せよ！という号令を表す言葉です。
「このまま行きましょうか！」といった、“勢いよく進んでいくイメージ”を持って名付けました。朝SUPをメインに、様々なマリンスポーツのインストラクターとしても活動しています。「唐津の海に文化を作ること」に目標を定め、それに向かって進んでいるところです。
<img class="aligncenter wp-image-3490 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/8eee1956-6.jpeg" alt="古民家で「好候- YOSORO-」について語る藤川 雄大さん" width="1000" height="750" /> <img class="aligncenter wp-image-3491 size-large" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/5fdb94fa-7-746x1024.jpeg" alt="紺色に白文字の「好候- YOSORO-」のロゴ" width="746" height="1024" />
【Information】
<a href="https://site-ggg-paddling-club.mystrikingly.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://site-ggg-paddling-club.mystrikingly.com/</a>
出典: <a href="https://karatsugurashi.com/column_sea_culture.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">海と近い町で根ざし始めた文化</a>

唐津の中心街に隣接する“西の浜”にほぼ毎朝6時に人が集まり、海に出る。そんな光景が見られるようになったのは、藤川雄大さんが唐津に移住してからのこと。2019年までプロのラフティング選手として活動し、日本代表選手として、国内外でも活躍してきた藤川さんに、唐津への「移住秘話」をお伺いしました。

唐津市

佐賀県

出身地：東京都、現住所：佐賀県唐津市、「好候-YOSORO-」代表。

藤川 雄大

西の浜を「唐津の文化」にするために

<h2>唐津市に移住した経緯は？</h2>
石塚さん（以下、石塚）：東京でIT関連業で働いていましたが、移住を考え始め、情報収集と観光を兼ねて日本各地を旅行しました。東北全県を車で移動してみたり、静岡と東京の２拠点生活をしてみたり。
それでも自分たちが住む場所としてしっくりくる土地が見つからず、「ここがダメだったら海外に行こう」という気持ちでまだ訪れていなかった九州ヘ足を踏み入れました。
当初は候補として他県が上がっていましたが、「せっかくだから佐賀も観光しよう」ということになり、事前に移住窓口担当者とアポを取っておき、その時は挨拶程度で終わりました。思っていた以上に佐賀の印象が良く、その後「お試し移住体験」に申し込みました。
お試し移住とは、実際に唐津暮らしを短期間体験することができるプログラムです。滞在中に住まいや仕事探し、唐津の人との交流など、移住を検討するにあたって必要な情報を集めることができます。
<h3>「お試し移住体験」ではどのようなことをしましたか？</h3>
石塚：滞在中、地元の方や先輩移住者との交流会、唐津くんち（祭り）に参加しました。また住まい探しでは、空き家バンクや不動産の物件を見学しました。
古民家にも興味がのあったので「NPO法人からつヘリテージ機構」さんが開催している古民家見学ツアーに参加しました。(お試し移住体験事業・・・文末のリンクにて紹介しています)
<img class="aligncenter wp-image-3471 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/4e7ddf3b-2.jpeg" alt="石塚さんご家族が乾物を干しているのを見ている様子" width="1024" height="683" />
移住体験期間中に呼子を訪問
<h2>移住に不安はありましたか？</h2>
石塚：生活の大きな変化が伴う移住を決断するには、不安はつきものです。実際に足を使って、現地に行って五感を使わないと難しいと思います。現地で楽しくやっていくためには“人”が大事です。
町の人が自分とフィーリングが合えば、その町が好きになると考えます。唐津のお試し移住体験中には移住担当者を通して、唐津の町の人とつながることができました。
「唐津くんち」で個人宅にて行われるふるまいへの参加や、他県からの移住者を訪問し、唐津での暮らしについてリアルな声を聞くことができました。その後も数回九州を訪れ、妻と話す中で唐津へ移住する意志が固まっていきました。
物件を１年ほど探し続け、ようやく移住することができました。福岡へのアクセスもよく、好きなアウトドアを思う存分楽しめる唐津を気に入っています。
<img class="aligncenter wp-image-3472 size-large" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/bd69f188-3-1024x683.jpeg" alt="相談窓口担当者のアテンドで先輩移住者を訪問した様子" width="1024" height="683" />
相談窓口担当者のアテンドで先輩移住者を訪問
<img class="aligncenter wp-image-3473 size-large" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/29c2358c-4-1024x768.jpeg" alt="石塚さんがご家族で趣味のキャンプをした際の様子" width="1024" height="768" />
<img class="aligncenter wp-image-3474 size-large" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/3ee495a6-5-1024x768.jpeg" alt="石塚さんご一家が釣った、クーラーボックスに入った大量の魚" width="1024" height="768" />
趣味のキャンプ、釣りを楽しむ（写真提供：石塚さん）
移住相談窓口では「こんな人と話したい」「ここはどんな町か」など移住に関するどんなことも相談に乗ってくれます。さらにこの窓口とつながっておくことで、移住に関する制度や助成金などの情報も得やすくなります。
石塚さんの体験談から、「自分にしっくりくるのかどうか」というのは、Web上の情報だけよりも実際に足を使って五感を使ったほうがより分かるということを学びました。
またそれを自分たちだけでやることは難しく、相談窓口やお試し移住を活用することで、移住後の生活がイメージしやすくなり、生活の中で最も重要となる“人”とつながることができます。
『NPO法人NetworkStationまつろ（現在はNPO法人唐津Switch）』が実施する移住サポートやお試し移住体験についての詳しい情報は以下のURLからご覧になれます。移住の情報収集に煮詰まっている方、まずは相談してみるのはいかがでしょうか。
【Information】
NPO法人NetworkStationまつろ（現在はNPO法人唐津Switch）
移住相談窓口・交流スペース「唐津Switch」
〒847-0013 佐賀県唐津市南城内2-6
<a href="tel:090-2507-0303" target="_blank" rel="noopener noreferrer">TEL 090-2507-0303</a>
WEB <a href="https://karatsu-switch.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://karatsu-switch.com/</a>
出典: <a href="https://karatsugurashi.com/column_ashi_wo.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">しっくりくる場所は、足を動かして見つける</a>

昨年家族で東京から唐津市に移住してた石塚さん。移住までに約10年の間、情報収集をしてきたという石塚さんの体験談から、Webだけでは分からない、自分たちがしっくりくる移住のために必要な情報収集のやり方をお伝えします。石塚さんはこれから移住を考えている人へのアドバイスとして「実際に足を使って地元の人から直接情報を得る事が大事」と話します。

前住所：東京都、現住所：佐賀県唐津市

石塚 

しっくりくる場所は、足を動かして見つける

<h2>奥出雲に戻り、仕事内容はどのように変化しましたか？</h2>
景山裕さん（以下、景山）：奥出雲に戻ると、自分の考えで物事を動かさなくてはいけません。一見、大変にみえますが、周りに助けてくれる仲間がいるおかげで、楽しく仕事をすることができています。今はこうして仲間や地域の人に支えられながら暮らしていますが、昔は人とのつながりが面倒で、県外へ飛び出しました。
一度、奥出雲を出たからこそ分かることがあり、そして自分の意識や考え方が変わったのだと思います。
<img class="alignnone wp-image-5948 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/10837a55-1.jpeg" alt="景山裕さんが手がけるアウトドアブランド「i-R base products」の天然木を使用した温かみのあるアウトドア用ウッド製品" width="533" height="800" />
<h2>アウトドアブランドを立ち上げた目的について教えて下さい</h2>
景山：近年、住宅事情が変わり、海外の安い木材を輸入するため、日本の木材が使われなくなりつつあります。そこで新事業として日本の山を守り、国産の木材を身近に感じてもらうため、アウトドアブランドを立ち上げました。
アウトドアの「i-R base products」（アイアールベース プロダクト）では、焚き火で語らう空間をお手伝いし、「やっぱり木っていいよね」と感じてもらえるような演出を施しています。
私自身も、仕事後にそこら辺の木を集めて燃やし「焚き火」をしています。火を見ていると不思議とホッとするのです。これぞ「奥出雲ならでは」ですよね。ラックや木箱、テーブルやチェアなどは、あたたかい木のぬくもりが感じられる商品となっています。製造の一部は地元の業者に委託し、地域産業にも一役買っています。
<img class="alignnone wp-image-5949 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/93b91445-2.jpeg" alt="自身のブランドのアウトドア用ウッド製品を制作する景山裕さん" width="800" height="533" />
<img class="alignnone wp-image-5950 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/b7fcf89c-3.jpeg" alt="自身のブランドのアウトドアウッド製品を制作する景山裕さん" width="800" height="533" />
出典: <a href="https://deep-town-okuizumo.jp/magazine/hero/29" target="_blank" rel="noopener noreferrer">今なら分かる。 木のこと、山の大切さ、 そして奥出雲で 生まれた意味。</a>

景山裕さんが広島市から奥出雲へ戻ったのは10年前。曾祖父が出雲林業を創業し、昔は山から木を切り出し、住宅の壁や柱や梁になる製材を供給していました。跡を継いでいた父親が、体調不良になったのがＵターンのきっかけだったのだそう。そんな景山 裕さんは、2013年にアウトドアブランド「i-R base products」を立ち上げる。「焚火で語らう空間をお手伝い」をコンセプトに、地元産の天然木を使用した温かみのあるアウトドア用ウッド製品を提供。

奥出雲町

島根県

出身地：広島市、現住所：島根県奥出雲町、職業：「i-R base products」経営者

景山 裕

やさしくてぬくもりのある、日本の木を残すために

<h2>奥出雲町で暮らそうと決めた時の気持ちを聞かせてください</h2>
小倉さくらさん（以下、小倉）：実家に帰るなんて、退路を行くようで絶対に嫌でしたが、子どもの子育て環境を考えると、もう帰るしかない、と思いました。世間の人に何を言われるのだろう・・、と心配していました。
<h3>実際に奥出雲町へ帰って、暮らしてみてどうでしたか</h3>
小倉：自分が想像していたのとは逆で、皆さん本当に優しかったです。多くの方に助けられました。思い出すだけでも、涙が出そうなくらい。今は、助けてもらったぶん、私も地域の方々の役に立てることがしたい、と思っています。
実家に帰ること、甘えているみたいで嫌だな、と思っていましたが、自分でも家族の役に立てることがあることに気づきました。必要な時には甘えさせてもらって、自分が家族のために出来ることはする。いい関係が築けているかな、と思います。
<h3>奥出雲町での子どもたちの様子はどうですか</h3>
小倉：たくさん身体を動かして、毎日が充実しているようです。帰ってきた当初に通っていた布勢幼児園では、園庭がとても広く、さらには“トトロの森”という山があり、「お母さん、布勢幼児園は毎日ヘトヘトになるよ～！」と満足げに話してきたことがあります。そして、現在通っている布勢小学校は、校舎と校庭の間に川が流れており、オオサンショウウオの観察ができます。
また、子ども読書活動優秀実践校として文部科学大臣賞を受賞するなど、本が身近な環境で、私も子どもたちも、とても気に入っています。そして何よりも、自分の通った小学校と同じ場所で、自分の子どもたちも学んでいることが、とても嬉しいです。
<h3>奥出雲町ならではの遊びを教えてください</h3>
小倉：春四季折々の自然を感じながら、楽しんでいます。春は、雪解けを待って焚き火でカレーライスや、サイクリング。夏は、さくらおろち湖でカヤックやSUP、トライアスロン。秋は、吾妻山や船通山へ登山したり、陸上競技。冬は、雪遊び＆クロスカントリースキー。もう、やることいっぱいで忙しいですよ！
<img class="alignnone wp-image-6208 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/62bf1707-1.jpeg" alt="船通山でノルディックウォーキングを楽しむ小倉さくらさん" width="450" height="300" />
船通山でノルディックウォーキング
<img class="alignnone wp-image-6209 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/e1af8a01-2.jpeg" alt="頂上へ到達！奥出雲町のきれいな眺めを独占する小倉さくらさん" width="450" height="300" />
頂上へ到達！奥出雲町のきれいな眺めを独占！
<img class="alignnone wp-image-6210 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/a6aa3adb-3.jpeg" alt="要害山(三沢城跡)からの眺めを満喫し、大きく息を吸い込む小倉さくらさん" width="450" height="253" />
要害山(三沢城跡)からの眺めは最高！
<img class="alignnone wp-image-6211 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/3832bb27-4.jpeg" alt="白い雪と空の青が映える雪山でクロスカントリースキーをする小倉さくらさん" width="450" height="253" />
クロスカントリースキーもできます！
<img class="alignnone wp-image-6214 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/8ecea695-5.jpeg" alt="アウトドアを楽しむ小倉さくらさんの息子さん達、薪で料理中！" width="450" height="253" />
子どもたちもアウトドアを楽しんでいます。
<h2>奥出雲のいいところはどんなところですか？</h2>
小倉：人口が少ないから交通量も少ないところです。素晴らしい景色がひとりじめ出来ます（笑）ペーパードライバーの方でも、あまり不安を感じずに運転することができますよ。
<img class="alignnone wp-image-6215 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/e301dd76-6.jpeg" alt="山間でテントを張り、アウトドアを楽しむ息子さん達の様子" width="450" height="253" />
どこまでも走るさくらさん。
<h2>奥出雲町のおすすめスポットは？</h2>
小倉：三成遊園地がおすすめです。自然の中で子どもを思いっきり遊ばせてあげられます。それから船通山。船通山は子どもでも登りやすいですよ。
<img class="alignnone wp-image-6216 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/8cb0e7bc-7.jpeg" alt="競技用の自転車で夕日を背に走る小倉さくらさん" width="450" height="253" />
三成遊園地の長いローラー滑り台は、子どもたちに大人気！
<img class="alignnone wp-image-6218 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/09/d425ad44-8.jpeg" alt="三成遊園地の長いローラー滑り台は、子どもたちに大人気！" width="450" height="450" />
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奥出雲町は子育て支援が充実していますので、お子さんをお持ちの方は、このサイト<a href="https://kosodate-okuizumo.mchh.jp/">https://kosodate-okuizumo.mchh.jp/ </a>もご参考になさってください♪
出典: <a href="https://deep-town-okuizumo.jp/topics/6698" target="_blank" rel="noopener noreferrer">奥出雲町の大自然の中で、のびのびと子育てを。</a>
* ワープシティ編集部が、記事の内容を一部編集しております。

奥出雲町出身の小倉さくらさんは、大学卒業後教員をしていましたが、転勤族の夫と結婚し専業主婦に。県内を4回引っ越し、6年後に離婚。仕事をしながら子育てをする大変さから、平成26年（2014年）に奥出雲町にUターンしました。去年再婚し、現在は好きなスポーツを続けながら、大自然の中でアクティブに3人の子育てをしています。

出身地：島根県奥出雲町、現住所：島根県奥出雲町

小倉　 さくら

奥出雲町の大自然の中で、のびのびと子育てを

<img class="alignnone" src="https://www.city.fukushima.fukushima.jp/shared/templates/ijyuu/img2/kondo4.jpg" alt="「食堂ヒトト」で料理する近藤仁美さん" width="450" height="545" border="0" />
<h2>食堂ヒトトとの出会いを教えてください</h2>
近藤 仁美さん（以下、近藤）：前職である東京のオーガニックレストランで、フランス料理の勉強をする中、「日本人として生まれて料理をしていて、米がちゃんと炊けない、味噌汁がちゃんと作れない調理師ってどうなんだろう」と疑問を持ち始めたのです。
移住前は東京のオーガニックレストランで、フランス料理の勉強をしていました。職場でのオーナー同士が知り合いだったご縁で、「食堂ヒトト」と出会い、食事をしに何度かお店を訪問しました。
スタッフとフィーリングの確認や、一週間の研修に参加するうちに、自分が進むべき場所はここだと確信しました。当時のヒトトのオーナー夫妻に、考え方や生き方など刺激を受けていましたね。オーナー夫妻をはじめ、身近で大切な人達も背中を押してくれ、食堂ヒトトに就職するため、2020年4月に福島市に移住しました。
<h2>食堂ヒトトの魅力を教えてください</h2>
近藤：ヒトトのご飯は一見シンプルです。でもとてもこだわりがあります。たくさんの理論に基づいた調理方法と五感を使って、日々野菜と向き合っています。食べた後に細胞が喜んで力が湧いてくるような、そんな料理なんです。
ご飯の炊き方も季節や環境に合わせて変えていて、お味噌や調味料にもこだわっています。食の基本となるようなご飯とお味噌汁をしっかり作っているから、きちんと学びたいと思っています。
ほとんどの野菜は、取れたてをすぐに調理しているので贅沢です。お塩だけでおいしく食べられることもあるくらいです。それも、農家さん達が苦労と努力を重ねて、愛情持って育てているからこそ。東京ではなかなか感じられませんでした。
<h2>移住の決断に不安はありませんでしたか？</h2>
近藤：東京にいたときの方が不安でした。「東京はこの先どうなるんだろうか」とばかり考えていました。地元に大きな商業施設が出来て、個人店がなくなり商店街の人が減るという移り変わる状況に、寂しさも感じていました。
良い面ももちろんあるけど、ずっとここにいるのかな。別にここじゃなくても良いんじゃないかなって。街がこうなればと願うより、自分で動いた方が確実に早いと思いました。
<h2>何かイメージできるものがあったのですか？</h2>
近藤：幼い頃から、実家にある農業についての本を目にしていました。頭の中に、山形県米沢市の祖父が畑を耕す生活があり、「いずれは東京から離れて自分で育てた野菜で料理をしたい」というイメージがありました。
だから、移住に対しての不安は全くありませんでした。正直に言うと、震災後から３年ほどは、福島には怖いイメージがあって…なるべく近づかないようにとは思っていました。
東京にいるとあんなに大きなことでも忘れてしまうけど、でも、実際に現地に来てみると、みんな現実をしっかり見て向き合ってるんだなって感じました。
また、地元住民の食に対する意識や原発への考え方にも感銘を受けました。東京では、やる気のアピール次第で認めてもらえるところがありましたが、福島の人はみんな謙虚です。強く押しすぎるとひいちゃう。謙虚でピュアな方々ばかりです。
<img class="alignnone" src="https://www.city.fukushima.fukushima.jp/shared/templates/ijyuu/img2/kondo5.jpg" alt="休日は「食堂ヒトト」の仲間とヨガを楽しむ" width="1020" height="530" border="0" />
<h2>移住後のお住まいでの生活はいかがですか？</h2>
近藤：家は賃貸の民家を探しました。平屋で気に入っています。最初はシャワーがありませんでしたが、古いものに憧れがあったのでなくてもいいやと思っていました。
でも結局ご厚意で取り付けていただきました。今はシャワーがあって良かったと思います。やっぱりあると便利です。休日は、小さな庭でハーブを育てたり、年代物のインテリアを探したり、お店の仲間とヨガをして福島生活を満喫しています。
<h2>福島市ならではの魅力はありますか？</h2>
近藤：もちろん、直売所で手にする地元の食材を使った料理も欠かしません。福島市に来た最初の2週間は、新型コロナウイルス対策で自宅待機していましたが、4月は山菜と野草のシーズン。
近所の山でタラノメ、コゴミ、ワラビ…河原だとヨモギやつくしとか、ずっと摘んでいました。どれもすごくおいしくて少し食べるだけでもサプリメントのような効果を実感します。自然豊かで水も綺麗な福島ならではですよね。みんなで山でコーヒーをよく飲むのですが、そういう日常が素敵だと思います。
今では福島の広い空と素敵な山が大好きになりました。東京で働いている母もアウトドア好きなので、退職したらいずれは祖父が老後を過ごした米沢に行きたいと言っています。福島のイメージは米沢の近場というイメージしかありませんでしたが、雪のことも考えると福島市は理想的な場所かもしれないですね。
<h2>今後の目標を教えてください</h2>
近藤：自分で作物を育てたいです。料理と畑が一緒になっている生活は、今も昔も変わらない私の夢です。野菜は本当においしいので福島の豊かさを身近に感じ、食べたいものを自分で育ててみたいと思います。
<img class="alignnone" src="https://www.city.fukushima.fukushima.jp/shared/templates/ijyuu/img2/kondo6.jpg" alt="今後の目標は自分で作物を育ててみたいという近藤仁美さん" width="450" height="530" border="0" />
<h2>移住を考えている方へメッセージをお願いします</h2>
近藤：移住を難しく考えなくて良いと思います。気軽というともしかしたら失礼な言葉かもしれませんが、その土地を知るには住んでみるのが一番！惹かれた土地があれば住んでみたら良いいと思います。
<img class="alignnone" src="https://www.city.fukushima.fukushima.jp/shared/templates/ijyuu/img2/kondo7.jpg" alt="福岡の美しい夕日を眺める近藤仁美さん" width="1020" height="560" border="0" />
<img class="alignnone" src="https://www.city.fukushima.fukushima.jp/shared/templates/ijyuu/img2/kondo2.png" alt="近藤仁美さんからのメッセージ「ちょっとでも”したい”気持ちがあればしてみたほうがいい！！」" width="1200" height="242" border="0" />
<img class="alignnone" src="https://www.city.fukushima.fukushima.jp/shared/templates/ijyuu/img2/kondo8.jpg" alt="国内外から買い付けた古い家具が並ぶお店「 biji 」" width="486" height="347" border="0" />
<h2>福島でのお気に入りは...</h2>
「 biji 」<a href="https://www.biji-web.com/" target="blank" rel="noopener">公式サイトはこちら</a>
<img class="alignnone" src="https://www.city.fukushima.fukushima.jp/shared/templates/ijyuu/img2/kondo9.jpg" alt="「食堂ヒトト」の店内の様子" width="486" height="347" border="0" />
出典: <a href="https://www.city.fukushima.fukushima.jp/ijyuu/voice/03.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">空も山もお気に入り</a>

お洒落なお店が立ち並ぶ県庁通り。その中でも一際目を引く「ニューヤブウチビル」の3階。「福島の台所」というコンセプトで、2016年に東京・吉祥寺からはるばる移転オープンしたのが「食堂ヒトト」です。農家さんとお客様の台所をつなぐ役割として、地元の素材を大切に料理し、野菜の美味しさを伝えることを目指しています。店内のどこか懐かしい雰囲気と親しみのあるスタッフ、そして体が喜ぶ食材を使った優しい味の料理は、老若男女問わず幅広い層から支持されています。「日本料理で最も重要で奥深いのは味噌汁と白米」と語る近藤仁美さんは、食堂ヒトトに就職するため、2020年4月に福島市に移住しました。そんな近藤さんに、移住の経緯や福島市の魅力についてお話を伺いました。

福島市

福島県

出身地：東京都、現住所：福島県福島市、職業：食堂ヒトト

近藤 仁美

福島の食材で、細胞が喜んで力が湧いてくるようなお料理を

<img class="alignnone wp-image-5195 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/e136d852-1.jpeg" alt="室戸の海岸線と山の様子、波打ち際に白波が立っている" width="300" height="225" />
<h2>室戸に移住して良かったことは？</h2>
村崎剛さん（以下、村崎）：室戸は伊豆の田舎町と大きな違いがないことが、暮らしやすくて良いですね。
あと漁師は自分で起きる時間も漁に出る時間も、全部自分で決められるところがいい。「どうぶつの森」のゲームを、実際にプレイしているような感じで、楽しいです！
<h2>移住してきて生活で困ったことは何かありますか？</h2>
村崎：温泉がないところはちょっと残念。金銭面では、漁業研修が終わって船の準備をしていた時に収入がなくてきつかったですね。
あと、一人暮らしで漁から帰ってくると、疲れてて料理もしたくないから、せっかく野菜をたくさんもらっても消費しきれなくて…。奥さんがいてくれたらいいのに～！と思います（笑）（花嫁募集中だそうです）
<h2>移住する前に調べておいた方がいいことはありますか？</h2>
村崎：空き家にネット回線を引いているところがほとんどないので、引っ越した時にネット回線を引くために初期費用が結構かかります。
地元の人たちと同じ収入があったとしても、人との繋がりや生活の基盤が違うので、同じじゃないですね。
<h2>移住して生活面はどう変わりましたか？</h2>
村崎：今までと時間帯が違うこと。キンメダイ漁に出てる時は、夜中に出発して昼に戻る生活スタイルでしたが、6月～12月までは「夜焚き」といって夕方5、6時～出発して朝に戻ってくるので逆転生活が結構大変です。
仕事以外では、庭で仲間とバーベキューをよくしています。最近はソロキャンプもするようになって、ダッチオーブンを買ったり、アウトドアグッズも少しずつ買いそろえて楽しんでいます！
<img class="alignnone wp-image-5197 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/d576937a-2.jpeg" alt="村崎剛さんの名前にちなみ紫に塗装した漁船" width="300" height="200" />
<img class="alignnone wp-image-5198 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/9f8abadb-3.jpeg" alt="漁船の上で作業する村崎剛さんの様子" width="300" height="200" />
<h2>移住希望者にメッセージをお願いします</h2>
村崎：移住して良かったか悪かったかは自分次第。住めば都です。だから移住先の生活を楽しむ気持ちが大切だと思います！
※後日談で、村崎さんは家はもとより、家財道具も全て処分したうえで移住されたという驚きの話を聞きました。知ってる人がいるという安心感もあったのでしょうが、退路を断つほど強い決心と、行けばどうにかなるだろうという楽観的な部分が、自分の人生を楽しんでいる感じですね。
漁船も他の人たちとは違い、名前の「ムラサキ」にちなんで紫色に塗っていて遠目からもすぐにわかります。地元の人たちともしっかりと関係を築いていかれているようで、インタビュー中も通りかかる人たちに次々と声をかけられていました。あとは村崎さんと共に人生を歩んでくれる人が現れれば…。
花嫁絶賛募集中です、よろしくお願いします！！
出典: <a href="https://inakagurashi.kochi.jp/voices/murasaki" target="_blank" rel="noopener noreferrer">漁師はリアルなどうぶつの森！</a>

静岡県出身の村崎剛さんは、2017年に室戸へ移住し今年で4年目となりました。漁業後継者の育成に力を入れている高知県の支援事業を利用し、キンメダイ手釣り漁業の漁師として活躍中。村崎さんは以前、ダイビングサービス業を営み、その後サラリーマン生活を送っていました。ある時送られてきた「年金定期便」を見て、老後を考えた暮らし方を見直し、移住も視野に入れて自営業に戻ろうと考え始めたそうです。海外での仕事経験から、移住には全く抵抗がなかったため、すぐに行動に移すことができたそうです。室戸に移住を決めた大きな理由は、知り合いがいたこと、慣れ親しんだ伊豆半島と風土が似ていて西も東もダイビングのアクセスがしやすそうだったことなどがあったそうです。

室戸市

高知県

出身地：静岡県、現住所：高知県室戸市、職業：キンメダイ手釣り漁業の漁師

村崎 剛

漁師はまるで、現実世界のどうぶつの森！

<img class="alignnone" src="https://rishirifujikurashi.jp/wp-content/uploads/2021/02/interview03_01.jpg" alt="キャンプ場「ゆ～に」の管理人をしながら、キッチンカーを運営してしている澤田知仁さん" width="836" height="626" />
<h2>移住のきっかけは？</h2>
澤田知仁さん（以下、澤田）：空港での仕事を辞めたあと、旅行で利尻に来たのが“最初のきっかけ”です。海外旅行の後も、島のホテルでリゾートバイトとして働いていて、そのまま住みたくなり、「地域おこし協力隊」の仕事に応募しました。
<h3>現在のお仕事は？</h3>
澤田：利尻富士温泉の近くにあるキャンプ場「ゆ～に」の管理人をしながら、キッチンカーを運営してしています。キッチンカーでは、島で獲れたホタテなどの海産物や、飲み物の販売をしています。外国人のお客様からは、「登山後に飲むビールは美味しい！」と言っていただいています。キャンプ客や、登山客のお客様が多いですね。
<img class="alignnone" src="https://rishirifujikurashi.jp/wp-content/uploads/2021/02/interview03_02-1024x678.jpg" alt="島で獲れる海産物、飲み物を販売しているキッチンカーに乗る澤田知仁さん" width="1024" height="678" />
キャンプ場「ゆ～に」 
<a href="https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1133.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1133.htm</a>
利尻富士温泉 
<a href="https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1204.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1204.htm</a>
<h2>新規事業を起こしたきっかけは？</h2>
澤田：「地域おこし協力隊」の活動では“観光”に携わっていたのですが、その中で、“キャンプ場のお手伝い”をすることがありました。登山客やキャンプ場の利用客と話すうちに、「登山が終わった後に昼食を食べられるお店がない」という声が多いことに気づきました。
それならば自分で作ろうと思い、開業コストを抑えられる「キッチンカー」にしようと思いました。
<h2>移住して困ったことはありましたか？</h2>
澤田：「地域おこし協力隊」の任期中に子どもが産まれたのですが、稚内（わっかない）の病院まで行かなくてはならず、医療については少し手間がかかるところがあります。「子育て支援制度」については、“祝い金”もあり、充実していると思います。
夏場は自然の中で遊べるところもたくさんありますし、子育てしやすいと場所だと思いますね。強いていえば、冬場に室内で遊べる施設がもっとあれば嬉しいです。
<a href="https://rishirifujikurashi.jp/system/">利尻富士町の支援金・補助金一覧</a>
<h2>島での生活について教えて下さい</h2>
澤田：島の生活では、“オンとオフ”がはっきりしていると感じます。観光シーズンの春から夏は漁も盛んだし、観光客も多く稼ぎ時なので、人の動きも活発になります。一方、冬は寒さに耐える時期なので、来年に向けての計画を立てたり、事務作業などが多くなります。
<h3>利尻富士町のお勧めを教えてください</h3>
澤田：島で獲れるホタテは旨味が強くて美味しいですね。あとは「たちかま」というタラの白子でできたかまぼこも好きです。僕のお店でも出しているのですが、観光客の方たちも「珍しい！」と興味を持ってくれます。
あと、「さとう食堂」のラーメンは二日酔いの体に染み渡る美味しさです(笑)。「川一」の味噌ラーメンと「丸善」のチャーシュー麺もおいしいですよ！
<h2>今後、やりたいことは？</h2>
澤田：島民の方にとって、魚は「買う」ものではなく、「もらって食べる」ものなので、島の魚を買える場所があまりありません。キャンプ客の方からも「魚はどこで買えますか？」よく聞かれるのですが……。
島の食べ物を買って、自分で調理できるようになったら良いなと思います。
<h2>今後利尻富士町に移住を検討している方へメッセージをお願いします</h2>
澤田：これから利尻富士町へ移住を考える方はまず「観光」で来てみてください！アウトドアが好きな人なら、利尻島は移住先としておススメです。山に登れて釣りもできて、自転車に乗りながら景色を楽しめる「サイクリングロード」もあります。
春には山菜採り、秋にはきのこ狩りと、自然のなかで楽しめることがたくさんあります。こんないい場所、そうそうないですね！島の風土もありますが、都会のような殺伐とした雰囲気もなく、寛容さも魅力だと思います。
利尻島への移住を考える方は、まずは島に一度足を運んでみてください。きっと島の魅力を感じられますよ。
出典: <a href="https://rishirifujikurashi.jp/article/354/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">山も登れて、釣りもできて、自転車も乗れて、山菜やきのこもとれる。 アウトドア好きにはこんないい場所ないですよ。</a>

2019年3月まで「地域おこし協力隊」として活動し、現在はキャンプ場「ゆ～に」の管理と、キッチンカーを営む澤田知仁（37）さん。空港で働いたり、日本中を巡ったり、ワーキングホリデーを利用しながら、海外を4年かけて旅をするなど“根っからの旅好き”という澤田さんが、定住の土地に選んだのが、利尻富士町でした。そんな澤田さんに「移住をした経緯」や「利尻富士町での生活」について、お話を伺いました。

利尻富士町

北海道

出身地：青森県青森市、現住所：北海道利尻富士町、キャンプ場「ゆ～に」管理人。

澤田 知仁

根っからの旅好きが利尻富士町に定住した理由

<img class="alignnone wp-image-21861 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/c2e6d468-3-2.jpg" alt="移住について語る佐藤義高さん" width="768" height="512" />
<img class="alignnone wp-image-21862 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/ec5d8a3f-3-4.jpg" alt="佐藤義高さんが経営する「ペンションランドスケープふらの」の客室" width="768" height="528" />
<h2>移住のきっかけを教えてください。</h2>
佐藤義高さん（以下、佐藤）：大学卒業後、仙台の環境調査会社に就職し2年間勤務しました。退職を機に趣味のオートバイで北海道を巡る旅をしていると、富良野のキャンプ場で偶然にも以前の職場で同僚だった地元の知人に出会いました。
その人がきっかけで2001年に富良野市への移住が決まり、体験観光などを行っている市内のアウトドア会社に就職。7年間後に退職し、以前から興味のあったペンションの経営をはじめるために、2009年に上富良野町へ移住しました。
<h2>地元の方との交流についてはいかがですか？</h2>
佐藤：上富良野町は富良野より山を近くでみることができるのが魅力で、北海道らしさを感じられる場所です。気候は雪も多いですが寒さが厳しいことが一番大変。
また、住んでいる地区は町から少し離れており、田舎で移住する前は地域に溶け込めるか不安がありました。ですが、地域の人から「町内会に入りませんか？」とお声をかけていただき好意的に受け入れてもらえました。
上富良野の人はフレンドリーなイメージですね。
<img class="alignnone wp-image-21863 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/4909ef71-3-3.jpg" alt="インタビューを受ける佐藤義高さん" width="768" height="512" /> 
<img class="alignnone wp-image-21864 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/e6225d54-3-6.jpg" alt="「ペンションランドスケープふらの」で提供されるオーブン料理" width="768" height="498" />
<h2> 
移住して感じたことはありますか？</h2>
佐藤：妻と小学生の息子と暮らしていますが、普段の暮らしの中で不便を感じることはありません。上富良野町には一通りの物が揃っており、小さくてもスーパーや銀行などがあり町内で全てまかなうことができます。
大きな物を買ったりする場合は、車で約1時間で行ける旭川などで買い物ができるので、ほどよい便利さで、自然も溢れているところが上富良野町の良いところです。
 
<img class="alignnone wp-image-21865 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/28639ada-3-5.jpg" alt="高橋義高さんのご自宅外観" width="768" height="512" />
<h2> 
上富良野町の魅力を教えてください。</h2>
佐藤：上富良野町は四季がはっきりしていることが魅力です。北海道らしいはっきりとした四季の景色や気候を感じることができ、春はエゾヤマザクラ、夏には夏の暑さを体感できラベンダー畑も美しいです。
秋には十勝岳の紅葉が色づき、上富良野町は山が近くにあるので、登山をする人は手軽にアクセスできる地域であるのが魅力的です。冬は真っ白な景色や冬ならではの遊びも盛りだくさんですよ。 
 

<div id="attachment-21866" class="wp-caption alignnone">
<img class="alignnone wp-image-21866 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/17d707d8-3-7.jpg" alt="佐藤義高さんのご自宅とペンション、上富良野の自然" width="768" height="436" />
</div>
<h2> 
移住を検討されている方へメッセージをお願いします。</h2>
佐藤：仕事柄、移住の相談を受けることも多いのですが、移住を希望する人は仕事のことより北海道の冬の大変さを心配しています。仕事はある程度、移住を決意した段階で覚悟を決めていますが、冬の生活に不安を持っている人が多いですね。
冬期間の車の運転や除雪など生活に対する不安はあると思いますが、住めば都！体験移住などで一度上富良野で生活をしてみてください。
&nbsp;
出典: <a href="https://kamifulife.jp/interview/741/">https://kamifulife.jp/interview/741/</a>

佐藤義高さんは趣味のオートバイで北海道を巡る旅の際、富良野で暮らす知人に出会ったことから移住を決意されました。2001年に宮城県仙台市から富良野市に移住し、7年間アウトドア会社に勤務後、2009年に北海道上富良野町へ移住します。現在は奥様と小学生の息子さんと3人で暮らしながら「ペンションランドスケープふらの」を経営しています。自然豊かな上富良野町での暮らしに満足しているという佐藤さんに、お話を伺いました。

上富良野町

前住所：北海道富良野市、現住所：北海道上富良野町、職業：「ペンションランドスケープふらの」オーナー

佐藤 義高

北海道上富良野に移住して、憧れのペンション経営を実現

<h2>リモートワークの導入を機に移住を決意</h2>
北海道で生まれ育った村田陽二さんは、大学卒業後、友人からの起業の声掛けを機に上京。IT企業の営業を始め、複数のベンチャー企業の役員を経たのち、2019年1月に起業し、品川区にオフィスを構えた。
順風満帆なキャリアを築いてきた村田さんが、なぜ、移住を考えるに至ったのだろうか。
「妻は島根県出身で、夫婦共にアウトドアが好きということもあり、元々、『いつかは移住したいね』と話していたんです。35歳になり、“ずっと企業のためにがむしゃらに働いてきたけど、今後は、もっと自分の好きなように生きてもいいのではないか”と悩み始め、2018年に会社員を辞めて、フリーランスになりました」
5年以内の移住の実現を目指し、今後の方向性をご夫婦で話し合っていた矢先、コロナ禍に突入する。
「移住を実現する上で、クリアしなければならなかった課題は、“仕事をどうするか”ということでした。その課題も、2020年の春にリモートワークに切り替わったことにより解決し、計画していたよりも早く、移住を実行することができました」
働き方改革が推進されていたものの、今ひとつ伸び悩んでいたリモートワーク。しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、2020年4月に緊急事態宣言が発令されたことを受け、東京都の約半数の企業がリモートワークを導入。一時は70%まで導入率が上がった。リモートワークの定着により、「働き方の選択肢」が増え、若者を中心に、地方移住の流れが加速している。
<h3>決め手は立地と物件</h3>
移住に向けて本格的に動き出した村田さんご夫妻。「空き家バンク」を始め、「SUUMO（スーモ）」「HOME’S（ホームズ）」などの不動産ポータルサイトを駆使しながら情報収集に当たったというが、いすみ市を移住先に据える“決め手”はどこにあったのだろうか。
「リモートワークになったとはいえ、東京での仕事も持っていたので、条件は、“東京に通える距離”でした。それに加え、海、山、川もある。“いすみ市は最適だな”、と。何よりの決め手となったのは、『物件』ですね。本当は、色々な地域を周りながら、たくさんの物件を見ようと思っていたんですけど、『ここがいい！』と直感的に思ったので、即決しました（笑）。
元々古民家に憧れがあり、茅葺き屋根のこの物件は、本当に理想だったんです」
<div id="attachment-15779" class="wp-caption alignnone">
<img class="alignnone wp-image-15779 size-large" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/8a3dd614-20210722_131439724_ios-2-1024x768.jpg" alt="" width="1024" height="768" />
まさに理想を体現したような物件だったという、築100年の古民家
</div>
<h2>「住みたい田舎ランキング」6年連続首位</h2>
千葉県東部沿岸地帯のほぼ中央に位置し、房総半島の東方沿岸を流れる暖流（黒潮）の影響で、年間を通して暖かく、非常に暮らしやすいまちである、いすみ市。
宝島社発行『田舎暮らしの本』が毎年発表している、2022年1月に「住みたい田舎ランキング」をもって、『6年連続で首都圏エリア1位』を獲得した。「子育て世代」「シニア世代」「若者世代・単身者」で首位を獲得しており、その人気は世代を超える。
マリンスポーツに適した海、季節の移ろいを身近に感じられる里山、のどかな田園風景に恵まれながらも、JR特急わかしお号を利用すれば、最寄駅である「大原駅」から「東京駅」まで、およそ70分でアクセスが可能だ。
「豊かな自然」と「都会へのアクセスの良さ」を同時に持ち合わせていることも、いすみ市の人気の秘訣であろう。
また、子育て支援の充実化の一環として、中学生までの医療費助成を高校生（18歳の3月末まで）までに拡大。医療費の自己負担額は通院1回、入院1日につき300円だというのだから、子育て世代からの熱視線を集めていることにも納得だ。（詳しい要件は、いすみ市HP「子ども医療費助成制度」を確認のこと）
<h3>念願の移住</h3>
村田さんご夫妻がいすみ市への移住を果たしたのは、2021年2月のこと。いすみ市の「移住相談課」にコンタクトを取り、支援制度等を確認した上での移住だったというが、実際に利用した支援制度や補助金について尋ねると、「それが、一切受け取っていないんです」。と、意外な答えが返ってきた。
「東京からの移住者なので、2021年の4月1日以降に移住すれば、『移住支援金』をもらえることはわかっていました。でも、『もう引っ越しちゃえ！』ってなって（笑）。それは今でも、少しだけ後悔してます（笑）」
いかにして理想的な物件に出会い、はやる気持ちを抑えられないほど期待感に満ちた移住であったかが、このエピソードからも窺える。
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<div id="attachment-15774" class="wp-caption alignnone">
<img class="alignnone wp-image-15774 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/f6a621e5-20210912_095735784_ios-1-scaled.jpg" alt="" width="1920" height="2560" />
村田さん自作のバーカウンター
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<h3>憧れの古民家に移住</h3>
移住後、山中を放浪していた2匹の猫「タロ」「ヨル」を家族に迎え入れ、築100年の古民家で、「2人＋2匹生活」を満喫しているという村田さん。
月1組から2組はゲストが訪れるというこだわりの邸宅は、バーカウンターを始め、キッチンカウンター、テレビ台、スピーカースタンド、玄関の上がり框（かまち）まで自作したというのだから、驚きだ。今後も、60平米ほどある物置を事務所兼サウナに改装し、仕事部屋を客室にすることを構想中なのだとか。
古民家での暮らしを存分に満喫している様子の村田さんだが、想定外な問題にも直面したという。
「1500平米もある広い土地なので、雑草が伸びるスピードがえげつないんです（笑）。前のオーナーが置いていってくれた、3台の芝刈り機があるのでなんとかなっていますが、夏の時期に3,4時間かけて芝刈りをしないといけないというのは、ある意味想定外でした（笑）。あとは、古民家って構造上隙間だらけなので、夏は涼しいんですけど、冬は寒い。冬が寒いのは想定内だったけど、想像以上でしたね。今後、薪ストーブもDIYで設置予定です」
これも田舎暮らしの「リアル」だ。
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<img class="alignnone wp-image-15783 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/08521f0d-20210613_024719004_ios-2-scaled.jpg" alt="" width="1920" height="2560" />
広大な庭の手入れには、3台の芝刈り機が大活躍
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<h3>「挨拶」から縮まった距離</h3>
移住決定後、知り合いを介して、いすみ市の“先輩移住者”とのコミュニティを築くことができたというが、それでも、（コミュニティ外の）地域の方との“人間関係構築”には、懸念もあったという。
「こればかりは実際に暮らしてみないとわかりませんが、幸い、取り越し苦労に終わりました。引っ越しした時の挨拶回りはもちろんのこと、ご近所散歩で顔を合わせた時に『こんにちは！』と話しかけたり、そういう日常の“挨拶”から広がっていきました。
今日も家の前にトラックが止まって、何かと思ったら、『わらびとれたよ』って（笑）。まるでサブスクモデルみたいに、勝手に筍とか届くんですよ（笑）。めちゃくちゃいい人たちばかりです」
他にも、猟友会の方から“一頭丸ごと”お裾分けされた猪をご自身で捌いたという、驚きのエピソードを披露するなど、「いすみ暮らし」を心から楽しんでいる様子の村田さん。
「地域の方達から距離を縮めてくれた」
こう彼は語るが、臆せず自然体で地域に溶け込もうとする振る舞いが、地域の人々の“心”を自然と開かせたのではないだろうか。 
 

<h2>“密度の濃い心地良い忙しさ”を愉しむ</h2>
移住の前後で、暮らしに変化はあったのだろうか。一日のスケジュールについて尋ねると、「ガラッと変わりました」。と、張りのある声が返ってきた。そして、こう続けた。
「東京にいた頃は、（コロナ前は）朝会社に行って、夜帰ってきて、酒飲んで、寝る。大体がそんな生活でした。今は、朝起きて、畑の水やりをして、ミーティングが早く終わった時は雑草を取ったり、また畑に行ったり。（自宅から）車で10分くらいのところに漁港があるので、仕事終わりにサッと行って、おにぎりを食べながら2時間くらい釣りをして、自宅で捌いて食卓に出す。こんな生活が今のルーティンになっています」
四六時中仕事のことを考え、ワーカホリックに陥っていたという東京での生活から一転、畑仕事、釣り、DIYという趣味と出会い、“密度の濃い時間”を送っているという村田さん。
「（生活することにおいては）むしろ忙しくなったのに、都会に比べ、穏やかな時間が流れているので、それさえも心地良いです」。
ハードワーカーだった奥様も近々退職を予定しており、ようやく時間に余裕ができるのだとか。「ハーブガーデン作りや籠作りに挑戦したい」と話している奥様と共に、“心地よい忙しさ”をいすみ市で紡いでいくことであろう。
<h3>ワークライフインテグレーションを実現</h3>
現在、ITコンサルティング会社「faag（ファーグ）」の代表を務める村田さん。フリーランスになって以降、コンサルティングという形で企業の仕事を委託されていたというが、業務範囲の拡大に伴い、人員増員の必要が出てきたことが“起業のきっかけ”になったのだとか。
居住地条件を設けていない「faag」では、現在、在籍する10名の社員全てがリモートワークを利用しており、ワーケーション（ワーク＋バケーション）や副業も可能だ。滞りなく業務が遂行されてさえいれば、基本的に何の制約もないというが、それほど自由度の高い社風で、統率は取れるのだろうか。
「みんな真面目なので、自分の仕事をしっかりこなしてくれています。逆に、真面目すぎて有給を使ってくれないくらいなので、“しっかり休んでほしい”という意思表示のため、3日以上有給を取れば1日につき1万円を支給する制度を作ったくらいなんです」。
昨今、「仕事」と「家庭生活」の双方が相乗する存在となり、“公”と“私”が高め合うことを目的する、「ワークライフインテグレーション」が注目を集めている。その新しい概念を、代表である村田さん自らが実現していることが、社員の自立と活力を生み出す大きな一助になっているのかもしれない。
<h3>新たな挑戦</h3>
これから挑戦したいことについて尋ねると、いすみ市での実り豊かな暮らしに、更なる彩りを添えるべく、“新たな事業への挑戦”に舵を切ったことを教えてくれた。
「クラフトビール事業をスタートさせて、軌道に乗せることが今の目標です。そのために今、2軒目の古民家を色々と見ているところです。せっかくクラフトビールを作るなら、“ストーリー性”を持たせたいので、ボロボロの古民家を改装するところからYouTubeやSNSに開示していって、ちょっとずつブランドを上げて、販売にこぎつけることができたらいいですね」。 
 

<h2>今後のビジョン</h2>
5年後、10年後は、どのようなビジョンを思い描いているのだろうか。
「（会社を）誰かに譲るのか畳むのか、具体的なことはまだわかりませんが、5年後は、会社をやめていたいですね。その後は、この地域の役に立つような仕事がしたいです」
いすみ市に“定住”する心づもりはあるのだろうか。
「10年後という話だったら、正直わからないです。当初、移住先の候補として四国も考えていたので、家のリフォームを楽しみながら、別の地域で暮らしているなんてこともあるかもしれません」
今後も、ライフプランに合わせて“暮らし方”を見直す可能性があることを示唆した村田さん。その際の選択肢に、「移住」が自然と出てくることが印象的だった。ひとえに、現在の暮らしが心地良く、いすみ市への移住が「成功体験」となったからこそだと、想像する。
<img class="alignnone wp-image-15780 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/737a73ec-20211018_054332170_ios-1.jpg" alt="柿と栗" width="2560" height="1920" />
<h3>目標を持って移住しないと不便さだけが見えてくる</h3>
スムーズに事が運び、まるで移住の“モデルケース”を拝見しているかのようであるが、事前リサーチを入念にし、ご夫婦で足並みを揃え、いすみ市での暮らしを明確に思い描いての移住だったからに他ならない。そんな村田さんに、移住を検討している方に向けて、メッセージをお願いした。
「結局どこに住んでいても、生活様式そのものは変わらないと思うので、“自分で生活を組み立てる”必要があると思います。明確な目標を持っていないと、不便なところだけが見えてきます。飲食店も色々と回りたいけどお店がない、とか、映画でも見に行こうと思っても近くにない、とか。そういう面ばかりを見ると、移住はマイナスに運ぶ気がしますね」。
最後に、「いすみ市に移住して良かったですか？」と、ストレートな質問を投げかけた。
返ってきた言葉は、「はい、よかったです」。の力強い一言。
その迷いのない声色に、いすみ暮らしの「幸福感」が全て込められているような気がした。

住む場所が変わると生き方も変わる。
環境が変わると自身も変化し、人生までもが変わっていくーー。

都会の喧騒を離れて、地方で“自分らしい生き方”に憧れを抱く人は少なくないだろう。
しかし、いざ真剣に移住を考えると、移住に大きな期待を持つ反面、不安も計り知れない。

現実的に自分の思い描く理想の暮らしが実現できるのかーーー。
“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住のメリット・デメリットなどの生の声をお届けする。

第9回目の先輩移住者は、千葉県いすみ市に移住した、ITコンサルティング会社「faag（ファーグ）」代表取締役社長・村田陽二さん（39歳）。
村田さんが奥様と共に移住した場所は、千葉県南西部に位置する、いすみ市ー。

「住みたい田舎ランキング（宝島社『田舎暮らしの本』調べ）」においても、6年連続、“首都圏エリア1位”を獲得している人気のエリアだ。
「いつかは田舎暮らしを」と考えていたご夫妻が、いかにしていすみ市と“出会い”、新たなライフステージを構築する場所として、この地を“選んだ”のか。いすみ市の魅力と共に迫っていきたい。

いすみ市

千葉県

出身地：北海道帯広市、前住所：東京都、現住所：千葉県いすみ市、職業：ITコンサルティング会社「faag（ファーグ）」代表

村田 陽二

築100年の古民家をDIY！いすみ市で叶えた「田舎暮し」のリアル

<h2>長野県栄村に移住したきっかけは？</h2>
吉田理史さん（以下、吉田）：私が所属する野外教育団体「信州アウトドアプロジェクト（SOUP）」の事務所が、長野市から栄村に移転したことがきっかけです。村の人びととの交流を通じて、栄村の“自然の豊かさ”と村の人びとの“心温かさ”に惹かれ、移住を決断しました。
<h3>“心温かさ”を感じたエピソードをお聞かせください</h3>
吉田：私たちの息子はダウン症を持って生まれてきましたが、集落の人びとは、「俺たちに任せろ。集落で育てるぞ！」と、当たり前のように息子を受け入れてくれました。
また、「結婚パーティを集落内で開きたい」という思いも、集落の人びとは全面的に受け入れてくれました。集落内の神社で結婚パーティを開くことができ、郷土料理のビュッフェや獅子舞、ハーモニカ演奏などで、大いに盛り上げてくれました。
<img class="alignnone wp-image-16409 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/06/6630914a-2.jpg" alt="栄村での暮らしについて話す吉田さんご夫妻" width="1024" height="683" />
<h2>移住後はどのような活動を？</h2>
吉田：移住後は野外教育に取り組む傍ら、「SATOYAMAそだち」を立ち上げました。障がい者も含めた多くの人びとに、里山での暮らしぶりや農業の魅力を伝えるため、日々奮闘しています。
<img class="alignnone wp-image-16410 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/06/5225949f-3.jpg" alt="豊かな自然が魅力の長野県栄村小滝集落" width="1024" height="683" />
<h3>栄村での子育てはいかがですか？</h3>
吉田：栄村は都市部と比較して、ハード面での子育て環境が良いわけではありません。しかし、自然がとても豊かで、「自然」と「人」との距離が近く、季節の移ろいを肌で感じることができます。
同時に、自然の厳しさも感じることができ、たくましく心豊かな子どもを育てる環境として優れていると思います。栄村は豪雪地なので、かまくらづくり、雪遊び、スノースポーツなどを楽しむこともできますよ。
<img class="alignnone wp-image-16411 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/06/66f84409-4.jpg" alt="2人のお子さんと共に散歩を楽しむ吉田さんご夫妻" width="1024" height="683" />
<h2>移住を検討している方へ、メッセージをお願いします</h2>
吉田：栄村は、「チャレンジするほどに楽しい魅力が増える場所」で、飽きることがありません。「人」と「自然」を豊かに育ててくれるこの貴重な環境で、ぜひ暮らしてみませんか。里山と村の人びとが温かく迎えてくれますよ。
出典: <a href="https://sakae-life.com/interview/case01/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://sakae-life.com/interview/case01/</a>

栃木県出身の吉田理史（よしふみ）さんは、長野県長野市から同県栄村に事務所を移転したことを機に、栄村の「人」と「自然」の魅力に触れ、2015年4月、奥様の咲さんと共に移住をされました。移住後に障がいを持って誕生した長男・晴大（はれた）君を想い、2018年、一般社団法人「SATOYAMAそだち」をご夫婦で設立。栄村を「チャレンジするほどに楽しい魅力が増える場所」と表現する吉田さんに、お話を伺いました。【取材年月：2020年8月】

栄村

長野県

出身地：栃木県（理史さん）、静岡県（咲さん）、前住所：長野県長野市、現住所：長野県栄村、職業：「SATOYAMAそだち」代表、「信州アウトドアプロジェクト（SOUP）」設立（現在は非常勤スタッフとして勤務）


吉田 理史（よしふみ）さん ・咲

「子どもは集落の子ども」移住の決め手は栄村地元民の心温かさ

<img class="alignnone size-full wp-image-17241" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/dcd36074-5.jpg" alt="" width="1378" height="919" />
<h2>移住の理由や、地域おこし協力隊任期終了後も定住した理由について教えて下さい</h2>
石黒大介さん（以下、石黒）：観光関係で「地域おこし協力隊」の募集を行っていたことや､ 大好きな温泉街があったことが移住の後押しになりました。「十勝川温泉観光ガイドセンター」で働きながら、休日は趣味のアウトドアを楽しむ日々を2年間過ごしました。
住みやすい環境やアクティビティの充実している音更（おとふけ）町は、僕にとって最高の土地だと思ったので、定住することに決めました。
<h2>休日はどのように過ごしていますか？</h2>
石黒：休日は自転車やオートバイで観光地を巡ったり、釣りなどをしています。音更町の野菜や特産品を購入し、家族や友人に発送すると「すごく美味しい」と、いつも喜ばれます。都会に比べ、お金をかけずに豊かな食生活が送れています｡
<img class="alignnone size-full wp-image-17240" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/11/ad7d9fff-6.jpg" alt="" width="1181" height="788" />

スポーツ自転車専門店で働く石黒大介さんが「自分の趣味や強みを活かせるまちに移住したい」と思い、音更町（おとふけ・ちょう）へ移住したのは2017年のこと。川崎市にあるスポーツ自転車専門店を経て、音更町の地域おこし協力隊になりました。任期終了後も定住し、サイクリスト向け自転車サービスの開業準備を進めています。そんな石黒さんにお話を伺いました。

音更町

出身地：神奈川県、現住所：北海道音更町

石黒  大介

サイクリングやツーリング、趣味を満喫できる最高の土地です！

<img class="alignnone wp-image-15242 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/e980a099-2.jpg" alt="静かな海を背に笑顔の平石美智子さん" width="1080" height="720" />
<h2>現在のお仕事の介護福祉士になるまでのいきさつを教えていただけますか？</h2>
平石：1976年生まれ、出身は山口県岩国市です。高校を卒業してから広島のデザイン専門学校で学び、食品などのパッケージデザイナーとして印刷会社やメーカーで働きました。
30代後半までデザインの仕事に打ち込んできましたが、長時間、深夜まで働く労働環境に疲れ退職。そんなとき社会福祉士の知人が介護の仕事を推してくれました。介護福祉士の可能性ややりがいを感じ、介護の学校の門を叩きました。その後40歳で学校を卒業、広島市の回復期病院に就職し、介護福祉士としてのスタートを切りました。
<img class="alignnone wp-image-15243 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/07d92eb7-3.jpg" alt="移住のきっかけとなったご友人と笑顔の平石美智子さん" width="1080" height="720" />
<h2>介護の学校へお通いの時に出会いがあったそうですね</h2>
平石：介護専門学校で若い友人たちがいました。その中にたまたま上島町の出身者がいたんです。生名島の濱口広大さんと、岩城島の澤田美波さんです。ふたりは同級生で私とは年が離れていましたが仲が良くなり、よく交流していました。教室などでも広大くんは生まれ育った島の良さを語っていましたね。
心地よい島のコミュニティのこと、友達との繋がりなど。そんなことを聞くうちに、私も島に行ってみたいと思っていたのです。
<img class="alignnone wp-image-15244 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/d308361e-4.jpg" alt="上島町の海岸、波がキラキラしている様子" width="1080" height="720" />
<h2>ご友人との出会いが上島町への興味へとつながったのですね</h2>
平石：そんなわけで学生時代に一度、みんなで岩城島に旅行し、積善山の展望台でキャンプをすることになりました。島の中をいろいろと見て回るうちに、福祉の仕事をする上で、地域と繋がれることが羨ましいな、と思いました。
都市部の病院では、利用者さんが病院に来た時にしか診られません。しかし島では介護する側の生活圏のなかに利用者さんたちがいますから、病院以外でも目を配ることができます。
<img class="alignnone wp-image-15245 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/bbe3f0ca-5.jpg" alt="砂浜に立つ平石美智子さんの足元のアップ" width="1080" height="720" />
<h2>上島町への移住になったきっかけはありましたか？</h2>
平石：その後、広島の病院を退職した私に、濱口さんが「島に来てみたら？」と声をかけてくれました。その一言が大きな転機となりました。まず佐島のゲストハウス汐見の家にヘルパー（無報酬で働く代わりにベッドを提供してもらう）として逗留し、およそ3ヶ月を過ごしました。
さて、これからどうしよう？ と思っていた矢先に、たまたま現職場である社会福祉協議会の求人を見つけたのです。応募すると、見事に採用内定をいただきました。住む家もうまく見つかり、いまの暮らしが始まりました。
<img class="alignnone wp-image-15246 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/e7352a8e-6.jpg" alt="介護施設内でお年寄りに寄り添う平石美智子さん" width="1080" height="720" />
<img class="alignnone wp-image-15247 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/cddecbc4-7.jpg" alt="介護施設でのお年寄りたちとの時間" width="1080" height="720" />
<h2>移住後の上島町の印象はいかがでしたか？</h2>
平石：来てすぐの時は、ほかの移住者さんたちを見ていると皆やりたいことがあって、キラキラしてる。それに対して私は何がやりたいんだろう……ちょっと場違いなのかもしれない、と思ったこともありました。
そんなとき誰かが「いいことは海の向こうからやってくるよ、焦らなくていい」って言ってくれたんです（笑）。1年間ほどは何のために島にいて、働いているのか？という葛藤が常にありました。
島という小規模のコミュニティのなかにひとりで暮らし、働くことに慣れるまで、正直苦しかったですね。しかし、たまに島外に遊びに行くと、島に帰ってきたらホッとする、という不思議な感覚を感じていました。それは何か、自分でもまだよくわかりません。
生名の人はいい意味でお互いがほどよい距離をとっているように感じます。地域のしがらみもそれほどなく、どこか都会的で、開放的。それが心地いいのかもしれないですね。
<h2>社会福祉協議会での仕事についてはいかがですか？</h2>
平石：施設内で要介護者に接するのではなく、その前段階の「まだ要介護ではないけれど、近い将来に要介護者になる人たち」のサポートを地域の中で行っています。
例えば「高齢者いきいきサロン」では、公民館を使って地域のお年寄りに集まってもらい軽い運動プログラムなどを一緒に行いながら、お年寄り一人ひとりの健康状態を確認します。お年寄りの孤独解消や社会参加を目指すこうした仕事の中で、地域とつながっていられることが嬉しいですね。
<img class="alignnone wp-image-15248 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/6091cb52-9.jpg" alt="平石美智子さんが飼う猫のげんまい君" width="1080" height="720" />
<h2>一緒に暮らす同居人がいるそうですね</h2>
平石：猫のげんまいです。生名島に住み始めて数ヶ月後、もらい手のなかった彼を引き取りました。げんまいとの共同生活は私にいろいろなことを教えてくれます。
いまは社協の仕事を前向きにやりながら、猫との暮らしを楽しみたいですね。季節を感じて、しっかりと食事をして、丁寧に暮らす、そんな生活を続けていきたいです。社会に役立ちたい気持ちは強いですね。将来的には気の合う仲間と一緒に何かつくっていけたら楽しいと思います。
<img class="alignnone wp-image-15250 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/05/277b6da9-10.jpg" alt="平石美智子さんのご自宅の本棚" width="1080" height="720" />
<h2>今後の目標があれば教えてください</h2>
平石：人との関わりがあってこそ自分もある。岩登りでロープをパートナーに託して命を預けるように、信頼できる仲間と同じ時間、景色を共有しながら生きていけたらいいですね。まずは今の生活を、運命には抗わずに受け入れていきたいと思っています。
社会福祉法人 上島町社会福祉協議会　<a href="http://www.kamijima-shakyo.or.jp" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.kamijima-shakyo.or.jp</a>
出典: <a href="https://kamijima-life.jp/interview/1343/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://kamijima-life.jp/interview/1343/</a>

山口県岩国市出身の平石美智子さんは、ご友人との出会いをきっかけに愛媛県上島町へ移住しました。現在は上島町社会福祉協議会の職員として勤務されています。休日には山歩きや岩登りをするというアウトドアが好きな平石さん。猫のげんまい君と暮らす平石さんにご友人との出会いや移住について、お話を伺いました。

上島町

愛媛県

出身地：山口県岩国市、前住所：広島県、現住所：愛媛県上島町、職業：上島町社会福祉協議会職員

平石 美智子

いいことは海の向こうからやってくる、焦らなくていい

<h2>移住のきっかけは？</h2>
宮下裕貴さん（以下、宮下）：仁淀（によど）川を訪れた際、水の綺麗さと、ラフティングするのにちょうど良い“ゆったりとした川の流れ”に魅了され、移住を決意しました。
<h2>住居はどのように見つけられましたか？</h2>
宮下：「空き家バンク」で見つけました。“仁淀川流域の空き家バンク”で探し続けて2年、ようやく今の住居を見つけました。2019年に立ち上げた『有機高揚』の事業所としても活用しています。
<img class="alignnone wp-image-14260 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/04/d1c0681f-r0016902.jpg" alt="仁淀川で、SUPとカヌーを融合させ誕生した“ZAB（ザブ）”を楽しむ宮下さんと2人の友人たち" width="1150" height="863" />
<h2>越知（おち）町の魅力はどこにあると思いますか？</h2>
宮下：越知町の魅力は、とにかく「川」！仁淀川は落ち着いていて綺麗なので、アクティビティをするのに持ってこいの場所です。自分の力でお客さんを楽しませることができたら嬉しいです。川から町の中心地が近いのもメリットですね。
夏になると皆が川で遊んでいて、この川が身近にあることが“当たり前”の環境というのが不思議であり、魅力ですね。子どもと遊ぶのにもいい環境です。
<img class="alignnone wp-image-14261 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/04/6e34306b-p5235344.jpg" alt="川遊びを楽しむ宮下さんの息子さんとその様子を見守る奥様" width="1150" height="863" />
<h2>現在のお仕事について教えてください</h2>
宮下：現在はアクティビティ事業『有機高揚』を起業し、ラフティングガイドとして活動しています。大きな座布団のような形のボードに乗って楽しむ“ZAB（ザブ）”を考案し、お客さんに楽しんでもらっています。オフシーズンには、知り合いの農家さんの手伝い（お茶、生姜など）をさせてもらっています。
散歩中に近所の人から声を掛けてもらい、柑橘のお裾分けをもらうなど、地域の人との“つながり”も増えました。そういう“つながり”は、子どもの教育にもとてもいいと思っています。
<h2>移住を検討している方へメッセージをお願いします</h2>
宮下：家を探すのにとても苦労しました。色々な知り合いに聞いて回るなど、自分たちでも積極的に動きましたが、すぐには見つかりませんでした。今の場所に住む前に高知県内に住んでいたので、その時に仲良くなった人たちが情報をくれたことが大きかったです。
あせらず色々な家を見て、“風景のいい場所”を探すようにしたらいいかと思います。また、小さな集落へ入っていくので、お手伝いできることは、積極的に行うことも心がけています。
<img class="alignnone wp-image-14262 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/04/5b948d37-2.jpg" alt="緑に囲まれた自然豊かな集落をバックに散歩を楽しむ宮下さんご一家" width="1150" height="667" />
<img class="alignnone wp-image-14263 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/04/47056a88-6.jpg" alt="ラフティングを楽しむ宮下さん" width="1150" height="752" />
出典: <a href="http://www.town.ochi.kochi.jp/ijyu/voice/voice04.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.town.ochi.kochi.jp/ijyu/voice/voice04.htm</a>
HP: <a class="css-1u28w06 eeajecn0" tabindex="0" role="button" href="https://www.yukikoyo.com/about-us/" data-testid="inline-card-resolved-view">ショップ概要</a>
Youtube: <a class="css-1u28w06 eeajecn0" tabindex="0" role="button" href="https://www.youtube.com/channel/UC09UOJI9Fb_PpV7wIIEIt5w" data-testid="inline-card-resolved-view">NIYODO DOWN RIVER</a>
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長野県出身のアウトドアインストラクター・宮下裕貴さんは、2018年、お子さんの誕生をきっかけに高知県に移住されました。移住の決め手となったのは、“仁淀ブルー”という言葉がメディアでも取り上げられ、“奇跡の清流”と呼ばれている「仁淀（によど）川」。仁淀川を有する高知県内に移ったものの、川の流域の物件探しは難航しました。その後2年の時を経て、2020年、高知県越知（おち）町に移住。日本各地でラフティングガイドの経験を積んだ経験を活かし、アクティビティ事業『有機高揚（ゆうきこうよう）』を起業しました。アクティビティを通じて越知町の魅力を伝えています。

越知町

出身地：長野県伊那市、前住所：高知県内、現住所：高知県越知町、職業：アクティビティ事業「有機高揚（ゆうきこうよう）」代表

宮下 裕貴

アクティビティを通じて越知町の魅力を伝えたい

<h2>伊方町へ移住する前のことを教えてください</h2>
田中健介（以下、田中）：出身地は、兵庫県宝塚市です。小・中は野球、高校・大学はアメフト、泥まみれの体育系でした。社会人時代は、大阪市内のベンチャー企業にて、営業チーフや新規事業責任者としてビジネスの波に揉まれました。
週末になれば、友達と飲みに行ったり、旅行に行ったりと、昔からじっと出来ないタイプです。「やりたいことはやる」というスタンスで、26年間生きてきました！！
<img class="alignnone wp-image-11874 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/35662f3b-_移住体験談画像1.jpg" alt="大阪市内のベンチャー企業にて、営業チーフや新規事業責任者として勤務していた頃の田中健介さん" width="1150" height="768" />
<h2>伊方町に移住を決めたきっかけは？</h2>
田中：もともと、“独立思考”が強かったこともあり、社会人時代に、一から新規事業の立ち上げを経験しました。苦しい中でもやりがいを感じており、立ち上げた新規事業の黒字化にも成功しました。
1年が経った頃、コロナの影響で在宅勤務になったのをきっかけに、四国各地を転々と旅をしたんです。その時に出会ったのが伊方町です。
“景観”や“町並みの良さ”、何よりも“海の綺麗さ”に惚れてしまいました。考えた末、自然豊かな伊方町に移住し、独立することに決めました！
<h2>伊方町のおすすめスポットはどこですか？</h2>
田中：私がおすすめしたいスポットは、大久（おおく）海岸です。透明度が高く、海がとてもきれいに見えることが特徴です。
この海を毎日見たくて、僕はここから徒歩20秒の場所に住んでいます。すぐ近くに海水浴場があって、砂浜の長さは約1.5kmもあるんですよ。穏やかな波の音、この透明度を楽しめる毎日は、僕からしたら本当に贅沢です！
<img class="alignnone wp-image-11875 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/4efeb88c-2.jpg" alt="田中健介さんお勧めの大久（おおく）海岸。海の透明度が高い" width="1108" height="1477" />
<h2>伊方町ではどのようなお仕事をされているのですか？</h2>
田中：“フリーミッション型”という形で、地域おこし協力隊の業務を町から委託して頂きました。主に、アウトドア関連の業務を行っています。
その中で、キャンプ・グランピングの施設を造り、運営します。また、アウトドア関連のイベント企画、Barの運営なども行っております。
僕の場合、個人事業主として活動しているので、ある程度自由度も高く、会社設立に向け、事業化を進めています。また仕事の傍ら、お笑いコンビ『ファンファーレ』としての芸能活動もしております。
<img class="alignnone wp-image-11877 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/57b6c1df-5.jpg" alt="地域おこし協力隊でアウトドア関連の業務を行う田中健介さん（左）" width="750" height="563" />
<h2>伊方町への移住を検討している方へ、メッセージをお願いします</h2>
田中：伊方町に移住して約1年になりますが、今言えることは、「伊方町で良かった」ということです。仕事や人間関係など、都会から地方への移住は大きな変化があると、周りの人は言いますが、僕は“自分次第”だと思っています。
仕事に関しても、地方の方が課題が多いので、自分の“発想”と“行動次第”で、色々なことができると思っています。可能性を大いに秘めていると思いますね。
また、お昼ご飯や晩御飯を地域のお母さん方から貰うことが多いなど、人との距離も近いです。僕はこの“つながり”に心地良さを感じています。
目の前に広がる海、そして風車を毎朝見れるのは、格別に幸せです！一度、伊方町に遊びに来ていただければ、伊方町の魅力を存分にお伝えします！

兵庫県宝塚市出身の田中健介さんは、2020年11月、地域おこし協力隊として、当時の勤務地であった大阪市より愛媛県伊方町に移住をしました。四国巡りの旅の途中で、偶然出会ったという伊方町。伊方町の景観と海の美しさに惚れ込み、移住することを決意したのだとか。現在は、協力隊の“フリーミッション型”という体制で、主にアウトドア関連業務に携わっているという田中さん。伊方町での起業の目標に向け、日々奮闘中です。海を眺めながら暮らす伊方町での暮らしに格別の幸せを感じているという田中さんに、お話を伺いました。

伊方町

出身地：兵庫県宝塚市、前住所：大阪市、現住所：愛媛県伊方町、職業：地域おこし協力隊

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